韓国

韓国学校図書館協議会など11団体、司書教諭養成規模拡大の促進を求める声明書を教育部に提出

2020年3月9日、韓国学校図書館協議会などの団体が連携し、司書教諭養成規模拡大促進を求める声明書を教育部の教育養成研修課長宛に提出したと、韓国図書館協会(KLA)が発表しています。

提出したのは、全国教職員労働組合司書教諭委員会、全国司書教諭労働組合、全国学校図書館グループ、本を読む社会づくり国民運動/本を読む社会文化財団、学校図書館文化運動ネットワーク、学校図書館政策フォーラム、韓国図書館協会(KLA)、韓国文献情報学教授協議会、韓国司書教諭協議会、韓国司書協会、韓国学校図書館協議会の11団体です。

2018年に発効した改正学校図書館振興法及び同施行令により、学校図書館に司書教諭等を配置することが義務化されたものの、司書教諭や司書の資格を持つ人員やその養成機関が不足していることから、「1 司書教諭教職課程履修予定者の選抜割合を募集単位での入学定員の30%に拡大すること」「2 改正学校図書館振興法を特別法に準じ、教育学部・教職課程・教育学大学院の新設を希望する司書教諭養成機関のニーズを積極的に受け入れること」「3 各市・道の教育庁が改正学校図書館振興法を順守し、学校図書館に専門職員を配置できるよう、司書教諭の需要と供給や配置を積極的に管理すること」といった要請を行ったものです。

韓国国立中央図書館(NLK)、文化芸術資料のデジタル化支援事業の2020年の対象機関を決定

2020年3月12日、韓国国立中央図書館(NLK)は、文化芸術資料のデジタル化支援事業の2020年の対象機関として6地域の31機関を選定したと発表しています。

国立中央劇場(公演芸術博物館)・国立劇団・国立オペラ団・光州ビエンナーレといった国立機関・関連団体や、芸術の殿堂・韓国文化芸術委員会・芸術経営支援センターといった公共機関、韓国音楽協会・韓国写真作家協会・韓国私立美術館協会といった文化芸術関連協会・会員機関などが選ばれています。

これにより、対象となる約16万9千件の図書・非図書資料のうち、破損の恐れが高い、もしくは、活用度が高い資料を優先にデジタル化が進められ、2020年には最大10万件がデジタル化される予定です。デジタル化されたデータはNLKのウェブサイトを通じて公開されるほか、所蔵機関にも提供されます。

新型コロナウイルス感染症で臨時休館中、ドライブスルー方式で予約本を貸し出す韓国の公共図書館

2020年3月12日付の韓国・中央日報が、新型コロナウイルス感染症で臨時休館中、ドライブスルー方式で予約本を貸し出す公共図書館の事例を紹介しています。

済州特別自治道の漢拏図書館では、3月6日から毎週水曜日と土曜日、同館ウェブサイトで予約した本を1人5冊まで、予約本が貸出可能か確認した後、同館入り口の臨時テントにおいて、ドライブスルー方式で受け取ることができます。報道によると、済州特別自治道内の他の13館は、別途設置したブースや建物の入り口といった指定の場所で曜日を限定して貸出しを行うとのことです。

また釜山広域市南区の南区図書館でも、3月9日から毎日、同館ウェブサイトで予約した本を1人5冊まで、指定された貸出時間に訪問することで、同館の入り口でドライブスルー方式で受け取ることができます。来館時にはマスクが必須となっています。報道によると、臨時休館により中止していた障害者および妊産婦を対象とした本の宅配サービスも再開するとのことです。

韓国・文化体育観光部、「2019年国民読書実態調査」の結果を発表

2020年3月11日、韓国・文化体育観光部が、「2019年国民読書実態調査」の結果を発表しました。

隔年で行なわれている調査で、2019年12月中旬から2020年1月末までの期間において、満19歳以上の成人6,000人及び小学校4年生以上の児童・生徒3,000人を対象に全国規模で実施されました。

プレスリリースでは、

・成人の紙の本の読書率・読書量が減少した一方、電子書籍の読書率・読書量が小幅増

・紙、電子書籍をあわせた読書率・読書量は大学生・30代で小幅増。高齢者や小規模な都市では大幅に下落

・成人の読書が困難な理由で最も多かった回答が「本以外の他のコンテンツを利用している」

・読書を行なう成人の読書時間は2倍以上に増加

という結果の紹介や

・「読書指標」が平均以下の地方公共団体においては読書振興のための特別プログラムの開発

・メディア環境の変化と高齢化時代に対応した読書振興政策の推進

が必要であることが指摘されています。

韓国国立中央図書館(NLK)、ウェブサイトをリニューアル

2020年3月9日、韓国国立中央図書館(NLK)が、ウェブサイトをリニューアルしました。

レスポンシブウェブデザインを採用しているほか、デジタルコレクション等の同館が管理する16のウェブサイトを統合し、利用者が同館のサービスを把握して利用できるようにしています。また、統合検索機能は可読性を高めるとともにウェブサイトの中央に大きく配置されています。

「資料当日申込」「本館利用案内」「デジタル図書館予約」の各機能は利用者が直接メニューを変更できるパーソナライズ機能を採用しています。

新ウェブサイトで検索可能な図書・学位論文・ウェブサイトといった同館所蔵資料は1,900万件で、著作権の保護期間が満了した原文DBに搭載された約650万件は誰でも無料で利用可能です。

