ウェブアーカイブ

米・アイビー・プラス図書館連合、ウェブアーカイブ“Collective Architecture and Design Response to Covid-19 Web Archive”を公開

2020年9月14日、米国のアイビー・プラス図書館連合は、ウェブアーカイブ“Collective Architecture and Design Response to Covid-19 Web Archive”が公開されたことを発表しました。

同アーカイブは、建築・デザインに関するコミュニティの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対応についてのウェブコンテンツを収集したものです。発表では、建築・デザインに関するコミュニティは、公共空間や建築環境を構築する役割を持つ人や機関を指し、同アーカイブには、国家機関や専門家のブログ等多様なウェブサイトのコンテンツが含まれていると述べられています。

米・アイビー・プラス図書館連合、中華圏のアーカイブズのウェブアーカイブ“Greater China Archival Resources Web Archive”を公開

2020年9月9日、米国のアイビー・プラス図書館連合が、中華圏のアーカイブズに関するウェブアーカイブ“Greater China Archival Resources Web Archive”を公開したことを発表しました。

中華圏にある文書館のウェブサイトや、中華圏における、あるいは中華圏に関するアーカイブプロジェクトに関するウェブサイトが収集対象です。発表の中では、これらのウェブサイトには、各文書館のコレクションだけではなく方針、お知らせ、報告書、記事、アーカイブ運営に関する刊行物等が含まれていると述べられています。

ウェブアーカイブプロジェクト“End of Term Presidential Harvest 2020”、米・トランプ大統領任期満了に伴って収集を希望する連邦政府機関のウェブ情報の推薦を受付

2020年9月3日、ウェブアーカイブプロジェクト“End of Term Presidential Harvest 2020”が、2021年1月20日の米・トランプ大統領任期満了に伴って収集する連邦政府機関のウェブ情報の推薦を受け付けると発表しました。

同プロジェクトは、現職大統領の任期満了時に連邦政府機関のウェブサイトを保存する事を目的とした、米国議会図書館(LC)、Internet Archive(IA)、ノーステキサス大学図書館、ジョージワシントン大学図書館、スタンフォード大学図書館、Environmental Data & Governance Initiative(EDGI)、米国政府印刷局(GPO)による共同事業です。

収集方法には2通りあり、まず、IAが政府ドメインの全てのウェブサイトの包括的な収集を行ないます。収集作業は2020年9月中旬に開始し、2021年の初頭、次期大統領の就任式の後に再度収集が行われます。

米・ハーバード大学による#MeToo運動のアーカイブ(記事紹介)

2020年8月11付で、米国のハーバード大学の公式ニュースサイトである“The Harvard Gazette”に、同大学のアーサー・アンド・エリザベス・シュレジンガー図書館による#MeToo運動に関するアーカイブについての記事が掲載されました。

同館は米国における女性の生活やレガシーに関する多様な資料を収集しています。2017年10月に始まった、男性からの女性に対するハラスメントや暴力への抗議運動#MeTooについて、同館はウェブサイトやツイート、オンラインの記事をはじめとしたコンテンツを収集し、オンラインのアーカイブ“#metoo Digital Media Collection”を通して研究者向けに公開しています。

記事によると、アーカイブでは3,200万以上のツイートと1,100以上のウェブページ、数千の記事が提供されています。ツイートについては「#metoo」や「#timesup」等の同運動に関連する71のハッシュタグが付された、同運動に対して賛成・反対両方の立場のツイートIDのデータをダウンロードできます。

また、プライバシーやアクセス権に関する懸念から、データ利用原則に関する勧告や、ソーシャルメディアの提供者が提示する利用規約を遵守するということの周知を含んだ倫理声明文の作成を行ったことが述べられています。

国立国会図書館(NDL)の「オンライン資料収集制度(eデポ)」が7周年:収集対象である新型コロナウイルス感染症に関するネット上のレポート・論文・記録集等の納入を依頼

2020年7月1日、国立国会図書館(NDL)の「オンライン資料収集制度(eデポ)」が7周年を迎えました。

NDLでは、2013年7月1日から、改正国立国会図書館法に基づき、私人が出版したオンライン資料(インターネット等で出版(公開)される電子情報で、図書または逐次刊行物に相当するもの(電子書籍、電子雑誌等))のうち、当面、無償かつDRM(技術的制限手段)のないものに限定して収集・保存を行なっています。

