公共図書館

松戸市立図書館和名ケ谷分館(千葉県)、入居する建物が新型コロナウイルスのワクチン接種会場となったことに伴い、当面の間休館中

千葉県の松戸市立図書館和名ケ谷分館が、同館が入居する和名ヶ谷スポーツセンターが新型コロナウイルスのワクチン接種会場になったことにともない、2021年4月9日から当面の間休館しています。

休館中、同館で所蔵する一部資料は、松戸市立図書館のウェブサイト内のインターネットサービスや館内検索機(館内OPAC)から検索・予約ができなくなっていますが、休館中の予約資料は本館または他の分館で受け取れるほか、同館のみで所蔵する雑誌については小金分館で閲覧できます。

図書館和名ケ谷分館が休館します(松戸市立図書館,2021/5/5)
https://www.city.matsudo.chiba.jp/library/oshirase/wanagayakyuukan2.html

戸田市(埼玉県)、市職員が新型コロナウイルスのワクチン接種予約を手伝う「高齢者ワクチン接種 予約おたすけ窓口」を図書館本館を含む公共施設等に設置

2021年5月17日、埼玉県戸田市が、市職員が新型コロナウイルスのワクチン接種予約を手伝う「高齢者ワクチン接種 予約おたすけ窓口」を、市役所1階や市内公共施設に設置すると発表しています。

開始日は5月18日で、市内公共施設16か所においては、原則、各施設の開所時間に開設されます。設置施設には、戸田市立図書館本館も含まれています。

[記者発表資料]「高齢者ワクチン接種 予約おたすけ窓口」設置(戸田市,2021/5/17)
https://www.city.toda.saitama.jp/site/press/hisyo-press2021-otasukemadoguchi.html

米国図書館協会(ALA)・米国建築家協会(AIA)主催の2021年図書館建築賞受賞5館が発表

2021年5月14日、米国建築家協会(AIA)が、米国図書館協会(ALA)と共同で毎年開催している図書館建築賞の2021年の授賞館5館を発表しました。

同賞は、立地、目的、エコロジー、環境の持続可能性、歴史といったデザインの成果を示す必要があり、6人の審査員により選ばれたものです。

受賞館は以下の通りです。

・アリゾナ州立大学ヘイデン図書館(リ・インベンション)

・マサチューセッツ州ボストン公共図書館ロクスベリー分館(改修)

・ニューヨーク市ブルックリン公共図書館サンセットパーク図書館

・テイラーストリートアパートメント/シカゴ公共図書館リトルイタリー分館

・マサチューセッツ州ケンブリッジ公共図書館バレンテ分館

岸和田市立図書館(大阪府)、「図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)」を開催:第1弾は「データでひもとく岸和田と図書館」等

2021年5月16日、岸和田市立図書館(大阪府)が、「図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)」を開催することを発表しました。

同館は、市制施行100周年である2022年を新しい図書館づくりのキックオフの年と位置付け、これからの図書館に求められる役割、必要なソフト・ハードを考える取組を進めています。

「図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)」では、年間6回程度のイベントを開催し、同市の現状や他市の図書館の事例を、職員・市民がともに学び・実践すると述べられています。

申込は不要です。第1弾として、6月12日に岸和田市立図書館で以下の内容のイベントが開催されます。

・第1部「データでひもとく岸和田と図書館」
講師:橋本純氏(岸和田市立図書館長)

・第2部「岸和田ブックフェスタ シン・岸和田市立図書館の言いっぱなし理想交換」
講師:七野司氏(まちライブラリー@岸和田としょかん世話人)

オーストラリア図書館協会(ALIA)主催の“National Simultaneous Storytime”、2021年は国際宇宙ステーションから宇宙飛行士が読み聞かせ

2021年5月19日、オーストラリア図書館協会(ALIA)主催のイベント“National Simultaneous Storytime”(NSS)が行われます。NSSは、読書とリテラシーの価値を促進することを目的に、年齢に応じたテーマを探求するオーストラリアの児童書を用いて、国の教育カリキュラムのFoundationからYear 6までの主な学習内容に取り組むものです。

今年で21回目、ニュージランドにおいても4回目の開催となる今回は、スカラスティック社(出版社)・オーストラリア宇宙庁・Office of the Chief Scientistと連携し、宇宙飛行士のウォーカー(Shannon Walker)氏が国際宇宙ステーションから絵本“Give Me Some Space”の読み聞かせを行います。同書は、ALIAが今回のために絵本作家のPhilip Bunting氏に依頼して作成されたもので、作品の完成後、宇宙に送るための物理的な条件に沿った装丁で作成され、清掃と梱包の後、2020年後半に国際宇宙ステーションに送られました。

