利用者サービス

建物外で図書館のWi-Fiを利用し、成年向けコンテンツを見ていた人物が逮捕(米)

報じられているところによると、米国ニューヨークのBancroft公共図書館が提供しているWi-Fiを、図書館閉館後に建物外で利用し、成年向けのポルノサイトを利用していた人物が逮捕されたということです。図書館長は、Wi-Fiの提供は、ノート型パソコンを利用している多くの人に歓迎されている便利なサービスであり、この事件がこれまでの図書館のインターネットポリシーに影響は与えることはない、としながらも、今後こういった事件が問題化すれば、ポリシーを調整していく必要があることを認めています。

Police: Wi-Fi User Viewed Explicit Sites near Closed Library
- American Libraries 2009/1/9付けの記事

ビル・アンド・メリンダゲイツ財団、公共図書館のネット接続高速化に約700万ドル提供(米国)

米国では財政危機のなか図書館の利用者が急増している一方で、資金不足で図書館側が利用者に十分なサービスを提供できないでいる実態が伝えられています。ビル・アンド・メリンダゲイツ財団はこのほど、図書館が提供しているインターネット接続を高速化するための資金として、非営利団体Connected Nationと米国図書館協会(ALA)に対し、合わせて約700万ドル(約6億2千万円)を提供することを発表しました。このネット環境の改善はまず、アーカンザス州、カリフォルニア州をはじめとする7州に対して実施されます。

Pilot Grant Program To Improve Internet Connections in Public Libraries
(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のプレスリリース)

これからのシニア向け図書館サービス

高齢化が進む米国の公共図書館では、コミュニティの高齢者のニーズを満たすような図書館サービスが模索されています。ニューヨーク州のいくつかの図書館システムでは、高齢者を図書館に呼び込んでいくため、高齢者の望むサービスについて彼らの意見を聞いています。意見には下記のようなものが寄せられました。

・若者のおしゃべりから隔離された、静かな高齢者用スペースを設けて欲しい。
・プログラムを推奨し、資金を調達するためのシニア諮問委員会やシニアグループを形成して欲しい。
・ベビーブーマー世代の転職をサポートするプログラムを作って欲しい。
・オーディオブックや大活字本を追加して欲しい。
・高齢者のステレオタイプを払拭し、高齢者を指導者として指名するような、世代間プログラムを開催して欲しい。

Libraries offer seniors more than books

ウクレレを貸し出す図書館(米国)

米国マサチューセッツ州のノーザンプトン・フォーブス図書館では、地元の楽器店から寄贈されたウクレレを貸し出すサービスが好評を博しているとのことです。

この楽器店店主は、「音楽・演奏の楽しさを伝えることが私の使命」として、比較的安価で、誰にでも演奏しやすい楽器・ウクレレを、図書館に寄付したとのことです。図書館は利用者カードを持っている小学校6年生以上の人に、ウクレレと教則本・DVDのセットを貸し出しています。万が一利用者が破損した場合には、他の資料と同様、弁償(50ドル相当)となるとのことですが、これまでの利用者は皆、丁寧に扱っているそうです。このウクレレは、OPACのレコードとして登録されているほか、図書館内・図書館のウェブサイトで掲示されていることもあり、現在、24人の利用者が貸し出しを待っているとされています。

Forbes Library | Ukulele

ヴァーチャル図書館機能にこだわったケンブリッジ大学図書館の新サービス

ケンブリッジ大学図書館は、「科学分野の研究者にとって、図書館は今や、概して“ヴァーチャル資源”である」という認識に立ち、科学分野の研究者向けに、利用者が自分の使っているパソコンから十分なサービスを享受できるヴァーチャル図書館としての機能を充実させたウェブサイト“Science@cambridge”を開始しました。このウェブサイトは、科学に関する電子資源へのアクセスと、そういった資源に関するメタ情報を充実させており、利用者が膨大な数の情報源から、必要な情報へたどり着くことをサポートするとともに、各主題に通じた図書館職員の支援をリアルタイムで受けられるサービスも合わせて提供しています。

Science@cambridge
http://www.lib.cam.ac.uk/scienceportal/

E839 - 持続可能な利用者向けITサービスの提供に向けて(米国)

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援を受け,米国図書館協会(ALA)とフロリダ州立大学は協同で,米国の公共図書館の運営資金とコンピュータやイ ンターネットなどのITサービスの現状を明らかにするための調査を実施し,このほどその結果を“Libraries Connect Communities: Public Library Funding and Technology Access Study Final 2007-2008 Report”として公表した。なおこの調査は,2006-2007年度(E699参照)に続いて2回目となる。報告書は,(1) 5,400を超える全米の公共図書館に対し て実施した全国調査,(2) 全米各州の州立図書館機構の長(Chief Officers of State Library Agencies;COSLA)に対するアンケート調査,(3) 4つの州(ニューヨーク州,ノースカリフォルニア州,ペンシルヴェニア州,ヴァージニア州)に焦点を当てた調査及び現地取材,から得たデータを基に作成さ れている。...

公共図書館の運営資金とインターネットサービスに関する調査報告書(米国)

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援のもと、米国図書館協会(ALA)とフロリダ州立大学(FSU)が協同して実施した、米国の公共図書館の運営資金および技術アクセス(主にインターネットサービス)に関する調査の結果が発表されています。これは2006/2007年度に実施したものに続く第2回目で、16,543の公共図書館が調査対象になっています。

ALAのタスクフォース、貧困者への図書館サービスに関する調査結果を発表

米国図書館協会(ALA)の飢餓・ホームレス・貧困タスクフォースが2008年7月15日、貧困者層への図書館サービスに関する調査結果を発表しています。貧困をどのように定義しているか、どのようなサービスを提供しているか、何をもって貧困者と見なしているかなどを聞いています。

ALA Task Force Member Survey on Policy 61
http://hhptf.org/article/402/ala-task-force-member-survey-on-policy-61

July 19, 2008付けLibrary Juiceの記事
http://libraryjuicepress.com/blog/?p=458

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