マンガ

E2304 - フランスの図書館ではどのような本が読まれているのか?

2020年6月5日,フランス文化省は2019年版の“ Baromètre des prêts et des acquisitions dans les bibliothèques de lecture publique”を発表した。これは,公共図書館における資料の貸出・購入実績の年次動向調査の報告書であり,2014年に開始された同調査の6回目にあたる。なお,本稿では「公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)」を便宜上「公共図書館」と意訳した。「公読書(lecture publique)」とは,市民の読書の機会保障を国や自治体の責務として位置づけるフランス行政独自の概念であり,その主な担い手は公共図書館である。

「角川武蔵野ミュージアム」が2020年8月1日にプレオープン:「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」等がオープン

2020年7月2日、株式会社KADOKAWAは、公益財団法人角川文化振興財団が、同社と所沢市(埼玉県)が共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」内の「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンを2020年8月1日に決定したと発表しています。

同ミュージアムは、図書館・美術館・博物館が融合する文化複合施設として隈研吾氏が設計したもので、8月1日のプレオープン時には1階の「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」および2階のカフェがオープンするほか、10月15日まで竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が開催されます。

マンガ・ラノベ図書館は、約2.5万冊の書籍があり、ラノベやマンガの分類ジャンルの開発など多彩なアプローチでラノベ・マンガの魅力を発信するとしています。

グランドオープンは2020年11月6日が予定されています。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム(東京都)、2020年7月7日に開館

2020年6月18日、豊島区立トキワ荘マンガミュージアム(東京都)が、2020年7月7日に開館すると発表されました。当面の間、新型コロナウイルス感染症拡大対策のため入館は予約制です。

同ミュージアムは、トキワ荘の持つ歴史的意義や文化的価値の再評価と、マンガ・アニメを核とする地域文化の継承・発展を目的としています。当初は3月22日開館予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため延期されました。

また、6月22日付で掲載されたお知らせには、37.5度以上の発熱や風邪の症状がある人は来館を避けること、マスクの着用や咳エチケット等、来館に際しての留意点や、入口での検温をはじめとした同館で行われている新型コロナウイルス感染症拡大防止の取組が記載されています。

開館日決定のお知らせ(豊島区立トキワ荘マンガミュージアム, 2020/6/18)
https://tokiwasomm.jp/news/2020/06/post-10.php

「高知まんがBASE」が2020年4月1日にオープン:まんが文化に関する情報発信・人材育成・交流の場の拠点

2020年4月1日、同日に開館した高知県立公文書館の一部を活用して、「高知まんがBASE」が開設されました。

「高知まんがBASE」は、全国に先駆けて「まんが王国」を宣言し、まんが文化の振興に取り組んできた高知県における、新たなまんが文化に関する情報発信・人材育成・交流の場の拠点として開設されました。約7,000冊のまんがを読める読書コーナー、アナログ・デジタルの両方でまんがが描けるまんがルームなどが設置されています。また、「まんが王国・土佐」の紹介として高知県に縁のある漫画家のサイン展示やまんが作画体験のためのデジタル機器貸出なども行われています。

【令和2年4月1日オープン】まんが王国・土佐情報発信拠点「高知まんがBASE」(高知県,2020/3/31)
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141701/2020033100438.html

高知まんがBASE
http://www.kochi-mangabase.jp/

マンガ・アニメ・ゲーム・メディアアートの「研究の手引き」が公開:「文化庁メディア芸術連携促進事業」の一環として行われたプロジェクトの成果

メディア芸術に関する情報を掲載する文化庁のウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ」の2020年3月5日付け記事に、マンガ・アニメ・ゲーム・メディアアートの4分野における「研究の手引き」のPDF版が掲載されています。

これらの手引きは、「文化庁メディア芸術連携促進事業」の一環として、2015年度から2019年度にかけて実施されたプロジェクト「研究マッピング」の成果として制作されたとあります。

2019年度メディア芸術連携促進事業 研究マッピング「研究の手引き」(メディア芸術カレントコンテンツ, 2020/3/5)
https://mediag.bunka.go.jp/article/article-16068/

