児童図書館

E1795 - 熊本地震による図書館等への影響

 2016年4月14日から4月16日にかけ,熊本県熊本地方及び阿蘇地方を震源とする,震度7の地震2回を含む震度6弱以上の地震が発生し,大規模な被害が生じている。本稿では2016年5月18日までの情報を基に地震の影響を受けた図書館等の状況を中心に紹介する。なお,被害の大きい地域については情報が未だ得にくく,情報が網羅されていないことをご了承いただきたい。

日本建築学会、2016年の学会賞の3作品を発表:図書館が入居する複合公共施設2作品が受賞

2016年5月9日、日本建築学会が、近年中、国内に竣工した建築作品であって、芸術・技術の発展に寄与する優れた作品に与える日本建築学会賞を受賞した3作品を発表しました。

このうち、武蔵野市立図書館武蔵野プレイスと流山市立おおたかの森こども図書館が入居する2作品、法政大学の赤松佳珠子氏及び横浜国立大学大学院の小嶋一浩氏(いずれも株式会社シーラカンスアンドアソシエイツの代表取締役)による「流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館」(千葉県流山市に所在)、kwhgアーキテクツの比嘉武彦氏、川原田康子氏による「武蔵野プレイス」(東京都武蔵野市に所在)が受賞しています。

流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館
https://www.aij.or.jp/images/prize/2016/pdf/2_2award_001.pdf

武蔵野プレイス
https://www.aij.or.jp/images/prize/2016/pdf/2_2award_002.pdf
https://www.aij.or.jp/jpn/design/2016/data/2_2award_musashino_place.pdf
※2つ目のリンクは武蔵野プレイスに関する業績紹介の資料です。

韓国・国立子ども青少年図書館、2種類のセット貸出サービスを開始

韓国・国立子ども青少年図書館が、2種類のセット貸出サービスを開始しています。

2016年4月21日には、子ども図書館、学校図書館、多文化家族支援センターの読書活動を支援するため「外国児童資料機関貸出」を開始しました。

これは、同館所蔵の約49,800冊の外国児童資料を「海外文学賞受賞作」「世界の絵本」「多文化資料」等の分野別のセットとして構成したもので、申請機関は、それらのセットを読書活動・授業の教材・展示等で活用することができるようになっています。

現在は、ソウル特別市・京畿道・仁川広域市のみが対象ですが、今年後半には全国に拡大する予定となっています。

また、2016年5月2日からは、農漁村の中学校・分校などの青少年の読書水準の格差を解消することを目的とした、訪問カスタマイズ型読書文化プログラム「図書館の宝箱」への利用申請を開始しています。

教師による読書文化プログラムを支援するために、テーマ別の選定図書や読後活動に必要な物品を入れたボックスを貸出すもので、現在は「図書館」「想像力」「友人」など16のテーマが用意されており、5月から12月まで14校を対象に貸出しを実施する計画となっています。今後は4テーマを追加し来年は20テーマで実施する予定とのことです。

E1794 - レンガ棟の新しいサービス~国際子ども図書館リニューアル~

 国立国会図書館国際子ども図書館では,2015年6月末の新館「アーチ棟」竣工後(E1731参照),帝国図書館(1906年建設)時代からの建物である「レンガ棟」の改修を行っている。改修は,アーチ棟に移転した資料室・事務室跡地等の建物内部と,屋根・外壁等の建物外部(2016年6月末頃に終了予定)において行うものである。このうち,建物内部の改修は,それぞれの改修箇所のサービス休止を伴ったが,改修とこれに付随する諸準備(資料移転など)が終了したところから,順次サービスを開始している。2016年2月には,レンガ棟2階に「調べものの部屋」と「児童書ギャラリー」を開室した。また2016年3月にはレンガ棟1階の「子どものへや」と「世界を知るへや」を再開し,3月下旬には同棟3階の「本のミュージアム」と「ホール」で展示を再開した。3月末時点では,建物内部の改修はほぼ終了している。

米国図書館協会児童図書館サービス部会、「反LGBT法」の成立を受け、米・ノースカロライナ州シャーロットで開催予定であった大会を中止

2016年4月18日、米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)は、ノースカロライナ州で成立したGLBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, queer/questioning)の人々の権利を制限する「反LGBT法」が、ALSCの基本的な理念・目的・ダイバーシティに関する仕事に反するとして、9月15日から17日にかけて、同州シャーロットで開催予定であった大会“2016 ALSC National Institute”の開催を中止すると発表しています。

ALSC Cancels 2016 National Institute in Charlotte, North Carolina in response to HB 2(ALA,2016/4/18)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/04/alsc-cancels-2016-national-institute-charlotte-north-carolina-response-hb-2

2016 ALSC National Institute
https://web.archive.org/web/20160328133301/http://www.ala.org/alsc/institute

国立国会図書館、『びぶろす』誌で「図書館のお引っ越し」を特集

国立国会図書館の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の72号(2016年4月)で、「図書館のお引っ越し」をテーマとする特集を掲載しました。

