学校図書館

休校中の宮崎県立日向高等学校の学校図書館と産業支援施設ひむか-Biz(日向市)が連携し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に、同館所蔵資料の貸出やレファレンスサービスを開始

宮崎県日向市の産業支援施設ひむか-Bizが、宮崎県立日向高等学校の学校図書館と連携し、2020年3月16日から、日向市しごと創生拠点において、中小企業及び一般向けに本の貸出を開始しています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公共図書館が閉館していることをうけ、同感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に実施するもので、地元紙の報道によると、休校中の同館資料の中から、ビジネス・マーケティング・SDGs関連の本や同センターがリクエストした本など合わせて100冊が用意されるとのことです。

貸出の手続きは「リブライズ」を使って行われます。

また、ひむか-Bizの利用者からのレファレンスも受け付けるとしています。

日向高校図書館×ひむか-Biz 本の貸出・レファレンス受けつけを開始!(ひむか-Biz, 2020/3/13)
https://himuka-biz.com/2020/03/13/501-2/

北海道学校図書館づくりサポートセンターがプレオープン:2020年4月15日の事業開始に向けて断熱工事費等を募るクラウドファンディングを実施中

2020年3月23日、一般社団法人北海道ブックシェアリングは、「北海道学校図書館づくりサポート事業」で準備を進めていた「北海道学校図書館づくりサポートセンター」が2020年3月16日に仮オープンし内覧会を実施中であることを発表しました。

2020年4月15日の北海道学校図書館づくりサポートセンターの事業開始に向けて、北海道ブックシェアリングは、センター2階に置かれる学校図書館の展示物などを制作する工房づくり、建物の断熱工事、案内看板の設置費用等を募るクラウドファンディングを実施しています。クラウドファンディングの目標金額は60万円で、募集期間は2020年4月22日までとなっています。

「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります!(一般社団法人北海道ブックシェアリング ブログ,2020/3/23)
https://ameblo.jp/booksharing/entry-12584184994.html

さいたま市、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための学校の臨時休業中、放課後児童クラブ・放課後デイサービスに対し、学校図書館等の学校施設を開放すると発表

2020年3月16日、さいたま市の教育委員会が、児童生徒の健康保持及び運動する機会を確保するため、3月18日から31日まで、土曜日・日曜日・祝日を含め、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休業中の市立小・中・高等・中等教育学校の校庭等を開放すると発表しました。

そのなかで、同期間中、放課後児童クラブ及び放課後デイサービスに対しても、校庭、教室、学校図書館を開放するとしています。ただし、教室と学校図書館は土曜日・日曜日・祝日は開いていません。

(令和2年3月16日記者発表)新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る臨時休業中における市立小・中・高等・中等教育学校の校庭等の開放について(さいたま市, 2020/3/17)
https://www.city.saitama.jp/006/014/008/003/008/012/p071075.html

小山市(栃木県)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための小・中・義務教育学校の臨時休業をうけ、小学校・義務教育学校前期課程の図書室等を開放

2020年3月18日、栃木県の小山市が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための小・中・義務教育学校の3月2日から24日までの臨時休業をうけ、小学校・義務教育学校前期課程の図書室等を開放していると発表しています。

3月16日は、小学校17校で図書室を開放し、502人の児童の利用があった事が報告されています。

報道によると、図書室の利用は貸出・返却のみで、部屋の換気を実施し、手洗いの徹底を求めているとのことです。

小山市 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対応状況について(小山市, 2020/3/18)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/korona/223770.html

休校中でも本好き集合 小学校の図書室開放 小山(下野新聞, 2020/3/18)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/290519

米国図書館協会(ALA)の理事会、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、図書館の閉鎖を勧告

2020年3月17日、米国図書館協会(ALA)の理事会(Executive Board)が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、図書館の閉鎖を勧告しました。

図書館職員とコミュニティを感染から保護するために、大学・公共・学校図書館の館長・理事・管理者が図書館の閉鎖を判断し、公衆衛生当局からの指示が新型コロナウイルス感染症のリスクが大幅に減ったと示すものであった時に再開館することを強く推奨するものです。

コミュティが大変な時にそこにあることに図書館は誇りを持っており、理事会にとってこの勧告を出すことは苦しいことだとするものの、図書館は、米国疾病管理予防センター(CDC)等が推奨する程度の距離を保てるように設計されておらず、この時期に開館し続けることは、コミュニティの支援になる事以上に害を及ぼす可能性があるので、図書館が感染拡大の媒介者とならないことに注力するとしています。

