デジタルアーカイブ

熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター、熊本大学アーカイブ「ひのくに災史録」を開設

2020年9月1日、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターのデジタルアーカイブ室は、熊本大学アーカイブ「ひのくに災史録」の開設を発表しました。

平成 28 年熊本地震の経験を教訓として大学全体で共有し、今後の防災対策、災害対応に活かすために作られたデジタルアーカイブであり、同室が管理・運営を行っています。

開設の目的として、地震被害の実情や復旧・復興の過程で得られたノウハウ・教訓等を整理・蓄積し、復興支援・防災教育等で活用することを挙げています。

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始

2020年9月8日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始しました。

発表によると、同プロジェクトは、図書館運営費および戦前の歌舞伎座の絵本番付と筋書のデジタル化と保存を目的としており、東京歌舞伎座の戦前までの劇場プログラムのデジタル撮影とアーカイブ構築が行われます。

撮影されたデジタル画像については、同館の「芝居番付検索閲覧システム」に統合し、公開可能なものについてはオンライン公開するとされています。

募集期間は9月8日から10月28日までで、目標金額は250万円(同館の2020年度運営資金150万円、「絵本番付・筋書」のデジタル化・保存容器費用100万円)です。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館, 2020/9/8)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/200908.html

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学デジタルアーカイブで「近代漢語文献データベース」を公開

2020年9月4日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、関西大学デジタルアーカイブで「近代漢語文献データベース」を公開したことを発表しました。

近代漢語文献データベースは、KU-ORCAS現センター長の内田慶市教授を研究代表者として2006年度から2007年度に実施された科学研究費補助金(基盤研究(B))事業「19世紀『官話』の諸相—『周縁(ヨーロッパ・琉球・朝鮮・日本)』からのアプローチ」、および「関西大学アジア文化交流研究センター(CSAC)・言語文化班」の研究成果の一部としてかつて公開されていた「近代中国語コーパス」を新たに構築しなおしたものです。内田センター長の個人蔵書のうち、近代漢語関係資料約150点について、テキストデータと資料画像を対応させながら検索・閲覧することが可能となっています。

近代漢語文献データベースは、「ログイン」ボタンから新規登録を行うことで利用可能となります。

九州大学附属図書館、図書館・博物館・文書館の連携展示「九州大学のコレクション ―大学創設期のアジア学術交流と古地図 ―」を開催

2020年9月1日から、九州大学附属図書館が、同大学の図書館・博物館・文書館による連携展示「九州大学のコレクション ―大学創設期のアジア学術交流と古地図 ―」を開催しています。

同大学主催の国際イベント“Kyushu University Asia Week 2020”の一環として実施されている記念デジタル展示であり、同大学創設期の研究者の収集資料の紹介や、アジアとの学術交流の様子、同大学が所蔵するアジアの古地図のデジタル画像等が公開されています。

図書館・博物館・文書館の連携展示「九州大学のコレクション ―大学創設期のアジア学術交流と古地図 ―」(九州大学附属図書館, 2020/9/2)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/35638

ゲティ財団、同財団のデジタルコレクションを検索・閲覧できる“Research Collections Viewer”を公開:Linked Open DataやIIIFを採用

2020年9月2日、ゲティ財団(J. Paul Getty Trust)が、同財団のデジタルコレクションを検索・閲覧できる“Research Collections Viewer”の公開を発表しました。同財団の一次資料コレクションや、同一の芸術家に関する作品といった文脈に係る情報を容易に確認できるようにすることを目的としています。画像は国際規格IIIFに準拠しています。

同財団では、1997年以来大規模なデジタル化を進めていますが、デジタル画像とfinding aid(検索手段)は、常に別のシステムとして存在し、リンクを管理することで関連付けていましたが、“Research Collections Viewer”では、finding aidと関連するデジタル資料を結びつけることで、ウェブサイトの利用者が、1つの画面から、アーカイブ資料の構成を保持したまま、資料を見ることができるようになっています。

また、Linked Open Dataを活用して資料を接続させており、“Related Material”の機能を利用することで、アーカイブを直感的に調査し、人・場所・日付等の関係を調べることができます。

