国立図書館

国立国会図書館(NDL)、2021年1月以降の書誌情報提供サービス変更点を発表:NDLサーチからMARC形式・MARCタグ形式ファイルを提供、Web NDL AuthoritiesとNDLオンラインの連携開始

国立国会図書館(NDL)は2020年7月31日付で、2021年1月以降の書誌情報提供サービスの変更点を発表しました。

2021年1月以降、2020年12月28日をもって終了する国立国会図書館書誌提供サービス(NDL-Bib)に代わるサービスとして、国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)の詳細情報画面からMARC形式・MARCタグ形式のファイルのダウンロードが可能になります。ただし、ダウンロード可能な書誌データはNDL作成のデータに限られます。ファイルのダウンロードが可能な場合には、NDLサーチの詳細情報画面右下の「検索結果を出力」欄に、リンクが表示される予定です。

また、2021年1月以降、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)と国立国会図書館オンライン(NDLオンライン)が連携し、Web NDL Authoritiesの詳細情報画面の検索リンクボタンから、典拠データとリンクしたNDLオンラインの書誌データを検索することが可能になります。

米国議会図書館(LC)、図書館等における機械学習の応用・実践の現状を示したLC Labsによる委託調査報告書“Machine Learning + Libraries”を公開

2020年7月22日、米国議会図書館(LC)は、LC Labsが米国・ノースイースタン大学のコーデル(Ryan Cordell)准教授へ委託した調査報告書である“Machine Learning + Libraries”の公開を発表しました。

LC Labsでは、2023年度まで実施中の戦略計画“Enriching the Library Experience”の中で規定されたデジタル戦略を達成するため、2019年から機械学習技術が図書館に与える機会やその応用に内在する課題等を調査することを目的とした取り組みとして“Season of Machine Learning”を展開しています。この“Season of Machine Learning”の一環として、図書館その他の文化遺産機関における機械学習の応用・実践の現状に関する幅広い見解を提供するために、デジタル人文学に関する熟練した実践者であるコーデル准教授への委託調査報告書の作成が依頼されました。

ジャパンサーチ(試験版)、一般社団法人全国美術館会議をつなぎ役として「愛知県美術館コレクション」「東京富士美術館収蔵品データベース」と連携

2020年7月28日、ジャパンサーチ(試験版)は、一般社団法人全国美術館会議をつなぎ役として「愛知県美術館コレクション」「東京富士美術館収蔵品データベース」と連携したことを発表しました。

一般社団法人全国美術館会議は、ジャパンサーチに対し所蔵作品データを提供する美術館を全国的に取りまとめる役(「つなぎ役」)を担っており、同法人の正会員である美術館は同法人を通じてジャパンサーチに連携できるようになっています。

東京富士美術館も、2020年7月29日付けで連携に関するお知らせを発表しており、国立を除く美術館としてはじめて、同館と愛知県美術館の2館がジャパンサーチに参加することを報告しています。

また同館は、ジャパンサーチとの連携にあたり、同館ウェブサイトに掲載している所蔵作品画像について、今後、誰でも自由に利用できるパブリックドメインとしての運用を新たに開始することとした、と発表しています。

ジャパンサーチ正式版の公開日が2020年8月25日に決定

2020年7月27日、内閣府知的財産戦略推進事務局は、国の分野横断型の統合ポータルであるジャパンサーチについて、2020年8月25日から正式版を公開し、本格運用を開始することを発表しました。

ジャパンサーチは、2019年2月27日から試験版が公開されていました。正式版の公開後も、機能改善及び拡充を実施しつつ、デジタルアーカイブの構築・共有と利活用を促進するための環境づくりを推進するとしています。

ジャパンサーチ正式版の公開日について(知的財産戦略本部, 2020/7/27)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/jpsearch.html

参考:
E2176 - 国の分野横断統合ポータル ジャパンサーチ試験版公開後の動向
カレントアウェアネス-E No.376 2019.09.19
https://current.ndl.go.jp/e2176

E2284 - 各国の図書館における新型コロナウイルス感染症への対応例

2020年5月5日,国際図書館連盟(IFLA)は,事務局と図書館協会運営分科会が共同で,世界中で新型コロナウイルス感染症への規制が緩和される中で再開館する図書館を支援することを目的に,各国の図書館協会等による図書館を安全に再開館するための計画の事例収集を行っていると発表した。収集された情報はIFLAのウェブサイト内の“COVID-19 and the Global Library Field”ページにて随時更新されている。

