2013年10月22日、OAPEN-NLが、オランダにおける単行書のオープンアクセスに関する調査の最終報告書“A project exploring Open Access monograph publishing in the Netherland Final Report”を公表しました。OAPEN-NLは、人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENの、オランダにおける共同研究プロジェクトです。
2013年10月9日、米国のPrinceton University Pressが、アインシュタイン(Albert Einstein)の論文集"The Collected Papers of Albert Einstein"のオンライン公開のためのデジタル出版プラットフォームとしてTizraを採用したことが報じられています。Princeton University Pressのウェブサイトによると、この論文集は、アインシュタインの個人コレクションに含まれる40,000以上の文書と、編集者が発見した15,000のアインシュタイン関連文書から選ばれた14,000以上の論文から成り、25巻以上のシリーズになる予定とのことです。
2013年9月30日、Jiscは、Oxford University Press (OUP) がOAPEN-UKのプロジェクトに参加したことを公表しました。OAPEN-UKは、人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENの、英国における共同研究プロジェクトで、人文・社会科学系学術論文のOAについてのエビデンス調査を進めています。
オープンアクセスの学術出版に役立つオープンソースのツールセットの開発や議論・協働の促進、様々なプロジェクトの参照点としての活動を行う“Open Access Toolset Alliance”が、2013年8月9日に誕生しました。Open Library of Humanitiesが9月27日付けの記事で紹介しています。
これは、7月1日と2日に英国図書館で開催されたカンファレンス“Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference”を受けて、参加者らがその後もオープンアクセスに関する議論を継続するために、コミュニティスペースとして立ち上げたものとのことです。