大学図書館

琉球大学附属図書館、琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ(試験版)を公開

2020年4月1日、琉球大学附属図書館は、琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ(試験版)の公開を発表しました。デジタル画像相互運用のための国際規格IIIFにも対応しています。

現行版の「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」とは別に、新たに構築されたものです。2020年4月1日現在、198点の資料を公開しており、今後は現行版からのコンテンツ移行、未公開資料の公開などコンテンツの拡充を行うとしています。

現行版は移行完了後に終了予定とあり、閉鎖予定日は2020年7月31日となっています。

琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブを試験公開しました。(琉球大学附属図書館, 2020/4/1)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=25866

米・カリフォルニア大学、学位論文・博士論文に関するオープンアクセス(OA)方針を公表

2020年3月25日、米・カリフォルニア大学は、同大学の学位論文・博士論文に関するオープンアクセス(OA)方針として、“Policy on Open Access for Theses and Dissertations”を公表しました。

新たに公開されたOA方針は、カリフォルニア大学の個々のキャンパスで実施済の方針の内容に倣った大学システム全体としての方針であり、同大学で作成された学位論文・博士論文は大学のOAリポジトリへ保存され、著者の申告したエンバーゴ期間を経てOAにより自由に利用可能になることを定めたものです。OAとなった学位論文・博士論文は同大学の機関リポジトリeScholarshipで公開されます。

今回公表されたOA方針は、2017年と2019年に大学システム全体のレビューを経て策定されています。

感染症拡大の状況下において図書館資料の衛生状態を保つ方法(記事紹介)

American Libraries誌の2020年3月27日付ブログ記事として、フリーランスの著作家であるLara Ewen氏による“How to Sanitize Collections in a Pandemic”が公開されています。

公開されたブログ記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中で、利用者・図書館職員双方の安全を保つための課題等について、専門家の様々な意見を紹介する内容です。ブログ記事ではフロリダ大学図書館の資料保存担当者であるデュラン(Fletcher Durant)氏のコメントを紹介しながら、図書館資料の衛生状態を保ち安全を確保するために、簡単・安全でコストのかからない方法は、時間をかけてウイルスを隔離することであることを指摘しています。デュラン氏は、最低24時間、できれば14日間ウイルスから隔離することが最良の消毒方法であり、全ての図書館が2020年3月17日付の米国図書館協会(ALA)の勧告に従って、閉鎖すべきであると提案しています。デュラン氏は、図書館は感染症拡大を媒介するリスクを孕んだ施設であり、そのような事態が発生した場合には利用者の健康への直接的な影響のみならず、図書館への社会的な信頼低下を招く可能性がある、とコメントしています。

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、「関西大学オープン・プラットフォーム」のベータ版を公開

2020年3月30日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、IIIFに対応した東アジア文化研究関連のデジタル化資料を統合検索できるポータルサイト「関西大学オープン・プラットフォーム」のベータ版を公開したことを発表しました。

ベータ版では、関西大学デジタルアーカイブの収録資料がまとめて検索できるほか、検索結果一覧から、そのページの書誌データをCSVまたはJSON形式でダウンロードできるようになっています。

関西大学オープン・プラットフォームを公開しました(KU-ORCAS, 2020/3/30)
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20200330

関西大学オープン・プラットフォーム
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/open_platform

九州大学附属図書館、九大コレクションに収録された「貴重資料」「蔵書印画像」「炭鉱画像」についてJPCOARスキーマ形式によるメタデータをオープン化

2020年3月27日、九州大学附属図書館は、九大コレクション「貴重資料」「蔵書印画像」「炭鉱画像」のメタデータ提供を開始したことを発表しました。

同館は、オープンサイエンスの世界的な進展に伴う、大学保有の学術情報共有を求める世界的な流れを受けて、所蔵コンテンツのメタデータをオープン化した、としています。メタデータはJPCOARスキーマ形式で提供され、CC0ライセンスをメタデータの利用条件に定めています。Webサービス等への活用のため、オープン化されたメタデータはOAI-PMHによる取得にも対応しています。また、TSV形式によるメタデータの全件ファイルをダウンロードすることもできます。

九州大学附属図書館は「貴重資料」「蔵書印画像」「炭鉱画像」以外のメタデータについても調整を進めており、今後提供範囲を拡大する予定である、としています。

メタデータの提供を開始しました(九州大学附属図書館,2020/3/27)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/32331

関西大学デジタルアーカイブがβ版から本公開に:「古文書・古記録デジタルアーカイブ」「アジアの映画関連資料アーカイブ」など約850点の資料も追加公開

2020年3月27日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、これまでβ版として公開していた関西大学デジタルアーカイブを、本公開とすることを発表しました。

あわせて、関西大学デジタルアーカイブのうち、泊園文庫デジタルアーカイブで約600点、関西大学東アジアデジタルアーカイブで約250点の資料を追加公開したことも発表しています。

関西大学東アジアデジタルアーカイブへの追加分は、3月26日に公開された「古文書・古記録デジタルアーカイブ」「アジアの映画関連資料アーカイブ」の収録資料も含んだ数字となっています。このうち、「アジアの映画関連資料アーカイブ」については、3月27日に歴史資料の翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」との連携による翻刻開始が発表されており、翻刻への参加呼びかけも行われています。

関西大学デジタルアーカイブを本公開にしました(関西大学デジタルアーカイブ, 2020/3/27)
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20200327-1

加藤周一デジタルアーカイブで手稿類が追加公開:「中華人民共和国1971」など

2020年3月30日、立命館大学の加藤周一デジタルアーカイブにおいて、同氏による手稿類「中華人民共和国1971」「〔日本文学史(中世)〕」「〔日本文学史(江戸)〕」「京都-奈良1957」「タシュケント1958」「晩香波日記」が追加公開されています。

@kato_shuichi(Twitter, 2020/3/30)
https://twitter.com/kato_shuichi/status/1244543228239437826

加藤周一文庫(立命館大学図書館)
http://www.ritsumei.ac.jp/lib/b07/020/

立命館大学図書館/加藤周一デジタルアーカイブ
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2671055100

米国化学会(ACS)の出版部門と米・マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、オープンアクセス(OA)出版等に関する契約を締結

2020年3月19日、米国化学会(ACS)は、米・マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館とオープンアクセス(OA)出版等に関する契約を締結したことを発表しました。

締結された契約に基づき、ACSの刊行する全ての学術誌において、MITの所属者が責任著者である論文は全てOAとなります。また、著者最終稿(accepted manuscript)は、MITが学術出版社との間に定めた“Framework for Publisher Contracts”、及びACSの出版ポリシーに従って、自動的にMITのOAリポジトリへ登録されます。最終的な出版社版(the version of record)についても、個々の著者による追加費用の支払不要でACSの出版プラットフォーム上でOAにより公開されます。

ページ