デジタルアーカイブ

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP 2020”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

Europeana Proのウェブサイト上に、2020年12月14日付けで記事“Looking back on GIF IT UP 2020”が掲載されています。デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2020”の成果を振り返る内容であり、受賞者及び受賞作品の一覧が“GIF IT UP”のウェブサイト上で公開されたことを紹介しています。

“GIF IT UP”7回目の開催となる2020年は、従来のEuropeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館のDigitalNZ、オーストラリア国立図書館のTroveに加えて、日本のジャパンサーチ、インド・コルカタのDAG Museumsもコンテンツ・パートナーとして協力しました。

“GIF IT UP 2020”の各賞のうち、“GIPHY Backdrop Category”では、ジャパンサーチと連携している「東京富士美術館収蔵品データベース」収録資料を用いた作品が受賞しています。

広島修道大学図書館、IIIFに対応し学術機関リポジトリデータベース(IRDB)と連携した「広島修道大学デジタルアーカイブ」を公開

2020年12月10日、広島修道大学図書館は、従来から公開していた「明治法曹文庫デジタルアーカイブ」をリニューアルして、「広島修道大学デジタルアーカイブ」を公開したことを発表しました。

広島修道大学図書館は、山口地方裁判所萩支部、松江地方裁判所および広島地方裁判所等から譲与された図書資料を核とした資料コレクションを「明治法曹文庫デジタルアーカイブ」として公開していました。「広島修道大学デジタルアーカイブ」では、「明治法曹文庫」のコレクションのうち、著作権保護期間満了の資料が公開されています。同館は所蔵する著作権保護期間満了済みの資料のうち、教育・研究上有益と考えられるものを順次デジタル化して公開する予定です。

「広島修道大学デジタルアーカイブ」はデジタル画像相互運用のための国際規格であるIIIFに対応し、収録された各資料のマニフェストファイルが公開されています。また、国立情報学研究所(NII)の学術機関リポジトリデータベース(IRDB)と連携して各資料にDOIが付与され、IRDBとの連携を通じて国立国会図書館サーチから検索することが可能となるため、利用しやすく発見されやすいアーカイブとして構築されている、と説明しています。今後、ジャパンサーチとも連携を進めることを発表しています。

大阪市立図書館、第2回OML48チームHIKIFUDA(ひきふだ)選抜総選挙を開催中

大阪市立図書館が、2020年12月8日から2021年1月31日まで、第2回OML48チームHIKIFUDA(ひきふだ)選抜総選挙を開催しています。

大阪市立図書館デジタルアーカイブで、オープンデータとして公開されている引札に登場するキャラクター(OML48)について、人気投票を行う企画です。2018年の第1回総選挙で選ばれた「神ファイブ」の5組と、新たに加わった4組の合計9組が対象になっています。投票は同館のウェブサイトから行うことができます。

第2回OML48チームHIKIFUDA(ひきふだ)選抜総選挙開催 1月31日まで(大阪市立図書館,2020/12/8)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jowgg4ctt-510#_510

E2335 - カナダ国立図書館・文書館の2019-2020年活動報告

2020年9月,カナダ国立図書館・文書館(LAC)は2019年から2020年の年報を公開した。この年報では同年に行われた活動や将来に向けた他機関との連携,体制について触れられている。文化財の将来的な保存活用計画を考える上で参考となりうる事例として本稿では「新しい保存センターの建設」,「Co-LabおよびDigiLab」,「先住民の文化遺産の保存活動」の3つの活動を抜粋して紹介する。

E2334 - 米国議会図書館の検索ツールNewspaper Navigatorについて

2020年9月15日,米国議会図書館(LC)は,米国の歴史的な新聞に掲載された写真等を探すための検索ツール“Newspaper Navigator”を公開した。このツールは,LCのInnovator-in-Residenceプログラム(以下「IIR」)の一環として,米国のワシントン大学博士課程のリー(Benjamin Charles Germain Lee)氏が作成したものである。IIRは,専門的な知見を持った個人を短期的に招き,LCが保有する資源の革新的かつ創造的な活用を支援するプログラムである。具体的には,アートや,インタラクションデザイン,デジタル人文学,データジャーナリズム等の分野でのプロトタイピング等の実施が想定されている。リー氏はIIRの2020年度の採択者である。

神戸大学附属図書館、同館デジタルアーカイブで公開中の資料コレクション「神戸開港文書」にメタデータ・画像169点及び翻刻・翻訳16点を追加

2020年12月1日、神戸大学附属図書館は、同館デジタルアーカイブで公開中の資料コレクション「神戸開港文書」に、メタデータ・画像169点、欧文の書簡・文書の翻刻・翻訳翻刻・翻訳16点に相当するデータを追加したことを発表しました。