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表:1位は中国・佛山市図書館の“N-Library”

2020年7月22日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で17回目となる、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表しました。

同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するもので、受賞者には2021年にオランダ・ロッテルダムで開催されるIFLA大会の参加費等が賞金として与えられます。

1位には中国の佛山市図書館による、同館の蔵書等を用いて家庭での図書館作りを支援する取組“N-Library”(Neighborhood Library/邻里图书馆)が選ばれました。情報技術を活用し、818の“N-Library”が小さな公共図書館として近隣住民や障害者、高齢者にサービスを提供しています。

2位にはカナダ・グレーターヴィクトリア公共図書館によるグレーターヴィクトリアの図書館に留まらない図書館への人々の考え方を変革するために統合されたブランド戦略を用いた取組“Change Your Mind”が、3位にはスペイン・ムルシア公共図書館による図書館の規制概念を変えユーモア等により利用者の知的好奇心を刺激することで新しい集団・感性等に図書館を開放する取組“Viven en la BRMU(They live in BRMU)”が選ばれています。

韓国・国会図書館、2020年7月27日から再開

2020年7月21日、韓国の国会図書館(NAL)が、臨時休館を終了し、7月27日から再開すると発表しました。

利用日の前日に予約する事前予約制で、1日の定員は200人です。開館時間は平日の14時から18時までで、夜間および週末の開館は別途通知があるまで行われません。

書庫資料を受け取る時間を短縮するため、予約者は最大5冊までの事前の閲覧申請が可能です。デジタル情報センターの座席は入室後資料室内のキオスク端末で別途の予約が必要です。

館内ではマスクの着用が必要で、発熱や呼吸器症状が確認されたり、マスクを未着用の場合は、入館が制限されます。また館内では他の利用者と安全な距離を保つ必要があります。

図書館や国会内のレストランは利用できません。

국회도서관 재개관 안내(国会図書館再開館案内)(NAL,2020/7/21)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=2740

韓国・国立世宗図書館、2020年7月22日から館内での閲覧サービスを再開

2020年7月20日、韓国・国立世宗図書館が、7月22日から館内での閲覧サービスを再開すると発表しました。中央災難安全対策本部が公共施設の運営制限措置の緩和を決定したことを受けてのものです。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため事前予約制で、1日の利用者数を制限して再開します。

事前予約は、利用当日の午前9時から同館ウェブサイトを通じて行い、予約完了メールを受信した後、同メールで案内された時間に利用することができます。

利用者数は1日500人で、1回あたり125人で4回(10時から11時半、12時から13時半、14時から15時半、16時から17時半)にわけて案内されます。各運営時間後ごとに防疫作業が実施されます。

子ども資料室、人文芸術資料室、一般・政策資料室は利用できますが、マルチメディアコーナー、逐次刊行物・新聞コーナー、セミナー室、政策研究室など一部利用制限のある箇所もあります。

利用者は図書館の第1入口において、発熱検査と貸出証の確認を行った後入館できます。マスクの着用と利用者間の安全な距離をとる必要があります。

韓国国立中央図書館(NLK)、2020年7月22日からの再開に合わせ、国立デジタル図書館内にメディア創作室を開室

2020年7月21日、韓国国立中央図書館(NLK)は、2020年7月22日からの再開に合わせ、国立デジタル図書館内にメディア創作室を開室すると発表しました。

同室はメディアスタジオと編集席を備えており、同館に「新しい情報メディア生産プラットフォーム」としての機能を拡張させたものと位置付けられています。

メディア創作室は10のスタジオ・12のメディア編集席・企画会議スペースで構成されており、スタジオにはカメラ・マイク・LED照明・背景スクリーン等が完備され、高品質の映像を制作することが可能です。また、メディア編集席には映像・音響編集ソフトがインストールされており、映像を編集してウェブ上にアップロードすることができます。NLKでは、「1人メディアアカデミー」を運営し、レベルにあった講座を提供することで、利用者のメディア作成能力を強化するともしています。

あわせて、図書館の中央にはアナログでの思索空間としての「緑の避難所」も設置されました。

また、デジタル図書館の館内にはノートパソコンの利用増に対応するため、ノートパソコン・モバイルデバイス利用席を51席に拡大したほか、約230台の最新のパソコンも設置しています。タブレットパソコンの館内貸出しサービスも行ないます。

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