デジタルアーカイブ

Artstor、英国のサイエンスミュージアムグループの所蔵品約5万点の画像を公開

2019年10月29日、教育・研究目的で美術品のデジタルライブラリを構築しているArtstorが、英国の科学博物館・科学産業博物館・科学メディア博物館・鉄道博物館・鉄道博物館(シルドン)からなるコンソーシアム「サイエンスミュージアムグループ」の所蔵品約5万件の画像を“Open Artstor: Science Museum Group”で公開したと発表しています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで公開されています。

New collection - Open Artstor: Science Museum Group(Artstor, 2019/10/29)
https://www.artstor.org/2019/10/29/new-collection-open-artstor-science-museum-group/

美馬市立図書館(徳島県)、「美馬の記憶 デジタルアーカイブ化事業」を開始:明治・大正・昭和時代の市内の写真を募集

徳島県の美馬市立図書館が、「美馬の記憶 デジタルアーカイブ化事業」の開始を発表しています。

昔の写真を広く収集し、デジタル化して保存・整理していくことで、劣化・散逸・消滅の危機から守り、次世代へと引き継ぐことを目的とした事業で、自宅に眠っている明治・大正・昭和時代の市内の昔懐かしい風景や建物・産業・行事などの写真を募集しています。

募集期間は2019年11月1日から2020年1月31日までです。

美馬市立図書館(Facebook,2019/11/11)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1215904961943295&id=170181613182307

デジタルアーカイブ学会、「肖像権処理ガイドライン(案)」を公開

2019年11月6日、デジタルアーカイブ学会は、「肖像権処理ガイドライン(案)」の公開を発表しました。あわせて、「肖像権処理ガイドライン(案)の解説」も公開されています。

「肖像権処理ガイドライン(案)」は、2019年9月26日に開催された同学会主催の公開ラウンドテーブル「肖像権ガイドライン円卓会議―デジタルアーカイブの未来をつくる」で公表されたものであり、今回、同学会ウェブサイト上でも公開が行われました。

同学会法制度部会では、デジタルアーカイブ機関の現場担当者が肖像権処理を行うための拠り所とできるガイドラインの検討に取り組んでおり、「肖像権処理ガイドライン(案)」は、そのための議論、意見交換の叩き台として作成されたものです。

肖像権処理ガイドライン案(デジタルアーカイブ学会, 2019/11/6)
http://digitalarchivejapan.org/bukai/legal/shozoken-guideline

立命館大学アート・リサーチセンター、文部科学省「国際共同利用・共同研究拠点」に認定:日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点

2019年10月23日、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)は、文部科学省の「国際共同利用・共同研究拠点」の制度において、「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」として認定を受けたことを発表しました。認定期間は2019年10月23日から2025年3月31日までの6年間です。

国際共同利用・共同研究拠点の認定は、国際的に質の高い研究資源を有するとともに、優れた国際協力体制を構築する研究施設を対象としており、国際拠点の共同研究を牽引する機能を強化するための支援を行うことで、当該研究施設の国内外の学術研究機関の「ハブ」としての機能強化が図られます。

立命館大学による2019年11月1日付けのニュースでは、今後、文化研究資源のデジタル・アーカイブによるデジタル・ヒューマニティーズ型日本文化・芸術研究の加速化や、各国に点在する日本文化研究拠点の活性化と連携を図り、日本芸術・文化研究の強化と進展を目指すこと等が述べられています。

E2194 - 議論の深化を目指して:肖像権ガイドライン円卓会議<報告>

2019年9月26日,御茶ノ水ワテラスコモンホール(東京都千代田区)において,デジタルアーカイブ学会(以下「学会」;E1997参照)の主催,デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)の後援にて,「肖像権ガイドライン円卓会議-デジタルアーカイブの未来をつくる」(以下「本フォーラム」)が開催された。

日本図書館情報学会研究大会シンポジウム「デジタルアーカイブと図書館」の発表資料が公開される

2019年10月30日、日本図書館情報学会は、第67回研究大会の一部として2019年10月20日に開催されたシンポジウム「デジタルアーカイブと図書館」について、発表資料を公開しました。

