韓国

韓国国立中央図書館(NLK)、ソウル特別市教育庁教育研修院と教育研修プログラムの共同運営に関する覚書を締結:教職員の能力向上を目的としたカリキュラムや教育コンテンツの開発等

2019年11月20日、韓国国立中央図書館(NLK)は、ソウル特別市教育庁教育研修院と、教育研修プログラムの共同運営に関する覚書を11月19日に締結したと発表しています。

両機関では、教職員の能力向上を目的としたカリキュラムの開発・運用、教職員のための教育コンテンツの開発・普及、共同推進事業での協力・支援、両機関の訪問・施設利用のための相互協力を実施するとしています。

今後の優先事項として、2020年3月に設置されるデジタル図書館「1人メディアスタジオ」等の創作空間を活用したメディア活用・制作や、国立子ども青少年図書館の「未来の夢・希望創作所(メイカースペース)を活用したメイカー教育等の推進をあげており、今後も学校図書館を担当する教員を対象としたものや、国立障害者図書館の障害者情報を活用したもの等に拡大していく計画です。

韓国国立中央図書館(NLK)、国内外の機関・個人等が所蔵する文化芸術資料を対象としたデジタル化支援事業の受付を開始:2020年12月までに約10万件をデジタル化

2019年11月19日、韓国国立中央図書館(NLK)が、今月策定した「文化芸術資料デジタル化支援計画」を受け、11月29日まで、国内外の官民の文化芸術機関・団体・協会や個人等を対象に、所蔵資料のデジタル化支援の申請を受付けると発表しました。

同事業では、文化芸術資料の収集・保存やデジタルアーカイブの構築による共同活用を目的に、2020年12月までに約10万件のデジタル化を実施することを目標としており、対象資料として、楽譜、展示図録、公演プログラム、舞台の図面といった一枚物資料、国際的なイベントの記録資料・動画・非図書資料などがあげられています。

申請者のなかから、原資料の保存状態、デジタル化による活用度、申請者の現状及び活用計画に基づき、2020年2月に支援対象が選ばれます。選定された資料は、スキャン・目次作成・メタデータ作成といったデジタル化の全工程が支援されるほか、デジタル化データは、NLKのウェブサイトを通じて公開されるとともに、所蔵機関にも提供されます。

韓国・ソウル特別市、「全員が共存する図書館づくり」をメインテーマにアイデアソンとフォーラムを開催

韓国・ソウル特別市が、ソウル図書館及びソウル市庁において、「全員が共存する図書館づくり」をメインテーマにアイデアソンとフォーラムを開催します。

同市が昨年まで開催していたソウルブックフェスティバルを、市民の参加を高める方向に変更したもので、2019年11月23日と24日に開催されるアイデアソンは、図書館の問題を参加者自身が発見・解決し、優れたアイデアを表彰する企画です。

参加者は20チーム(1チーム6人)に分かれ、参加者が他のチームに得点を与える参加者投票の得点に図書館関係者の評価を加算し受賞チームが決定され、大賞(1チーム)150万ウォン、優秀賞(2チーム)各50万ウォン、奨励賞(5チーム)各10万ウォンが「文化商品券」で授与されます。

また、「未来のための図書館、次の10年後の私たちの生活のための指針」をテーマに、「今日を楽しみ明日を夢見る市民の知識文化の発電所」としての公共図書館の革新と社会的役割を議論するフォーラムも11月21日から11月23日にかけて実施されます。

フォーラムは以下の3つのテーマ・5つのセッションで構成されています。

(1)民主主義のプラットフォームとしての図書館
1.誰のための「小さな図書館」か?
2.地域住民がつくっていく図書館とは?

閲覧室を「文化サロン」に改修した韓国・ソウル特別市の道谷情報文化図書館

韓国・ソウル特別市江南区が、最近5階の閲覧室を、勉強に加え、映画を見たり公演も楽しめる「文化サロン」として改修した、同区の道谷(ドコク)情報文化図書館を紹介しています。

仕切られた空間であった既存の閲覧室をオープンスペースに変え、円形のテーブルと黄色く温かみのある照明を設置し、リラックスできる雰囲気にしたとしています。メインの空間には、植物を植え、テーブルごとに照明やコンセントが備えられています。

その他、6人で利用できる小規模会議室4部屋や、窓際には外を見ながら思索を深められるように1人用のテーブルが用意されています。また、移動式の舞台と、音響設備、プロジェクタ、スクリーンも設置され、小規模な講演・公演も行なうことができます。

韓国・忠南図書館、「2019ユニバーサルデザイン・補助機器アイデア公募展」の2部門で受賞:障害・年齢・性別・言語にかかわらず多様な空間を利用できるように設計した点等が評価

2019年11月6日、韓国・忠清南道は、忠南図書館が「2019ユニバーサルデザイン・補助機器アイデア公募展」において、「障害物のない生活環境認証部門」「ユニバーサル建築設計デザイン部門」の2部門で受賞したと発表しています。

