北米

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、ブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化して公開

研究図書館センター(CRL)で、ラテンアメリカ地域の研究資料を収集・保存し、貴重なマイクロフィルムやデジタル化資料のメンテナンスを行い、メンバーに提供するプロジェクトである“Latin American Materials Project(LAMP)”が、フロリダ大学が所蔵するマイクロフィルムからブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化し公開したと発表しています。

デジタル化されたのは1825年11月から1924年9月までの276リールのマイクロフィルムとのことです。

フロリダ大学はブラジル国立図書館を除いて同紙の完全なセットを所蔵している図書館とのことで、相互貸借や研究者の滞在利用が多かったとのことで、研究者がアクセスしやすくし、マイクロフィルムの取り扱いを減少させるため、同大学図書館職員からLAMPに対してデジタル化してオンライン公開するように提案があったとのことです。

LAMP digitizes Brazilian newspaper Diario de Pernambuco(CRL,2015/9/1)
http://www.crl.edu/news/lamp-digitizes-brazilian-newspaper-diario-de-pernambuco

Diario de Pernambuco

研究図書館センター(CRL)、デジタル化資料が600万ページを超える

2015年8月5日、北米の研究図書館センター(Center for Research Libraries: CRL)が加盟館の研究者のためにデジタル化したページが600万ページを超えたと発表しています。

マイルストーンとなったのは、ナイジェリアの1963年の国勢調査で、CRL加盟館と“Cooperative Africana Materials Project (CAMP)”のメンバーの研究者のみ閲覧できるようです。

CRL Digital Delivery passes six million pages(CRL,2015/8/5)
http://www.crl.edu/news/crl-digital-delivery-passes-six-million-pages

Cooperative Africana Materials Project (CAMP)
http://www.crl.edu/programs/camp

Population census of Nigeria, 1963
http://catalog.crl.edu/record=b2882153~S35

参考:
CRL、デジタル化資料が500万ページに到達
Posted 2013年10月8日

北米研究図書館協会(ARL)、大学図書館の投資指数の2013‐2014年版を公表

2015年8月20日、北米研究図書館協会(ARL)が、ARLに加盟する大学図書館の支出総額、専門職員の人件費、資料費総額、専門職員及びサポートスタッフの人数等をまとめた“Library Investment Index”2013‐2014年版を公表しました。

Library Investment Index Summarizes Relative Size of ARL University Libraries for 2013‐2014(ARL,2015/8/20)
http://www.arl.org/news/arl-news/3713-library-investment-index-summarizes-relative-size-of-arl-university-libraries-for-2013-2014#.VdZ0Kayp3fN

final data tables (XLS)
http://www.arlstatistics.org/documents/ARLStats/index14.xls

interactive analytics
http://www.arlstatistics.org/analytics
※ARLの統計サイト。ウェブサイト上で、特定の館や特定の項目のデータについて、表やグラフを作成する事ができます。

北米の研究図書館センター(CRL)、Canadianaを「信頼できるリポジトリ」と認証

2015年8月4日、北米の研究図書館センター(Center for Research Libraries: CRL)が、監査の結果に基づき、カナダのドキュメンタリー遺産への広範囲なアクセスを提供する記憶機関の連合体であるCanadiana.orgを“Trustworthy Digital Repository”(信頼できるリポジトリ)と認証したと発表しています。

監査の対象には、Early Canadiana Online 、Heritage 、Historical Debates of the Parliament of Canada 、 DFATD Digital Libraryといったポータルを含むとのことです。

これまでCRLから認証を受けたCLOCKSSやPorticoと異なり、Canadianaは保存に焦点をあてたリポジトリではないけれども、その保存機能は、公的にアクセス可能な一連のデジタルライブラリのデジタルコンテンツを管理するためのプラットフォームに統合されているとのことです。

CRL Certifies Canadiana as Trustworthy Digital Repository(CRL,2015/8/4)

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第347号を刊行 -「地域密着型のコレクション」がテーマ

2015年7月付で、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第347号を刊行しました。今号のテーマは「地域密着型のコレクション」です。

