韓国

韓国・ソウル特別市の公共図書館職員の労働組合、遅延している「司書等の権益保護に関する条例」の制定を求める声明を発表

韓国・ソウル特別市の公共図書館職員の労働組合「ソウル市公共図書館職員の連帯準備会」が、2020年10月26日付で、「司書等の権益保護に関する条例」の制定を求める声明を発表しました。

同団体の説明によると、同市が同条例案の最終案を提出したものの制定が遅れていたことから、6月にソウル図書館長と面談し、8月・9月開催の市会の定例会での議員発議による制定を想定していると回答を得たとのことです。

しかし、8月初めに、市長の事故(死亡)による条例制定の延期に関するメールを同館から受け取ったことから、11月の市会開催を考慮し、10月に条例制定の予定を同館に尋ねたところ、同館では市会の文化観光委員会の委員長に条例案を説明したものの、今回も議員発議は難しいとの回答を受けたとしています。

そこで、同団体では、声明において、市長の不在といった事情は理解するものの、同条例は同市だけでなく多くの図書館関係者が参加したタスクフォースの活動に基づき作成された全国初の図書館権益条例であり、また、制定は、実態調査やタスクフォース活動に参加した公共図書館職員との約束であるとして、ソウル市に対して条例制定のための努力をするよう求めています。

E2324 - Asia OA Meeting 2020<報告>

2020年9月9日から16日にかけて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が組織するAsia OA Meeting 2020 “Building a Sustainable, Asian Knowledge Commons for Open Science Era”が開催された。Asia OA Meetingはアジア各国によるオープンアクセス(OA)およびオープンサイエンスに関する情報共有を支援する国際会議である(E2150ほか参照)。今回の会議は韓国科学技術情報研究院(KISTI)の主催であり,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により,オンラインでの開催となった。

韓国の4つの科学技術院が運営するポータルサイトSTAR Libraryで4機関の研究成果情報が検索対象に

2020年11月6日、韓国の光州科学技術院(GIST)は、韓国科学技術院(KAIST)・大邱慶北科学技術院(DGIST)・蔚山科学技術院(UNIST)と共同で運営しているSTAR Library(Science & Technology Advanced Research Library)において、4機関の研究成果情報(1,170人の研究者(専任教員)の情報と752の研究室情報)が統合検索できるようになったと発表しています。

STAR Libraryは、科学技術情報通信部の支援を受けて2015年12月から運営されており、10万件の論文、1万5,000件の特許、6万件の各種学術情報といった約20万件の研究成果が2019年下半期から一般公開されています。その他、国内外の研究課題といった最新研究動向や4機関の所蔵資料も検索可能です。

大学院進学を希望する学生や共同研究を希望する国内外の研究者、各分野の専門家情報が必要な企業等の助けになることが期待されています。

今回の公開の前提として、4機関は、2014年に図書館間の業務協約を締結し、2017年にはKAISTの研究成果管理システム(RIMS)の標準化と他の3機関への導入を行なっているほか、2020年初頭には、4機関の総長間で「学術・研究情報共同活用のための業務協約」を締結しています。

韓国・大田広域市内に妊娠・出産・育児に特化した図書館が開館:共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりを整備

2020年11月1日、韓国・大田広域市の儒城区は、11月中に、妊娠・出産・育児に特化した図書館「아가랑도서관 (赤ちゃんと図書館)」が開館すると発表しています。同館は地上4階、延床面積995.61平方メートルの規模で、資料室、講義室、休憩・授乳スペースとともに共同育児スペースが設けられています。

育児に必要な多様な情報と施設を提供することを通じて、保護者が自然に集まってコミュニケーションできる「共同育児コミュニティ」を育成することが意図されています。

「共同育児コミュニティ」は、公的扶助ではない、地域社会の自発的参加方式をモデルとしており、共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりの整備の一助となることが期待されると説明されています。

유성구, 아가랑도서관 개관 준비 한창(儒城区、「赤ちゃんと図書館」開館準備中)(大田広域市・儒城区,2020/11/1)
http://www.yuseong.go.kr/?p=508104&page_num=16108

韓国科学技術情報院(KISTI)、科学技術情報を提供するサービスNDSLのScienceONへの統合を発表

2020年11月2日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、論文・特許・報告書等といった科学技術情報を提供するサービスNDSL(National Digital Science Library)を、科学技術情報プラットフォームScienceONに統合すると発表しました。

NDSLの30以上の機能とサービスを利用者のニーズに従って分類して提供するとしており、今回の統合により、ScienceON上で、NDSLが提供している科学技術情報や、国のR&D情報、研究データ、情報分析サービス等を一緒に活用できるようになります。

また、MyON機能を通じて、科学技術情報インフラを個人にあわせてカスタマイズして利用できる環境を提供するほか、オンラインセミナー用のツールと連携し非対面コミュニケーションと研究活動を支援するとしています。

