デジタルアーカイブ

E2217 - 図書館総合展2019フォーラムin大阪<報告>

2019年9月28日,大阪市にあるYMCA国際文化センターを会場に,2019年3回目の図書館総合展地域フォーラム(CA1944参照)が開催された。3回目のテーマは「open」である。フォーラムは,第1部に関西の各機関・グループで活躍する8人の登壇者によるリレートーク,第2部に協賛企業によるプレゼンテーション,第3部に「OpenGLAMの可能性を再度考える」というテーマで講演・報告が行われた。

米国自然史博物館(AMNH)、設立150年を記念して3年間の同館所蔵資料のアクセス拡大事業を実施

2020年1月6日、米国自然史博物館(AMNH)は、設立150年を記念して、3年間のプログラムによる同館の所蔵する膨大な資料の公衆・研究者へのアクセス拡大事業を実施することを発表しました。

同事業はAMNHの研究図書館によって取り組まれます。設立から100年の記録となる中心的なアーカイブ資料へのアクセス拡大、デジタル化された文献・画像・動画等のデジタル資産を管理する包括的なシステムの製作、AMNHの歴史的な記念品コレクションの再編成などを実施する、としています。

AMNHは、同事業の対象となる代表的な資料として、探検家ロイ・チャップマン・アンドリュースのモンゴル渡航時のパスポート、化学者マリ・キュリーのAMNH訪問のための計画ノートなどがあることを紹介しています。

【イベント】デジタルアーカイブ学会第4回研究大会(4/25-26・東京)

2020年4月25日から26日にかけて、学術総合センター一橋講堂(東京都千代田区)において、デジタルアーカイブ学会第4回研究大会が開催されます。

一般発表(ライトニングトーク・ポスター発表)のほか、4月26日には漫画家の赤松健氏による基調講演が行われます。また、4月25日には以下の9つのテーマについてワークショップも開催されるとのことです。

1. 自然史、理工系デジタルアーカイブの現状と課題
2. 8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望
3. 「公共文書」の発見
4. デジタルアーカイブにおける肖像・顔写真と個人情報保護法制
5. 災害デジタルアーカイブ・災害記録を未来に活かす
6. アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
7. 「デジタルアーカイブ」再考
8. デジタルデータの保存・管理に関するシンポジウム
9. 地域コンテンツのアーカイブプロジェクト

一般発表の募集は2020年1月20日まで行われています。

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Musées、各館の所蔵品画像10万点以上をCC0ライセンスで公開

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Muséesは、2020年1月8日付けのプレスリリースにおいて、各館の所蔵品画像10万点以上をオープンコンテンツとして公開したことを発表しました。

画像を公開する同団体のコレクションポータルには、オープンコンテンツのみを絞り込んで表示できるコーナー“IMAGES IN THE PUBLIC DOMAIN”が設けられており、画像の閲覧及びダウンロードが可能となっています。

Europeana Proの2020年1月9日付けニュースでは、今回の公開に関するParis MuséesのPhilippe Rivière氏へのインタビューが掲載されています。記事によれば、オープンコンテンツはCC0ライセンスでの公開であり、今後も著作権の慎重な確認を経た上でオープンコンテンツの追加を行う予定であること、コレクションポータルのAPIも新たに公開したこと、コンテンツ流通促進のためにWikimedia Commons、CC Search、Europeanaのような外部プラットフォームとの連携も検討していること等が述べられています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、先住民の文化・言語記録を保存する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供

2020年1月6日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内のファースト・ネーション、イヌイット、メティといった先住民の各組織が実施する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供することを発表しました。

先住民の文化・言語記録のデジタル化による保存支援事業“Listen, Hear Our Voices”へ2019年夏までに行われた申請について、LACの外部に置かれたカナダ各地のファースト・ネーション、イヌイット、メティの代表者からなる委員会が審査を行い、31のプロジェクトへの資金提供が勧告されました。資金助成の対象、プロジェクト名、助成金額に関する完全なリストはLACウェブサイトの“Listen, Hear Our Voices”内で提供されています。

米・カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館、作家マーク・トウェインと作家に影響を与えた著名人6人の交友関係を同館資料等から紹介するプロジェクトを実施

2020年1月1日付の米・カリフォルニア大学バークレー校のお知らせで、同校バンクロフト図書館の新プロジェクト“Six degrees of Mark Twain”が紹介されています。

