公共図書館

ドイツ図書館協会(DBV)、国内の州・地方自治体に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出制限措置の実施中も図書館の継続開館を要望

ドイツ図書館協会(DBV)が、2020年10月30日付で公開した記事“Bibliotheken müssen geöffnet bleiben! Der Deutsche Bibliotheksverband appelliert an Länder und Kommunen”において、国内の州・地方自治体に図書館の継続開館を要望しています。

ドイツ連邦政府は2020年10月28日付で、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を阻止するため、11月2日から1か月間、レジャー施設や店舗の閉鎖、イベント自粛などの外出制限措置を全土で実施することを発表しています。図書館の運営については、連邦政府から直接の言及はなく、各州の決定に委ねられています。

DBVは、図書館は情報の提供・情報リテラシーの強化等のために機能する教育機関であり、2020年春のロックダウンでも最も早く再開を許可された施設であることを指摘しながら、いち早くロックダウン中も図書館を継続開館することを決定したバイエルン州等を歓迎しています。また、春のロックダウンの際に、状況に合わせた衛生対策を開発し、デジタルサービスを中心に着実に提供サービスを拡大してきたことを紹介しています。

アウグスブルク州立・市立図書館(ドイツ)、同館の所蔵する17世紀以前に作成された手稿譜約80点のデジタル化事業を開始

2020年10月29日、ドイツのアウグスブルク州立・市立図書館(Staats- und Stadtbibliothek Augsburg)は、2020年11月から同館の所蔵する17世紀以前に作成された手稿譜(Musikhandschriften)約80点について、デジタル化事業を開始することを発表しました。

同館の手稿譜のデジタル化は、ドイツ研究振興協会(DFG)の2年間の助成の下、バイエルン州立図書館(BSB)との共同により、包括的な音楽学上の資料整備とインターネットを通した資料の無料提供を目的とするプロジェクトとして実施されます。このデジタル化事業では、オンライン目録の作成や、最新のサーモグラフィー技術による「透かし(Wasserzeichen)」も含めた高品質な原資料のスキャンが行われます。

1537年に設立されたアウグスブルク州立・市立図書館の所蔵する手稿譜は、その多くが市内の修道院や神学校に由来し、ルネサンス期のフッガー家によるコレクションの中でも重要な位置を占めた資料群です。所蔵コレクションには、当時の作曲家オルランド・ディ・ラッソによる合唱曲の豪華な装飾の施された大判の楽譜などが含まれています。

大阪府豊中市、株式会社ロコガイドとの連携協定により図書館を含む市内公共施設の混雑状況をウェブサイト上にリアルタイムで表示する「混雑ランプ」を導入

2020年10月26日、大阪府豊中市は、株式会社ロコガイドと「ICTを活用した情報発信に関する連携協定」を締結しました。

同協定に基づき、豊中市のウェブサイト上で窓口等の混雑状況をリアルタイムに伝える「混雑ランプ」サービスが提供されています。「混雑ランプ」は専用のボタン型端末により、窓口の混雑状況を青(空き)・黄(やや混み)・赤(混み)の3段階で表示するサービスです。市のウェブサイトや同社の運営するチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」等で、混雑状況をパソコンやスマートフォンから手軽に確認可能となり、「市民サービス向上」と「新型コロナウィルス感染症の拡大防止」につながるサービスである、と説明しています。

「混雑ランプ」の導入は大阪府内の自治体では豊中市が初めての事例となり、市役所の窓口や同市の図書館7館等に導入されています。

前橋市立図書館本館(群馬県)、掲示板におしゃべりカードを掲示して利用者同士が交流するコーナー「すみっこサロン」を開設

2020年10月30日、群馬県の前橋市立図書館が、同館本館に利用者参加型のコーナー「すみっこサロン」を開設したと発表しています。

図書館を本の貸し借りだけではなく楽しく交流できる場として使ってもらえるようにすることを目的に設置されたコーナーで、好きなことを書いたカードを掲示板に貼ったり、掲示されたカードへの返事を書いたり、シールを貼ったりすることで、カードを使っておしゃべりをする場となっています。

他にも、図書館への意見収集を行うこともあるとしています。

「すみっこサロン」の紹介(前橋市立図書館,2020/10/30)
https://www.city.maebashi.gunma.jp/library/event/24735.html

