同論文は仮想車両・自動運転等に関するオーストリアの研究センター“Virtual Vehicle Research GmbH”に所属する3人の著者が共著で執筆しました。著者らは、研究データのオープン化の実践について、材料科学・工学分野に焦点を当て、研究データの検索・再利用・共有の全体像を描き出すための調査を実施しました。調査のために同分野の研究者13人への深層面接法によるインタビューを行い、テキスト化・コード化されたインタビュー記録の内容分析を行っています。
2020年5月21日、英Open Universityの機関リポジトリにおいて、国・大学レベルのオープンアクセス(OA)状況調査の論文”Open Access 2007 - 2017: Country and University Level Perspective”のプレプリントが公開されました。著者は同大学のBikash Gyawali氏ら3名です。同論文は2020年8月開催のACM/IEEE Joint Conference on Digital Libraries (JCDL)に採択されています。
オーストリアでは、4月30日に新型コロナウイルス感染症拡大に関連した外出規制を緩和する連邦社会・保健・介護・消費者保護省(Bundesministeriums für Soziales, Gesundheit, Pflege und Konsumentenschutz)の省令が発令されています。5月1日の同省令発効後も、図書館は入館禁止対象の施設となっていますが、連邦芸術・文化・公共サービス・スポーツ省(Bundesministerium für Kunst, Kultur, öffentlichen Dienst und Sport)はソーシャル・ディスタンシングや衛生面の規定の順守、図書館サービスを資料の貸出返却のみに限定することを条件に、5月15日から図書館が再開できる可能性について言及しています。
2019年9月3日、オーストリア学術図書館コンソーシアム(Kooperation E-Medien Österreich : KEMÖ)は、Springer Nature社と契約中のSpringer系のジャーナルに関する“Read & Publish”契約を更新したことを発表しました。
更新後の現在の契約は2019年1月から2021年12月の3年間を契約期間とし、オーストリア国内の34の研究機関(大学・応用科学大学等)、及びオーストリア科学財団(FWF Der Wissenschaftsfonds)が参加しています。この契約によりオーストリアの研究者等は追加料金の支払いなしに1,900以上のSpringer系のジャーナルへ研究成果をオープンアクセス(OA)で出版することが可能になります。また、コンソーシアムの構成員はSpringer、Palgrave Macmillan、Adisのジャーナル2,000誌以上にアクセスすることも可能です。