公共図書館

和歌山市民図書館の新館が2020年6月5日に開館

和歌山市民図書館の2020年6月1日付のお知らせとして、商業施設「キーノ和歌山」内の同館新館が、商業施設のグランドオープンと同日の2020年6月5日に開館することが発表されています。

新和歌山市民図書館は新型コロナウイルス感染症対策として一部のサービスに限定して運営していましたが、感染拡大防止の対策が講じられ、6月5日の開館により、全フロアの利用が可能になります。

新和歌山市民図書館は年中無休で午前9時から午後9時まで開館します。図書の貸出・返却等のサービスの他、館内Wi-Fiの利用や館内iPadでの図書検索等が可能です。また、4階こどもとしょかん内のプレイスペースや屋上芝生広場や、1階に併設されたスターバックス、蔦屋書店を利用することもできます。

お知らせ(和歌山市民図書館)
https://wakayama.civic-library.jp/info_list
※2020年6月1日付けのお知らせに「新和歌山市民図書館の開館について」とあります。

アイルランド政府、公共図書館のオンラインサービス需要の大幅増への対応として図書館による電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの追加支援を実施

2020年5月31日、アイルランドの農村・コミュニティ開発省(Department of Rural and Community Development)のMichael Ring大臣は、公共図書館の電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの支援を実施することを発表しました。

この政府による支援は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大幅に増加した公共図書館のオンラインサービス需要への対応として行われ、感染症拡大初期の2020年3月に行われた20万ユーロの支援への追加として実施されます。また、アクセシブルな電子書籍再生用ソフトウェア“EasyReader”向けコレクションの充実へ2万ユーロの支援を行うことも併せて発表されています。

アイルランド政府は、新型コロナウイルス感染症による社会活動の制限の撤廃に向けた計画として、“Roadmap for reopening society and business”を発表しており、公共図書館は2020年6月8日に開始予定の第2段階において、人数制限・ソーシャルディスタンシングの確保・厳格な手指消毒等の条件の下で、再開館する見込みです。

韓国国立中央図書館(NLK)、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の募集を発表:新型コロナウイルス感染拡大以後に変化した図書館政策やサービス等がテーマ

韓国国立中央図書館(NLK)が、2020年7月1日から8月31日まで、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の募集を行うと発表しました。応募対象は、全国の司書及び図書館・文化機関の職員、大学生・大学院生、海外の韓国資料室の運営者です。

今回の公募のテーマは、新型コロナウイルスの感染拡大以後に変化した図書館政策方針とサービス、人工知能(AI)時代の図書館の革新を主導する図書館運営と利用の活性化、です。

応募されたアイデアや事例は、書類審査・面接審査を経て、9月末に8点の入賞作が発表されます。最優秀賞1点には文化体育観光部長官賞及び賞金200万ウォン、優秀賞2点には文化体育観光部長官賞及び150万ウォン、奨励賞5点には国立中央図書館長賞及び賞金100万ウォンが授与されます。

図書館運営・サービス向上のための資料として活用されることを目的に、優秀作を集めた資料集を制作して全国の図書館に配布します。

大阪市淀川区、「交流型ワイガヤ図書館」を含む「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表

2020年6月3日、大阪市淀川区が「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表しました。2025年6月供用開始予定です。

隣接民有地を活用した、まちの新たなランドマークとなる複合施設が提案されており、複合施設の中には「交流型ワイガヤ図書館」という図書館が整備されます。図書館周辺の空間は、図書館運営へのプラス効果が期待され、区政の推進にも寄与し、図書館との親和性もある施設計画となっていると説明されています。

事業予定者の計画提案書によれば、「交流型ワイガヤ図書館」とは、複合施設内の市立図書館と、隣接して設置する地域住民のコミュニケーションスペース「みんなで育てるライブラリー」を、有機的に連携させて運営するものです。「みんなで育てるライブラリー」は、同施設内に誘致する医療・スポーツ系の専門学校を経営する学校法人が所有・運営することで同活動を地域に根ざした持続的な活動とするとしています。また、市立図書館の上階には学童・保育施設が配置され、図書館の利用を促進するとしています。

韓国・文化体育観光部、第3次補正予算の編成を発表:非対面サービスの拡充や雇用創出のための文学・芸術・アニメ関係資料の整理・デジタル化、消費活性化のための博物館・美術館で利用可能な割引クーポンの発行等

2020年6月3日、韓国・文化体育観光部は、新型コロナウイルス感染症による雇用の危機・景気の底上げ・新しい日常への対応を目的とした、総額3,399億ウォンの第3次補正予算の編成を発表しました。

(1)文化・芸術関係の雇用の創出、(2)公演・展示・映画・宿泊・スポーツに関する割引クーポンの発行による消費の活性化、(3)文化分野の「韓国版ニューディール」事業の開始、のために用いられます。同部では、今回の補正財源の捻出のため、支出構造を調整し、2020年度予算(6兆4,803億ウォン)から、その3パーセントにあたる1,883億ウォンを削減しています。

