電子資料保存

Open Preservation Foundation、2014-2016年の年次報告書を公開

2016年6月8日、英国に本拠地を置き、長期デジタル保存を目指す活動を行っている非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)が、“ANNUAL REPORT 2014-2016”を公開しました。

Open Preservation Foundation publishes Annual Report(OPF,2016/6/8)
http://openpreservation.org/news/open-preservation-foundation-publishes-annual-report/
http://www.openpreservation.org/documents/public/OPF_AnnualReport_2014-2016.pdf

参考:
Open Preservation Foundationとオランダ・国立デジタル保存連合が覚書を締結
Posted 2016年4月12日
http://current.ndl.go.jp/node/31322

Open Preservation Foundation(OPF)に、ポルトガル国立図書館が参加
Posted 2015年12月1日
http://current.ndl.go.jp/node/30098

デジタル化された政府情報の長期保存・アクセシビリティについて議論した“Digital Preservation of Federal Information Summit”の報告書が公開(米国)

米・ネットワーク情報連合(CNI)の2016年春の会員総会にあわせて、2016年4月3日から4日かけて北テキサス大学において開催された“Digital Preservation of Federal Information Summit”の報告書が、同大学の“UNT Digital Library”で公開されています。

同会議は、長期保存やアクセシビリティにリスクを抱える政府情報についての政府指導者との対話や国家アジェンダの策定を目指して開催されており、同会議のファシリテーターや登壇者によって執筆・編集されたこの報告書では、イベントの構成・ワークセッション・成果について概説されるとともに、会議での議論や提言がまとめられています。

Digital Preservation of Federal Information Summit Report(CNI,2016/5/12)
https://www.cni.org/news/digital-preservation-of-federal-information-summit-report

Digital Preservation of Federal Information Summit: Reflections

Open Preservation Foundationとオランダ・国立デジタル保存連合が覚書を締結

2016年4月11日、電子資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)とオランダの国立デジタル保存連合(Nationale Coalitie Digitale Duurzaamheid)が、電子資料保存に関する連携協力の覚書を締結したと発表しています。

覚書では、両機関において、計画書の共有、教育活動での協力、電子資料保存のソフトウェアの持続可能性のための協力、が容易になるような方法が設定されていると紹介されています。

Open Preservation Foundation and Nationale Coalitie Digitale Duurzaamheid Sign Memorandum of Understanding(OPF,2016/4/11)
http://openpreservation.org/news/open-preservation-foundation-and-nationale-coalitie-digitale-duurzaamheid-sign-memorandum-of-understanding/

参考:
Open Preservation Foundation(OPF)が2015-2018年の戦略計画を発表 ブランドイメージとWebサイトも一新

韓国国会と釜山広域市、国会図書館資料保存館建設に関する業務協約を締結

2016年3月28日、韓国国会と釜山広域市は、国会図書館資料保存館建設に関する業務協約を締結しました。

総事業費4千300万ウォン、延べ床面積1万3,400㎡の建物として、釜山広域市江西区の鳴旨国際新都市に建設される同館は、図書館・文書館・博物館が一つになった複合文化空間として、

・研究図書館
・文献と議会資料の分散保存
・デジタル資料の保存のためのディザスタリカバリセンター

の機能を担い、2021年に開館する予定とのことです。

부산시와 국회, ‘국회도서관 자료보존관 건립에 관한 업무협약’체결(韓国国会図書館,2016/3/27)
http://www.nanet.go.kr/06_introduce/06_cyberhongbo/02/detail_Broadcast_All.jsp?seq=34043

東京国立近代美術館フィルムセンター、米国映画技術アカデミーのデジタル映画の長期保存に関する報告書“The Digital Dilemma 2”(2012年)を翻訳し、公開

2016年4月1日、東京国立近代美術館フィルムセンターは、2012年に米国映画技術アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences: AMPAS)が公開した、“The Digital Dilemma 2”の日本語版を公開しました。

2015年10月27日に、翻訳作業を行っていることが発表されていたものです。

デジタル ・ ジレンマ 2
http://www.momat.go.jp/fc/wp-content/uploads/sites/5/2016/04/DigitalDilemma2_JP_NFC.pdf

デジタル・ジレンマ 2 日本語版(東京国立近代美術館フィルムセンター, 2016/4/1)
http://www.momat.go.jp/fc/research/bdcproject/#section1-2

関連:
BDCプロジェクトについて(東京国立近代美術館フィルムセンター)
http://www.momat.go.jp/fc/research/bdcproject/#section1-1

