専門図書館

米国国立医学図書館(NLM)、臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書を公開

米国国立医学図書館(NLM)は、2020年1月7日付で投稿したブログ記事“Celebrating 20 Years of ClinicalTrials.gov and Looking to the Future”において、同館が管理する臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書(RFI)を公開していることを発表しました。

2020年2月29日に運用開始から20年を迎えるClinicalTrials.govは、患者やその家族、医療従事者、研究者等に幅広く臨床研究に関する情報を提供し、毎日14万5,000人以上のアクセスのある、世界最大の臨床試験やその結果に関するデータベースです。NLMは現在ClinicalTrials.govの機能改善に取り組んでいますが、ロードマップの作成にあたって、多様な情報ニーズへの対応・調整・優先順位の決定のため、臨床試験情報を提出するスポンサーや研究者・学術機関・非営利団体・支援団体・政府機関・一般市民等を含む幅広い関係者からのフィードバックを得ることが必要である、としています。

米国図書館協会(ALA)、ゲームに関するプログラム作成やコレクション構築のための年次助成金事業を開始

2020年1月2日、米国図書館協会(ALA)のGames and Gaming Round Table (GameRT)は、図書館によるゲームに関するプログラムの作成やコレクションの構築を可能とすることを目的とした年次助成事業の実施を発表しました。

500ドルの助成が1件、250ドルの助成が2件で、米国およびカナダの公共・学校・大学・専門図書館で勤務しているALAの会員に応募資格があります。

応募にあたっては、助成金を得て作成する、持続可能なゲームプログラムの計画等を説明する必要があります。

申請期間は毎年1月1日から3月1日までで、助成対象者はALAの年次大会においてGameRTが主催するイベントで発表されます。

人と防災未来センター(兵庫県)、災害や防災関連資料からなる「河田文庫」を開設

兵庫県神戸市にある「人と防災未来センター」が、2019年12月13日に「河田文庫」を開設したことが報じられています。

報道によると、河田恵昭センター長の研究資料約3,000点からなるもので、同センターの資料室内に設置されたとのことです。同文庫には、一般に入手不可能な資料も含まれており、震災後に復興計画を協議した「神戸市復興計画検討委員会」の記録や全国各地の地域防災計画などの企画書類、災害廃棄物処理を巡る議論に関する書類等もあるとのことです。

同文庫は一般公開されているとのことです。

災害関連の資料収蔵「河田文庫」 黒田裕子さん企画展も(神戸新聞, 2019/12/13)
https://www.kobe-np.co.jp/news/bousai/201912/0012958613.shtml

兵庫県点字図書館、オーディオブックを聴くための専用の聴読室を設置:大学との協力により専門書オーディオブックの作成も推進

2019年11月29日、兵庫県は、兵庫県点字図書館で整備を進めていたオーディオブックを聴くための専用の聴読室が完成したことを発表しました。

兵庫県点字図書館では、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、法律や経済分野などの専門書のオーディオブックの充実を進めており、今回完成した「個室で集中して専門書オーディオブックで学べる聴読室」は全国的にも珍しいとしています。

また、地域創生に係る包括連携協力協定に基づき、神戸大学及び関西学院大学の学生(視覚障害者を含む)と専門書オーディオブック作成に関する連携協力を行うことも発表しています。今後、法律や数式等の専門知識と校正等の作業に関し、大学の協力を得ることにより、専門書オーディオブック作成を加速するとしています。

点字図書館に「聴く読書室(聴読室)」が新たに完成しました これを機にオーディオブック(録音図書)の作成を大学と連携協力して加速します(兵庫県, 2019/11/29)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20191129_4300.html

韓国国立中央図書館(NLK)、2019年度の図書館サービス向上功労者・団体を発表

2019年11月27日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同日開催の「協力セミナー」において、2019年度の図書館サービス向上功労者・団体の授賞式(8部門)を行ないました。

公共図書館協力業務部門では、積極的な文化プログラムや利用者の利便性を考慮した情報サービスの実施が評価された公州市生涯学習課の司書や、地域代表図書館としての各館種の図書館や海外の図書館との持続的な交流や、官民学の読書文化関連団体との積極的な協力による読書振興事業の実施が評価された大田広域市のハンバッ図書館等が受賞します。