上記オンライン資料に該当する新型コロナウイルス感染症に関するネット上のレポート・論文・記録集等も対象です。

@NDLJP(Twitter,2020/7/1)
https://twitter.com/NDLJP/status/1278121167295877120

オンライン資料収集制度(eデポ)(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/collect/online/

米・アイビー・プラス図書館連合、イスラム法学者に関するウェブアーカイブ“Muftiships Web Archive”を公開

2020年6月25日、米・コロンビア大学図書館は、イスラム法学者に関するウェブアーカイブ“Muftiships Web Archive”が公開されたことを発表しました。

同ウェブアーカイブは、アイビー・プラス図書館連合の司書により作成されたもので、ムスリムの法律学者(Muftis)やイスラム圏の法律学者のウェブサイトを対象としています。当該ウェブサイトには最新の出来事に対する司法当局の見解が含まれており、司法当局の社会とのかかわり方を示すとともに、デジタル時代にイスラム法がどのように運用されているかを明らかにしていると述べられています。

Just Launched: Muftiships Web Archive(Columbia University Libraries, 2020/6/25)
https://blogs.cul.columbia.edu/spotlights/2020/06/25/muftiships-web-archive/

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、新型コロナウイルス感染症に関連するウェブアーカイブを実施中

2020年6月24日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、同館が実施している新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブに関する記事を掲載しました。

記事によると、同館は、電子納本制度のもと、2016年からウェブサイトを対象としたクロールによる大規模収集を行っていますが、2020年3月16日から、新型コロナウイルス感染症に関するウェブサイトの収集も開始しました。同活動で収集されたウェブサイトのURL一覧は、同館が提供する“webarchive.lu”からオンラインで提供される予定です。

活動の経緯として、まずは同国内のニュースメディアに対し、自社のウェブサイトに掲載されている新型コロナウイルス感染症関連ニュース記事のリストの提供を求め、関係団体をはじめとした一般市民の参加へと発展していったことが挙げられています。また、ルクセンブルク語、フランス語、ドイツ語、英語、ポルトガル語の情報を収集するようにしたこと等に触れられています。

同活動は、クローリング機能の追加やデータ容量の拡充のための追加資金を確保して進められた一方、私的・公的内容が混ざっている情報を収集することに対して倫理的な懸念があることも示されています。

英国図書館(BL)、英国の科学に関するウェブアーカイブコレクション“Science Collection”の公開を発表

2020年6月24日、英国図書館(BL)が、同国の科学に関するウェブアーカイブ“Science Collection”の公開を発表しました。

BLの組織目標の1つとして、科学コミュニティへのサービスの認知度とレベルを向上させることがあり、そのために、英国の他の法定納本図書館と連携し、同国の科学全体に関するウェブアーカイブコレクションを選定・収集したものです。

工学や通信分野も含まれますが、ITについてはすでにアーカイブコレクションがあるため除外されています。また、コレクションは、生物学・化学・工学・地球科学・物理学といった標準的な分野に従って整理されたうえで、国際十進分類法(UDC)の科学の分類方法に基づき細分類されています。

科学関連の現役のブログ、学会、慈善団体、圧力団体、博物館については概ね網羅的に収集されています。大学の関連学部については非常に多いためにすべてを網羅できないことから、2014年の研究評価の枠組であるResearch Excellence Framework (REF)で優れた評価であった学部から無作為に抽出して収集されています。その他、科学関連のTwitterについても収集されています。

デジタルアートの保存に取り組む米国の団体Rhizome、ウェブアーカイブサービスWebrecorder.ioの名称を“Conifer”に改称

2020年6月11日、ボーンデジタルの芸術や文化の保存に取り組む米国の団体Rhizomeが、ウェブアーカイブサービスWebrecorder.ioの名称を“Conifer”に改称すると発表しました。

2014年にウェブアーカイブを支援するツール作成のために創設されたWebrecorderは、メロン財団の支援のもと、Rhizomeに合流し、ともにサービスを提供してきましたが、今回、Webrecorderが再度“Webrecorder Software LLC”として独立したことをうけてのものです。

Rhizomeは新たなウェブアーカイブサービスの運営に注力する一方、Webrecorderは、ソフトウェア開発に注力するとし、同日、ブラウザベースのレンダリングシステムReplayWeb.pageの公開もあわせて発表しています。

Rhizomeでは、引き続き、Webrecorderプロジェクトの主要パートナーとして、同プロジェクトのアップデートをConiferに統合するとともに、現在のウェブアーカイブツールとの相互運用性の維持や拡大に関与していくとしています。

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