スコットランド

スコットランド国立図書館、IIIFコンソーシアムに加盟

2016年4月12日、スコットランド国立図書館が、International Image Interoperability Framework(IIIF)コンソーシアムに創立メンバー(founding member)として加盟したと発表しています。

同館は、IIIFコンソーシアムのメンバーになることで、昨年策定した戦略文書“The way forward: Library Strategy 2015-2020”の実現をはかるということです。

IIIFコンソーシアムは、デジタル画像の相互運用性にかかる技術の継続的な開発と、そのコミュニティーの成長を見守るために、オックスフォード大学ボドリアン図書館、英国図書館(BL)、スタンフォード大学図書館、バイエルン州立図書館、コーネル大学、フランス国立図書館(BnF)、ノルウェイ国立図書館、プリンストン大学図書館、ウェルカム財団、イェール大学(英国美術センター 、バイネッキ貴重書・手稿図書館)の11機関により、2015年6月に創設されたものです。

Library joins prestigious consortium as founding member( National Library of Scotland ,2016/4/12)

スコットランド国立図書館、デジタル環境下での無形文化遺産の保存とアクセスの保証についての新しいモデルを評価するプロジェクトへ参加する大学院生を募集

スコットランド国立図書館、同館の音声アーカイブ(Scottish Sound Archive)及びヘリオット・ワット大学は、デジタル環境下での無形文化遺産の保存とアクセスの保証についての新しいモデルを評価するプロジェクト“Collecting and preserving access to Intangible Cultural Heritage within the digital environment: evaluating new models for Scotland”に参加する博士課程の大学院生を募集しています。

2016年10月からフルタイムの3年間のポジション(半年の試用期間を含む)として採用される大学院生(1名)は、文化的作品を創作する個人とコミュニティーの間の主要な関係や、無形文化遺産の記録を収集、保存し、利用可能としている組織の調査・分析をすることになります。

National Library offers PhD opportunity(スコットランド国立図書館,2016/3/29)
http://www.nls.uk/news/archive/2016/03/phd-opportunity

Further information, eligibility and how to apply (PDF) (5 pages; 50KB)

スコットランド図書館・情報協議会、国家戦略実現のため、約140万ポンドを国内の公共図書館に配分

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)は、Carnegie UK Trust(カーネギー英国財団)とともに策定し、2015年6月に公開した、公共図書館のための国家戦略“Ambition & Opportunity A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を受け、スコットランド政府等と連携し、この9か月間で以下のように資金を配分したとのことです。

・公共図書館整備基金のために45万ポンド
・公共図書館へのWifi設置のために40万ポンド
・読み、書き、読書支援、リテラシー、学習のために19万8千ポンド
・“film education project”のために19万ポンド
・公共図書館を利用する子どもの読書、リテラシー、学習支援のために8万ポンド
・公共図書館への3Dプリンター設置のために7万6千ポンド
・リテラシー、読み書きそろばん等を支援するアプリを使用するために若者やその親を指導するプロジェクト“Appiness”に7万ポンド

National Strategy Generates £1.4 Million for Scotland’s Public Libraries (SLIC,2016/3/23)

スコットランド国立図書館、3,000冊以上のチャップブックをデジタルギャラリーで公開

スコットランド国立図書館が、3,000冊以上のチャップブックをデジタルギャラリー“Chapbooks printed in Scotland”で公開しました。

チャップブックとは、8~24頁からなる小冊子で、しばしば木版画による挿絵があり、一般民衆にとって不可欠な読み物として、裁判、戦争、宗教、犯罪、スポーツ、政治、恋愛、生活などあらゆるテーマを扱っており、17世紀から19世紀にかけて、行商人などによって、路上や市場で1ペニー以下で販売されていたものとのことです。

ロビンソン・クルーソー、シンドバッドの冒険、ガウェイン卿といった児童向けに書かれたものもあるとのことです。

今回、公開されたものは18世紀から19世紀にスコットランド地方で印刷されたものとのことです。

Scottish chapbooks now online!(Natioal Library of Scotland,2016/3/4)
http://blog.nls.uk/scottish-chapbooks-now-online/

Chapbooks(Natioal Library of Scotland)
http://www.nls.uk/collections/rare-books/collections/chapbooks

E1768 - 『図書館の意味:一つの文化史』<文献紹介>

Crawford, Alice ed., The Meaning of the Library: A Cultural History. Princeton University Press, 2015, 336p., ISBN 978-0-691-11639-1.

