情報利用

情報探索と情報利用に関する国際集会"ISIC"の2012年東京大会のウェブサイト公開

情報探索と情報利用の研究に関する国際集会ISIC(The Information Behaviour Conference)の2012年大会は、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて2012年9月4日から開催されます。この2012年大会のウェブサイトが公開されています。

Ref.
ISIC2012: The Information Behaviour Conference ISIC 2012 東京大会
http://www.slis.keio.ac.jp/isic2012/index-j.html

参考:
図書館調査研究リポートNo.10《子どもの情報行動に関する調査研究』「4.2. 子どものウェブ検索行動」
http://current.ndl.go.jp/node/8471

インターネットユーザは検索エンジンの個人情報収集やパーソナライズ検索についてどう思っている?(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectが、2012年3月9日付けで“Search Engine Use 2012”という調査報告書を公表しました。この調査は、検索エンジン等における個人情報の収集、及びそれを用いて個々人に適した検索結果や広告を表示することについて人々がどう感じているかをテーマとしたもので、2012年1月20日から2月19日にかけて、18歳以上の2,253人を対象に電話調査(英語・スペイン語)で行ったとのことです。報告書の概要部分には以下のような結論が記されています。

・検索エンジンの利用者の大半はそのような個人情報の収集に反対である。
・概して、検索エンジンの質は高く評価されている。
・インターネット利用者の半分以上がそのような個人情報の収集を制限する方法を知らない。
・検索エンジンの利用者の約半数は自分の検索能力に強い自信を持っている。
・検索エンジンの利用者からは検索体験に関して好意的な声のほうが多く聞こえた。
・大半の利用者がGoogleを使っており、2004年の調査時と比べてYahoo!との差は広がっている。

Search Engine Use 2012(PDF文書:42ページ)

近畿大学、「大学生の携帯情報端末の利用に関する調査」結果を公表

近畿大学が、2012年1月23日付けで、「大学生の携帯情報端末の利用に関する調査」結果を公表しています。調査は、大学における授業改善にスマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末を利用するにあたり、現時点での各種携帯情報端末の所有および利用状況を把握する目的で実施されたものとのことです。

「大学生の携帯情報端末の利用に関する調査」結果(近畿大学 2012/1/23付けプレスリリース)
http://www.kindai.ac.jp/news_event/2012/01/post-289.html

結果(PDFファイル、2012/1/19付け)
http://www.kindai.ac.jp/news_event/pdf/120118mobile.pdf

国立情報学研究所(NII)、高等教育機関における情報セキュリティ教育のための教材を公開

2011年12月15日、国立情報学研究所(NII)が、高等教育機関における情報セキュリティ教育のための教材『ヒカリ&つばさの情報セキュリティ三択教室(全14話)』(Flash形式)を公開したようです。

「国立大学法人等における情報セキュリティポリシー策定について」 (2011/12/15付けで「教材の公開」とあります)
http://www.nii.ac.jp/csi/sp/

国立情報学研究所 (2011/12/15付けのNEWSに上記へのリンクがあります)
http://www.nii.ac.jp/

英国研究情報ネットワーク(RIN)、企業などとの共同研究における研究者の情報利用行動を調査した報告書を公開

2011年11月18日、英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国図書館(BL)と共に行った研究の報告書“Information handling in collaborative research: an exploration of five case studies”を公表しました。これは、高等教育機関と企業・公的セクターなどとの共同研究プロジェクトにおいて、研究者がどのように情報を利用しているかを調査したもので、Intelligent Care、UK Reactics、PRISMA、Structural Genomics Consortium、Locating Communications Heritageの5プロジェクトのケーススタディが行われているようです。報告書には、研究パートナーのタイプが情報行動やニーズにもたらす違いの比較や、より効率的な情報利用を妨げるものの特定とそれへの対処法なども盛り込まれているそうです。

Information handling in collaborative research:
an exploration of five case studies (PDF文書:60ページ)

デジタル化博物館資料をスマートフォン等で共有する、Open Exhibitsの実験プロジェクト“Heist”

2011年10月11日に、米国科学財団(NSF)の支援を受けた、オープンソースのマルチタッチ・マルチユーザのソフトウェア開発を行うプロジェクト“Open Exhibits”等が、デジタル化した博物館資料を来館者のスマートフォンやタブレット端末で共有できるプロジェクトを紹介しています。現在は実験段階のこのプロジェクト“Heist”では、博物館の来館者がネットワークに接続して名前と好きな色を登録すると、設置してあるマルチタッチテーブルに自分のアバターが登場し、来館者はそれを使ってデジタル化資料をそのメタデータとともに自分のスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすることができるようです。Open Exhibitsのウェブサイトでは実際の様子等が動画と写真等で紹介されています。今後Heistは2012年1月からテストを予定しており、10の博物館が参加するようです。

