マンガ

東洋美術学校、花村えい子氏(画家・アーティスト)のオリジナル原画調査レポートを公表:マンガ原画の保存状態調査の一環

2019年11月8日、学校法人東洋美術学校が、画家・アーティストである花村えい子氏のオリジナル原画調査レポートを公表しました。

同校の保存修復科における、マンガ原画の状態調査を行う事業「マンガ原画の保存状態調査」の一環として、花村えい子氏のマンガ原画632点の調査を実施した結果です。

同事業は、日本のマンガ原画の保存状態の数値化、及び修復などの対処が必要な原画の所在と優先度の可視化をテーマとした調査事業で、原稿用紙の酸性度、使用画材の変遷、制作過程で使われる粘着テープの劣化などが指摘されています。

【マンガ原画の保存状態調査】漫画家・アーティスト『花村えい子』先生オリジナル原画調査レポート公開(東洋美術学校, 2019/11/8)
https://www.to-bi.ac.jp/2019/11/08/hs_report-3/

米国図書館協会(ALA)・グラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)、大人向けグラフィックノベルのお薦め本リストを作成:2021年1月に発表

2019年10月18日、米国図書館協会(ALA)のグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)が、大人向けのグラフィックノベルのお薦め本リストの作成を発表しました。

グラフィックノベルへの認知度を向上させ、多様な漫画家の声を示し、図書館員によるグラフィックノベルの蔵書構築を支援することが目的で、2019年9月1日から2020年12月31日までに19歳以上向けに出版されたものを対象として、2021年1月に開催されるALAの冬季大会で発表されます。

GBCRTのウェブサイトを通じて2020年1月から推薦することが可能で、選定はGNCRTの会員が実施しますが、選定作業を主導する選定委員会(2019年12月に設立予定)に参加するボランティアを募集しています。

米・コミック弁護基金(CBLDF)、授業での漫画の活用に関する調査報告書を公開

2019年10月2日、米・コミック弁護基金(CBLDF)が、授業での漫画の活用に関する調査報告書“Comics in Education”を公開しました。

回答者の30%以上が毎日授業で漫画を活用していること、4分の3以上が漫画を読書のために利用しておりその半数は授業を補うために用いていることや、回答者(教員)の半数は漫画の小売業者・コミック弁護基金・コミックコンベンション・ウェブサイト・出版社を漫画を活用するにあたっての重要な情報源として認識していること等の結果を紹介しています。

また、学校でよくつかわれている上位10タイトルも発表されています。

弥生美術館(東京都)、「創刊65周年記念『なかよし』展 ~乙女には恋と夢(ファンタジー)が必要だ☆~」を開催中

東京都文京区にある弥生美術館が、2019年10月4日から12月25日まで、「創刊65周年記念『なかよし』展 ~乙女には恋と夢(ファンタジー)が必要だ☆~」を開催しています。

漫画雑誌『なかよし』(講談社)が1954年12月の創刊から65周年を迎えることを記念した展示で、『なかよし』の歴史を辿る内容となっています。

創刊65周年記念『なかよし』展 ~乙女には恋と夢(ファンタジー)が必要だ☆~(弥生美術館)
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

田原市渥美図書館(愛知県)、見てみて!「あなたの思い出のアニメ&マンガを教えてください!!」展示会を開催

愛知県の田原市渥美図書館が、2019年11月9日から12月15日まで、見てみて!「あなたの思い出のアニメ&マンガを教えてください!!」展示会を開催します。

応募者が、アニメやマンガのタイトルと思い出等のコメント等を記入して提出した作品を、同館で展示するものです。

対象は高校生以上で定員30人(受付順)です。

見てみて!「あなたの思い出のアニメ&マンガを教えてください!!」展示会(田原市図書館)
http://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library/atsumi/1911mitemite.html

参考:
平成29年度豊橋市図書館・田原市図書館(愛知県)連携展示イベント 「図書館員と書店員が選ぶ ガチ☆マンガ100」の田原会場の結果が発表
Posted 2017年11月16日
https://current.ndl.go.jp/node/35019

米沢嘉博記念図書館、企画展示「紙資料から見るコミックマーケット展」を開催中:関連トークイベントも実施

明治大学の米沢嘉博記念図書館(東京都千代田区)は、2019年9月6日から11月4日までの休館日を除く期間、同館の1階展示室において入場無料の企画展示「紙資料から見るコミックマーケット展」を開催しています。