また、ALAでは、図書館員および図書館労働者の相互の専門職利益を促進することを目的に活動している、米国図書館協会(ALA)の関連組織・ALA連携専門職協会(ALA-APA)とともに、休館中に図書館職員が健康保険や有給休暇を取得できるよう図書館に働きかけているとしています。

韓国・文化体育観光部、地方公共団体等に対し、公共・学校図書館等での図書購入時に地域の書店を優先するよう勧告:新型コロナウイルス感染症の影響で経営難に陥っている地域書店の支援も意図

2020年3月16日、韓国・文化体育観光部が、地方公共団体や教育庁に対し、地域書店認証制の導入を検討し、所管する公共・学校図書館といった公共機関が図書を購入する際に、地域の書店を優先するよう勧告しました。

プレスリリースによると、韓国では、2014年の改正出版文化産業振興法により、公共・学校図書館といった公共機関で図書を購入する際、図書定価制を適用し、価格競争力が低い地域書店も、図書館への図書の納入に参加できるようにしたものの、清掃業者・建設業者・飲食店といった他業種が書店業務を兼ね、図書の納入市場に参加する「幽霊書店」の登場により、図書定価制を通じた地域書店の共存という趣旨が弱体化していると指摘しています。

そこで、現在11の地方公共団体では、条例、指針、公告といった形で、実店舗を運営する地域書店か否かを確認して認証する「地域書店認証制」を実施しており、同部では同取組を全国に普及させるため、地域書店認証の最低基準を提示し、各地方公共団体の実情に応じた地域書店認証制の導入を要請したものです。地域書店から図書を購入することで、新型コロナウイルス感染症の影響で経営難に陥っている地域書店の収益を改善できるとも思われるとしています。

韓国学校図書館協議会など11団体、司書教諭養成規模拡大の促進を求める声明書を教育部に提出

2020年3月9日、韓国学校図書館協議会などの団体が連携し、司書教諭養成規模拡大促進を求める声明書を教育部の教育養成研修課長宛に提出したと、韓国図書館協会(KLA)が発表しています。

提出したのは、全国教職員労働組合司書教諭委員会、全国司書教諭労働組合、全国学校図書館グループ、本を読む社会づくり国民運動/本を読む社会文化財団、学校図書館文化運動ネットワーク、学校図書館政策フォーラム、韓国図書館協会(KLA)、韓国文献情報学教授協議会、韓国司書教諭協議会、韓国司書協会、韓国学校図書館協議会の11団体です。

2018年に発効した改正学校図書館振興法及び同施行令により、学校図書館に司書教諭等を配置することが義務化されたものの、司書教諭や司書の資格を持つ人員やその養成機関が不足していることから、「1 司書教諭教職課程履修予定者の選抜割合を募集単位での入学定員の30%に拡大すること」「2 改正学校図書館振興法を特別法に準じ、教育学部・教職課程・教育学大学院の新設を希望する司書教諭養成機関のニーズを積極的に受け入れること」「3 各市・道の教育庁が改正学校図書館振興法を順守し、学校図書館に専門職員を配置できるよう、司書教諭の需要と供給や配置を積極的に管理すること」といった要請を行ったものです。

文部科学省、事務連絡「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付について(3月9日時点)」を発出:図書館の開館に関する事項もあり

文部科学省が、文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課名で、事務連絡「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付について(3月9日時点)」を発出しています。

問44に「新規」として「学校臨時休業中の図書館の開館、利用は可能なのか。」という項目があり、総合教育政策局地域学習推進課からの回答が掲載されています。

新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付につい て(3月9日時点) [PDF:41ページ]
https://www.mext.go.jp/content/202000309-mxt_kouhou01-000004520_4.pdf

「これも学習マンガだ!」実行委員会、「マンガの図書館利用に関するアンケート」の調査結果を公表

2020年2月28日、新しい世界の発見や学びにつながるマンガを選出・発表し、作品を国内外の読者に届ける事業「これも学習マンガだ!」の実行委員会は、岐阜県下の高等学校及び特別支援学校の司書を対象として実施した「マンガの図書館利用に関するアンケート」の調査結果を発表しました。

同アンケートは、「これも学習マンガだ!」事務局長・山内康裕氏が、岐阜県高等学校教育研究会図書館部会研究大会(2019年11月開催)で講演を行った際、その参加者事前課題として実施されたものです。回答者は64名でした。

調査概要では、調査対象として以下の内容が示されています。

・高校図書館ではマンガをどれくらい扱っているか
・高校図書館ではどんなマンガを扱っているか
・高校図書館ではどんなマンガが読まれているか
・マンガと図書館利用者数の関係について
・マンガと一般書利用の関係について
・マンガを教育に活かす可能性について
・高校図書館におけるマンガの有用性と課題

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