Heist! Museum Visitors Take Digital Objects (Open Exhibits 2011/10/11付けの記事)
http://openexhibits.org/heist

人が情報を探す3つの理由

日常生活に関する様々な情報を掲載している米国のサイトAbout.comが、人が情報を探す際の理由等を調査したリポート“Three Mindsets of Search”を公開しています。リポートでは人が情報を探す行動を3つのタイプに分けており、それぞれの構成比率は、ピンポイントの答えを求める“Answer Me”タイプが46%、そのテーマに関して全体的な理解をしようとする“Educate Me”タイプが26%、何か面白いことがないか探すという“Inspire Me”タイプが28%、となっています。また、回答を行う「専門家」(experts)も、資格のある専門家からソーシャルな集合知まで、質問のタイプにより異なるとしています。

Three Mindsets of Search(About.com)
http://www.advertiseonabout.com/wp-content/uploads/2011/09/3-Mindsets-of-Search-PR.pdf

Three Mindsets of Search: Answer Me Educate Me Inspire Me(LIS News 2011/10/3付けの記事)

OECDの2009年学習到達度調査(PISA)におけるデジタル読解力調査結果が公表

2011年6月28日に、経済協力開発機構(OECD)が2009年に行った学習到達度調査(PISA)における、デジタル読解力調査の結果を公表しました。PISA調査では将来的に筆記型調査からコンピュータ使用型調査に移行する予定であるため、PISA2009では国際オプションとして、ICTリテラシーに関する知識・技能が必要となる「デジタル読解力調査」とコンピュータ利用等に関する生徒への調査(ICT質問紙調査)が実施されました。結果は、調査に参加した19か国・地域のうち1位は韓国で、日本は4位だったとのことです。なお、文科省も、2011年6月28日付けで、「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2009)デジタル読解力調査の結果について」を公表しています。

PISA 2009 Results (OECDのウェブサイト)
http://www.oecd.org/edu/pisa/2009

OECD生徒の学習到達度調査(PISA2009)デジタル読解力調査の結果について (文部科学省 2011/6/28付けの情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/06/1307642.htm

デジタル読解力に関する新たなPISA調査結果の発表:トップは韓国 (OECD東京センター 2011/6/28付けの記事)

Y世代の研究者の典型像は? BL・JISCが“Researchers of Tomorrow”プロジェクトの2年目の年次報告を公開

英国図書館(BL)と情報システム合同委員会(JISC)が協同で実施している、1982年から1994年に生まれた「Y世代」と呼ばれる世代の博士課程の学生の情報探索行動や研究行動を調査する3年間のプロジェクト“Researchers of Tomorrow”の、2年目の年次報告が公開されています。

博士課程に在籍するY世代の学生は、研究において無料のウェブサービスを用いることが多くなっているもののその使用は受動的なものでコンテンツの作成には消極的なことが多い、それらの使用においては指導教員や図書館職員よりも友人のアドバイスを参考にすることが多い、といった結果が紹介されています。また、JISCの担当者によれば「1年目の中間報告では仮説の構築に取り組んだが、2年目の中間報告ではY世代の学生の典型像を明確にするために深く研究した。前世代以上の研究者と比較すると、彼らはテーラーメイドのアドバイスやガイダンスを好み、未熟な段階で自身の研究をシェアすることを嫌い、自宅よりも大学等で仕事をすることを好み、研究の進捗に対しておおらかである」だそうです。2012年、プロジェクトの最終報告が発表される予定だそうです。

研究者はいかに学術情報を利用しているか? “eXtensible Catalog”プロジェクトに関する書籍が出版

米国のロチェスター大学を中心として開発されているオープンソースのディスカバリ・インタフェースソフトウェア“eXtensible Catalog”(XC)に関する書籍“Scholarly Practice, Participatory Design and the eXtensible Catalog”が出版されたようです。XCの開発の過程では、研究者たちがどのように学術情報を知り、入手し、利用しているかを理解するために、コーネル大学、オハイオ州立大学、ロチェスター大学、イェール大学といった研究機関で多数の研究者インタビューやワークショップが行われたそうです。同書では、これらのユーザ調査の主要な結果について紹介されているとのことです。

Scholarly Practice, Participatory Design and the eXtensible Catalog (ALA Store)
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=3408

eXtensible Catalog
http://www.extensiblecatalog.org/

Cute.Catalog (九州大学附属図書館が導入しているXC)
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/

参考:

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