韓国

韓国・釜山広域市蓮堤区、公共漫画図書館を建設へ

2019年5月2日、韓国・釜山広域市蓮堤区が、全国初の公共漫画図書館「釜山漫画図書館」を建設すると発表しました。

文化体育観光部の図書館構築支援事業への公募に選定されたことから建築されるもので、「小さな図書館」や24時間貸出・返却が可能な「U-図書館」の設置とあわせて建設されます。

釜山漫画図書館は2020年10月に複合文化移設内に開館予定(772平方メートル)で、総事業費は16億ウォン(国費4億ウォン、市費3億ウォン、区費9億ウォン)です。

同区では、図書館情報学の教授、釜山漫画連帯、地域住民などからなる諮問委員会を設置し、住民等の意見を積極的に取り入れるとしています。

主要事業として、韓国の漫画史アーカイブ展、グリム童話の原作など漫画・ウェブトゥーンのギャラリー展示などがあげられています。

韓国・京畿道の光明市図書館、高齢者向け福祉施設に毎月大活字本等を配達する事業を開始

韓国・京畿道の光明市所下(소하)図書館が、2019年4月15日から、敬老堂(高齢者向け福祉施設)10か所に同館の図書を配達する「訪ねていくシルバー図書館」サービスを開始したと、光明市が発表しています。

大韓老人会光明市支部の協力を得て、同館近くの敬老堂10か所に、12月まで毎月、同館のブックキュレーター資格課程を終了したサークルの会員が選定した、大活字本等20冊を配達するものです。

また、本を通じた世代間の交流の時間を持つことを目的に、青少年ボランティア等とともに敬老堂を訪問し、本を読んだり話し相手をしたりする活動も実施する計画です。

この他、同館では、高齢者福祉会館において、60歳以上の高齢者15人を対象に、認知症予防と自尊心向上を目的とした読書治療プログラムを3月から運営しています。

[소하Lib 실버도서관] 경로당 책 배달 서비스([所下Libシルバー図書館]敬老堂本配達サービス)(光明市,2019/4/15)
http://news.gm.go.kr/news/articleView.html?idxno=12295

韓国国会図書館(NAL)、法律情報のデータ化と開放・共有を目指す「韓国法律情報協議会」の発足を発表

2019年4月23日、韓国国会図書館(NAL)が、同館が主導して設立した、法律情報のデータ化と開放・共有を目指す「韓国法律情報協議会」の発足を発表しました。

同館に加え、大韓弁護士協会・法制処・ソウル大学校法学図書館・延世大学校学術情報院・韓国法制研究院が参加しており、参加機関は、同国を代表する法律情報機関として、機関間の交流・協力の強化や法律資料の相互利用、法律情報の開放・共有のための共同プラットフォームの構築、法律情報のデータ化と国民の利用の利便性向上等に関する事業を積極的に推進するとしています。

韓国政府、文化・体育・保育等の生活密着型社会的共通資本の拡充に関する3か年計画を発表:公共図書館の拡充や複合化の推進も

2019年4月15日、韓国・国務調整室が、韓国政府による文化・体育・保育等の生活密着型社会的共通資本(SOC)に関する2022年までの3か年計画を発表しています。

生活の質向上や、地域の不均衡是正を目的に、文化・福祉施設の拡充や複合化推進のために、国費30兆ウォン(地方費を含めると48兆ウォン)を投資する計画で、公共図書館については、現在の5万人あたり1館(1,042館)から4万3,000人あたり1館(約1,200館)レベルまで増やすとしています。

また、現在の省庁別・事業別の縦割り型の状況をやめ、体育館・図書館・保育園・駐車場などの施設の複合化も積極的に進めるとしています。

その他、周辺と調和した美しい施設デザインや「緑の建築」による光熱費削減、地域社会が関与・支援する運営費調達案の検討なども実施すると紹介されています。

同計画により、大部分の地域で体育館・図書館等の施設に10分以内にアクセスが可能となることによるワーク・ライフ・バランス文化の定着や、計画実施過程で約20万人の、運営段階での2万から3万人の雇用創出も期待されています。

E2127 - 韓国国立中央図書館のLinked Open Data:国家書誌LOD

韓国国立中央図書館(NLK)は韓国の全国書誌作成機関として,2013年から全国書誌データをLinked Open Data(LOD)で提供している。なお,韓国では全国書誌を「国家書誌」というため,本稿でもそれにならう。2019年1月10日,それまでのウェブサイトを刷新した新たな国家書誌LOD提供サイトが公開された。本稿では,今回新規に追加された機能だけでなく既存機能も含めて,国家書誌LODの概要を紹介する。

