韓国

韓国・法院(裁判所)図書館と大韓弁護士協会、「法律知識情報交換のための業務協約」を締結:弁護士への図書の貸出や刊行物の交換等

2020年12月15日、大韓弁護士協会は、法院(裁判所)図書館と、「法律知識情報交換のための業務協約」を締結したと発表しています。

両機関が法律知識情報の交換のための相互協力体系を構築し、裁判と研究を効果的に支援し、国民の法律知識情報へのアクセスを容易にすることで、韓国における法律文化の発展に資することを目的としたものです。

業務協約に基づいて両機関は、弁護士への法院図書館の図書の貸出、法院図書館の大法院判例集・大法院判例解説・定期刊行物の提供、大韓弁護士協会の単行本・定期刊行物・学術イベントの資料集の提供を行なって、相互協力体系を構築するとしています。

大韓弁護士協会では、円滑な貸出システムのため法院図書館と弁護士を対象に貸出期間・範囲・方式等に関するアンケートを実施し、同協会の会員情報サイトにシステムを構築する計画であるほか、コロナ禍のなかでも裁判資料や研究資料を利用できるよう、法院図書館が提供している判例判決情報ページやYouTubeチャンネルでの大法院の重要判決・判例公報のオーディオブックサービスへのリンクを掲載し、アクセス度を高めるとしています。

韓国・大田広域市儒城区、区立図書館2館に同区職員のリモートワークのためのスマートワークセンターを設置へ:子育て中の職員の支援や区庁舎内での新型コロナウイルス感染者発生時の業務継続のため

2020年12月2日、韓国・大田広域市の儒城区は、鎮岑図書館・老隠図書館に、職員のリモートワーク用のスマートワークセンターを設置すると発表しています。

両館の空きスペースに、2021年上半期を目途に、約20人が勤務可能なスマートワークセンターを設置し、妊産婦や育児中の同区職員を優先に試験運営を開始するとしています。

あわせて、区庁舎内で新型コロナウイルス感染者が発生した際に業務が継続できるよう、館内4か所の図書館情報化室に100人規模の事務室運営体制を構築するとともに、在宅勤務用のノートパソコン42台も購入するとしています。

유성구, 스마트워크센터 조성으로 두 마리 토끼 잡는다(儒城区、スマートワークセンターの設置で2羽の兎を捕まえる)(大田広域市・儒城区,2020/12/2)
https://www.yuseong.go.kr/?p=509124

韓国・文化体育観光部、3年ごとに見直す図書定価制の改正案を発表

2020年11月3日、韓国・文化体育観光部が、同月に図書定価制の3年ごとの定期的な見直し期限をむかえるにあたり、改正案を発表していました、

同制度では、書店等は出版社が表示した定価で図書を販売する必要がありますが、読書振興と消費者保護のため、値引きと割引き以外の経済的な特典を組み合わせて定価の15%以内の割引はできると定められています。

同部では見直しにあたり、2019年から利害関係者を中心に官民協議会を運営し、改正の方向性を議論してきており、同制度が出版業界の生態系に与えるプラスの効果を考慮し、大枠では現行通り維持するものの、出版市場の変化等を反映して細部の変更を行なうとし、定価の維持期間をこれまでの18か月から12か月に緩和すると発表しています。また、今後は出版社が市場の需要に柔軟に対処するため簡単に定価を変更できるよう出版流通統合ネットワークとも連携する計画であるとしています。さらに、定価引き下げイベントを開催し、消費者が手頃な価格で様々な書籍を購入できる機会を企画する予定としています。

首都圏の新型コロナウイルス感染症対策強化にともない、韓国国立中央図書館(NLK)を含むソウル特別市所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館等が2020年12月8日から休館

2020年12月7日、韓国・文化体育観光部は、12月6日の中央災難安全対策本部が発表した、ソウル首都圏の「社会的距離を置く」措置の強化にともない、ソウル特別市所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館等を12月8日から12日18日まで休館とすると発表しています。

中央災難安全対策本部の発表では、首都圏所在の国立・公立設置の室内文化施設は収容率30%の制限下で運営可能であるものの、ソウル市域の防疫状況が厳しいことを鑑み、同部において休館を決定したものです。

対象は、国立中央博物館、国立民俗博物館、大韓民国歴史博物館、国立ハングル博物館、国立現代美術館(ソウル・徳寿宮)、国立中央図書館(本館・子ども青少年図書館)、国立障害者図書館の9機関です。

また、国立中央劇場・国立国楽院といった8機関での公演や、国立劇団等7つの国立芸術団体の公演も中止されます。

12月19日以降については、首都圏の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に応じて決定する予定です。

ソウル市外の国立の文化芸術施設については、社会的距離を置く措置の段階別運営指針を遵守し引き続き開館中ですが、国立晋州博物館・国立全州博物館は、地方公共団体の行政命令に従って臨時休館しています。