 本書『図書館の意味:一つの文化史』は2012年の英国のセント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)ジェームズ王図書館(King James Library)創立400周年にちなんで,2009年から2013年にかけて行われた12の連続講演をまとめたものである。この講演が行われた時期は,英国においては経済危機による公共図書館の分館の廃止が進み,また,技術革新による図書館・図書館員不要論が生まれた時期と符合する。ちなみに2012年はセント・アンドルーズ大学の創立600周年にも当たる。

スコットランド国立図書館、3Dマップビュア―をオンラインで公開

2016年2月17日、スコットランド国立図書館が、3Dマップビュア―をオンラインで公開したと発表しています。

3Dマップ作成のためのJavaScriptのライブラリ“Cesium”を使用し、Webブラウザで3Dグラフィックス等を表示させるJavaScript APIであるWebGLを用いて表示させているとのことです。

同館が所蔵する地図資料を鳥瞰的に閲覧することができ、3Dの景観の上に覆われている600枚のジオリファレンスされた地図のレイヤーのいずれかを探すために、高度・傾き・方向を変更することができるほか、透かしを消して、異なるベースマップを見ることもできるとのことです。

The Library's new 3D map viewer(National Library of Scotland,2016/2/17)
http://blog.nls.uk/the-librarys-new-3d-map-viewer/

Explore Georeferenced Maps - 3D viewer(National Library of Scotland)

スコットランド国立図書館、米国からフルブライト研究員を招く

スコットランド国立図書館は、米国から、フルブライト研究員プログラムで、米・ワシントン州立大学英語学部の准教授Kirk McAuley博士を招くとのことです。

McAuley氏は、6か月間、スコットランド国立国立図書館の蔵書を用いて調査を行ない、“The economy and ecology of British Empire writing”と題する本の執筆に取り組むとのことです。

Fulbright research scholar is named(NLS,2015/10/30)
http://www.nls.uk/news/archive/2015/10/fulbright-scholar

スコットランド国立図書館(NLS)、著作権が切れたゲール語の著作物をオンラインで公開

2015年10月13日、スコットランド国立図書館(NLS)が、著作権が切れたゲール語の著作物をオンラインで公開したと発表しています。

17世紀まで遡るゲール語の著作物が図書館のウェブサイトから利用可能とのことで、約600点の著作物が新しくデジタル化され、図書館のゲール語のコレクションのうち総計1,200点の著作物が閲覧可能となったとのことです。

Hundreds more Gaelic items available online(NLS,2015/10/13)
http://www.nls.uk/news/archive/2015/10/gaelic-items-online

Rare items in Gaelic(NLS)
http://digital.nls.uk/rare-items-in-gaelic/pageturner.cfm?id=97491774

Early Gaelic Book Collections(NLS)
http://digital.nls.uk/early-gaelic-book-collections/pageturner.cfm?id=75733573

参考:
スコットランド国立図書館(NLS)、新戦略文書を公開 今後10年間でコレクションの1/3をオンラインで公開へ

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)、公共図書館のための国家戦略、“A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を公開

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)はスコットランドの公共図書館のための国家戦略“Ambition & Opportunity A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を公開しました。

戦略は、6つの戦略目標とスコットランドの図書館の強力な遺産の上に構築する18の勧告を設定しています。戦略的な目標は、読書、リテラシーと学習、デジタル情報の含有、経済福祉、社会福祉、文化と創造を促進するもので、優れた公共サービスであるとのことです。

18の勧告には、

・すべての公共図書館でWifiにアクセスできる
・一つの図書館カードでスコットランド全国で24時間365日のアクセスができる仮想図書館のようなスコットランド規模の電子アクセス資源を開発し、国家及び地域の電子図書館コレクションへのアクセスを増加させる
・アドバイスサービス、職業安定所、企業グループとパートナーシップを構築
・中小企業のための協同作業スペースのモデルを図書館の中に作成
・情報と表現の自由のための十分な声となるための図書館を支援する
・金融投資を生むための代替手段を探る

等を含むとのことです。

ProQuest社、スコットランド国立図書館(NLS)の英国議会の貴族院の文書をデジタル化

スコットランド国立図書館(NLS)とProQuest社は、2015年5月14日、NLSが所蔵する英国議会の貴族院(House of Lords)の文書をデジタル化することを発表しました。

この文書には、英国の19世紀政治史研究にとって重要な、社会・政治・経済・外交などの政策に関する幅広い資料が含まれるとのことです。年内にはデジタル化が完了する見込みとのことで、デジタル化された文書は、電子書籍や電子ジャーナルなどを閲覧できるNLSの"Licensed digital collections"に追加されるとのことです。

このデジタル化により、スコットランドに住所があるNLSの登録利用者は、この文書にオンラインで自由にアクセスできるようになるとのことです。

Unique Government Documents to be Digitised by ProQuest with the National Library of Scotland(ProQuest, 2015/5/14)
http://www.proquest.com/about/news/2015/Unique-Government-Documents-to-be-Digitised-by-ProQuest-with-the-National-Library-of-Scotland.html

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