図書館革新アイデア論文・優秀事例募集部門では、専門図書館のコンテンツキュレーション・展示モデルを提案したエネルギー経済研究院の司書、青少年の文化芸術教育と地域の文化遺産を組み合わせて地域社会に寄与する図書館の役割を提案した仁川広域市永宗図書館の司書、人と空間をつなぐ大学図書館のスマートスペースを実現した成均館大学校学術情報館等が選ばれました。

図書館ビックデータ優秀活用事例・アイデア募集部門の活用事例部門では、ソウル特別市の江南区立図書館が、アイデア部門では「図書館文化プログラム情報統合プログラム」を提案したチーム等が選出されています。

JICA沖縄図書資料室と沖縄県内の公共図書館12館、SDGsをテーマに開催するおはなし会をめぐってスタンプを集める「図書館で旅する七大陸」を開催中

国際協力機構(JICA)沖縄図書資料室と沖縄県内の公共図書館12館が、2019年11月2日から2020年3月31日にかけて、SDGsをテーマに各館で開催するおはなし会をめぐってスタンプを集める「図書館で旅する七大陸」を開催しています。

スタンプ2個で特製しおり、3個で「沖縄では買えない記念品」がもらえます。

開催日程は以下の通りです。

2019年
11月2日・3日 おきなわ国際協力・交流フェスティバル(JICA沖縄)
12月7日    恩納村文化情報センター
12月15日   金武町立図書館
12月21日   豊見城市立中央図書館

2020年
1月11日    宜野座村文化センター図書館
1月11日    沖縄市立図書館
1月11日    うるま市立中央図書館
1月19日    北中城村あやかりの杜図書館
2月1日    那覇市立繁多川図書館
2月1日    宜野湾市民図書館
2月8日    那覇市立中央図書館
2月15日    那覇市立若狭図書館
2月16日    浦添市立図書館

PubMedのリニューアル版“New PubMed”が利用可能になる:基本システムとしての稼働開始は2020年春を予定

2019年11月18日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”が利用可能になったことを発表しました。New PubMedは2020年春に現行のPubMed(Legacy PubMed)に置き換わり基本システムとして稼働する予定です。

NLMはリニューアルされたNew PubMedの特徴として、レスポンシブデザインの採用、機械学習アルゴリズムの活用による関連度の高い文献の優先表示機能の向上、検索結果の絞り込み・共有・保存等の機能の実装などを挙げています。New PubMedへは現行のPubMedのトップページに表示される青いバナーをクリックすることでもアクセスが可能です。

The New PubMed is Here. NLM Tech Bull. 2019 Nov-Dec;(431):e3.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/nd19/nd19_pubmed_new.html

韓国、2019年「全国図書館運営評価」における優秀図書館を発表:最優秀賞はソウル特別市東大門区踏十里図書館等

2019年10月11日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた図書館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2019年は、2,315館が参加しました。

大統領表彰2館、国務総理表彰7館、副総理兼教育部長官表彰3館、文化体育観光部長官表彰33館、図書館委員会委員長特別賞6館が選ばれ、副賞として賞金(総額)5,850万ウォンも授与されました。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、使われていない空間を活用した住民主導の読書サークルといった地域の同好会へのコミュニケーション空間の提供・各事業に特化した情報サービスの提供・ビックデータの活用や情報疎外階層を対象としたサービスの拡大等が評価されたソウル特別市東大門区踏十里図書館と、教員・生徒が参加する読書教育プログラムの教科教育との連携・司書教諭による学校図書館を活用した読書プログラムや論文作成指導が評価された江原道の民族史観高校が選ばれました。

2019年1月施行の著作権法の一部改正に対応した「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」が公表される

国公私立大学図書館協力委員会・全国学校図書館協議会(全国SLA)・全国公共図書館協議会・専門図書館協議会・日本図書館協会(JLA)の5団体は、2018年5月に公布・2019年1月に施行された著作権法の一部改正に対応した「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」を2019年11月1日付で公表しました。

公表されたガイドラインはJLAのウェブサイトに掲載されています。また同日付で、ガイドラインに基づき視覚障害者等用資料を販売している出版社等の一覧を提供する「著作権法第37条第3項ただし書該当資料確認リスト」が、ガイドラインの別表3から切り離され、単独でJLAのウェブサイトに掲載されています。

お知らせ(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※2019/11/01欄に「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン(改定版)を掲載しました」とあります

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