当日の登壇者とテーマは次のとおりでした。

古賀崇氏(コーディネータ・司会,天理大学人間学部)
「シンポジウム趣旨説明」

福島幸宏氏(東京大学大学院情報学環)
「デジタルアーカイブ環境下での図書館機能の再定置」

川島隆徳(国立国会図書館)
「ジャパンサーチ(試験版)のドメイン設計思想」

西岡千文氏(京都大学附属図書館)
「京都大学図書館機構のデジタルアーカイブに関する取り組みと図書館情報学への期待」

株式会社金の星社、創業100周年を記念して「金の船・金の星デジタルライブラリー」を公開 :大正・昭和初期の童謡童話雑誌『金の船』を収録

2019年11月1日、児童書の出版を手掛ける株式会社金の星社は、1919(大正8)年11月の創業から100周年を迎えることを記念し、「金の船・金の星デジタルライブラリー」を公開したことを発表しました。

同社が大正8年11月から昭和4年7月号まで刊行していた童謡童話雑誌『金の船』(大正11年6月号から『金の星』と改題)のうち、創業者・斎藤佐次郎氏が編集・発行を手掛けた昭和3年4月号までの計101冊をデジタル版で公開するとしています。

2019年11月6日時点では、暫定的に1巻1号、1巻2号のみ公開されており、以降の号は順次公開する予定とあります。

創業100周年記念「金の船・金の星デジタルライブラリー」公開(株式会社金の星社, 2019/11/6)
https://www.kinnohoshi.co.jp/information/detail.php?id=584

東北大学、2種類のクラウドファンディングプロジェクトを開始:図書館所蔵「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化プロジェクトと大学病院考案レシピの書籍化プロジェクト

2019年11月5日、東北大学は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社と東北地方の大学では初となる業務提携を結び、提携後初のプロジェクトとして、附属図書館所蔵「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化と大学病院考案レシピの書籍化を目指した2つのプロジェクトを開始したことを発表しました。

「漱石の肉筆を後世へ!漱石文庫デジタルアーカイブプロジェクト」は、東北大学附属図書館が所蔵する「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化を目指す目標金額200万円のプロジェクトです。「漱石文庫」は、夏目漱石自身の肉筆による手帳や日記、ノート、試験問題、創作メモ、手紙などからなる自筆資料と、約3割に書き込みやアンダーラインが多数見られる旧蔵書で構成される、漱石の創作過程を知ることができるコレクションです。漱石没後100年がすぎ劣化の進行した資料や薄い鉛筆書きのため公開の難しくなった肉筆資料が現われ始めているため、クラウドファンディングを通して、最新の技術による全面的なデジタルアーカイブ化とインターネットを通した一般公開を進めたい、としています。

国立国会図書館(NDL)、『びぶろす』誌で「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を特集

国立国会図書館(NDL)の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の85・86合併号(2019年10月)で、二つの特集「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を掲載しました。

特集では次の記事を掲載しています。

【地域に根ざした音楽資料の保存】
・国際日本文化研究センターにおける浪曲SPレコード・デジタルアーカイブの取組
(国際日本文化研究センター助教 古川綾子氏)
・南島の音楽とデジタルアーカイブ
(立教大学大学院21 世紀社会デザイン研究科 宮本聖二氏)
・作業唄の保存と活用について
(同志社大学大学院総合政策科学研究科総合政策科学専攻博士課程(前期課程) 阪田美枝氏)
・スペイン国立図書館の音楽映像資料の収集とデジタル化、そして利活用について
(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター特命准教授 菊池信彦氏)

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開:和算資料及び西洋数学資料592点を収録

2019年10月30日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開したことを発表しました。

「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」には、同大学の理学研究科数学教室が所蔵する和算資料(天文書や漢籍を含む)及び西洋数学資料592点が収録されています。今回の追加により、デジタルアーカイブの公開件数は14,162タイトル、1,262,613画像となったこともあわせて紹介されています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/10/30)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1383420

京都大学数学教室貴重書ライブラリ(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/math

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