今回データをが追加された資料は、同館所蔵の古文書の整理中に2018年以降新規に発見された資料群です。内容から「神戸開港文書」に含むことが妥当であるとの判断から「神戸開港文書補遺」として新規追加されています。また、欧文の書簡・文書16点の翻刻・翻訳には、同大学人文学研究科の大津留厚名誉教授が協力しています。

新規公開されたデータのうち、画像データについては申請手続き不要で二次利用が可能です。

デジタルアーカイブ「神戸開港文書」にデータを追加しました(メタデータ・画像169点分、翻刻・翻訳16点分)(神戸大学附属図書館,2020/12/1)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/18274/

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、江戸の商業と観光に関する新たなデータ「江戸買物案内」「江戸観光案内」を公開

2020年12月7日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、江戸の商業と観光に関する新たなデータ「江戸買物案内」「江戸観光案内」を公開したことを発表しました。

データの収集には、IIIF Curation Platformが用いられています。また、同データを地理情報と連結して分析するために、地名情報基盤「江戸マップβ版」や「歴史地名マップ」の拡充・公開が行われました。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
2020年12月7日付で、「「江戸」という都市を商業と観光の面から探るための新しいデータを公開しました。」というお知らせが掲載されています。

江戸買物案内(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/edo-shops/

江戸観光案内(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/edo-spots/

米・イェール大学の中東関連資料のデジタルリソース構築プロジェクト“Visual Resources of the Middle East”(記事紹介)

2020年12月2日付で、米・イェール大学マクミラン国際地域研究センターのウェブサイトに、同大学の中東関連資料のデジタルリソースを構築するプロジェクト“Visual Resources of the Middle East”に関する記事が公開されました。

同プロジェクトは、2018年から開始されたものです。記事の中では、同大学内外の利用者に対し、同大学の図書館や美術館が所蔵する芸術作品、写真、その他多様な資料を一つのプラットフォーム上に集め、無料で誰でもアクセスできる形で提供することが目標とされています。

プロジェクトが焦点を当てているものとして、同大学の美術館、イェール英国芸術センター(Yale Center for British Art)、バイネッキ貴重書・手稿図書館等が所蔵する資料が挙げられています。2020年12月8日時点で、教育・研究目的で美術品のデジタルライブラリを構築しているArtstorの“public collections”において、同プロジェクトによるデジタルコレクション890件が公開されています。

鳥取県立図書館・鳥取県立博物館・鳥取県立公文書館・鳥取県埋蔵文化財センターが共同で運営する「とっとりデジタルコレクション」、2021年3月1日に公開

鳥取県立図書館は、同館および鳥取県立博物館・鳥取県立公文書館・鳥取県埋蔵文化財センターの4館で共同運営する「とっとりデジタルコレクション」が、2021年3月1日に公開予定であると発表しました。

4館が所蔵するデジタル化資料がインターネット上で横断的に利用できるようになるものと説明されています。

同館では、公開までの間、ウェブサイト上で「とっとりデジタルコレクション」の見どころを紹介していくとしています。

【予告】とっとりデジタルコレクションが公開されます!(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/info/post-164.html

参考:
埼玉県立図書館、「埼玉サーチ」を公開:同館のデジタル化資料、県内の博物館・美術館等の所蔵資料約13万点の検索が可能
Posted 2020年10月6日
https://current.ndl.go.jp/node/42189

北米の研究図書館センター(CRL)、ブラジルのジェトゥリオ・ヴァルガス財団によるブラジル史上で重要な役割を果たした9人の女性の個人アーカイブのデジタル化公開を支援

2020年11月30日、北米の研究図書館センター(CRL)は、ブラジルのジェトゥリオ・ヴァルガス財団(Fundação Getulio Vargas)が同センターの支援により、アーカイブコレクションの公開を実現したことを発表しました。

公開されたアーカイブコレクションは、20世紀を中心にブラジルの女性参政権・社会運動・政治活動等で重要な役割を果たした9人の女性について、その個人アーカイブをデジタル化したコレクションです。同財団に所属するブラジル現代史研究・資料センター(Centro de Pesquisa e Documentação de História Contemporânea do Brasil:Center for Research and Documentation of Contemporary History of Brazil:CPDOC)がキュレーションした3万5,000点以上の画像等が収録されており、CPDOCのウェブサイト上で公開されています。

同コレクションは、地域研究・国際研究にとって必要な一次資料やデータに対する電子的なアクセスを拡大するためのCRLのイニシアチブ“Global Collections Initiative”の枠組みで取り組まれました。

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