「これも学習マンガだ!」実行委員会、「マンガの図書館利用に関するアンケート」の調査結果を公表

2020年2月28日、新しい世界の発見や学びにつながるマンガを選出・発表し、作品を国内外の読者に届ける事業「これも学習マンガだ!」の実行委員会は、岐阜県下の高等学校及び特別支援学校の司書を対象として実施した「マンガの図書館利用に関するアンケート」の調査結果を発表しました。

同アンケートは、「これも学習マンガだ!」事務局長・山内康裕氏が、岐阜県高等学校教育研究会図書館部会研究大会(2019年11月開催)で講演を行った際、その参加者事前課題として実施されたものです。回答者は64名でした。

調査概要では、調査対象として以下の内容が示されています。

・高校図書館ではマンガをどれくらい扱っているか
・高校図書館ではどんなマンガを扱っているか
・高校図書館ではどんなマンガが読まれているか
・マンガと図書館利用者数の関係について
・マンガと一般書利用の関係について
・マンガを教育に活かす可能性について
・高校図書館におけるマンガの有用性と課題

【イベント】デジタルアーカイブ産学官フォーラム(2/26・東京)

2020年2月26日、国立国会図書館東京本館(東京都千代田区)において、内閣府知的財産戦略推進事務局が主催するデジタルアーカイブ産学官フォーラムが開催されます。

特にデジタルアーカイブの長期保存/長期利用保証、利活用促進の問題に焦点を当てた内容となっており、産学官の関係者とアーカイブ機関の取組、課題等について情報共有・意見交換が行われます。また、ジャパンサーチの正式版公開に向け、試験版の機能拡充、活用事例の共有を行うとしています。

参加費無料であり、定員300人(要事前申込み、先着順)です。当日の主な内容は次のとおりです。

〇第1部(プレゼン)
〈コンテンツのデジタル化と保存について〉
・原画(漫画)に忠実なデジタルデータ化とその利活用事例について
横手市増田まんが美術館
・映画フィルムのデジタル化とデジタルリマスターの取り組みについて
株式会社KADOKAWA/国立映画アーカイブ

〇第2部(好事例発表とパネルディスカッション)
〈利活用促進について〉
・企業アーカイブおよび公的アーカイブ機関の利活用事例について

国立国会図書館サーチ、「メディア芸術データベース(マンガ)」との連携を開始

2020年1月30日、国立国会図書館サーチは、文化庁が運営する「メディア芸術データベース(マンガ)」との連携を同日から開始したことを発表しました。

今回の連携開始により、国立国会図書館サーチを通じ、「メディア芸術データベース」に収録されたマンガ単行本のメタデータを検索することが可能となりました。

「メディア芸術データベース(マンガ)」との連携を開始しました(国立国会図書館サーチ, 2020/1/30)
https://iss.ndl.go.jp/information/2020/01/30_mediaarts/

参考:
国立国会図書館サーチ、「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」との連携を開始
Posted 2019年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/39761

E2216 - 北海道立図書館を研究拠点にした資料系同人誌製作<報告>

2019年9月21日にまんだらけ札幌店イベントスペースにて資料系同人誌の即売会「資料性博覧会・札幌」を開催し,このイベントの中での催しの一つとして「北海道道立図書館を研究拠点にした資料系同人誌製作のすすめ」と題したセミナーを実施した。

【イベント】デジタルアーカイブ学会第4回研究大会(4/25-26・東京)

2020年4月25日から26日にかけて、学術総合センター一橋講堂(東京都千代田区)において、デジタルアーカイブ学会第4回研究大会が開催されます。

一般発表(ライトニングトーク・ポスター発表)のほか、4月26日には漫画家の赤松健氏による基調講演が行われます。また、4月25日には以下の9つのテーマについてワークショップも開催されるとのことです。

1. 自然史、理工系デジタルアーカイブの現状と課題
2. 8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望
3. 「公共文書」の発見
4. デジタルアーカイブにおける肖像・顔写真と個人情報保護法制
5. 災害デジタルアーカイブ・災害記録を未来に活かす
6. アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
7. 「デジタルアーカイブ」再考
8. デジタルデータの保存・管理に関するシンポジウム
9. 地域コンテンツのアーカイブプロジェクト

一般発表の募集は2020年1月20日まで行われています。

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