参考:
米国映画技術アカデミーがデジタル映画の長期保存に関する報告書“The Digital Dilemma 2”を公表
Posted 2012年2月22日

英国図書館・情報専門協会の電子情報資源に関する専門部会が、議会文書の電子化への移行を受け、ポジションペーパーを公表

2016年3月9日、英国図書館・情報専門家協会(CILIP)の電子情報資源の専門部会(SIG)である“UK eInformation Group(UKeiG)”が、ポジションペーパー“Legal Deposit and Access to Parliamentary Papers”を公開しています。

ポジションペーパーによると、2016年3月31日付で、議会と英国政府刊行物発行所(The Stationery Office:TSO)との印刷・出版に関する契約において、貴族院の文書と法案に関するものの有効期限が切れるとのことです。

今後、2016年12月には庶民院との契約が切れ、英国政府のポータルサイトGOV.UKから電子媒体が無料で公開される一方で、納本図書館に、紙媒体の議会文書・法案・勅令書が所蔵されなくなることを受け、電子化により政府が文書を管理することや、その長期保存の困難さという観点から、紙媒体で可能であったのと同じ方法で「記録」を保証するのは困難であるとし、現在紙媒体を所蔵している図書館は、紙媒体のコレクションを廃棄せずに、保持することを推奨しています。

2016年の“Preservation Week”は4月24日から30日まで 無料のウェビナーやイベントが開催(米国)

米国図書館協会(ALA)の下部組織である図書館コレクション・テクニカルサービス協会(ALCTS)が、今年の“Preservation Week”は4月24日から30日までと発表しています。

2010年に始まったこのイベントは、今年で6回目であり、個人やコミュニティーの文化遺産(書籍、文書、写真、織物、手工芸品、調度品など)の重要性と、保護活動への理解を促すことを目的としており、全米各地の図書館・博物館・アーカイブで様々なイベントが予定されています。

また、無料のウェビナー(ウェブセミナー)として、

4月26日 “From Cassette to Cloud: Reformatting Audiotape”
4月28日 “Preserving Your Digital Life”

が開催されるとのことです。

Mark your calendar: Preservation Week begins April 24(ALA,2016/3/9)
http://www.ala.org/news/member-news/2016/03/mark-your-calendar-preservation-week-begins-april-24

From Cassette to Cloud: Reformatting Audiotape(ALCTS)

英国国立公文書館、ボーンデジタルの記録管理に関する報告書を公開

2016年2月11日、英国国立公文書館(TNA)が、ボーンデジタルの記録の課題を理解し、対処するための報告書を公開しています。

政府の各部署がボーンデジタル資料を管理し、移管する際の現在の課題に焦点をあてた“The digital landscape in government 2014-15”と、技術によって支援された再調査が、如何にそれらの課題を処理するのを助けるかについて紹介した“The application of technology-assisted review to born-digital records transfer, Inquiries and beyond”の2点です。

The National Archives publishes reports on born-digital records management(TNA,2016/2/11)
http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/the-national-archives-publishes-reports-on-born-digital-records-management/

Open Preservation Foundation(OPF)に、ポルトガル国立図書館が参加

デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、2015年11月30日、ポルトガル国立図書館が加盟したと発表しています。

Open Preservation Foundation welcomes the National Library of Portugal as its newest member(OPF,2015/11/30)
http://openpreservation.org/news/open-preservation-foundation-welcomes-the-national-library-of-portugal-as-its-newest-member/

国立国会図書館、電子書籍・電子雑誌収集実証実験事業を開始

国立国会図書館(NDL)では、市販されている電子書籍・電子雑誌の収集に関する制度の在り方を検討するため、電子書籍・電子雑誌収集実証実験事業を2015年12月1日から実施します。

今回の実証実験は、主に次の2つの目的で行います。

(1)電子書籍・電子雑誌の収集及び長期的な保管・利用の技術的検証を行うこと。
(2)国立国会図書館内で電子書籍・電子雑誌を閲覧に供することによる電子書籍・電子雑誌ビジネスへの影響の検証や納入時の費用の調査分析を行うこと。

この事業では、事業の受託者である一般社団法人日本電子書籍出版社協会から送信される電子書籍・電子雑誌のデータを国立国会図書館施設(東京本館・関西館)内の特定端末計20台から閲覧することができます。

1点の資料は同時に1つの端末からしか閲覧できません。1つの端末から同時に複数の資料を閲覧することはできません。また、複写提供は行いません。

実証実験の目的のため、利用された方には、アンケートに御協力いただく予定です。また、どのような電子書籍・電子雑誌が閲覧されたかに関して、システムにより情報を収集します。アンケートの回答及び閲覧に関する情報は、個人を特定できる情報と結びつけて分析することはありません。

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