韓国研究財団(NRF)と韓国国公立大学図書館協議会、業務協約を締結:韓国学術誌引用索引(KCI)搭載の論文情報の活用

韓国研究財団(NRF)は、韓国国公立大学図書館協議会と、2019年4月15日に業務協約を締結したと発表しています。

同協議会に加盟する54の国公立大学図書館が、NRFが構築した韓国学術誌引用索引(Korea Citation Index:KCI)の論文情報を共同で活用できるようにするものです。

KCIは、NRFが「学術誌評価」により選定した国内学術誌約2,400件の論文(原文)を収集して構築した引用索引データベースで、今後、KCI搭載の学術情報と加盟各館における図書館所蔵資料を統合したDBを提供することで、論文の検索から原文へのアクセスを一つの画面から行うことができるようになります。

電子ジャーナルの購入費削減や、重複購入の防止による協議会加盟館での予算削減効果が期待されています。

韓国・国立子ども青少年図書館、公共図書館と連携した児童向けコーディング教育の試験事業を実施

2019年4月4日、韓国・国立子ども青少年図書館は、絵本を用いたコーディング教育の試験事業を実施すると発表しました。

2019年から韓国において年間17時間のコーディング教育が小学校5年生・6年生において義務化されたことにあわせて実施するもので、小学生の読書への関心を高め、プログラミング的思考を伸ばすことを目的に、全国の公共図書館20館と連携して行われます。

4月5日には、同館において実施館の担当者を対象とした説明会とワークショップが開催され、今後5月から10月にかけて、小学校3年生・4年生を対象に、各図書館で15人参加者を募集して、合計76回の事業が実施されます。

同館では、実施館に講師・補助講師、教育カリキュラム及びコンテンツ、教材、工作材料、広報資料などを提供します。また追加でコンテンツを開発し、関連コンテンツは、今後、同館のウェブサイトで公開されます。

同館では、今年の実施結果を評価し、次年度から同事業を順次拡大する予定です。

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集開始

2019年4月8日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集を開始すると発表しました。2018年度に続き2度目の募集です。応募期間は5月10日までです。

NLKでは、同事業を通じた「コリアンメモリー 地域文化遺産デジタルアーカイブ」の構築を目指しています。

文化遺産の保存・伝承・活用及び全国の図書館間の協力体制構築を目的とした事業であり、郷土資料・貴重資料約1万点を選定し、スキャニング・目次作成・PDFへの変換といったデジタル化の全工程を支援するとともに、デジタルデータを応募機関に提供します。また、選定された館と参加希望機関で構成される協議体では、地域のデジタルアーカイブ構築とデジタル化支援協力方案についての議論が行われます。

2018年度は公共図書館15館が参加し、各地の独立運動や植民地期の発行資料、邑誌・郷土誌といった地域資料6,900点のデジタル化が実施されており、NLKでは、来月から検索サービスを提供する予定です。

韓国国立中央図書館(NLK)「学術誌著作権案内システム(KJCI)」への著作権情報登録が韓国研究財団(NRF)「学術誌評価」の申請資格に

2019年4月4日、韓国国立中央図書館(NLK)は、NLKの「学術誌著作権案内システム(Korea Journal Copyright Information:KJCI)」への著作権情報登録が、韓国研究財団(NRF)による「学術誌評価」への申請資格の1つとなったことを発表しています。

KJCIは、国内の学会誌の著作権ポリシー情報を提供するシステムで、「原文アクセスポリシー」「再利用ポリシー」「著作権ポリシー」「セルフアーカイブポリシー」等の項目が掲載されています。このうち、「原文アクセスポリシー」のエンバーゴの有無と「セルフアーカイブポリシー」についてはKJCIの担当者が学会の登録とは関係なく直接分析します。

KJCIでは学術誌編集委員による登録の便宜を図るため登録のための項目・用語を簡便化しており、登録後、KJCIの担当者による分析と学会の最終的な承認を経てKJCIで公開されます。同手順を終えた学会には著作権登録確認書が発行されます。

国内学会の学術誌の著作権ポリシーの策定及び明文化を支援し利用者に提供することで、適切な学術論文の活用拡大とオープンアクセス(OA)を実現させることを目的に実施されます。

韓国図書館協会(KLA)が「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する図書館での実践事例を募集:事例集を作成し国内外に配布

2019年4月3日、韓国図書館協会(KLA)が、国際連合(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する図書館(国立・公共・大学・専門・学校等)での実践事例の募集を開始しました。

KLAでは、集められた情報に基づいて『事例集』を作成し、国内の図書館及び、2019年のIFLA年次大会において海外の関係機関に配布し、国内外で共有することで、持続可能な開発の拡散及び活性化の契機とすることを目的としています。

募集期間は5月15日までです。

[안내]지속가능발전목표(SDGs)에 관한 도서관 실천사례 공모 안내(KLA,2019/4/3)
https://kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=56732

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