公立図書館

E2440 - 歴史的建造物を図書館に再利用した事例集<文献紹介>

   2021年6月,国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館に関する専門部会(ENSULIB)と図書館建造物および設備分科会(LBES)の協力のもと,世界各国の主に歴史的建造物が図書館に再利用された事例を集めた報告書が出版された。報告書は大きく3つのパートに分かれ,建築家Robert Niess氏,Santi Romero氏,図書館建築の専門家Karen Latimer氏による建造物を図書館に再利用することに関する総論と,公共図書館に再利用した10の事例,大学などの学術図書館に再利用した9の事例で構成される。病院,消防署,機関車工場,郵便局など改築前の建造物の種類は多様で,改築前後の様子が写真と共に紹介されており興味深い。全文はインターネットでも公開され,誰でも無料で読むことができる。本稿ではそのいくつかの事例を挙げつつ,歴史的建造物を図書館に再利用する取り組みの特徴を紹介したい。

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/10/25)」の結果を発表

2021年10月26日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/10/25)」の結果を発表しました。

同調査は、9月23日にsaveMLAKが結果を公開した第23回調査に続く、第24回目の調査として、10月22日から10月25日にかけて実施されました。調査対象は、全国の公共図書館等1,737館です。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響で休館している図書館は0館でした(前回調査時点350館)。入館記録を取っていたのは268館でした。ウェブページでは「各図書館の状況・取り組み」等についてもまとめられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となった図書館や地方公共団体のウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

【イベント】第30回京都図書館大会「アフターコロナと図書館のこれから」(11/29・オンライン)

2021年11月29日、第30回京都図書館大会「アフターコロナと図書館のこれから」がオンラインで開催されます。

新型コロナウイルス感染症の影響により、図書館も在り方を変化せざるを得ない状況であり、著作権法の改正による動きや非来館型サービスを中心とした様々な変化が起きていることを踏まえ、コロナ禍を経て、人々がどのように図書館を利用することになるか考えるとあります。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

プログラムは以下の通りです。

・基調講演①「著作権法の改正とコロナ後の図書館」
福井健策氏(骨董通り法律事務所)

・基調講演②「デジタルアーカイブの作り方・使い方・持たせ方」
福島幸宏氏(慶応義塾大学)

・事例発表①「地域の写真を未来に残す 町立図書館ができること」
三浦寛二氏(愛荘町立愛知川図書館)

・事例発表②「アマビエから広がるデジタルアーカイブ」
大前梓氏(京都大学附属図書館)

・事例発表③「変化する学校図書館のかたち」
山本みづほ氏(長崎純心大学)

【イベント】第2回未来型図書館を考える講演会「図書館で地域が変わる、未来を拓く~図書館と地域のレジリエンス~」(12/19・小松)

2021年12月19日、石川県小松市の小松市公会堂大ホールで、第2回未来型図書館を考える講演会「図書館で地域が変わる、未来を拓く~図書館と地域のレジリエンス~」が開催されます。

小松市では、「市民とともにつくる未来型図書館」を目指し、その在り方について調査・研究が行われています。今回は、太田剛氏(図書館と地域をむすぶ協議会チーフディレクター)を講師とし、図書館の地域づくりにおける役割・可能性を学ぶとあります。

定員は300人(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

みんなでつくる未来型図書館(小松市)
https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/toshokan/mirai/12789.html

2021年度グッドデザイン賞発表:図書館・博物館・美術館も受賞

2021年10月20日、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が、グッドデザイン賞の2021年度受賞結果を発表しました。審査対象(5,835件)、受賞対象(1,608件)とも過去最多となっています。

受賞対象には、「独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、特に優れており、これからの時代のモデルとなるデザイン」として位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」100件と、その中から選ばれた「グッドデザイン金賞」20件及び「グッドフォーカス賞」12件も含まれています。なお、2021年度の「グッドデザイン大賞」は、2021年11月2日に最終プレゼンテーションを実施し決定する、とあります。

