韓国

フランス・サント=ジュヌヴィエーヴ図書館と韓国・高麗大学校図書館、モーリス・クーランの『朝鮮書誌』に関する動画を共同で作成

2021年10月1日、フランスのサント=ジュヌヴィエーヴ図書館が、同館所蔵の『朝鮮書誌』(Bibliographie coréenne)に関する動画“À la recherche de Maurice Courant”を韓国の高麗大学校図書館と共同で作成し、公開したと発表しました

『朝鮮書誌』はフランスの東洋学者モーリス・クーランにより作成されたものであり、発表の中で、同書は韓国の言語と文明をフランスで広める上で重要な資料であると述べられています。動画の中では、両館や『朝鮮書誌』の概要、モーリス・クーランの来歴、『朝鮮書誌』の記載に関連した高麗大学校図書館の所蔵資料の紹介等が行われています。

動画は、フランス語版と韓国語版の2種類が公開されています。

@BIUSteGenevieve(Twitter, 2021/10/1)
https://twitter.com/BIUSteGenevieve/status/1443868690999660563

韓国文化体育観光部、図書の生産・流通・販売までの標準化された情報を提供する「出版流通統合ネットワーク」の正式公開を発表

2021年9月29日、韓国文化体育観光部が、韓国出版産業振興院と共同で出版流通統合ネットワークを正式公開したと発表しています。

図書の流通において重要な情報である詳細情報(メタデータ)がこれまで標準化されておらず、出版流通システムが流通経路別に分かれていたために出版流通情報が非常に非効率な方法で共有されていたことから、政府が2018年から官民共同体「出版流通情報化委員会」を設置して開発してきたものです。

これにより、出版社が刊行した図書の標準化されたメタデータを同ネットワークに入力することで、当該情報がネットワークと連携している取次会社・書店に共有され、取次会社・書店は、より迅速・正確に刊行された図書の標準化された情報を入手することができるようになるとしています。

また、出版社は入力されたメタ―データを活用して、資料やデジタル図書案内(カタログ)を自動的に作成して、ジャーナリスト・読者・司書等に広報をすることができると説明されています。その他、年内に統合される刊行物再定価公表システムを通して図書の定価変更管理も可能なほか、2022年からは出版社・取次・書店間で図書の注文ができるオンライン受・発注サービスの提供も予定されています。

韓国国立中央図書館(NLK)、コロナ禍によって加速化した知識情報のデジタルへの大転換に積極的に対応するため「デジタルサービス3か年計画(2021-2023)」を推進すると発表

2021年9月28日、韓国国立中央図書館(NLK)が、コロナ禍によって加速化した知識情報のデジタルへの大転換に積極的に対応するため「デジタルサービス3か年計画(2021-2023)」を推進すると発表しました。

同計画は以下のような5つの重点課題と15の詳細な推進課題で構成されています。

1.コリアンメモリーサービスの拡大
①コリアンメモリーの構築(2023年までに213万冊をデジタル化)
②ウェブアーカイブOASISの構築拡大
③共有知識情報資源のアーカイブを構築

2.非対面サービスの拡充
④図書館の電子書籍サービスプラットフォーム(納本された電子書籍を自宅で利用できるプラットフォーム)の構築・運営
⑤国立中央図書館On나루(仮称)の構築・運営
⑥デジタルリテラシーサービス強化

3.データキュレーションサービスの開発
⑦データの資源化と活用性の強化
⑧データサービスの開発
⑨国の文献データの保存センターの構築

韓国文化体育観光部、公共図書館統計調査(2020年基準)の結果を発表:コロナ禍での非対面サービスの拡充により一日平均の貸出冊数が増加/オンラインで利用できる資料も拡充

2021年9月27日、韓国文化体育観光部が、公共図書館統計調査(2020年12月31日基準)の結果を発表しました。

コロナ禍の影響で公共図書館の来館者数は2019年と比べて65.9%減少したものの、ドライブスルー貸出・宅配/郵便貸出・スマート図書館(無人貸出)といった非対面サービスの拡充により、一日平均の貸出冊数が38%増加したとしています。また、公共図書館によるオンラインプログラムが770館で18,096回実施され約440万人が参加したことや、オンラインで利用できる資料の1館当たりの点数が2019年に比べて31%増加したことも紹介されています。

