学校図書館

第23回「図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞作品が決定

2020年1月9日、公益財団法人図書館振興財団は、同財団が主催する第23回「図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞作品が決定したことを発表しました。

11万6,000点を超える応募作品の中から、入賞30作品・3団体、優良賞160作品、推奨賞299作品、佳作1,540作品が決定しています。

第23回コンクール審査結果発表!!(図書館振興財団,2020/1/9)
https://www.toshokan.or.jp/topics/?num=40

第23回 図書館を使った調べる学習コンクール 審査結果発表(図書館振興財団)
https://www.toshokan.or.jp/winner-2019/

日向市立平岩小中学校(宮崎県)で行われている図書室の夜間開室(記事紹介)

2020年1月9日付の地元紙に、宮崎県の日向市立平岩小中学校で行われている、図書室の夜間開室を紹介する記事が掲載されています。

読書活動の推進を目的に、平岩小中学校運営協議会を中心に運営されているもので、2019年11月から月2回実施で開始し、2020年1月からは毎週水曜日の18時から20時30分まで開室しているとのことです。

日向の平岩小中学校で図書室を夜間開放 週1回、読書推進を目的に(日向経済新聞, 2020/1/9)
https://hyuga.keizai.biz/headline/792/

参考:
E2072 - 小学校でナイト図書室開催:夏休みに思いきり読書をしよう!
カレントアウェアネス-E No.357 2018.11.08
https://current.ndl.go.jp/e2072

図書館流通センター(TRC)、令和元年台風第15号による図書室浸水被害を受けた茂原市立東中学校(千葉県)へ726冊の新品書籍を寄贈

2020年1月7日、千葉県の茂原市立東中学校は、図書館流通センター(TRC)から同校へ寄贈された図書の贈呈式を行ったことを発表しました。

報道によると、同校は令和元年台風第15号で校舎が被災したことで図書室に雨水が入り込む浸水被害が発生し、人気小説などの文学作品を中心に大量の蔵書を廃棄しなければならない事態となりました。茂原市教育委員会から相談を受けたTRCが、話題の新刊や廃棄図書と同じ小説等の書籍を中心に、同校へ新品書籍726冊の寄贈を行っています。同校図書室は台風第15号による被災以来閉鎖されていましたが、校舎の修理が2019年12月に完了し、今回のTRCからの寄贈により蔵書が確保されたことで再開の目途が立った、としています。

7日に行われた贈呈式では、TRCの担当者から同校の図書委員長に目録が贈呈され、寄贈への返礼として同校の吹奏楽部が打楽器五重奏を披露しました。

IFLA Journal、2019年12月号が発行

2019年12月30日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の45巻4号(2019年12月)が公開されました。

ガーナの研究者のハゲタカ出版への認識や影響に関する調査、IFLA倫理綱領とData Science Associationのデータサイエンス専門職行動綱領の比較等、ケニアの読み書きができる環境の調査、南アジアの高等教育機関におけるナレッジマネジメントの実践、タンザニアの図書館における財源を多様化するための状況の有無についての調査、気候変動に関する情報を開発途上国に伝達する障壁を改善する方法、スウェーデンの学校図書館に影響を与えた法律・政治・実践の複雑さやダイナミクス、等に関する論考が掲載されています。

Out Now: December 2019 issue of IFLA Journal(IFLA, 2019/12/30)
https://www.ifla.org/node/92742

全国学校図書館協議会(全国SLA)、「学校図書館メディア基準」改訂案への意見を募集中

全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2020年1月31日まで、「学校図書館メディア基準」改訂案への意見を募集中です。

2000年の制定後の、学習指導要領改訂、児童生徒の学習内容・学習活動の変化、近年の出版状況や新たな電子メディアの普及等をふまえ改訂されたものです。

蔵書の配分比率のうち特に小学校を大幅に見直し、また、視聴覚メディアの最低基準数を見直したり、電子メディアの数量基準数を収載したことなどが特徴であると説明されています。

