韓国

韓国・烏山市で、楽器の展示やレンタルを行ない、専門書・楽譜の資料室や創作活動空間を備える音楽専門図書館が開館

2019年7月22日、韓国・京畿道の烏山市で音楽専門図書館「소리울 도서관」が開館しました。

報道によると、地下1階には180種類以上約1千点の楽器が展示され、演奏体験ができるほか、楽器のレンタルが可能です。1階は音楽専門書籍や楽譜等2万点を備え、音楽が流れる資料室が、地下2階と3階には、音楽の創作等を行う場所として、サークルの活動室、音楽に関する講座やプログラムを行なう講義室、録音スタジオ、編集室、練習スタジオ等が備えられているとのことです。

また、同市内の図書館としては初めて、携帯電話などを通じて、館内どこからでも約200点の電子ジャーナルが利用可能なサービスを実施すると紹介されています。

@osansi(Twitter,2019/7/7)
https://twitter.com/osansi/status/1148036464162164736

韓国国立中央図書館(NLK)、機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表:同事業によるリポジトリ設置機関が50機関に

2019年7月10日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同館が主管する機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表しました。

今年度の対象は、新規の機関として、健康保険審査評価院と育児政策研究所、改善普及機関として韓国海洋大学校、のあわせて3機関が選ばれました。選定機関は、OAKのメタデータ標準が適用された最新のリポジトリの構築、内部システム連携、1年間の無償メンテナンス、運営者教育などの支援を受けることになります。

2009年に開始された同事業によりリポジトリが設置された機関は50機関となりました。

7月12日に同館において業務協約式が行なわれ、あわせて、「2019 OAKリポジトリ運営機関ワークショップ」も開催されます。

韓国・束草市立図書館、創造的な図書館空間とすることを目的に、閲覧室を開放的に改修:労働時間の週52時間上限規制の実施に合わせ運営時間も調整

2019年6月30日、韓国・江原道の束草市は、政府が発表した「第3次図書館総合計画」に基づいた、束草市立図書館の閲覧室の改修工事が終了し、7月2日にオープンすると発表しています。

仕切られた1人での学習スペースから、開放的で誰でも利用可能な生活文化施設として図書館の本来の機能を強化することで、利用者の創造性・自立性を伸ばすことが目的です。

図書館では今後、ブックコンサート、週末の夜に出かける音楽会などを実施し、楽しい「騒音」を伴う、本の文化に関する交流プログラムを実施し、地域の生活文化施設として位置付けられるよう努力するとしています。

あわせて、同館において7月1日から実施される労働時間の週52時間の上限規制に対応するため、図書館の運営時間を調整し、勤務条件の改善やワークライフバランスの実現を目指すとしています。

韓国国会図書館(NAL)、「知識情報SOC戦略」を宣言

韓国国会図書館(NAL)が、2019年6月26日に、「知識情報SOC戦略」を宣言すると発表しています。

5月24日に開催された「韓国学術情報協議会」において、同協議会の会長でもある韓国国会図書館長が基調講演において明らかにしたもので、第4次産業革命という時代の変化の中で、国会図書館のすべての資産の、共有(Share)・開放(Open)・図書館協力(Connect)を拡大することで、変化を先導するという構想です。

基調講演において、同館長は、今年の同館の3大目標として、第4次産業革命時代の成長の原動力であるデジタルデータの拡大、データサービスと物理的空間といった図書館資産の開放と共有、図書館間の協力ネットワークの拡大をあげています。そして、国会図書館は、所蔵するすべてのデータを、韓国の図書館・研究機関・大学・企業が共有できるよう、国家的データ資産として積極的に開放すると述べています。

また、韓国学術情報協議会・韓国法律情報協議会・韓国議政情報協議会など全国的な協力ネットワークを通じ、急激な変化に対応するための協力を拡大するとしています。

韓国・文化体育観光部、「2019年(2018年実績)公共図書館統計結果」を公表

2019年6月14日、韓国・文化体育観光部が、国家図書館統計システムのウェブサイトで「2019年(2018年実績)公共図書館統計結果」を公表しました。

『文化日報』の記事によると、図書館法施行令第4条1項において、面積が330㎡以下の館は司書職3名を配置し、330㎡超過するごとに司書職1人を追加する必要があり、また、蔵書数が6,000冊以上の場合、6,000冊を超えるごとに司書職1人を追加する必要があるとのことです。また、韓国図書館協会(NLK)「韓国図書館基準」と文化体育観光部「公共図書館建設・運営マニュアル」では、司書職3人または司書職2人及び他の職員1人を公共図書館の基本職員数と規定していますが、今回の調査では、公共図書館数1,096館(前年1,042館)のうち、常勤司書職が3人未満の公共図書館数407館(前年406館)、常勤司書職0人の公共図書館数45館(前年51館)あったとのことです。

