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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2019年9月2日、スコットランド国立図書館(NLS)が ウェブサイト“Data Foundry”を公開しました。
デジタルスカラシップサービスの一環として、同館のコレクションを機械可読なデータとして提供することで、コンテンツマイニング・画像分析といったデジタル研究の範囲を拡大することを目的としたサイトです。
現在、テキスト、画像、メタデータなど70GB以上のデータが搭載されており、今後も、サイトの更新に合わせて新たなデータが追加される予定です。
Data Foundry launched(NLS,2019/9/2)https://www.nls.uk/news/archive/2019/09/data-foundry
Data Foundryhttps://data.nls.uk/
2019年5月2日、スコットランド国立図書館(NLS)が、1980年代をテーマとしたウェブサイト“Back to the future: 1979-1989”の公開を発表しました。
同ウェブサイトはNLSのデジタルコレクションの一環として構築されたもので、ジャーナリストや図書館員が執筆した、NLSの蔵書をもとに着想を得たものを含めた1980年代の主な事件に関するエッセイや、NLSの動画アーカイブから選ばれた1980年代の映像が掲載されています。国際関係から大衆文化や社会など6つのテーマを扱っており、今後年間を通じて各テーマに内容が追加される予定です。
また、ウェブサイトの公開に合わせ、当該年代の“Britain: an official handbook”12冊がデジタル化公開されています。
1980s retrospective website goes live(NLS,2019/5/2)https://www.nls.uk/news/archive/2019/05/1980s-website-launch
2018年12月10日、スコットランド国立図書館(NLS)は、ブリタニカ百科事典の初版全3巻をオンライン公開しました。
ブリタニカ百科事典の初版はスコットランド・エディンバラで制作・出版されましたが、出版が開始された1768年12月10日から250周年を迎えることを記念し、今回公開されたものです。
First edition of 'Encyclopaedia Britannica' available to all(NLS, 2018/12/10)https://www.nls.uk/news/archive/2018/12/encyclopaedia-britannica-online
Encyclopaedia Britannica(NLS)https://digital.nls.uk/188936619
2018年8月27日、英・グラスゴー大学が、スコットランド・ゲール語の文献や語彙に関するデジタルアーカイブ“Digital Archive of Scottish Gaelic”でオーディオアーカイブを公開しました。
英語・ゲール語・スコットランド語による口承文学・民間伝承・歌・詩などの音声記録42点が搭載されています。
University of Glasgow makes Gaelic/English audio archive freely available(University of Glasgow,2018/8/27)https://www.gla.ac.uk/news/headline_603966_en.html
Audio Archivehttps://dasg.ac.uk/audio/about/crc/en
2018年7月4日、スコットランド国立図書館(NLS)が「デジタルギャラリー」のビューアに、新しく、IIIFに準拠した“Universal Viewer”を採用したと発表しています。
New tools for the Digital Gallery(NLS,2018/7/4)https://blog.nls.uk/new-tools-for-the-digital-gallery/
Digital galleryhttps://digital.nls.uk/gallery/
参考: 九州大学附属図書館の九大コレクションがIIIFに対応 Posted 2018年4月17日http://current.ndl.go.jp/node/35854
2018年5月14日、スコットランド国立図書館(NLS)及びスコットランド国立美術館(NGS)は、スコットランド政府・Art Fund・文化遺産宝くじ基金(HLF)からの助成を得て、同国における初期の写真家の作品を含む、1840年代から1940年代にかけてのスコットランドの生活を写した1万4,000点を超す写真コレクションを購入したと発表しています。
写真愛好家で、1980年代に写真現像店チェーンの経営で成功したマキノン(Murray MacKinnon)氏が収集したもので、マキノン氏から購入したコレクターが所蔵していたものを取得したものです。
2019年度にNGSにおいて展覧会が行われ、引き続き国内で巡回展が開催されるほか、今後3年をかけてデジタル化しオンラインで公開されます。
100 years of Scottish life in photographs(NLS,2018/5/14)https://www.nls.uk/news/archive/2018/05/mackinnon-photographic-collection
2018年2月21日、スコットランド国立図書館(NLS)が、“Gaelic Language Plan 2018-2023”の草案を公表し、意見を求めています。
ゲール語(スコットランド語)を推進するために2005年に成立したスコットランド・ゲール語法に基づいた計画で、ゲール語資料のデジタル化を実施した2012-2017版の計画に続くものです。
計画には、ゲール語の書籍・雑誌等の収集、ゲール語資料の出版者との連携、教育的な公共イベントの開催等が含まれています。
Have your say on the Library's 2018-2023 Gaelic Language Plan(NLS,2018/2/21)https://www.nls.uk/news/archive/2018/02/draft-gaelic-language-plan-2018-2023
2017年11月20日、スコットランド国立公文書館(NRS) が、ウェブアーカイブ“National Records of Scotland web archive”を公開したと発表しています。
収集対象は、政府機関・裁判所や公開審問(public inquiry)、NRSに記録を移管している公的機関や民間団体です。
NRSがInternet Memory Research社と共同で実施しているものでパブリックドメインの情報を把握し、通常は、機密情報や知的財産について適切に処理するために、ウェブ情報の公開者と合意した後、収集を行なっています。
Web archive launched(NRS,2017/11/20)https://www.nrscotland.gov.uk/news/2017/web-archive-launched
2017年11月14日、スコットランド国立図書館(NLS)は、同地の映画館Campbeltown Pictre Houseから文書類の寄贈を受けたことを発表しています。
Campbeltown Pictre Houseは1913年に設立されたスコットランドで最も古い映画館で、現在改修工事が行なわれていますが、今でも映画館として利用されています。
文書には、開館を伝える新聞記事の切り抜き、映画館の設計図、広告、無声映画に用いられていたピアノの売却に関する領収書、最初の40人の資金提供者の拠出額を記載した台帳、財務情報等が含まれます。
寄贈を受けた文書は、グラスゴーのケルビンホール内にあるNLSの動画アーカイブに収蔵されます。
Campbeltown cinema papers given to National Library(NLS,2017/11/14)https://www.nls.uk/news/archive/2017/11/campbeltown-cinema-donation
2017年11月17日、スコットランド政府は、1枚のカードで全公共図書館を利用できる“One Card”プロジェクトの試行事業を開始したと発表しています。
スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)が管理する政府ファンド“Public Library Improvement Fund”から1万5千ドルの拠出を得て、アバディーン、アバディーンシャー、アンガス、ハイランド、パース・アンド・キンロスの5つの地方公共団体が参加し、半年間実施されるもので、成功すればスコットランド全土に拡大される予定です。
これまでは、ビジターチケットを申請する必要がありましたが、試行期間中は、同地域内のある120館を超す図書館の160万冊の蔵書・600台を超すパソコン・WiFiの利用や、プログラムへの参加が可能です。
SLICは、同事業は、2017・2018年度の政府公約の1つで、公共図書館のための国家戦略“A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”の実現を促すものと説明しています。
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