このプロジェクトは、作家のマーク・トウェインとトウェインの作品・世界観形成に影響を与えた著名人6人の交友関係を同館資料等から紹介するプロジェクトです。バンクロフト図書館は、トウェインの多数の個人的な著作物を含むアーカイブ“Mark Twain Papers”の所蔵機関であり、またトウェインの未発表作品を含む全著作物の注釈付きデジタル化を目指す“Mark Twain Project Online”にも携わるなど、トウェインに関するコレクションの世界最大規模の提供機関です。

カリフォルニア大学バークレー校図書館ウェブサイト上に公開された“Six degrees of Mark Twain”では、ニコラ・テスラやヘレン・ケラーをはじめとする6人の著名人とトウェインの交友関係が、バンクロフト図書館によるトウェインのアーカイブ整備事業のGeneral Editorを務めるRobert Hirst氏の映像・音声解説を交えながら、個人的な手紙や写真、未発表の著作、自伝からの抜粋等とともに紹介されています。

宮内庁、正倉院のウェブサイトをリニューアル:「正倉院宝物検索」に出陳年・掲載誌の情報や正倉院文書のマイクロフィルムを閲覧できる文書検索機能を追加

2019年12月26日、宮内庁が、正倉院のウェブサイトをリニューアルしたと発表しています。

リニューアルにあたり、「正倉院宝物検索」に出陳年・掲載誌の情報や正倉院文書のマイクロフィルムを閲覧できる文書検索機能が追加されました。

お知らせ(正倉院)
https://shosoin.kunaicho.go.jp/information
※令和元年12月26日欄に「ホームページが新しくなりました。「正倉院について」に新たなページが加わりました。 「正倉院宝物検索」に出陳年や掲載誌の情報が加わりました。また,マイクロフィルムを閲覧できる「文書検索」が加わりました」とあります。

正倉院宝物検索
https://shosoin.kunaicho.go.jp/search

【イベント】日本写真保存センターセミナー「写真原板データベースとジャパンサーチとの連携―写真原板のより広い利活用を目指して―」(2/5・東京)

2020年2月5日、サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区)において、日本写真保存センターセミナー「写真原板データベースとジャパンサーチとの連携―写真原板のより広い利活用を目指して―」が開催されます。

日本写真保存センターが公開する「写真原板データベース」は、2019年10月からジャパンサーチとの連携を開始しています。本セミナーでは、同センターの調査活動に触れながら、写真原板データベースとジャパンサーチについて、それぞれの機能や将来に向けた取組に関する説明が行われます。

参加無料ですが事前の申込みが必要であり、定員100人(申し込み順)となっています。当日の主なプログラムは次のとおりです。

・国の分野横断統合ポータル「ジャパンサーチ」について
中川紗央里(国立国会図書館電子情報部電子情報企画課連携協力係)

・写真原板データベースの特徴と、連携により見えてきた課題について(仮題)
河原健一郎氏(日本写真保存センター調査員)

CC Searchのブラウザ拡張機能“CC Search Browser Extension”(記事紹介)

クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)の2020年1月6日付けブログ記事に、CC Searchのブラウザ拡張機能“CC Search Browser Extension”の紹介が掲載されています。

CC Searchはクリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されているコンテンツを一括して検索できるツールであり、2019年4月に正式公開されました。記事中では、“CC Search Browser Extension”を開発した理由、主な機能や今後の開発計画、最新版がMozilla Firefox、Google Chrome、Operaで利用可能であること等を紹介しています。

Introducing the CC Search Browser Extension(Creative Commons, 2020/1/6)
https://creativecommons.org/2020/01/06/cc-search-browser-extension/

米・シカゴ大学図書館が公開する北朝鮮発行切手のデジタルコレクション(記事紹介)

米・シカゴ大学による2019年12月27日付けの記事において、同大学図書館が所蔵する北朝鮮で発行された切手をデジタル化し、オンラインで公開していることが紹介されています。

公開は同大学図書館のデジタルコレクション“North Korean Stamp Collection”において行われており、コレクションの概要紹介には、20枚の切手帳と30枚のシートに由来する画像約2,000点が含まれていること、1962年から2017年にかけて発行された様々なテーマの切手が含まれていること等が記載されています。

Stamp collection provides rare picture of North Korea(University of Chicago News, 2019/12/27)
https://news.uchicago.edu/story/stamp-collection-provides-rare-picture-north-korea

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