また、韓国政府による生活密着型社会的共通資本(SOC)の拡充政策により、地域住民による公共図書館へのアクセスが向上していることもわかったとも指摘されています。

韓国国会図書館(NAL)、2022年2月に開館する国会釜山図書館の館長を募集

韓国国会図書館(NAL)が、2021年9月6日、2022年2月に開館する国会釜山図書館の館長の募集を開始しています。

국회도서관 개방형직위(국회부산도서관장) 채용 공고(国会図書館開放型職位(国会釜山図書館長)採用公告)(NAL,2021/9/6)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=3326

@NationalAssemblyLibraryROK(Facebook,2021/9/8)
https://www.facebook.com/NationalAssemblyLibraryROK/posts/4356968341053603

韓国国会図書館(NAL)、AI日本法自動翻訳サービスの提供開始

2021年9月7日、韓国国会図書館(NAL)が、9月8日から同館ウェブサイトを通じて、AI日本法自動翻訳サービスの提供を開始すると発表しています。NAVER社の翻訳アプリPapagoと共同開発したもので、2020年7月20日に両者が締結した覚書にもとづくものです。

同サービスは、日本の法体系と法律用語を学習しており、参議院規則の「常会」は「정기회(定期会)」、「先取特権」は「우선변제권(優先弁済権)」のように、一般的な翻訳より正確な翻訳結果を算出すると説明されています。

今回のサービス開始により、翻訳予算の削減効果や、法曹界や研究者の利用が期待されているほか、公開構築された法律分野のAI学習データは人工知能の産業生態系構築のインフラとしても活用される予定としています。

韓国国立中央図書館(NLK)、『ロシア大統領図書館所蔵韓国関連資料目録・解題集』をオンラインで公開

2021年8月27日、韓国国立中央図書館(NLK)が、『ロシア大統領図書館所蔵韓国関連資料目録・解題集』をオンラインで公開しています。

NLKの国立デジタル図書館内で利用できるロシア・エリツィン大統領図書館所蔵のデジタル化資料閲覧サービスに役に立つよう作成されたものです。

同館ウェブサイトの蔵書検索画面から検索すると、検索結果画面から閲覧することができます。

「러시아 대통령도서관 소장 한국 관련 자료 목록 및 해제집」 발간 안내(「ロシア大統領図書館所蔵韓国関連資料目録・解題集」発刊案内)(NLK,2021/8/27)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50601000000.do?schM=view&id=39858&schBcid=normal0202

韓国国会図書館(NAL)、「国会会議録ビッグデータ」サービスの提供を開始

2021年9月1日、韓国国会図書館(NAL)が、「国会会議録ビックデータ」サービスの提供を開始しました。

第16代から第21代までの約2万件の国家会議録の原文を議員別に分離して構築した発言データ約1,200万件が提供されており、発言者やキーワードでの検索のほか、議員の発言内容を分析しての視覚化サービスも提供しています。

同館では年内に制憲国会から第15代までの本会議の議事録の提供を予定しており、今後は、国会会議録全体のデータセットの提供も計画されています。

국회도서관,「국회회의록 빅데이터」서비스 시작(国会図書館、「国会会議録ビッグデータ」サービス開始)(韓国国会,2021/9/1)
https://www.assembly.go.kr/assm/notification/news/news01/bodo/bodoView.do?bbs_num=51838&bbs_id=&no=8288

韓国国立中央図書館(NLK)、ISSUE PAPER『ニューメディア時代の視聴覚資料デジタル保存戦略』を発刊

2021年8月30日、韓国国立中央図書館(NLK)が、ISSUE PAPERの第5号として『ニューメディア時代の視聴覚資料デジタル保存戦略(뉴미디어 시대의 시청각 자료 디지털 보존 전략)』を発刊しました。急速に変化するデジタル環境下において、視聴覚資料の長期保存方法とその方向性について調べることを目的としたものです。

同館では、1950年代のLPからデジタルファイルまでの約84万点の視聴覚資料を所蔵していますが、再生機器の製造中止や媒体の物理的劣化により、資料が事実上消失する危機に直面していることから、多様な視聴覚資料の長期保存と将来的な活用のため、継続的にデジタル化変換作業を行っています。

現在、デジタル化視聴覚資料の技術メタデータの自動抽出の実証研究を行って、これを業務プロセスに適用する方法を研究しており、今回のISSUE PAPERでは、視聴覚資料のデジタル化と技術メタデータの自動抽出過程を紹介するとともに、視聴覚資料のデジタル化過程の詳細や考慮すべき点についても提示しています。また、デジタル化された視聴覚資料の技術メタデータを自動的に抽出し、これをコンテンツのファイルと一緒に保存する長期保存戦略も説明されています。

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