雇用の創出には1,699億ウォンがあてられ、例えば、非対面サービスの拡充と雇用の活性化を支援するため、文学館所蔵資料の整理(14億ウォン、90人の雇用)、芸術関連の記録・資料の収集とデジタル化(33億ウォン、310人の雇用)、アニメーション関連データのデジタルアーカイブ(46億ウォン、340人の雇用)、公共図書館での非対面サービス(郵送貸出・ドライブスルー貸出;26億ウォン、570人の雇用)が行われます。

鳥取県立図書館、企画展示「大切な人に手紙やハガキを書こう!」を開催中:新型コロナウイルス感染拡大により外出できない県民の閉塞感をやわらげ、心の健康増進を図ることが目的

鳥取県立図書館が、2020年6月1日から6月29日まで、企画展示「大切な人に手紙やハガキを書こう!」を開催中です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出できない県民の閉塞感をやわらげ、心の健康増進を図ることを目的に、本を通じて手紙やハガキを書くことを勧める展示です。同館所蔵資料に加え、倉吉市の「小鴨シニアクラブ協議会」が実践している「ハガキ出し運動」の活動も紹介しています。

【企画展示・一般】:大切な人に手紙やハガキを書こう!(令和2年6月1日から6月29日まで)(鳥取県立図書館)
https://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/261629.html

高森町立図書館(長野県)、町民向け電子図書館サービス「高森ほんともWeb-Library」の提供を開始

2020年6月2日から長野県の高森町立図書館が、町民向け電子図書館サービス「高森ほんともWeb-Library」の提供を開始しています。

「高森ほんともWeb-Library」はスマートフォン、タブレット、パソコンから利用可能な電子書籍の貸出を提供するサービスです。株式会社メディア・ドゥ/オーバードライブ・ジャパンの提供するシステムを利用しています。インターネット環境があれば自宅や外出先でも利用することができます。貸出冊数は1人・3冊までで貸出期間は2週間です。

「高森ほんともWeb-Library」はオープン時点で250冊の電子書籍を提供し今後も提供タイトルは徐々に増加予定です。また、デジタル化した同町の町史などの地域資料の提供も計画されています。

高森町は「高森ほんともWeb-Library」を小学校の英語教材、読書・情報活用推進、外国語学習サポート等にも活用する予定です。

富士吉田市立図書館(山梨県)、同市の繊維産業地域おこし協力隊との連携企画「ハタオリマチ“ふじよしだ”を感じよう!」を実施中

2020年5月29日、山梨県の富士吉田市立図書館は、同市の繊維産業地域おこし協力隊との連携企画として、「ハタオリマチ“ふじよしだ”を感じよう!」を実施していることを発表しました。

富士吉田市は1000年以上続く富士吉田・西桂(山梨ハタオリ産地)を次世代につないでいくためのプロジェクト「ハタオリマチのハタ印」に取り組んでいます。同企画はこのプロジェクトの一環として、市民にとって身近な場所である図書館で「郡内織物」に見たり触れたりできる場を作り、親しみを感じてもらうという趣旨の下で実施されます。同館内では、書棚への郡内織物のファブリックパネルの設置、閲覧コーナーの椅子の生地の郡内織物への張り替えなどが行われています。

同企画は新型コロナウイルス感染症の影響で図書館が休館していたため、予定よりも延期されて実施されています。富士吉田市立図書館は2020年5月26日から開館していますが、来館予約制による「条件付き開館」となっています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのロックダウン中に図書館の利用に関して不自由に感じたことについての全国調査の結果を発表

2020年5月28日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、、同会の公共図書館部門であるAustralian Public Library Alliance (APLA)が共同で実施した、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのロックダウン中、図書館の利用に関して不自由に感じたことについての全国調査の最初の500件の回答に基づく結果を発表しています。

87パーセントが紙媒体の図書を借りることができないこと(電子書籍の貸出は可能)、44パーセントが図書館員からの専門的で親切な支援をうけられないこと、40パーセントが他の人と一緒にいられないこと、36パーセントが成人向けのイベントや活動に参加できないこと、20パーセントが他の家族と一緒に読み聞かせに参加できないこと(多くの図書館ではオンラインでの読み聞かせが行われたにもかかわらず)、16パーセントが図書館で勉強できないこと、13パーセントがインターネットを使えないことを回答しています。

奈良市立図書館及び八王子市立図書館(東京都)、オーディオブック配信サービスを開始:通勤・通学時の読書機会の拡大や読書バリアフリー法への対応

奈良市立図書館及び東京都の八王子市立図書館が、オーディオブック配信サービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させて実現したサービスで、奈良市立図書館では2020年5月1日から、八王子市立図書館では2020年6月1日からサービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社や奈良市立図書館のプレスリリースによると、両市では、視覚障がい者向けサービスや通勤・通学時の読書機会の拡大、読書バリアフリー法への対応として同サービスを導入したとのことです。

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