同イベントには誰でも参加できますが、参加には登録が必要です。

フィンランドの「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクト:電子サービスを調整する単一の運営体の設置を推奨(記事紹介)

オンラインサービスへのアクセスを図書館ネットワークとして提供するフィンランドのLibraries.fiが、2021年4月28日付の記事において、フィンランドの教育文化省からの助成を受けて行っている「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクトの紹介を行っています。

同プロジェクトは、現在の図書館の電子資料の利用可能性は自治体によって異なっており、利用者にとっても職員にとっても利用が難しいという課題認識のもと行われています。

広告会社WPPのコンサルティング部門Kantar TNSが、2021年1月22日から2月4日にかけて実施した調査では、図書館の電子サービスにおいて利用者が重視するのは「質」や「使いやすさ」であるものの、回答者の56%が図書館のオンラインサービスに全く、もしくは、あまり関心がないと回答する等、図書館の提供している電子サービスが時代に追い付いていないとし、第1段階まで終了した同プロジェクトでは、より幅広い資料にアクセスできるよう、全ての関係者(出版社、フィンランド出版協会、作家団体)と協力し、電子サービスを調整する単一の運営体を設置することを推奨しています。

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会、「多文化サービスQ&A」を公開

2021年5月14日、日本図書館協会(JLA)の多文化サービス委員会が、「多文化サービスQ&A」(2021年3月20日作成)をウェブサイトで公開しました。

公共図書館の多文化サービスに関してよく尋ねられる質問とその答えを紹介したもので、Q&A12項目、「もっと知るために」4項目、資料編、付録、で構成されています。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※2021/05/14欄に「日本図書館協会多文化サービス委員会「多文化サービスQ&A」を掲載」とあります。

多文化サービスQ&A(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/tabunka/tabid/901/Default.aspx

米国・英国・オーストラリアにおける公共図書館のサービスに関する調査報告書(記事紹介)

米国の出版情報誌“Publishers Weekly”に、2021年5月6日付で、公共図書館のサービス状況に関する調査報告書についての記事“Report Urges Library Leaders to Address Decline in Public Library Usage Stats”が掲載されました。

英国の書店の元最高経営責任者であるTim Coates氏による調査報告書“Freckle Report 2021”の内容が紹介されています。記事によると、同報告書は、米国・英国・オーストラリアにおける公共図書館のサービスに焦点を当てており、図書館に関係する政府機関等が発表したデータや2021年4月に実施された調査の結果をまとめています。

公共図書館の来館利用は、米国では2018年までの8年間で31%、英国では2000年以降70%、オーストラリアでは10年間で22%減少したと述べられています。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大の読書行動に対する影響について、全ての年齢層で読書量が増えたこと、デジタルコンテンツの提供・利用が増えた一方、紙媒体の資料の利用が減少したこと等を挙げています。

フィンランド・タンペレのトラックの車体を用いて製作された新しい移動図書館:図書の展示や映画鑑賞会も可能(記事紹介)

オンラインサービスへのアクセスを図書館ネットワークとして提供するフィンランドのLibraries.fiが、2021年4月20日付けの記事において、タンペレの図書館が新しく導入した移動図書館Kosmosの紹介を行っています。

2021年1月から巡回を開始したKosmosの名称は公募によって選ばれ、通常のようなバスではなくトラックの車体を用いて製作されています。その理由は、タンペレの中央図書館であるMetsoの荷物の積み降ろし場所の構造の特徴によるもので、資料の搬入は車体の後部から行われます。

一方で、トラックを用いたことで広いスペースを用いた図書の展示が可能となり、人々が以前より多く本を借りることが期待されているとのことです。内装も簡単に変更でき、書架の棚も必要に応じて取り外すことが可能です。プロジェクターやスクリーン、ムード照明等も用意されていることから、映画鑑賞会やディスコといった企画も可能です。

車体のデザインは、グラフィックデザイナー・イラストレーター・児童文学作家であるNora Surojegin氏が手掛けたものです。

E2379 - AI蔵書点検サポートサービス実証実験の成果と課題

船橋市西図書館(千葉県)では,京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が開発した人工知能(AI)による蔵書点検サポートサービス「SHELF EYE」(シェルフアイ)について実証実験を行っている。「SHELF EYE」は本の背表紙画像をAIで解析して蔵書点検の効率化を支援するシステムである。本稿では,当館で実施した「SHELF EYE」と従来の蔵書点検との比較実験の成果,今後の展望について紹介したい。

ページ