LJ infodocketの2020年10月20日付け記事で、単行書“Reassembling Scholarly Communications: Histories, Infrastructures, and Global Politics of Open Access”(『学術コミュニケーションの再構築:オープンアクセスの歴史、基盤、グローバル・ポリティクス』)のオープンアクセスでの公開が紹介されています。
米・マサチューセッツ工科大学出版局が2020年10月に出版した同書は、その概要紹介によれば、植民地時代の遺産、知識フレームワーク、公衆と政治、アーカイブとデジタル保存、基盤とプラットフォーム、グローバル・コミュニティの観点からオープンアクセスについて検討する内容となっています。複数の著者による分担執筆であり、英・ロンドン大学バークベック校で文学・技術・出版を教えるMartin Paul Eve教授と、英・キングス・カレッジ・ロンドンのデジタル人文学部門のJonathan Gray講師が編者を務めています。
2020年10月13日、カーネギー英国財団(Carnegie UK Trust)は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウンが英国の公共図書館サービスに与えた影響を評価した一連の報告書として、“Making a Difference: Libraries, Lockdown and Looking Ahead”を公開したことを発表しました。
2020年10月5日、デジタル化資料のグローバル・データセット作成に関する共同研究プロジェクトGlobal Digitised Dataset Network(GDDNetwork)は、プロジェクトの最終報告書“Towards a Global Dataset of Digitised Texts : Final Report of the Global Digitised Dataset Network”の公開を発表しました。
2020年10月5日付で、Elsevier社が刊行する大学図書館の関わるテーマを主に扱う査読誌“The Journal of Academic Librarianship”掲載記事として、英国の大学図書館における学生のメンタルヘルス・良好な精神状態(well-being)への支援を扱った論文がオープンアクセス(OA)で公開されています。