同館が、設計段階から、障害物のない生活環境及びユニバーサルデザインの概念を導入し、開館以降も継続的に施設を改善するなど、図書館内の障害物をなくし、移動が容易で、障害・年齢・性別・言語に関係なくすべての利用者が多様な空間を利用できるように設計した点が評価されたものです。

また、文化施設が不足している地域特性を考慮し、多彩な教育・文化イベントや公演・展示会を開催するなど地域の文化の中心としての役割を果たしたことも評価されました。

韓国、2019年「全国図書館運営評価」における優秀図書館を発表:最優秀賞はソウル特別市東大門区踏十里図書館等

2019年10月11日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた図書館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2019年は、2,315館が参加しました。

大統領表彰2館、国務総理表彰7館、副総理兼教育部長官表彰3館、文化体育観光部長官表彰33館、図書館委員会委員長特別賞6館が選ばれ、副賞として賞金(総額)5,850万ウォンも授与されました。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、使われていない空間を活用した住民主導の読書サークルといった地域の同好会へのコミュニケーション空間の提供・各事業に特化した情報サービスの提供・ビックデータの活用や情報疎外階層を対象としたサービスの拡大等が評価されたソウル特別市東大門区踏十里図書館と、教員・生徒が参加する読書教育プログラムの教科教育との連携・司書教諭による学校図書館を活用した読書プログラムや論文作成指導が評価された江原道の民族史観高校が選ばれました。

韓国・釜山広域市立釜田図書館、高齢者を対象としたデジタル金融講座を開催

韓国の釜山広域市立釜田図書館が、2019年11月5日から12月3日にかけて、4回にわたって、高齢者を対象としたデジタル金融講座を開催します。

超高齢社会において、高齢者がデジタル金融による詐欺被害を受ける事を防止するとともに、スマートフォン等を用いた新たな金融サービスの利用から疎外されることを防ぐことを目的に、韓国シニア金融教育協議会と韓国図書館協会(KLA)が主催するものです。

「デジタル金融を簡単に知る」「スマートフォンで公共交通機関を利用する」「デジタル金融詐欺を防止する」「スマートフォンでの金融サービスを理解する」の4講座が開催されます。

韓国国立中央図書館(NLK)、「高齢者サービスガイドライン」を公表

2019年10月25日、韓国国立中央図書館(NLK)が、「高齢者サービスガイドライン」を策定し、公表しました。

同館において、高齢利用者の比重が高まってきていることを受け、高齢の利用者に適切かつ持続可能な図書館サービスを提供するために策定したものです。

同ガイドは、各館での高齢化サービスの開発や施設・運用体制の改善に役立てることも目的としています。

국립중앙도서관 고령자 서비스 가이드라인 발간 안내(国立中央図書館高齢者サービスガイドライン発刊案内)(NLK,2019/10/25)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/notice_view.jsp?board_no=10267&notice_type_code=1&cate_no=4&site_code=nl

Springer Nature社、設立50年以下の大学の研究力に関するランキングNature Index Young Universitiesを公開:中国・韓国・シンガポール等のアジア諸国の新興大学が高評価

Springer Nature社は2019年10月23日付のプレスリリースで、82の高品質科学ジャーナルに掲載された論文を基にした研究者所属情報に関するデータベースNature Indexにおいて、設立50年以下の大学の研究力に関するランキングNature Index Young Universitiesが公開されたことを発表しました。

新興大学を対象にしたランキングはNature Indexにとって初めての試みです。公開されたNature Index Young Universities特別冊子の印刷版では、2018年のNature Indexにおけるある論文への各共著者の相対的貢献度を示す指標Fractional count(FC)に基づく上位50校のテーブル“Nature Index Young Universities”と2015年から2018年にFCがどれだけ上昇したかによって順位付けした上位25校のテーブル“Rising Young Universities”の2種類のテーブルが掲載されています。また、オンライン版では分野別のランキングも公開されています。

韓国国立中央図書館(NLK)、慶州市・独楽堂所蔵の古書・古文書等の展示を実施:民間所在の古文献調査・デジタル化の成果

2019年10月14日、韓国国立中央図書館(NLK)が、10月15日から12月15日まで、慶州市・独楽堂所蔵の古文献等の展示を実施すると発表しました。

NLKは、韓国の古文献の体系的管理や活用を担っており、2015年12月から3年間をかけて、慶州市の驪州李氏の独楽堂が所蔵する古文献の調査・デジタル化を実施し、3,043点の書誌及び画像をNLKの運営する韓国古典籍総合目録システムで登録・公開しました。

同資料を広報するため驪州李氏の宗家の許可を得て、今回展示を行うものです。

独楽堂の資料がソウルで展示されるのは初めてとのことで、独楽堂の所蔵する国指定の「宝物」16点など38点の古書・古文書が展示されるほか、独楽堂を建てた儒者・李彦迪の遺品11点も展示されます。

また、韓国の代表的建築物として宝物に指定されている独楽堂の「渓亭」を展示会場に再現しています。

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