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米SPARCがOpen Educational Resources関連プロジェクト・ポリシーのリストを公開

米SPARCのウェブサイトでOpen Educational Resources(OER)関連プロジェクトやポリシーに関する情報を集めたページ”List of OER Projects & Policies”が公開されています。

このリストは北米の研究機関や企業、州政府等がOERの利用・作成・改善の推進に向けてどのような活動を行っているか、その事例を提供することを目的とするもので、2014年4月1日時点でカナダのブリティッシュ・コロンビア州と米国21州における事例が掲載されています。引き続きリストは更新していく予定であるとのことです。

List of OER Projects & Policies(SPARC)
http://www.sparc.arl.org/resource/list-oer-projects-policies

参考:
北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”280号を刊行:オープン教育リソース、電子書籍など
Posted 2013年5月22日
http://current.ndl.go.jp/node/23545

英JISC、Open Educational Resources(OER)ガイド集を公開
Posted 2013年3月29日

【イベント】日本学術会議、第7回情報学シンポジウム「MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ」を開催(2/26・東京)

2014年2月26日、日本学術会議情報学委員会が第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』を東京の日本学術会議講堂にて開催します。

MOOC(大規模公開オンライン講座)をはじめとする、情報通信技術(ICT)を駆使した教育の大きな流れ、その拡がりを支える学術情報基盤の高度化の必要性など、さまざまな
観点からの議論を展開するとのことです。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要とのことです。

日本学術会議 情報学委員会 第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/184-s-3-3.pdf

参考:
CA1811 - 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介 カレントアウェアネス
No.318 2013年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1811

フランス国営MOOCs、17コースが開講中

2014年1月16日から、フランス政府による、高等教育分野におけるこれらのデジタル化推進プロジェクトのポータル“France Universite Numerique: FUN”で、MOOCsのコースが開始されています。2月3日からは、新たに4コースが開始され、現在、あわせて17のコースが公開されています。

なお、25のコースについては2013年10月28日から事前登録が受付られています。

Dès le 3 février, début de 4 nouveaux cours sur la plateforme FUN :(FUN, 2014/1/30付け)
http://www.france-universite-numerique.fr/quatre-nouveaux-cours-vont-commencer-sur-la-plateforme-fun.html

ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)、edXでのMOOCsの提供結果を分析したレポートを公開

2014年1月21日、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)がedXを利用して公開したMOOCsについて分析した16のワーキングペーパーを公開したとのことです。

edXは、両校が共同で立ち上げたオンライン教育プラットフォームで、それぞれの大学の試みがHarvardXとMITxです。

公開した17のコース全体について初年度の状況をまとめたレポートが“HarvardX and MITx: The First Year of Open Online Courses, Fall 2012-Summer 2013”です。このサマリーによると、43,196名が修了の認定を受け、35,937名の登録者は半分以上のコースについて修了認定を受けられず、292,852名の登録者は、コンテンツの利用がなかったとのことでした。17のコース全体で841,687名(ユニークユーザは597,692名)の登録があったとのことです

また、コースの登録者の最も典型的な属性は大学の学部生の男性(26歳もしくはそれ以上)で、222,847名(31%)とのことです。その他の登録者の属性は、213,672名(29%)が女性、234,463名(33%)の学歴は高校かそれ以下、45,884名(6.3%)が50歳かそれ以上であったとのことです。

CA1811 - 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介

情報通信技術の発達とインターネットの普及は、時間や場所の制約なく「誰でも・どこでも」学ぶことができる学習環境を、学校や大学の枠組みを超えて提供することを可能とした。近年、大規模に受講者を募りオンライン教育を行う取り組み「MOOC(ムーク)」が普及し始めている。本稿ではMOOC誕生の背景を概観し、MOOCの事例と特徴を整理する。その上で、MOOCの普及や改善にあたって図書館が担いうる役割について解説する。...