韓国国立中央図書館(NLK)、コロナ禍においても資料保存・復元処理の基礎的知識を取得できるよう「資料保存・復元処理ガイド」および関連動画をオンラインで公開

2020年11月18日、韓国国立中央図書館(NLK)が、「資料保存・復元処理ガイド」および関連動画の公開を発表しています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、非対面でも資料保存・復元処理の基礎的知識を学べるよう、同館に設置されている国際図書館連盟資料保存コア活動(IFLA/PAC)韓国センターのウェブページ上で公開したものです。

ガイドは、図書の保存・復元処理、保存環境、展示、視聴覚資料・電子媒体の保存等のテーマで年次別に作成される予定で、今回、2020年分として「保存復元処理のための準備物」「除塵と乾式洗浄」「破損資料の復元処置」の3件が公開されました。また、関連動画も10件公開されています。

韓国国立中央図書館(NLK)、同館および公共図書館の司書による推薦図書をLinked Open Dataで公開

2020年11月19日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館および公共図書館の司書による推薦図書を、同館の「国家書誌LOD」のウェブサイトを通じて、Linked Open Dataで公開したと発表しています。

参加している公共図書館は、ソウル特別市の広津区立図書館と道谷情報文化図書館です。公開されたデータには、司書による書評も含まれています。

흩어진 정보! 엮으면 보배! 링크드 데이터의 세계(散らばった情報!組み合されたら宝!リンクトデータの世界)(NLK,2020/11/19)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37596&schBcid=normal0302

韓国・法院図書館、韓国教育学術情報院(KERIS)のILLサービスを通じての蔵書の館外貸出を開始

2020年11月20日、韓国・大法院(最高裁判所)の法院図書館が、韓国教育学術情報院(KERIS)のILLサービスを通じて、蔵書2万3,290冊(国内書:9,179冊、東洋書:6,862冊、西洋書:7,249冊)の館外貸出を開始したと発表しています。

蔵書の館外貸出は、同館開館以来30年間で初めてで、2018年に「開かれた図書館」を標榜して閲覧室を一般開放したことに続くものです。

KERISの協定機関(大学図書館・専門図書館等)の登録利用者は、所属機関の図書館を通じて貸出・複写サービスを利用できるようになりました。近々、同館の閲覧室に所蔵される約10万冊の図書(国内法律書、米国・ドイツ・フランス・日本・スペイン・ポーランドの法律書)に対象を拡大する予定で、イタリア・ロシアの法律書への拡大も準備中です。

その他、法律実務家に対する法律書の貸出や、国民への一般書の貸出も検討中としています。

韓国国会図書館(NAL)、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした「社会的距離の確保」のレベル引き上げにともない、2020年11月24日から再度休館:韓国国立中央図書館(NLK)は予約数を調整

2020年11月23日、韓国国会図書館(NAL)は、首都圏の「社会的距離の確保」のレベルが「第2段階」に引き上げられたことにともない、2020年11月24日から別途通知があるまで再度休館すると発表しました。

韓国国立中央図書館(NLK)では、先着順による予約可能な利用人数を調整し、11月25日から307席とすると発表しています。

국회도서관 임시 휴관 안내(2020.11.24. ~ 별도공지시)(国会図書館臨時休館案内(2020.11.24.~別途通知時))(NAL,2020/11/23)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=2758

韓国・釜山図書館、国内外12種類の学術データベースの提供を開始:DBpiaと国外4点のデータベースについては館外からも利用可

2020年11月19日、韓国・釜山広域市は、代表図書館(当該地域の図書館施策を策定・施行し、関連サービスを体系的に支援する図書館)である釜山図書館において、国内外12種類の学術データベースの提供を開始すると発表しました。

提供されるのは、国内8点(DBpia・KISS・e-article・SCHOLAR・KRpia・KoreaA2Z・韓国国立中央図書館原文DB・韓国国会図書館原文DB)、国外4点(ProQuest Central・Ebook Central・Music and Dance Online・Classical Scores Library)のデータベースです。

DBpiaについては同館以外の所管する38の公共図書館でも利用可能とするほか、DBpiaと国外4点のデータベースについては、同館の会員は、釜山広域市電子図書館を通じて館外からも利用できます。DBpiaの館外閲覧は新型コロナウイルス感染症対応として2020年末までの提供です。

韓国の公共図書館においてProQuest Centralを提供するのは初めてと発表されています。

東京経済大学図書館、「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」を公開

2020年11月6日、東京経済大学図書館は、「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」の公開を発表しました。

朝鮮関係錦絵コレクションは、朝鮮関係の書誌研究者である桜井義之氏の旧蔵書「桜井義之文庫」の一部であり、これまで「東京経済大学学術機関リポジトリ」で画像が公開されていました。今回、132点の資料をより高画質でデジタル化し、同デジタルアーカイブ上で公開しています。

「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」公開(東京経済大学図書館, 2020/11/6)
https://www.tku.ac.jp/library/news/post-22.html

東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション
https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000719tkudb

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