東京文化財研究所、江戸時代版本のコレクション「織田文庫」をGetty Research Portalで公開

2020年9月1日、東京文化財研究所(東文研)が、収蔵する江戸時代の版本のコレクション「織田文庫」を、Getty Research Portalで公開したことを発表しました。

同研究所は、米国のゲッティ研究所との共同事業として、同ポータルとの連携を進めています。「織田文庫」は、石版画家の織田一磨が収集した葛飾北斎の絵入り版本を中心としたものであり、発表によると、同文庫の135タイトル318冊全てがデジタル化され、同ポータルサイト上で書誌情報とPDFによる電子図書がオンラインで公開されました。

また、今後も同研究所が所蔵する江戸時代版本のデジタル化を進める予定であることが述べられています。

新着情報(東文研)
https://www.tobunken.go.jp/index_j.html
※2020年9月1日付で、「ゲッティ・リサーチ・ポータルでの江戸時代版本(織田文庫) 公開のお知らせ」という新着情報が掲載されています。

米・ヒューストン大学図書館、マイクロ資料のデジタル化プロジェクト“Texas Art Project”の実施を発表

2020年8月27日、米国のヒューストン大学図書館が、マイクロ資料のデジタル化プロジェクト“Texas Art Project”を実施し、女性や低代表コミュニティ(underrepresented communities)に関する100リール以上のマイクロ資料をデジタル化し、オンライン公開する予定であると発表しました。

発表によると、同プロジェクトは、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成をもとにした、テキサス州立図書館・公文書館委員会の助成プログラム“TexTreasures”に採択されたものです。対象の資料は、ヒューストン美術館(Museum of Fine Arts, Houston)の資料室に保存されているものであり、2館が協力して約15万件の画像のデジタル化を行うとしています。

また、同プロジェクトには、同大学の芸術関連分野の大学院生2人が、索引や目録の作成、調査等に協力していることが述べられています。

【イベント】DAPCONシンポジウム「Out-of-commerceコンテンツをビジネス活用する―公共利用を基盤として―」(9/25・オンライン)

2020年9月25日、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)が主催するシンポジウム「Out-of-commerceコンテンツをビジネス活用する―公共利用を基盤として―」がオンラインで開催されます。

同シンポジウムでは、DAPCONが2018年11月に設置した「テキストデータ再活用推進検討会」での検討結果の報告とともに、今後の日本におけるテキストデータ再活用のあり方についての議論が行われます。聴講は無料ですが事前の申込みが必要です。

当日のプログラムは以下のとおりです。

・趣旨説明
長丁光則氏(DAPCON事務局長)

・テキストデータ再活用推進検討会報告概要
植村八潮氏(専修大学教授、検討会座長)

・絶版等資料の再活用に関わる法的整備の状況
福井健策氏(弁護士、デジタルアーカイブ学会法制度部会長)

・パネルディスカッション「公共利用の拡大とビジネス機会の創出」
討論者:赤松健氏(漫画家)、生貝直人氏(東洋大学准教授)、植村八潮氏(司会を担当)、庄司昌彦氏(武蔵大学教授)、福井健策氏

NDLラボ、「次世代デジタルライブラリー」の画像検索対象の拡大・機能追加等を実施

2020年8月31日、国立国会図書館のNDLラボは、ウェブサイトで公開中の「次世代デジタルライブラリー」について、画像検索の対象が拡大し機能等の追加が行われたことを発表しました。

NDLラボは、「次世代デジタルライブラリー」の改善点として、以下の3点を挙げています。

・「国立国会図書館デジタルコレクション」でインターネット公開中の著作権保護期間が満了した約33万6,000点の図書及び古典籍のデジタル化資料の全ての図版等へ画像検索の対象が拡大(ただし、全文テキスト検索の対象は従来同様NDC6類の資料のみ)
・切り出された図版の内容に関連するタグ付与・絞り込み検索機能の追加
・Webブラウザ上で実行する余白の自動切り出し機能の追加

また、従来から提供しているページ分割機能や紙面の白色化機能などの実験的機能も、全資料について引き続き利用することができます。

「次世代デジタルライブラリー」の検索対象の拡大等のお知らせ(NDLラボ,2020/8/31)
https://lab.ndl.go.jp/news/2020/2020-08-31/

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