英国

英・Jisc、保存すべき研究データに関する調査レポート“What to Keep: A Jisc Research Data Study”を刊行

研究データに関する取組に携わっているJiscのチームによるブログ“Research Data and related topics”の2019年3月7日付け記事において、保存すべき研究データに関する調査レポート“What to Keep: A Jisc Research Data Study”の刊行が紹介されています。

研究データの増大・多様化に伴い、何を保存するかが問題となっていることを背景として、データ保持のためのユースケースや改善のための提案をまとめており、結論として、何を、なぜ保存するかだけでなく、保存先、保存場所、保存期間も考慮することが不可欠であるとしています。

Research data: To keep or not to keep? (Research Data and related topics, 2019/3/7)
https://researchdata.jiscinvolve.org/wp/2019/03/07/research-data-to-keep-or-not-to-keep/

英キングス・カレッジ・ロンドン、REF2021にAltmetricの機関向けサービスを利用

2019年3月13日、Altmetric社は、英キングス・カレッジ・ロンドンが、英国の研究評価制度REF(Research Excellence Framework)の2021年版の準備を進めるにあたって、同社の機関向けサービスAltmetric Explorer for Institutionsを利用すると発表しました。

REFでは評価の対象となる研究成果や、その社会的・経済的インパクトに関する事例等を評価される機関の側が準備し、提出する必要があります。キングス・カレッジ・ロンドンは機関の研究成果に関するオンラインアクティビティをモニターするためにAltmetric Explorer for Institutionsを利用するとのことです。

E2117 - スウェーデン王立図書館によるラボ設置のための調査報告書

近年,主に海外の図書館において,館内にラボを設置する館が増えてきている。スウェーデン王立図書館(NLS)でも図書館ラボ設置のための検討が行われ,2018年にはNLSのラボ(以下「NLSラボ」)に求められる要件について委託調査を行った。その調査の報告書である“datalab.kb.se:A Report for the National Library of Sweden”(以下「報告書」)が,2018年10月,調査に携わったスウェーデンのウメオ大学教授Pelle Snickars氏の個人ウェブサイト上で公開された。章立ては,(1)欧米の国立図書館ラボの調査,(2)デジタル研究(Digital Scholarship),(3)NLSラボ設置のための推奨事項となっている。本稿では報告書の概要を紹介することで,図書館ラボに関する知見を深める材料としたい。

E2116 - 特別コレクションの引用データ記述形式に関する報告書

2018年11月,英国研究図書館コンソーシアム(RLUK),英国国立公文書館(TNA)及び英・Jiscは,特別コレクション(Unique and Distinct Collections:UDCs)の引用データ記述形式について考察した報告書“Citation Capture: Enhancing Understanding of the Use of Unique and Distinct Collections within Academic Research and the Research Outputs Produced as a Result”を公開した。引用データ記述形式の標準化及び収集・保存方法の効率化を進めて,UDCsの利用動向を測定できるようにすること,そして,英国のUDCs所蔵機関が将来計画を策定する際に,引用データを情報源として有効に活用していくための提案を行うことが本報告書の目的である。以下,報告書の内容を紹介する。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、特別コレクションのインパクト評価に関する報告書“Evidencing the Impact and Value of Special Collections”を公開

2019年3月7日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、報告書“Evidencing the Impact and Value of Special Collections”を公開しました。

特別コレクションは研究図書館にとって研究・教育面で文化資産として長い間認められてきたものの、この数十年の間、デジタル化の波や経済環境の悪化といった社会の変化により、研究図書館を含めた多くの文化機関が、学術や文化の開放や、社会へのインパクトを証明することが求められるようになったことから、特別コレクションが研究図書館のインパクト目標を達成するために果たす役割や、関連サービスや活動によるインパクトを証明する方法を調査したものです。

報告書では、

国立国語研究所、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開

2019年3月1日、国立国語研究所は、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」の公開を発表しました。

