図書館調査研究リポート

No.4 電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究(平成16年度調査研究)

 No.2に引き続き,電子情報環境下における我が国の科学技術情報の資源配置の全体像を明らかにし,科学技術情報の収集整備において,今後国立国会図書館が果たすべき役割及び関係機関との連携協力の方向性を明確化することを目的に実施した調査の結果をまとめたものである。
 本書では,まず1章で調査の概要を示した後,2章で学術雑誌の全国的な配置状況について,大学図書館及び国公私立の研究機関等における1980年以降 25年間の変化を調査し,その結果を報告している。3章では,国立国会図書館の遠隔複写サービス利用者を対象とした質問紙調査に基づき,遠隔複写サービスの利用にいたる情報検索経路を明らかにするとともに,配送メディア,速度,費用の3点に関する利用者の選好意識の検証,利用者層の分類を行った。4章では,関西文化学術研究都市内の研究者を対象に,学術情報の利用にかかる情報行動パターンを明らかにするとともに,関西館が関西文化学術研究都市内の諸研究機関といかに連携すべきかを論じた。 5章では,米国,英国,ドイツにおけるドキュメント・デリバリー・サービスの最近の動向をレビューするとともに,各国のドキュメント・デリバリー・サービスが目指すほう構成についての3つのモデルを紹介した。

No.3 図書館職員を対象とする研修の海外の状況調査

 図書館を取り巻く環境変化に的確に対応するために図書館員のスキルアップが急務となっており,図書館員の研修へのニーズが近年とみに高まっている。本書は,現職の図書館員に対する研修の海外の状況について行った調査の結果をまとめたものである。
 本書では,第1部として,国際図書館連盟(IFLA)における図書館情報専門職に対する研修活動について,「図書館情報専門職の継続発達,職場での学習」分科会(CPDWL)の組織,目的,活動を軸にまとめている。次に第2部として,アメリカ図書館協会(ALA)における研修活動について,研修を担当する組織,継続教育の方向性,各組織の活動などを焦点に論じている。最後に第3部として,ALA認定校における図書館員研修について,統計を用いて継続教育活動についての全体的な傾向を明らかにし,ついで特徴的活動を展開しているトロント大学などの具体的事例を紹介している。

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No.2 電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究(平成15年度調査研究)

 電子情報環境下における我が国の科学技術情報の資源配置の全体像を明らかにし,科学技術情報の収集整備において,今後国立国会図書館が果たすべき役割及び関係機関との連携協力の方向性を明確化することを目的に実施した調査の結果をまとめたものである。
 本書では,まず1章で調査の概要を示した後,2章で学術雑誌の全国的な配置状況について,大学図書館及び国公私立の研究機関等における学術雑誌の収集状況を,冊子体及び電子ジャーナルの両面から調査した資源配置調査の結果を報告している。3章では,電子ジャーナル導入のためのコンソーシアムの現状と課題について,国立大学図書館協議会など4つのコンソーシアムへのインタービュー調査の結果をまとめている。4章では,オープンアクセス型アーカイブと図書館の役割について,e-print archiveなど新たな科学技術情報流通システムの概要と図書館との関わりを整理した。

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No.1 デジタル環境下における視覚障害者等図書館サービスの海外動向

 我が国の視覚障害者等図書館サービスの参考に資するため,インターネットなどの情報通信技術の発展によって著しい変化が見られる海外の図書館及び国際機関における視覚障害者等図書館サービスの最新状況に関して,平成14年度に2件の調査を実施した。本書は,その2件の調査「デジタル環境下における欧米の視覚障害者等図書館サービスの全国的提供体制に関する調査研究」及び「視覚障害者等図書館サービスにおける国際協力活動に関する調査研究」の成果をまとめたものである。
 本書では,はじめに,欧米における事例として米国,カナダ,スウェーデンの3か国を取り上げ,それぞれの現況を(1)各国の視覚障害者等図書館サービスの全国提供体制,(2)各国主要機関における視覚障害者等図書館サービスの支援機能,(3)視覚障害者等図書館サービスへの最新技術の導入状況の3点を中心的に説明している。さらに,国際的な視覚障害者等図書館サービスの協力体制の動向として,国際図書館連盟(IFLA)盲人図書館セクションとDAISY コンソーシアムについて現況や課題をまとめた。

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