さらに、今回の統合に合わせて、ScienceONの主要サービスをモバイル環境でも利用できるようにしています。

韓国・文化体育観光部、職場内の読書文化を奨励し豊かな読書活動を推進した企業を認証する、2020年の「読書経営優秀企業」132社を発表

2020年10月22日、韓国・文化体育観光部が、2020年の「読書経営優秀企業」132社(大賞1社、最優秀賞5社、優秀賞10社)を発表しました。

同事業は、同部が、職場内の読書文化を奨励し、豊かな読書活動を推進した企業を認証することを目的に2014年に開始したもので、2020年は認証数が大幅に増加しました(2014年:20社、2015年:18社、2016年:49社、2017年:56社、2018年:78社、2019年:103社)。

2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により在宅勤務が増加し、対面での読書活動は円滑に実施できなかったものの、非対面・オンラインでの読書活動等といった新しく多様な方法で職場の読書文化が継続されたと評価しています。

大賞を受賞したのは教保生命保険株式会社で、企業創設者を含め、現在のCEOまで読書活動を推進しており、営業現場においては、読書学習と職務能力の開発を支援するために、役員・職員が参加する読書討論会、読書学習を通してお互いに意見を交換する「読書工房」といった活動を実施し、読書文化の底辺を拡大することに貢献したと評価されています。

臨時休館中の韓国国会図書館(NAL)、2020年10月27日から再開館

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により臨時休館中の韓国国会図書館(NAL)が、2020年10月27日から再開館すると発表しています。

開館時間は平日の14時から17時30分までで、週末および夜間のサービスは別途お知らせがあるまで休止です。

利用には事前の予約が必要で、1日当たりの予約可能人数は200人です。
図書館内や国会内の食堂は利用できません。

국회도서관 재개관 안내(10.27. 화요일부터) (国会図書館再開館案内(10月27日火曜日から))(NAL,2020/10/22)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=2754

韓国・坡州市の小規模読書施設「虹の小さな図書館」、移住者の協力を得て、市立図書館の会員登録申込書をベトナム語・英語・日本語・中国語に翻訳

2020年10月5日、韓国・京畿道坡州市は、同市の金村駅舎内にある公立の生活密着型小規模読書施設「虹の小さな図書館」が、市立図書館の会員登録申込書をベトナム語・英語・日本語・中国語に翻訳したと発表しています。

同館は、外国人や移住民へのサービスに特化した図書館で、韓国語の得意でない住民が容易に図書館を利用できるような様々な取組を行なっており、今回、同館の取組に共感した移住者とが共同で企画・制作したものです。

翻訳された登録申請書は市立図書館のウェブサイトに掲載される予定です。

파주시 금촌무지개작은도서관, 외국인 회원가입 문턱 낮춰 (坡州市 金村虹の小さな図書館、外国人の会員登録の敷居を低くする)(坡州市,2020/10/5)
https://www.paju.go.kr/news/user/board/BD_board.view.do?seq=20201005110738549&bbsCd=1023

韓国・坡州市橋下図書館、司書の推薦図書・ボードゲーム・レジャーシート等が入った「散策バスケット」を貸出:館内長時間滞在不可に対応

韓国・京畿道の坡州市橋下(교하)図書館が、2020年10月4日から10月31日までの週末(土・日)、「散策バスケット」の貸出を行なっています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、館内に長時間滞在することができないことから実施するもので、「散策バスケット」の中には、司書の推薦図書、ボードゲーム、レジャーシート、虫よけスプレー、メモ帳、同館発行の雑誌「PLAY」等が入っており、近くの公園等図書館外の好きな場所で利用可能です。

推薦図書は申込者の年齢を見て司書が選定し、ボードゲームは同館所蔵のものから選ぶことができます。利用は1日10人で、貸出時間は当日の10時から5時までです。

도서관 밖 도서관 즐기기 『산책(冊)바구니』 운영 안내(10/4~)(図書館外で図書館を楽しむ『散策(冊)バスケット』運営案内(10/4~))(橋下図書館,2020/9/24)
https://lib.paju.go.kr/ghlib/20001/bbsPostDetail.do?postIdx=30203

韓国国立中央図書館(NLK)、全国の図書館に新型コロナウイルス感染症に関する情報を提供するためのウェブサイトを公開

2020年10月12日、韓国国立中央図書館(NLK)が、ウェブサイト「図書館のための参考サービス、コロナウイルス感染症(COVID-19 図書館サービス)」を公開しました。

全国の図書館に新型コロナウイルス感染症に関する情報を提供することを目的としたウェブサイトで、国内・国外の図書館の動向、NLKの対応状況、参考情報(指針・規定、研究・調査報告書、ウェブ情報)が掲載されています。

도서관 감염병 위기대응 매뉴얼, 웹에서 확인하세요(図書館感染症危機対応マニュアル、ウェブで確認してください)(NLK,2020/10/12)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37334&schBcid=normal0302

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