2013年6月12日に、英国の放送大学図書館は、米国のOCLC Researchと英JISCの協力を得て、MOOCsと図書館に関するイベント“MOOCs and Libraries: The Good, the Bad and the Ugly”を開催します。これは、3月18日-19日にOCLC Researchとペンシルバニア大学図書館が主催して開催した同様のイベントに触発されたものとのことです。
2012年に世界の高等教育機関で急速に注目を集め,今なお発展し続けているMOOC(Massive Open Online Course)。大規模な無料オンライン講義の総称である。オンライン教育自体は新しいものではないが,教える側には今までにないほど多数の受講生に講義を提供できる点,学生には時間的に柔軟な受講形式や無料で一流大学の教員による授業を受けられる点が魅力となり,MOOCは拡大している。高騰し続ける従来型の大学教育コストと,新たなオンライン・インターフェースの登場もその背景にある。...
2013年3月18-19日に、OCLC Researchとペンシルバニア大学図書館の主催で開催されたイベント“MOOCs and Libraries: Massive Opportunity or Overwhelming Challenge?”の講演動画、講演資料等の記録が、OCLC Researchのブログ“Hangintogether”でまとめられています。
2012年5月に発表されたオンライン教育プラットフォーム“edX”には、現在、米国のハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大学バークレー校が参加しています。そのうち、MITが提供する講義のひとつ「電子回路と電子工学」(6.002x: Circuits and Electronics)に対して、Elsevier社が教科書に指定された“Foundations of Analog and Digital Electronic Circuits”のオンライン版を無償提供すると発表されました。また、ダウンロード版及び紙書籍版については40%割引となるようです。