2014年に注目すべき教育技術動向7つ(記事紹介)

Open Educational Databaseの2013年12月23日付けのブログ記事で、2014年に注目すべき教育技術に関する動向がまとめられています。取り上げられたのは以下の7つです。

1. 3Dプリンタ
2. MOOCs
3. ビッグデータ
4. デジタル教科書
5. ゲーミフィケーション
6. 反転授業
7. モバイルラーニング

記事中では概要がまとめられているほか、それぞれに対するインフォグラフィックも掲載されています。

7 Ed Tech Trends to Watch in 2014(OEDB.org、2013/12/23付け)
http://oedb.org/ilibrarian/7-ed-tech-trends-watch-2014/

オンラインコースよりも従来型の授業の方が単位修得率は高いが、そもそも多くの大学は自機関の単位修得率を把握できていない(米国・カナダ)

教育技術に関する非営利の共同団体WCETが行った大学等のオンライン教育に関する調査(”2013 Managing Online Education Survey”)が公開されています。この調査は米国およびカナダの4年制・2年制大学を対象に、2013年の春に行われたもので、225の大学から回答がありました。

調査の結果、オンラインコースと従来型の教室で受講する授業では、従来型の授業の方が平均して単位修得率が3~5%高かったことが報告されています。しかし、そもそも多くの機関は自機関の単位修得率を把握していないことも明らかになりました。オンラインコースについては55%、従来型の授業については65%といずれも過半数の機関が単位修得率を把握しておらず、報告書では「学生の単位修得率を向上させたいのであれば統計をとる必要があるだろう。測っていないものを改善するのは難しい」と指摘されています。

なお、報告書中ではその他にオンラインコースのコンテンツ作成者や遠隔受講者へのサポート状況等に関する調査結果も述べられています。

Managing Online Education Survey(WCET)
http://wcet.wiche.edu/advance/managing-online-education-survey

MOOCで良い成績をとっても就職に結びつくとは限らない? edXの場合

2013年12月16日付けのThe Chronicle of Higher Educationの記事で、MOOCプラットフォームの一つであるedXが過去に、MOOCで良い成績を収めた受講者を選び出し、企業とのマッチングを図るパイロットプロジェクトを行っていたものの、失敗に終わっていたことが報じられています。

同記事によれば、このパイロットプロジェクトはカリフォルニア大学バークレー校のコンピュータサイエンスに関するMOOCを受講していた学生の中で、好成績を修めていた者868人を対象に、GoogleやAmazon等のIT関連企業へのマッチングを図る、というものでした。868人のうちの多くは米国外で、専門職として働いている者であったとのことです。

MOOCを受講していることはより良い職を得る際に有利に働くともいわれますが、このパイロットプロジェクトでは868人中、面接にこぎつけられたのは3人のみで、就職にまで至ったものはいなかったとされています。この理由について、記事の中では企業の人事部門が採用候補者を調査する際に、従来型の大学での経験を重視することが一因ではないかと述べられています。さらに記事中では、この結果を受けて現在edXでは異なるビジネスモデルを模索していることが紹介されています。

MOOC受講者のディスカッションフォーラムにおける利用行動調査

米国プリンストン大学、ボストン大学、マイクロソフト社の研究者らにより、"Learning about social learning in MOOCs: From statistical analysis to generative model"と題する、MOOCで提供された講座における利用者行動の調査レポートが発表されました。報告書では、MOOC受講者が意見交換するフォーラムの顕著な特色として、コース期間を通してのディスカッションの減少率の高さと、コースに直接関係ない話題も多く含む、読み切れないほどのディスカッションスレッドの多さの2点をあげています。また、このディスカッションの減少率の関連要因を調査し、スレッドを分類、及び関連性をランクづけする効果的な方策を見つけたと述べています。

Learning about social learning in MOOCs: From statistical analysis to generative model (arXiv 2013/12/8)
http://arxiv.org/abs/1312.2159v1

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)等のウェブセミナー「オープンアクセスの世界における図書館員の役割」の資料等が公開

2013年10月23日に米国大学・研究図書館協会(ACRL)とACRLの出版部局であるChoice、SAGE社により開催された、ウェブセミナー“The Role of the Librarian in an Open Access World”のアーカイブが公開されています。

また、SAGE社のサイトで、同セミナーの内容への質問とその回答が公開されています。

What is the Role of the Librarian in an Open Access World
https://connect.iu.edu/p5u793qdw4f/?launcher=false&fcsContent=true&pbMode=norma

The Role of the Librarian in an Open Access World: Your questions answered(SAGE, 2013/11/20付け)
http://connection.sagepub.com/blog/2013/11/20/the-role-of-the-librarian-in-an-open-access-world-your-questions-answered/

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