韓国

東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)、アジア研究図書館デジタルコレクションをリニューアル公開

2020年1月16日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、「東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門 U-PARL漢籍・碑帖拓本資料」として公開していたサイトをリニューアルし、新規公開コンテンツも加えた「アジア研究図書館デジタルコレクション」を公開しました。

「アジア研究図書館デジタルコレクション」は、U-PARLが資料の選定、作成、提供を担当し、碑帖拓本コレクション・水滸伝コレクション・U-PARLセレクション・Digital Resources for Egyptian Studiesの4種類のコレクションを公開しています。利用条件は従来と同様で、CC BY相当で利用することが可能です。

【DIGITAL LIBRARY】東京大学アジア研究図書館デジタルコレクション(U-PARL)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/arldc
※更新履歴に「2020年1月16日:東京大学アジア研究図書館デジタルコレクションを新規公開しました。」とあります。

韓国・ソウル特別市教育庁、電子書籍等の閲覧や各種講座を受講できる電子図書館サービスのオンライン登録・認証での利用を可能にすると発表:図書館等での利用者登録が不要に

2019年12月24日、韓国・ソウル特別市教育庁が、同庁が運営する電子図書館サービスを、オンライン登録・認証のみで利用可能としたと発表していました。

これまで同サービスを利用するには、同庁が運営する図書館もしくは生涯学習館を訪れて会員登録する必要がありましたが、今後は、利用者の同意のもと、行政情報部の行政情報共同利用システムを利用して利用申請資格を確認します。

ソウル市教育庁の電子図書館では、1万6,000冊の電子書籍・オーディオブックのほか、国内外の電子ジャーナルの利用や各種講座の受講が可能です。

서울시교육청 전자도서관 비대면 자격확인 서비스구축(ソウル市教育庁電子図書館非対面資格確認サービス構築)(ソウル特別市教育庁, 2019/12/24)
http://enews.sen.go.kr/news/view.do?bbsSn=166372&step1=3&step2=1

韓国・国立障害者図書館、同館ウェブサイトでの数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始

韓国国立中央図書館(NLK)は、所管する国立障害者図書館が、2020年1月6日から数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始したと発表しています。

韓国の通信社NEWSISの報道によると、数学関連の視覚障害者等用資料の作成にあたり、これまで数式を読むための規則が存在せず、作成者が任意に表現していたことによる学習の困難さが問題になっていたことから、その標準化を目指して制定されたものです。

小学校から高校1年生までの数学教育課程の内容や教科書に基づいて数式の音声変換規則を定めており、MathSpeakの規格も取り入れているとのことです。今後、大学の数学の内容まで範囲を拡大する予定としています。

@national.library.of.korea(Facebook, 2020/1/5)
https://www.facebook.com/national.library.of.korea/posts/2589821841135064

韓国国立中央図書館(NLK)、文化芸術分野を中心に提供する有料オンラインデータベースを拡大:館外から利用可能なものも

韓国国立中央図書館(NLK)が、2020年1月2日から、提供する有料オンラインデータベースを拡大したと発表しています。

前年比54%拡大しており、国内の他の図書館で利用が難しいものを利用者に提供することが目的です。

2019年は33種類の国内外のデータベースを提供していましたが、2020年からは、Digital National Security Archive(DNSA)、Literature Online(LION)等といった18種類を追加して、合計51種類が提供されます。特に、2020年は、ベルリン・フィル「デジタル・コンサートホール」、China Art Digital Library、Artfilms Digitalといった文化芸術や音楽映像ストリーミングサービスといった分野を拡大しているとしています。

今回提供されるもののなかには、NLKの利用者証を所持していれば、自宅や学校で利用可能なデータベースもあります。

韓国・ソウル特別市、「ソウル代表図書館」の建設を発表:同市の図書館政策の統括・第4次産業革命時代に必要な情報の提供・「ソウル情報」のハブ

2019年12月12日、韓国・ソウル特別市が、2025年に東大門区内に「ソウル代表図書館」をオープンさせると発表しました。

清凉里駅から徒歩10分の場所に、総額2,252億ウォンをかけて、延床面積3万5,000平方メートルの規模で建設されます。現在のソウル図書館の約3倍の規模で、2020年から手続きを開始し、2021年には国際コンペが行なわれる予定です。

同館は、同市が公共図書館インフラの拡充を目的に2019年8月に発表した「5つの圏域別市立図書館建設計画」の延長線上のものです。同館は、5つの圏域ごとの市立図書館と自治区の公共図書館を統合的に支援する図書館として位置付けられており、同市の図書館政策とサービスを統括する役目を果たします。