特集として以下の記事を掲載しています。

・支部内閣府図書館の沿革と移転について
 (支部内閣府図書館)
・国際子ども図書館のお引っ越し
 (国立国会図書館国際子ども図書館資料情報課・檜山未帆)
・東京商工会議所広報経済資料センターの果たす役割 ~類縁機関の活用と今後の動き~
 (東京商工会議所広報部経済資料センター・渡邊浩江氏)
・メディア図書館の成立過程と移転の効用
 (大阪国際メディア図書館代表理事・畑祥雄氏)

このほか、以下の記事も掲載しています。

・国の図書館における個人情報保護
 (中央大学総合政策学部准教授・宮下紘氏)
・「図書館の保存環境整備に関する基礎知識」~佐野千絵氏特別講演要旨~
・オーストラリア・ライブラリー紹介
 (追手門学院大学図書館・情報メディア部図書館・阿部良子氏)

びぶろす- Biblos
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/index.html

バックナンバー

2017年10月開館を予定する武雄市こども図書館、建設計画案が公開:パブリックコメントを実施

2016年3月29日、武雄市が「武雄市こども図書館建設基本計画(案)」についてパブリックコメントの開始を発表していました。4月11日まで、意見が公募されています。

基本計画案によると、武雄市こども図書館は、2017年10月の開館が予定されている図書館で、施設は武雄市図書館・歴史資料館と一体となるようです。同市内には、幼児や児童が保護者と一緒になって過ごせる施設が少ないとされ、、「子育て応援機能をもった施設」と「子どもを中心に多世代が交流できる施設」を併せもった図書館が目指されるようです。

武雄市こども図書館建設基本計画(案)に関するパブリックコメントを実施します(武雄市, 2016/3/29)
http://www.city.takeo.lg.jp/information/2016/03/003005.html

武雄市こども図書館建設基本計画(案)
http://www.city.takeo.lg.jp/information/uploads/20160329bunka01.pdf

参考:
武雄市図書館・歴史資料館、2013年度グッドデザイン金賞を受賞
Posted 2013年11月8日
http://current.ndl.go.jp/node/24769

武雄市図書館がリニューアルオープン
Posted 2013年4月1日

札幌市図書館、今年開館する「札幌市えほん図書館」(仮称)の開館準備情報ページを開設

2016年3月1日、札幌市図書館は、11月7日に開館する絵本専門図書館「札幌市えほん図書館」(仮称)の開館準備情報ページを解説しました。

また、3月13日には、開館前イベントとして、「えほんだいすき!inチ・カ・ホ」を開催するとのことです。

札幌市の図書館 更新情報
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/index.html
※「2016年3月1日 えほん図書館準備情報ページを開設しました。」とあります。

えほん図書館準備情報(札幌市の図書館)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/ehon/top.html

国立国会図書館国際子ども図書館、「調べものの部屋」「児童書ギャラリー」を開室

2016年2月2日、国立国会図書館国際子ども図書館は、レンガ棟2階に「調べものの部屋」「児童書ギャラリー」を開室しました。

「調べものの部屋」は、全国各地の学校図書館をモデルに、中高生の調べものに役立つ資料約1万冊を開架した部屋です。「調べものの部屋」は誰でも利用できます。

4月からは調べもの体験プログラム(事前予約制)も提供します。調べもの体験プログラムは、「調べものの部屋」の資料や端末を利用して、短時間で“図書館における調べもの”を体験できる、中高生向けのプログラムです。修学旅行や校外学習といった機会に利用できるよう、中学生向けに3コース、高校生向けに3コース、全6種類のバラエティに富んだプログラムを用意しています。

一方、「児童ギャラリー」は、明治から現代までの日本の子どもの本の歩みをたどる常設の展示室です。平成23年2月19日から平成27年10月31日まで国際子ども図書館で開催した展示会「日本の子どもの文学―国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」で紹介した児童文学史を再構成し、絵本史も充実させました。展示する約1,000冊の資料は、直接手に取って読むことができます。また、児童書ギャラリー内の専用端末から、国立国会図書館デジタルコレクションのほか、「絵本ギャラリー」やホームページで提供中の「電子展示会」も閲覧できます。

韓国国立子ども青少年図書館、同館のイベントの記事をブログで公開する「青少年ブログ記者団」を募集

韓国国立子ども青少年図書館が、中学校1年から高校2年までの学生を対象に、2016年の1年間活動する「青少年ブログ記者団」を募集するとのことです。

青少年ブログ記者団は、同館が運営するプラグラム・展示会などの行事に参加して取材を行ない、その記事を同館の青少年向けサイバー空間“Booker,booker”のブログに掲載するという活動を行なうとのことです。

青少年ブログ記者団での活動期間は、奉仕活動時間と認定され、活動証明書の発行など多様な特典が与えられるとのことです。

여기여기 모여라! 청소년 블로그 기자단에 도전하세요! (韓国国立中央図書館,2016/1/25)
http://wl.nl.go.kr/user/0012/nd87278.do?View&uQ2=&uQ=&pageST=SUBJECT&pageSV=&page=1&pageSC=SORT_ORDER&pageSO=DESC&dmlType=&boardNo=00004763&siteLink=&menuCode=www&zineInfoNo=0012

Booker,booker
http://blog.naver.com/bbooker

参考:
E506 - 国立子ども青少年図書館が開館(韓国)
カレントアウェアネス-E No.86 2006.07.05

ページ