砺波市立図書館(富山県)、スマートフォンでの貸出が可能に

2020年11月1日に新しい砺波市立砺波図書館が開館した、富山県の砺波市立図書館が、同館の利用カードをスマートフォンに表示して使うことができるようになったと発表しています。

【図書館を楽しもう♪】デジタルカードが利用できるようになります!(砺波立図書館,2020/10/28)
https://www.city.tonami.toyama.jp/blog/group/toshi/detail.jsp?id=5403

砺波図書館オープン!ご来館ありがとうございました(砺波立図書館,2020/11/1)
https://www.city.tonami.toyama.jp/blog/group/toshi/detail.jsp?id=5430

川崎市立図書館、JR鹿島田駅構内の図書返却ボックスへプロサッカーチーム「川崎フロンターレ」とのコラボレーションによるラッピングを実施

2020年10月24日、川崎市立図書館は、同市幸区JR鹿島田駅構内の図書返却ボックスへ、地元のプロサッカーチーム「川崎フロンターレ」とのコラボレーションにより、ラッピングを実施したことを発表しました。

JR鹿島田駅ペデストリアンデッキ上の図書返却ボックスは、川崎市立図書館の6か所目の図書返却ボックスとして、2020年8月1日から利用が開始されました。川崎市立図書館のキャラクター「つばきちゃん」と川崎フロンターレのキャラクター「ふろん太」「カブレラ」をあしらったオリジナルのラッピングが施されています。同館が図書返却ボックスをラッピングするのは、今回が初めての試みです。

JR鹿島田駅ペデストリアンデッキ上の図書返却ボックスをラッピングしました!(川崎市立図書館,2020/10/24)
https://www.library.city.kawasaki.jp/main/0000003366/default.html

三重県立図書館、「書名川柳」を募集中:読書週間にちなんだイベント

2020年10月27日から11月10日まで、三重県立図書館が、読書週間にちなんだイベントとして、複数の書名を組み合わせて作る「書名川柳」を募集しています。

参加方法は、ハッシュタグ「#みえりぶ」「#書名川柳」を付けてのTwitterへの投稿と、同館への来館の2種類です。

作品は同館の展示コーナー等で紹介されます。

【読書週間イベント】「書名川柳」を募集します(三重県立図書館)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/index.php?key=jo4b0vkvu-105#_105

参考:
本の背とTwitterを使って「#文庫川柳」:図書館も挑戦中
Posted 2016年5月20日
https://current.ndl.go.jp/node/31638

※本文の一部を修正しました。(2020/10/30)

大阪市港区の築港エリアに公民連携ブックストアがオープン:大阪市立港図書館が協力

2020年10月13日、大阪市が、同市港区の築港エリアでの公民連携ブックストアのオープンを発表しています。オープンは10月18日です。

同区では、「築港・天保山まちづくり計画」を裁定し、築港地域の活性化に向けた様々な取組を行っており、この計画の一環として、同区と連携協定を締結している株式会社美想空間が運営する複合施設「KLASI COLLEGE」内に新たにブックストア「KLASI BOOKs」をオープンさせるものです。

大阪市立港図書館(愛称:ゆめホーム「ゆめ」かなえる港図書館)が公民連携で協力をしており、選定した書籍を「KLASI BOOKs」内で月替わりに展示し、さらに興味を持った利用者には同館でより詳しい書籍を紹介できるようにしていくとしています。

今後は、「KLASI BOOKs」と同館が連携した書籍フェアも開催予定と発表されています。

港区築港エリアに公民連携ブックストアがオープンします(大阪市,2020/10/13)
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/minato/0000515936.html

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、新サービス”Shelf Help”を開始

2020年10月26日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が新サービス”Shelf Help”を開始しました。このサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大によって館内での図書のブラウジングが制限されていることを受けて開始されたものです。

利用者は、オンラインフォームまたは電話等で、関心のあること、希望する本のジャンル、本の受け取り先とするNYPLの分館等を通知します。入力された利用者の情報に基づいて、図書館員が5冊の本を選びます。利用者は後日、選択した図書館で、5冊の本を受け取ります。

NYPLの読者サービス部門のアソシエイトディレクターであるLynn Lobash氏は、「読者が新たに大好きな本を見つけたとき、セレンディピティの素晴らしい瞬間があります。Shelf Helpによって、図書館はこの経験を再現しようとしています」と述べています。

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