国際連合

Association of University Presses(AUPresses)、SDGsの達成に向けた取り組みを加速させるため出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めた“SDG Publishers Compact”に署名

2021年10月12日、世界各国の150あまりの大学出版局が参加するAssociation of University Presses(AUPresses)は、“SDG Publishers Compact”への署名を発表しました。

“SDG Publishers Compact”は、国際連合と国際出版連合(IPA)が中心となって作成したものです。国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成に向けた取組を加速させるため、出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めています。

発表の中で、学術出版コミュニティにおけるSDGsを推進し、目標の達成に向けた連携体制やプログラムを構築するとしています。最初に焦点を当てるものとして、パートナーシップで目標を達成するというSDGsの第17目標を挙げています。その他に、不平等の是正(第10目標)・ジェンダー平等(第5目標)・経済成長と働きがい(第8目標)は、既存のあるいは計画中のプロジェクトの中で取り組むこと等を述べています。

G20文化大臣会合で、文化に関する根本理念や求められる行動についての宣言が採択

2021年7月31日、イタリアのローマにおいて7月29日から7月30日にかけて行われたG20文化大臣会合で、「G20文化大臣のローマ宣言」(Rome Declaration of the G20 Culture Ministers)が採択されたと発表されました。

同宣言は、2020年にサウジアラビアで開催されたG20での会議等の内容を踏まえたものであり、2019年に国際連合の総会で採択された「文化と持続可能な開発」(Culture and sustainable development)の趣旨に賛同していると述べられています。ユネスコ、OECD、欧州評議会(Council of Europe)、国際博物館会議(ICOM)をはじめとした国際的な文化関係機関の代表者らと文化大臣によって検討されました。

以下の5つに関する根本理念と、27項目の求められる行動がまとめられています。

1.復興と持続可能でバランスの取れた成長の原動力としての文化・文化セクター
2.文化遺産の保護
3.気候変動への対応
4.トレーニングと教育による能力開発
5.デジタル化と新技術

Springer Nature社と米・LYRASIS、書籍のオープンアクセス出版についてのスポンサー契約を締結:SDGsに関連する書籍に焦点

2021年6月8日、Springer Nature社が、米国の図書館等のネットワークLYRASISと、書籍のオープンアクセス(OA)出版についてのスポンサー契約を締結したと発表しました。

気候変動、公正、平和、正義に関する書籍に焦点を当てており、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)を支援する分野の研究成果へのアクセスを提供すると述べられています。発表によると、OA出版された書籍は同社の電子リソース提供プラットフォームSpringerLinkから、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYで提供されます。

英国物理学会出版局(IOP Publishing)、SDGsの達成に向けて出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めた“SDG Publishers Compact”に署名

2021年5月27日、英国物理学会出版局(IOP Publishing)は、“SDG Publishers Compact”への署名を発表しました。

“SDG Publishers Compact”は、国際連合と国際出版連合(IPA)が中心となって作成したものです。国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成に向けた取組を加速させるため、出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めています。

発表では、同社がこれまで行ってきたSDGsに関連する取組が紹介されています。同社が出版したSDGs関連のコンテンツを集約した “Sustainability Collection”の公開や、学術出版プロセスにおけるジェンダー・人種・地理的な偏りに対処するため、同社の全学術誌の査読方式にダブルブラインド制を採用したこと等に言及しています。

国際図書館連盟(IFLA)、SDGsの「自発的自治体レビュー」(VLR)における図書館への言及状況を調査したレポートを公表

2021年5月3日、国際図書館連盟(IFLA)は、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)に関し、「自発的自治体レビュー」(Voluntary Local Reviews:VLR)における図書館への言及状況を調査したレポート“Libraries in Voluntary Local Reviews”を公表しました。

IFLAは、2020年12月に「自発的国家レビュー」(Voluntary National Review:VNR)における図書館への言及状況を調査したレポートを公表しており、今回のレポートはそれに続くものです。なお、VNRとは、国家がSDGsへの自らの取組状況をレビュー・報告するものであり、VLRとは、自治体等が自らの取組状況をレビュー・報告するものです。

発表によれば、今回のレポートでは70のVLRが分析対象となっており、調査結果として以下のような点等を挙げています。

・VNRでは約4分の1が図書館に言及していた一方、VLRでは半数以上が図書館に言及している。
・VLRでは、VNRに比べ、図書館への言及がより幅広いSDGsの目標においてみられる。

フランスの出版協会、SDGsの達成に向けて出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めた“SDG Publishers Compact”に署名