また、5つの圏域別市立図書館が地域の特徴とニーズにあわせた図書館として運営されるとすると、「ソウル代表図書館」は第4次産業革命時代に必要な未来の知識情報サービスを統合的に提供する空間として運営されます。また、同市に関する研究と出版活動を支援する「ソウル情報」のハブの役割も果たす計画であるとされています。

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館948館の貸出データをもとに分析した2019年の貸出状況に関する調査結果を発表

2019年12月23日、韓国国立中央図書館(NLK)が、2019年の公共図書館における貸出状況に関する調査結果を発表しました。

公共図書館用のビックデータ分析プラットフォーム“도서관 정보나루”の公共図書館948館の貸出データ8,388万646件をもとに分析を加えたものです。

文学分野では最も貸出されたのは、2018年に続き『82年生まれ、キム・ジヨン』で、10月の映画公開後貸出しが増えました。同書をもっと多く借りたのは40代の女性で、30代・20代・50代の女性、40代男性と続きます。

同じく、非文学分野では2018年10月に出版された『당신이 옳다』(あなたが正しい)で、世代別では40代女性の貸出が最も多く、30代・50代の女性、40代の男性、20代の女性と続きます。

また、貸出の現状をテーマ別に分析した結果として、文学分野では韓国文学、英米文学、日本文学の順で貸出しがされており、韓国文学の貸出が増えた一方、日本文学に関しては2015年以来初めて下落したとしています。非文学分野では社会科学、歴史、自然科学、技術科学の順で貸出しされており、技術科学分野については2015年以来着実に増えていて、特に育児・料理・インテリア分野が多く貸出されたとしています。

韓国国立中央図書館(NLK)、展示解説・施設案内・質問への回答・推薦図書や人気貸出図書情報の提供を行う「QIロボット」を設置

韓国国立中央図書館(NLK)が、2020年1月から、本館2階の「文化の間」において、「QIロボット」による展示解説及び案内サービスを開始すると発表しました。

韓国文化情報院の支援事業をうけて導入されるもので、科学技術情報通信部が推進する「ICT基盤公共サービス促進事業」の一環としても位置付けられています。

同ロボットは、自律走行と韓・英・中・日の各言語による案内、音声によるチャットが可能な案内員ロボットで、「文化の間」の常設展示「時間の記録を引き継ぐ」を詳細に案内します。

また、図書館施設やお知らせの案内、司書が推薦する図書といった情報や、図書館ビックデータの分析に基づく全国の図書館の人気貸出図書情報も紹介します。さらに、登録されている質問に回答するだけでなく、学習を通して利用者の質問を理解し必要な情報を提供することもできます。

E2212 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2019)

2019年9月23日から26日にかけて,韓国ソウル特別市の韓国国立中央図書館(NLK)において「2019年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2019)」(E2074ほか参照)が開催された。韓国での開催は2009年から10年ぶりとなる。

韓国で「図書館法を一部改正する法律」が公布:司書資格の不正取得者・他人への貸与者の資格取消、国立障害者図書館の所管の文化体育観光部長官への変更

2019年12月3日、韓国で「図書館法を一部改正する法律」が公布されました。

第6条第2項に文化体育観光部長官による司書資格の不正取得者や他人への貸与者の資格取消規定が、第6条第3項に文化体育観光部長官による司書資格の発行及びその管理に関する規定等が新設されています。

また第45条に、国立障害者図書館の所管を韓国国立中央図書館長から文化体育観光部長官に変更する改正が行なわれています。これは、国立障害者図書館の組織・運営の独立性を強化することで、より積極的な障害者サービス支援を実施できるようにすることが目的です。

施行は公布の6か月後です。

韓国国立中央図書館(NLK)とアリラン国際放送、業務協約を締結:映像・台本の寄贈・寄託・デジタル化等

2019年12月17日、韓国国立中央図書館(NLK)と国際放送を行なっているアリラン国際放送が、業務協約を締結したと発表しています。

締結内容として、

・韓国の知識資源の収集・保存を目的とした寄贈・寄託
・放送映像資料の保存・活用を目的としたデジタル化及び共有のための協力
・放送映像資料の整理及びサービス標準化のための教育・技術情報に関する交流
・知識資源の共有及びサービス活性化を目的とした広報業務等での協力

があげられています。

NLKによる国内外の官民の文化芸術機関・個人が所蔵する文化芸術資料のデジタル化支援事業の一環で、アリラン国際放送はNLKに対して映像資料約9万8,000点、放送台本約1,000点を寄贈・寄託し、NLKは、これらの資料を図書館の情報サービスに活用します。

また、2020年8月には、アリラン国際放送が運営するアリランTVの放送ネットワーク構築20周年を記念し「大韓民国国際放送20年」展をNLKの企画展示室で実施する計画です。

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