同館では、最新の情報技術と情報サービスのトレンドを積極的に活用し、利用者のニーズに合わせたキュレーション機能を強化していくとしています。

韓国国立中央図書館(NLK)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブを公開へ:国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)による同感染症のウェブアーカイブプロジェクトにも参加

2020年3月9日、韓国国立中央図書館(NLK)が、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブを、同館のウェブアーカイブOASISにて3月16日に公開すると発表しました。

同感染症の発生から感染拡大や拡散防止等の情報を扱った政府機関や関連機関のウェブサイトや、文書類、動画、画像といったウェブ上の資料を収集したものです。

NLKでは、この収集された記録が各種災害の予防や対応のための政策や研究資料として、様々な分野において有用に活用されるよう準備するとしています。

聯合ニュースの報道によると、新型コロナウイルス感染症は現在進行中の事象のため、収集されたウェブ情報は16日以降も収束するまで継続的にアップロードされほか、国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)のコロナウイルス感染症に関する国家別ウェブアーカイブコレクション構築協力プロジェクトにも参加し、韓国のウェブサイトの情報を提供するとのことです。

韓国・文化体育観光部、全国の公共図書館が休館していることを受け、電子図書館や駅・バスターミナル等設置の「スマート図書館」の利用を呼びかけ

2020年3月4日、韓国・文化体育観光部が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2月26日現在、全国の96.6%の公共図書館が休館していることを受け、電子図書館や駅・バスターミナル設置の「スマート図書館」の利用を呼びかけています。

「スマート図書館」は同部と地方公共団体と協力して地下鉄の駅やバスターミナル等に設置している400冊から600冊ほどの図書を備える自動貸出機で、全国57か所に設置されています。借りたい本をスマートフォンで予約することも可能です。

また、韓国国立中央図書館(NLK)や公共図書館が運営している電子図書館から電子書籍・オーディオブック・電子ジャーナルが無料で利用できることや、「国家電子図書館」から国会図書館・農村振興庁農業科学図書館・法院図書館・韓国科学技術院図書館等の原文データベースを利用できることも紹介されています。

韓国医学図書館協会、新型コロナウィルス関連の資料を無料で公開している出版社へのリンク集を公開

2020年2月6日、韓国医学図書館協会が、新型コロナウィルス関連の資料を無料で公開している出版社へのリンク集を公開しています。

米国医師会(AMA)・ケンブリッジ大学出版局・Elseiver・Karger・Lancet・NEJM・オックスフォード大学出版局・Science・Springer・Taylor&Francis・Scientist・Wiley・Wolters Kluwerへのリンクが掲載されています。

‘신종코로나바이러스’ 관련 무료 이용 자료 안내(「新型コロナウィルス」関連無料利用資料案内)(韓国医学図書館協会, 2020/2/6)
http://www.kmla.or.kr/board/list.html?num=3904&start=0&sort=top%20desc,num%20desc&code=notice&key=&keyword=

新型コロナウィルス感染症の危機警報が「深刻」になったことに伴い、文化体育観光部所管の国立図書館・博物館・美術館や国会図書館が休館に(韓国)

2020年2月24日、韓国・文化体育観光部は、2月23日に新型コロナウィルス感染症の危機警報が「深刻」になったことに伴い、同部所管の国立博物館・美術館・図書館等を2月24日から順次休館すると発表しました。

2月24日から休館となったのは、国立地方博物館9館(扶余・公州・晋州・清州・金海・済州・春川・羅州・益山)と国立現代美術館2館(果川・清州)、国立中央図書館2館(本館・子ども青少年図書館)です。

2月25日から休館となるのは国立中央博物館、国立地方博物館3館(慶州・光州・全州)、国立美術博物館、大韓民国歴史博物館、国立ハングル博物館、国立現代美術館(ソウル)です。

国立現代美術館徳寿宮は2月10日から、国立大邱博物館は2月21日から、国立世宗図書館は22日から既に休館しています。

同部では、今後の沈静化の状況に従って再開館について知らせるとしています。

韓国国立中央図書館(NLK)では、所管する国立障害者図書館も含めて休館するとしており、閲覧室の利用は制限するものの、オンラインデータベース28種類の利用は可能で、また、協力型オンライン知識情報サービス「司書に聞いてください」や閲覧室別の電話相談、郵送複写サービスなども継続するとしています。

韓国図書館協会(KLA)、文化体育観光部・中央防疫対策本部「新型コロナウィルス感染症-19 拡散防止のための多人数利用施設等の対応指針」改訂版を会員館に通知

2020年2月21日、韓国図書館協会(KLA)は、文化体育観光部からの伝達を受け、文化体育観光部・中央防疫対策本部「新型コロナウィルス感染症-19 拡散防止のための多人数利用施設等の対応指針」改訂版を会員館に通知しました。

既存の版で「中国に渡航歴のある職員・利用者は入国後14日間は一時的に業務からの排除及び利用(登院)を停止」となっていた箇所について、「中国(香港、澳門を含む)」と修正したほか、事例の定義の拡大(「医師患者」「調査対象有症状者」)と、事例定義別の対処及び隔離解除基準等の管理方案を改善点として挙げています。

[안내]코로나19 관련 대응지침(개정) 안내([案内]コロナ19関連対応指針(改訂)案内)(KLA, 2020/2/21)
https://www.kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=57823

ページ