同人誌即売会「コミックマーケット」の創設者のひとりである故・米沢嘉博氏の所蔵資料のほか、様々な貴重資料をもとに、コミックマーケットのこれまでを紙資料から読み解く展示とあり、展示資料として、コミックマーケットのカタログ表紙原画や、コミックマーケット準備会発行物等が挙げられています。

2019年9月28日には、明治大学リバティタワー(東京都千代田区)において関連トークイベント「コミケの紙モノを語る ~申込書からダンボール箱まで55万人を支える秘訣~」(参加無料、整理券要)が開催されます。出演者はコミックマーケット準備会共同代表の安田かほる、筆谷芳行、市川孝一の三氏です。

紙資料から見るコミックマーケット展(米沢嘉博記念図書館)
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-kamicomiket.html

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館の過去10年間の貸出しデータを用いて行なった小中高生に人気のある図書の分析結果を発表

2019年8月7日、韓国国立中央図書館(NLK)が、全国844の公共図書館の過去10年間の貸出しデータ約7億9千万件を用いて行なった小中高生に人気のある図書の分析結果を発表しました。

小学生では、キム・ヨンジュ『チャジャン麺・ちゃんぽん・酢豚(짜장 짬뽕 탕수육)』、イ・ヨンソ『本と戯れる家』が過去10年にわたってよく読まれてきたこと、人気貸出図書上位500位のうちシリーズ作品や学習漫画が80%を占めること(ただし高学年になるほど単行本・シリーズ作品の割合が増える)等が指摘されています。

中高生に関しては、人気がある本は、シン・ギョンスク『母をお願い』であること、人気貸出図書上位500位のうち文学の割合が圧倒的に多く(74.8%)、社会科学(7%)・自然科学(6%)・哲学(2.6%)と続くこと、最近1年間では進路関係の図書の貸出が多くなっていることや、人気貸出図書から言葉遣い・環境問題・社会問題にも関心を示していることがわかること、などが指摘されています。

宮城県図書館、「漫画家生活40周年記念 いがらしみきお展」の開催を発表

宮城県図書館が、宮城県加美町中新田出身で、仙台市在住の漫画家いがらしみきお氏の企画展「漫画家生活40周年記念 いがらしみきお展」を同館展示室で開催すると発表しています。

いがらし氏の漫画家生活40年にスポットを当てた企画展であり、いがらし氏が同館に寄贈した代表作『ぼのぼの』キャラクター入り直筆サイン色紙10枚や、同館が所蔵するいがらし氏の作品等が展示されます。

入場無料であり、開催期間は、2019年6月15日から9月8日までのうち図書館開館日の午前9時から午後5時までです。

【予告】漫画家生活40周年記念「いがらしみきお展」開催について(宮城県図書館)
http://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1371-20190615-0908.html

米・サウスカロライナ大学に18万点のコミックスコレクションが寄贈される

2019年5月1日、米・サウスカロライナ大学(University of South Carolina)はオハイオ州の個人収集家Gary Lee Watson氏から、同氏が収集した14万3,000点のコミックス、2万点の雑誌、1万5,000点のペーパーバック、5,000点のパルプ誌を含む合計18万点のコミックスコレクションが寄贈されたことを発表しました。

寄贈されたコレクションには幅広い年代の作品が含まれており、その中にはマーベル・コミックス社が1963年に刊行した『アベンジャーズ』(Avengers)第1号をはじめとする、希少なアメリカン・コミックスの代表的な作品も含まれています。

大学図書館のAssociate Dean of special collectionsであるElizabeth Sudduth氏は、寄贈されたコレクションは8月29日から館内展示される予定で、展示に関連してコミックス作家の講演など様々な企画も計画していることから、コレクションが大いに関心を集め利用されることを期待している、としています。

韓国・釜山広域市蓮堤区、公共漫画図書館を建設へ

2019年5月2日、韓国・釜山広域市蓮堤区が、全国初の公共漫画図書館「釜山漫画図書館」を建設すると発表しました。

文化体育観光部の図書館構築支援事業への公募に選定されたことから建築されるもので、「小さな図書館」や24時間貸出・返却が可能な「U-図書館」の設置とあわせて建設されます。

釜山漫画図書館は2020年10月に複合文化移設内に開館予定(772平方メートル)で、総事業費は16億ウォン(国費4億ウォン、市費3億ウォン、区費9億ウォン)です。

同区では、図書館情報学の教授、釜山漫画連帯、地域住民などからなる諮問委員会を設置し、住民等の意見を積極的に取り入れるとしています。

主要事業として、韓国の漫画史アーカイブ展、グリム童話の原作など漫画・ウェブトゥーンのギャラリー展示などがあげられています。

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