公立図書館

柏崎市立図書館(新潟県)、柏崎高等学校図書館と連携し同校生徒による図書館蔵書活用の促進等を意図した取り組みを開始

2020年9月2日、新潟県の柏崎市立図書館(ソフィアセンター)は、新潟県立柏崎高等学校の学校図書館と連携し、同校生徒の課題研究や読書において、ソフィアセンターの蔵書活用を促進する取り組みを開始したことを発表しました。

ソフィアセンターは連携の背景として、高校生は学習・読書室の利用が多く、蔵書の活用は小中学生と比べると非常に少ない状況にあることなどを挙げ、同校との連携をきっかけに、市内の他の高校生の利用促進とレファレンスサービスの活用を働きかけていく、としています。

ソフィアセンターは同校図書館との連携事業の概要として、「課題解決支援」と「課題図書の簡単予約」を挙げています。「課題解決支援」は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された同校1学年・2学年の生徒が探究活動として取り組む「柏崎サイエンスプロジェクト(KSP)」の課題研究テーマを両館で共有し、ソフィアセンターの蔵書とレファレンスサービスによって、生徒の課題解決を支援するものです。「課題図書の簡単予約」は同校1学年の生徒の課題図書300冊のうち、ソフィアセンターが所蔵する図書約200冊のリストをホームページに掲載し、簡単に検索や利用状況の確認・予約を可能とするものです。

石川県立図書館、同館所蔵『瓦版はやり唄 虎列剌もの』所収「虎列剌病予防阿房陀羅経」の実演動画を公開

2020年9月7日、石川県立図書館が、同館所蔵『瓦版はやり唄 虎列剌もの』所収「虎列剌病予防阿房陀羅経」の実演(再現)動画を、YouTubeで公開しました。

1879年に流行したコレラのニュースを取り上げた『瓦版はやり唄 虎列剌もの』に合綴されている「虎列剌病予防阿房陀羅経」を、元図書館職員の僧侶が、節談説教のイメージで朗読し、再現したものです。

石川県立図書館
https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/
※お知らせ欄に「資料の紹介動画「『瓦版はやり唄 虎列剌もの』より「虎列剌病予防阿房陀羅経」」の配信を開始しました。(9/7)」とあります。

『瓦版はやり唄 虎列剌もの』より「虎列剌病予防阿房陀羅経」(YouTube)
https://youtu.be/LhPy_MrgE5Q
※石川県立図書館の公式チャンネル

オーテピア高知図書館、オーテピアティーンズ部を創設

高知県が、2020年8月20日付で、オーテピア高知図書館が、7月18日にオーテピアティーンズ部を創設し、高知県内在住の中学1年生から高校3年生等(13歳から18歳)を対象にメンバーを募集していることを発表しています。

読書や創作活動が好きな10代が、読書の楽しさを発信することによって、普段本を読まない、図書館を利用しない同世代に読書や図書館に興味を持ってもらうことを目的とした活動で、図書館が所蔵している本の紹介文や、展示テーマに沿ったエピソード、オリジナルイラストなどを作成し、図書館へメールで投稿するといった活動を行います。

オーテピアティーンズ部の創設とメンバー募集 (高知県,2020/8/20)
https://www.pref.kochi.lg.jp/press2/2020072100109/

【イベント】近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』 in 大阪(10/9・オンライン)

2020年10月9日、近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』in 大阪がオンラインで開催されます。

同ワークショップは、図書館とがん支援センターによる地域の医療・健康情報の提供と支援を充実させることを目的に開催されます。対象は、近畿地区(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県、和歌山県)の図書館、医療関係者、行政関係者です。

内容は以下の通りです。
・図書館とがん相談支援センターが連携することの意義と目指すもの
・各地の取り組み
・パネルディスカッション
・ブレイクアウトセッション(グループワーク)

オンライン会議システムZoomを用いて開催され、定員は150名(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

熊本県立図書館、令和2年7月豪雨により多数の蔵書に水損が発生した芦北町立図書館(熊本県)への図書寄贈を代行して受付

2020年9月4日、熊本県立図書館は、2020年7月に発生した「令和2年7月豪雨」で多数の蔵書に水損が発生した芦北町立図書館(熊本県)について、同館への図書寄贈を代行受付することを発表しました。

芦北町立図書館への図書の寄贈は、熊本県立図書館への郵便・宅配による送付、または熊本県立図書館2階第1閲覧室カウンターへの持参により受付されています。なお、芦北町立図書館への寄贈図書に関して、熊本県立図書館は以下の4点を留意事項として挙げています。

① 汚れや破れ、カビ等がある図書、書き込みやサイドライン、サイン、蔵書印等のある図書、発行後5年以上経過した実用書、辞典等は、寄贈対象として想定していない
② 寄贈図書の取り扱い・受入判断は図書館に一任される。芦北町立図書館で受入されない場合には他の公共施設等で活用される場合がある
③ 郵送・宅配による寄贈の場合、送料は寄贈者の負担となる
④ 芦北町立図書館では特に「絵本類」が不足している

熊本県立図書館はこのお知らせの中で、「令和2年7月豪雨」により芦北町立図書館では、蔵書約2万7,000冊のうち約2万2,000冊に被害が発生していることを伝えています。