16世紀の日本を訪れたキリスト教宣教師の日本語学習向けに編纂された読本(リーダー)であり、ポルトガル語式のローマ字で書かれていることから、当時の日本語の発音を知るための研究資料として重要視されてきたものです。英国図書館(BL)以外での所蔵は知られておらず、天下の孤本であるとしています。

BLから提供されたカラー画像(JPEG形式)をパブリックドメインとして公開しているほか、より高画質の画像が必要な場合はBLのウェブサイトから有償で提供を受けることができるとあります。

平成30年度 (2018年度)のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2018/
※2019年3月1日付けのニュースに「「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開しました」とあります。

英国のArt UK、英国全土の彫刻分野のパブリックアート作品の電子化公開プロジェクトにおいて最初の1,000作品をオンラインで公開

2019年2月22日、英国のArt UKが、英国全土の公共彫刻作品をカタログ化するプロジェクト“Sculpture Project”において、最初の1,000作品をオンラインで公開したと発表しました。

Art UKは、英国のパブリックアート作品を世界に紹介するために、作品の撮影・デジタル化公開等を行なっている団体で、Sculpture Projectは、その多くが撮影・記録化されていない15万点と推計される彫刻分野のパブリックアート作品を、2020年までにArt UKのウェブサイトで公開することを目指す3年間のプロジェクトです。

@artukdotorg(Twitter,2019/2/22)
https://twitter.com/artukdotorg/status/1098846602481983489

Sculpture Project(Art UK)
https://artuk.org/about/projects

【イベント】デジタルアーカイブ産学官フォーラム(2/27・東京)

2019年2月27日、日比谷図書文化館(東京都千代田区)においてデジタルアーカイブ産学官フォーラムが開催されます。

フォーラムでは、ジャパンサーチ(試験版)のお披露目や、大英博物館「北斎研究プロジェクト」の発表などが行われます。

参加無料であり、定員は200名(要申込・先着順)です。主なプログラムは以下の通りです。

〇ジャパンサーチの説明
・国の取り組みについて
知的財産戦略推進事務局

・デモンストレーション
国立国会図書館

〇海外の事例紹介
・大英博物館北斎プロジェクトと立命館大学アート・リサーチセンターの共同研究について 大英博物館 ティム・クラーク氏

・立命館大学アート・リサーチセンターの国際的なデジタル・アーカイブ活動について(仮)立命館大学 李 増先 氏

・大英博物館北斎プロジェクト・リサーチスペースの取り組み
大英博物館 ステファニー・サンチ 氏

〇国内の事例紹介
・プレゼンテーション
クロブルエ 片渕須直 監督

・プレゼンテーション
東京大学 渡邉英徳 教授

〇パネルディスカッション

米国国立医学図書館(NLM)とウェルカム・トラストによる生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了

2019年2月12日、米国国立医学図書館(NLM)は、英国のウェルカム・トラストと提携して実施してきた生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了したと発表しています。

電子化された記事はPubMed Central及びEurope PMCから無料公開されており、テキストマイニング・再利用も可能です。

NLM and Wellcome Complete Partnership to Provide Free Access to Hundreds of Years of Medical Research(NLM,2019/2/12)
https://www.nlm.nih.gov/news/NLM_and_Wellcome_Complete_Partnership.html

【イベント】2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」(3/18・千葉)

2019年3月18日、千葉大学アカデミック・リンク・センターにおいて、2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」が開催されます。

2018年度の著作権法改正にともなう授業目的公衆送信補償金制度のもとで、どのような形で、ICT を活用した授業における著作物の利用が実現するのかを広く高等教育関係者と共有することを目的に、「著作物の教育利用に関する関係者フォーラム(総合フォーラム・専門フォーラム)」の共同座長で千葉大学アカデミック・リンク・センター長/附属図書館長の竹内比呂也氏が「高等教育における著作物の利用促進とそのための環境整備」と題して報告を行います。

また、補償金制度が導入されている英国の事例について、横浜市立大学学術情報センターの海浦浩子氏が「英国の大学図書館における著作物の教育利用と支援」と題して報告を行います。

参加には申し込みが必要です。

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