受賞者には以下のような図書館・博物館・美術館も含まれ、そのうち、2020年にリニューアルオープンした「アーティゾン美術館」(「ブリヂストン美術館」から改称)が「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれています。

2021年度グッドデザイン賞 発表(JDP, 2021/10/20)
https://www.jidp.or.jp/ja/2021/10/20/GDA2021

電子出版制作・流通協議会(電流協)、「電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2021年10月01日)」を公表

2021年10月22日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2021年10月01日)」を公表しました。

前回2021年7月1日時点と比べ、実施自治体は29増加し258自治体、電子図書館(電子書籍貸出サービス)は29増加し251館となっています。

お知らせ(電流協)
https://aebs.or.jp/
※2021年10月22日欄に「電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2021年10月01日)公表の件」とあります。

電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2021年10月01日)(電流協)
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html

名古屋市図書館、楽しい「道くさ」を創出する社会実験に参加:移動式本棚ワゴンを設置

2021年10月16日から11月14日にかけて、名古屋市で実施される「かさでら道くさ社会実験」に名古屋市図書館が参加しています。

「かさでら道くさ社会実験」は、名古屋市本笠寺駅前の通りにポップアップショップや絵しりとりやクイズを出題するパネルなど4つのアイテムを展開し、歩いて楽しい「道くさ」を創出する社会実験です。名古屋市図書館は常時50冊ほどを備えた移動式本棚ワゴンを設置します。本はワゴン周辺や笠寺観音商店街の店舗に持ち込んで閲覧することができます。また、10月23日には関連企画として司書による「おはなし会」も開催されます。

同館は、月1回程度300冊程度の本を市内の児童館やイベントスペース、レンタルスペースに設置する「ここにもライブラリー」という取り組みを行っており、この取り組みの一環として社会実験に参加しています。

【イベント】大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ公開記念講演(10/31・大牟田)

2021年10月31日、福岡県の大牟田市立図書館により、「大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ公開記念講演」が開催されます。

同デジタルアーカイブの内容や活用法を紹介する講座です。宮本隆史氏(大阪大学言語文化研究科助教)により「デジタルアーカイブ化の意義」、山田元樹氏(大牟田市世界遺産・文化財室長)により「地域史における三池炭鉱とアーカイブ資料の注目点」をテーマに講演が行われます。

定員は15人(先着順・要予約)で、会場は「カルタックスおおむた」(福岡県大牟田市)です。また、インターネットでの配信も予定しているとあります。

@omuta_library(Twitter, 2021/10/15)
https://twitter.com/omuta_library/status/1448946176124809217

沖縄県立図書館、「第1回日本十進分類総選挙」を実施中

2021年10月13日から11月3日まで、沖縄県立図書館が、「第1回日本十進分類総選挙」を実施しています。

図書館で排架に利用されている分類と選挙への興味を喚起することを目的に企画したとあります。日本十進分類の0類から9類の選挙ポスターの掲示や投票箱の設置が行われており、好きな分類に一人1票投票できます。

@OkinawaPrefLib(Twitter, 2021/10/13)
https://twitter.com/OkinawaPrefLib/status/1448053616070299658

@okinawapreflibrary(Facebook, 2021/10/13)
https://www.facebook.com/okinawapreflibrary/posts/4334739319950120

No.19 公立図書館における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応


国立国会図書館は、公益社団法人日本図書館協会の協力を得て、令和3年度「図書館及び図書館情報学に関する調査研究」を実施しています。テーマは「公立図書館における新型コロナウイルス感染症への対応」であり、調査研究の中核をなすのは、全国の公立図書館を対象としたアンケート調査(2021年6月から7月にかけて実施)です。今後は詳細分析を進めた上、その成果を「図書館調査研究リポート」にとりまとめ令和3年度内に公開する予定です。


報告書

令和3年度内の公開を予定しています。


集計表

単純集計結果(PDF形式、1,029KB)
 2021年6月から7月にかけて、全国の公立図書館を対象に実施したアンケート調査の単純集計結果です。


主な更新履歴

[2021年10月12日]
・アンケート調査の単純集計結果を公開しました。
 

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