塩尻市立図書館(長野県)、「体験!GIGAスクール」展を開催中

長野県の塩尻市立図書館において、2020年8月4日から2020年9月29日にかけて、「体験!GIGAスクール」展が開催されています。

文部科学省のGIGAスクール構想により、同市では、早ければ2020年度中に市内の小中学校に通う児童・生徒用のタブレットと通信環境が整備される計画であることから、授業で使うアプリケーションをいれたタブレットを自由に触れる体験コーナーを用意したものです。あわせて、保護者を対象とした、子どもとスマホ・ゲームの関わり方に関するテーマブックも展示されています。

テーマブックス【児童】体験!GIGAスクール(塩尻市立図書館)
https://www.library-shiojiri.jp/themebooks/theme.html?id=1574

鳥取県立図書館、「開館30周年記念事業」として同館職員が訪問した米国の公共図書館の様子を紹介するトークイベントなど3つの特別イベントを実施

鳥取県立図書館が2020年10月に、同館の「開館30周年記念事業」として、「青空ひと箱古本市 SHOTOKU-CHO 101」、「2つのスペシャル図書館ツアー」、「トークイベント 米国公共図書館×鳥取県立図書館」を実施します。

「青空ひと箱古本市 SHOTOKU-CHO 101」は、住民が店主となり段ボール一箱分の古本を販売する古本市を開催する企画です。2020年10月18日に同館の中庭で実施され無料で誰でも入場できますが、出店を希望する場合には事前の申し込みが必要です。

「2つのスペシャル図書館ツアー」は、BGM鑑賞・写真撮影・地下書庫訪問等が可能な特別な図書館ツアーとして企画されています。2020年10月10日の午後5時開始の「トワイライトツアー」と10月17日の午後4時開始の「アフタヌーンツアー」が行われます。定員はそれぞれ15人で、参加には事前の申し込みが必要です。

「トークイベント 米国公共図書館×鳥取県立図書館」は、同館の職員が訪問した米国のワシントンD.C.公共図書館とニューヨーク公共図書館(NYPL)について写真や映像で紹介し、これからの図書館のあり方について考える企画です。2020年10月18日の午後3時30分に同館2階大研修室で開催されます。定員は30人で、参加には事前の申し込みが必要です。

令和2年7月豪雨等の影響により臨時休館中の人吉市図書館(熊本県)、2020年9月8日から一部サービスを再開

2020年8月31日、熊本県人吉市は、新型コロナウイルス感染症の拡大予防対策、及び令和2年7月豪雨の影響で臨時休館中の人吉市図書館が、9月8日の午前9時から一部サービスを再開することを発表しました。

同館は、2020年9月8日の午前9時から、書籍の貸出・返却、書籍の予約・リクエスト・相互貸借等の申し込み、新規利用カードの発行や期限切れカードの更新等のサービス提供を再開します。また、移動図書館車は9月1日から運行を再開します。

ただし、書籍(雑誌、新聞を含む)の閲覧、学習室の開放等のサービスは利用できず、新型コロナウイルス感染症の今後の状況に応じて、サービスを中止する可能性がある、としています。

人吉市図書館の一部利用再開について(人吉市,2020/8/31)
https://www.city.hitoyoshi.lg.jp/q/aview/14/13043.html

韓国図書館協会(KLA)、図書定価制の改正に反対すると発表:オンラインでの署名活動に参加

2020年9月4日、韓国図書館協会(KLA)が、図書定価制の改正に反対するとし、オンラインでの署名活動に参加すると発表しました。

KLAの説明によれば、7月3日、文化体育観光部が、3年ごとに見直す同制度の官民協議会での意見集約を経て決定された合意を無視して図書定価制を再検討する通知をしたことに対し、再度過度な図書の割引が行われれば出版文化の生態系の維持を担保できないとし、8月19日にKLAを含む約30の出版・文化団体により「図書定価制死守のための出版・文化界共同対策委員会」が結成されました。KLAでは同委員会と連携し、オンラインでの反対署名活動を進めるとしています。

KLAでは、図書定価制が掲げる、韓国の文化国家の道(本を企画・作成・販売し、読書する豊かな国)をあきらめないとし、政府と大統領が我々と意見を共にすることを期待するとしています。

文化体育観光部では、8月10日に、合意を破棄したことはなく、官民協議会での議論を公開し、より広く意見を集め、社会的な合意を得ることができる改善案を準備していると発表しています。

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/29)」の結果を発表

2020年8月30日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/29)」の結果を発表しました。

同調査は、8月2日にsaveMLAKが結果を公開した第9弾調査に続く、第10弾の調査として、日本の公共図書館・公民館図書室等1,721館を対象に、8月27日9時から8月29日13時にかけて実施されました。

発表によると、新型コロナウイルス感染症拡大と災害の影響により、休館している図書館は全体の2.4%であり、沖縄県では71.9%、宮崎県では21.9%が休館しています。また、入館記録を取っている図書館は前回調査時の342館から395館に増加していることが述べられています。

「各図書館の状況・取り組み」としては、新型コロナウイルス感染症に関連する展示、オンラインやオフラインでのイベント、ドライブスルー貸出や電子図書館をはじめとした対策や取り組みが挙げられています。

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