2021年3月23日、フランスの出版協会(Syndicat national de l’édition:SNE)は、“SDG Publishers Compact”への署名を発表しました。

“SDG Publishers Compact”は、国際連合と国際出版連合(IPA)が中心となって作成したものです。国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成に向けた取組を加速させるため、出版業界が取り組むべき10の行動目標を定めています。

発表の中で、SNEは、会員に対し、関心を喚起するための活動を継続し、フランスの出版社による“SDG Publishers Compact”への署名、具体的な取組の実施を奨励すると述べられています。その他に取り組むこととして、出版部門においてSDGsを推進するプロジェクトを実施するため、国内外の他の署名機関と協力すること、SNEのウェブサイトや年次活動報告等で書籍・出版分野におけるSDGsの実現に関する進捗状況の報告等を挙げています。

国際子ども図書館、開館20周年記念コンテンツ「SDGsと子どもの本―いま、図書館にできること」を公開

2021年3月23日、国立国会図書館国際子ども図書館は、同館の開館20周年を記念したコンテンツとして、「SDGsと子どもの本―いま、図書館にできること」を公開しました。

同館はウェブサイト上で、これからの図書館や子どもにとっても重要なテーマである、国際連合の「持続可能な開発目標(SDGs)」を巡って、国連広報センター所長の根本かおる氏と国際子ども図書館長の堀純子による対談、作家の天童荒太氏や米国の絵本作家Oge Mora氏のインタビュー動画を掲載しています。

また、2019年4月以降、SDGsを子どもたちが親しみながら学ぶためための図書として、国際連合が「目標1」から順番に発表しているSDG Book Clubのブックリストについて、その概要や、選出タイトルを同館の情報提供媒体「子どもと本に関するニュース」で取り扱った記事の紹介などを行っています。

新着情報(国際子ども図書館)
https://www.kodomo.go.jp/index.html
※2021年3月23日付のお知らせに「国際子ども図書館開館20周年記念コンテンツ「SDGsと子どもの本―い ま、図書館にできること」を公開しました」とあります。

国際図書館連盟(IFLA)、基本的人権の支援に関する国際連合の質問票への回答を公開

2021年3月16日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が、国際連合の人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights:OHCHR)による、基本的人権の支援に関する質問票への回答を公開したと発表しました。

発表の中では、情報へのアクセスは、経済的・社会的・文化的な人権の実現に寄与するものであり、その可能性を最大化する方法に関する図書館分野における実践と洞察について、以下の内容等を回答したと述べられています。

・有意義な情報へのアクセスは、持続可能な開発目標(SDGs)のいくつかにも関係する等、開発における重要な分野であること。
・情報へのアクセスは、表現の自由、参政権、健康や教育に関する権利等、幅広い人権を支援し、実現すること。
・情報へのアクセスを促進するための方法として参考となる各国の図書館の取組事例。

成田市立図書館(千葉県)、持続可能な開発目標(SDGs)の「目標4 質の高い教育をみんなに」のアイコンの色を採用した「司書バッジ」を司書がつけると発表

2021年2月25日、千葉県の成田市立図書館は、司書が「司書バッジ」をつけると発表しました。

2020年度の図書館協議会において、「どの職員が司書か分からない」という意見があったことから、司書が一目で分かるようにつけることとしたもので、バッジには、持続可能な開発目標(SDGs)「目標4 質の高い教育をみんなに」のアイコンの色が採用されています。

司書は「司書バッジ」をつけています。(成田市立図書館,2021/2/25)
https://www.library.city.narita.lg.jp/update/2020/n_20210225_librarian_badge.html

国際図書館連盟(IFLA)、虚偽の情報への対策に関する国際連合の意見募集に回答

2021年2月23日、国際図書館連盟(IFLA)は、虚偽の情報(disinformation)対策に関して、国際連合が実施した意見募集への回答を公開したことを発表しました。

意見募集は、意見および表現の自由の促進と保護に関する国連の特別報告者により行われました。回答では、メディアリテラシーおよび情報リテラシーが、表現の自由をはじめとした人権を制限することなく、虚偽の情報や誤った情報(misinformation)へ対応する上で有効であるということが主張されています。

その他、虚偽の情報に関する課題や対応、メディアや情報のエコシステム、対象者に合わせたアプローチ、メディアリテラシーと情報リテラシーの影響と有効性等に言及されています

Media and Information Literacy as a Reponse to Disinformation(IFLA, 2021/2/23)
https://www.ifla.org/node/93654

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