お知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/sn/
※2019年12月25日欄に「学校図書館メディア基準 改訂案への意見を募集します」とあります。

学校図書館メディア基準 改訂案への意見を募集します(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/sn/post-193.html

米国図書館協会(ALA)、ゲームに関するプログラム作成やコレクション構築のための年次助成金事業を開始

2020年1月2日、米国図書館協会(ALA)のGames and Gaming Round Table (GameRT)は、図書館によるゲームに関するプログラムの作成やコレクションの構築を可能とすることを目的とした年次助成事業の実施を発表しました。

500ドルの助成が1件、250ドルの助成が2件で、米国およびカナダの公共・学校・大学・専門図書館で勤務しているALAの会員に応募資格があります。

応募にあたっては、助成金を得て作成する、持続可能なゲームプログラムの計画等を説明する必要があります。

申請期間は毎年1月1日から3月1日までで、助成対象者はALAの年次大会においてGameRTが主催するイベントで発表されます。

全国学校図書館協議会(全国SLA)、全国の小学校へ小学校高学年向けワークブック「学校図書館学びかたノート」の無料進呈を実施

2019年12月19日、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、同協議会が小学校高学年の児童向けに、学校図書館を活用した学習のしかたを学ぶためのワークブック「学校図書館学びかたノート〈小学校高学年〉」を作成し、5万冊限定で全国の小学校に無料進呈を実施することを発表しました。

同冊子は2018年に小学校中学年向けに同様の目的で作成した「学校図書館学びかたノート〈小学校中学年〉」が好評で、高学年用の冊子も欲しいというニーズに応えて作成した、と説明されています。同冊子の入手を希望する全国の小学校(義務教育学校、特別支援学校の小学校課程を含む)は、児童配付用として20冊以上10冊単位で、所定の申込書により2020年1月15日を〆切として応募することができます。

お知らせ(全国SLA)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/
※2019年12月19日欄に「小学校高学年向けワークブック「学校図書館学びかたノート」を無料で進呈します」とあります。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、職業教育機関の図書館の現状を調査した報告書を公開

2019年12月17日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、TAFE(職業教育機関)の図書館の調査報告書“ALIA TAFE library survey 2019”を公開しました。

構造や予算の変化がTAFEの図書館と図書館職員にもたらした影響を理解するために、ALIAの職業教育図書館諮問委員会(Vocational Education and Training Libraries Advisory Committee)が実施した調査です。

調査では、58%の図書館職員が、著作権の判断・教育と学習への関与・IT支援・新技術の支援などの面においてこの1年間で大きな役割の変化を感じたとしています。また、49%の職員が大きな組織再編を経験したと回答しています。

また、専門性向上のために機会の減少(52%)、閉館を経験(18%)、年間予算の減少(62%)等も指摘されています。

諮問委員会の委員長は、同調査により、サービスを持続可能とするために必要な人材や設備の投資もなく、TAFEの図書館と図書館員が、学生に必要なサービスを提供するために努力しているという厳しい現状が明らかになったとしています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2018年調査の結果を受け学校図書館への投資を教育大臣へ要望

2019年12月4日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、ダン・テハン教育大臣に対して、オーストラリアの生徒と諸外国の生徒との拡大する技能格差へ対処するための重要戦略として、学校図書館への投資を要望することを発表しました。

これは2019年12月3日に公開が発表された、OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2018年調査の結果を受けたものです。同調査で、オーストラリアの生徒は中国やシンガポール等の他国の生徒と比べて、「数学的リテラシー」「読解力」「科学的リテラシー」の得点が低いことが明らかとされています。

ALIAのCEOであるSue McKerracher氏は「PISA2018の調査結果は、生徒が知識集約型経済での成功に必要な教育を受けられるように、オーストラリアの全ての学校に学校図書館と資格のある図書館職員が求められていることを強調するものである。また、言語能力や読解力は子どもの出生時からの重要課題となるべきであることから、我々は早期の言語教育とリテラシー戦略への要望も押し進める」とコメントしています。

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