本研究では、コレクションに関わる公的なアウトリーチ活動や教育的なイニシアチブを含む、コレクション・文献の分野での地域支援や文化遺産共有管理でのARL会員図書館の活動をカバーしており、コレクションの種類、ファインデングエイド、地域管理支援の仕組み、篤志家支援の条件、仕事の種類などの例を含むとのことです。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

Community-based Collections, SPEC Kit 347, Published by ARL(ARL,2015/7/7)
http://www.arl.org/news/arl-news/3675-community-based-collections-spec-kit-347-published-by-arl#.VZyDHKyp3fM

米国芸術科学アカデミー、人文科学の学術出版についての指標の更新版をオンラインで公開

2014年11月、米国芸術科学アカデミー(American Academy of Arts & Sciences)が、人文科学の学術出版に関する統計を更新しオンラインで公開したようです。

北米での2012年の出版点数は2009年より若干増加したが、シェアとしては45.1%から42.9%へとわずかに減少したこと、価格が6.8%増加したことなどが書かれているようです。

Academic Publishing (Updated November 2014) (HUMANITIES INDICATORS a project of the American Academy of Arts & Sciences)
http://www.humanitiesindicators.org/content/indicatorDoc.aspx?i=88

American Academy of Arts & Sciences
https://www.amacad.org/

冊子体資料の共同保存データベースPAPRに新機能“comparison reports”が追加

北米の研究図書館センター(CRL)が、冊子体資料のアーカイブやシェアードプリントに関するデータベース“Print Archives Preservation Registry(PAPR)”の新機能“comparison reports”を発表しました。

PAPRには、現在31のプログラムが登録されており、そのうち12のプログラムで保存されている45,000タイトル分のメタデータが登録されています。今回の新機能は、資料リスト(例えばISSNのリスト)をアップロードすると、PAPRに登録されたプログラムにおけるそれらの保存状況をまとめたレポートが(24時間以内に)得られるというものです。このレポートを貸出回数などのローカルデータと合わせることで、蔵書構築の意思決定に役立てることができるとされています。

PAPR Now Offers Comparison Reports(CRL 2013/10/7付けニュース)
http://www.crl.edu/news/9938

PAPR - Print Archive and Preservation Registry
http://papr.crl.edu/

Print Archives Preservation Registry(CRL)

CRL、デジタル化資料が500万ページに到達

北米の研究図書館センター(CRL)が、メンバーの利用できるデジタル化資料が500万ページを超えたとのことです。2013年9月30日にニュースとしてアナウンスしていました。

CRLのニュースによると、このマイルストーンとなったのは、1928年の資料“Growth of Newspapers in the United States”という資料で、CRLのデジタルデリバリー(Digital Delivery)サービスの一環として、CRL加盟館で学者からのリクエストに基づきデジタル化された資料とのことです。

CRLでは、デジタルデリバリーのためにデジタル化された資料は、将来他の研究者が利用できるようCRLのオンライン目録からリンクを張り、アクセスできるようにしています。

CRL Reaches Milestone of Five Million Digitized Pages(CRL, 2013/9/30付け)
http://www.crl.edu/news/9828

“Growth of Newspapers in the United States”のデータ
http://catalog.crl.edu/record=b2869491~S35

CRLのデジタルイニシアティブ(Digital Deliveryの説明など)

デジタルキュレーションに求められるコンピテンシー(文献紹介)

International Journal of Digital Curation誌の最新号(Volume 8, Issue 1, 2013)に、デジタルキュレーションの担当者に求められるコンピテンシーについての査読論文が掲載されています。2011年10月から2012年4月の間に北米で出された173件の求人公告を対象に、求められる経験や知識・技能等の内容を分析したものとのことです。なお、この分析は、ノーステキサス大学のデジタルキュレーションに関するカリキュラム構築プロジェクト(Information: Curate, Archive, Manage, and Preserve(iCAMP))の一環として行われたものとのことで、このプロジェクトは、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けているもののようです。

Competencies Required for Digital Curation: An Analysis of Job Advertisements(International Journal of Digital Curation,)
http://www.ijdc.net/index.php/ijdc/article/view/8.1.66/317

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