また、図書館法第30条1項で「公立の公共図書館の館長は司書職として任命する」とされているものの、今回の調査では、館長の司書資格保有率は48.72%(534館)で、職級も行政1級から8級まで千差万別であったと紹介されています。

韓国図書館協会(KLA)、全国国公立大学人文学部長協議会と人文学の価値の社会的普及のため覚書を締結

2019年6月17日、韓国図書館協会(KLA)が、全国国公立大学人文学部長協議会と、人文学の価値の社会的普及のために協力する覚書を締結したと発表しています。

全国の国公立大学の人文学部と図書館が協力することで、人文学の普及に大きな成果をもたらすことが目的です。

今後、人文学の一般普及のためのコンテンツ開発など、様々な種類の事業を共同で計画するとともに、文化体育観光部などの政府機関や学界・民間機関とも有機的な協力体系を構築していくとしています。

報道によると、6月からは、図書館の「道の上の人文学」事業のなかで、ベビーブーマで退職を迎える世代を対象とした試験プログラム「知恵の学校」を共同で運営するとのことです。

「知恵の学校」は、退職後も文化的な活動に積極的に参加する同世代を対象に、テーマごとに3か月、担当教授が1人あたり10冊程度の関連テキストを20人から30人の参加者と一緒に読む内容です。

首都圏(ソウル・仁川・京畿道)では、ソウル大学を中心に国立中央図書館(NLK)など2か所の図書館で4つのプログラムが、地方では、釜山・大邱・光州・大田・春川の5か所で、釜山大・慶北大・全南大・忠南大・江原大が参加して9つのプログラムの実施が予定されているとのことです。

韓国・議政府市に、2019年11月、公共美術図書館が開館

2019年6月13日付の韓国・聯合ニュースが、韓国・京畿道の議政府市に11月開館予定の公共美術図書館について報じています。

報道によると、同館は、韓国初の公共美術図書館で、一般的な図書館サービスに加え、既存の作家や新進の作家を発掘・育成し、美術を専攻しようとする青少年の夢を実現するための芸術教育の基盤とするために2018年3月に着工され、先月竣工しました。

建設費は217億ウォン、地下1階・地上3階で総面積は6,5375平方メートルです。

建物は、地下1階は書庫・作品収蔵庫・駐車場、1階は展示スペース(多様な展示会を実施)、2階は一般・児童図書館、3階はプログラム室・多目的室・作業室・事務スペースという構成になっているとのことです。

また、現在同市では開館に向け準備中で、展示を担当するキュレーターを選考しているとのことです。

국내 첫 미술 전문 공공도서관 11월 의정부에 개관(国内初美術専門公共図書館11月議政府に開館)(聯合ニュース,2019/6/13)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20190612138300060

韓国国会図書館(NAL)、国会と地方議会間の情報交流活性化を目指し、全国17の広域市・道議会と「韓国議政情報協議会」を創設

2019年6月12日、韓国国会図書館(NAL)が、全国17の広域市・道議会と「韓国議政情報協議会」を創設したと発表しています。

同会の参加議会を243の地方議会全体に拡大し、既存の「国会・地方議会議政情報ポータル」を「大韓民国議政情報ポータル」として充実させる計画です。

NALの館長は「韓国学術情報協議会」「韓国法律情報協議会」「韓国議政情報協議会」の3大全国ネットワークを通して、開放・共有・協力を拡大すると述べています。

国会図書館 プレスリリース
http://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「281 국회도서관, 전국 17개 시도의회 참여 「한국의정정보협의회」 설립
2019-06-12」(国会図書館・全国17の市道議会が参加し「韓国議政情報協議会」設立)とあります。

北米の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語で書かれた情報源の引用状況に関する調査(文献紹介)

2019年5月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.80, no.4に、米・コロラド大学図書館のXiang Li氏による論文“Citing East Asia: A Citation Study on the Use of East Asian Materials in East Asian Studies Dissertations”が掲載されています。

同論文は、北米の大学の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用状況の調査結果をまとめた研究です。2013年から2015年に北米の大学の博士号を授与する32の東アジア研究課程へ提出された博士論文213件を対象に、各論文の引用文献について、東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用数や割合、引用された情報源の形式や出版年を調査・分析したものです。

韓国国立中央図書館(NLK)、プログラミングに関する入門講座を実施

韓国国立中央図書館(NLK)が、プログラミングに関する入門講座を、韓国情報化振興院と連携して実施すると発表しました。

第4次産業革命の時代に要求される教育として実施されるものです。対象は35人で、受講料は無料です。

開催期間は5日間で、2019年6月3日、6月5日、6月7日の3日間でプログラミング学習ソフトScratchを用いた入門講座を、6月12日、6月14日の2日間でセンサー技術を用いたフィジカル・コンピューティングに関する講座を受講します。

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