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2016年3月1日、日本図書館協会分類委員会は、「日本十進分類法のLinked Data形式化に係る国立国会図書館との共同研究」について、その成果に基づいたNDC-LDの提供等の検討をおこなうため、専門委員3名を委嘱したことを発表しました。
委嘱された専門委員は次の3名です。
国立情報学研究所・大向一輝氏 筑波大学図書館情報メディア系・杉本重雄氏 筑波大学図書館情報メディア系・永森光晴氏
専門委員は、NDC-LDの技術的な調査・検討、提供に向けた調査・検討、その他NDCの電子的利用に関する調査・検討を、分類委員会と連携しながら行います。任期は2016年2月から2017年3月です。
分類委員会からのお知らせ(日本図書館協会, 2016/3/1)http://www.jla.or.jp/committees/bunrui//tabid/602/Default.aspx
参考: 国立国会図書館と日本図書館協会による日本十進分類法(NDC)のLinked Data形式化に係る共同研究の中間報告版を試験公開(9/5-13) Posted 2015年9月7日http://current.ndl.go.jp/node/29382
国立国会図書館、日本図書館協会と共同で日本十進分類法(NDC)のLinked Data形式化に係る研究を実施
2016年2月23日、特許庁が、米国特許商標庁と知的財産分野(特許及び意匠)における分類の協力に関する覚書を締結したと発表しています。
今回の協力では、日本が採用する特許分類と、米国が採用する特許分類とが一致する技術分野において、日本独自の検索インデックスを米国の特許分類に組み込むもので、これにより、米国特許商標庁の審査官が特許庁の審査官と同様の検索インデックスを用いて、特許庁発行の特許文献の検索を行うことが可能となるとのことです。
また、意匠分類体系の使用・運用についての情報共有をさらに推進し、日米の意匠分類間の対照表の作成等を行うとのことです。
米国との特許・意匠分類に関する協力を推進します ~我が国出願人が米国で一層安定した権利を取得できます~(経済産業省,2016/2/25)http://www.meti.go.jp/press/2015/02/20160225002/20160225002.html
2016年1月16日付けのThe Herald-News誌オンライン版記事で、デューイ十進分類を廃し、より「理解しやすい」と考えられる分類法を採用したイリノイ州トロイ学区の学校図書館の取り組みが紹介されています。
同記事はデューイ十進分類の廃止を主導したトロイ学区のLearning resource director、Brenda Bertino氏への聞き取りを中心に構成されています。Bertino氏は十進分類ではキーワード検索に慣れた子どもたちは図書を探せないと考え、各学校でのブレインストーミング等を経て、学区内のカリキュラムも勘案した、十進記号を用いない、より「理解しやすい」分類を構築したとのことです。
Libraries at Troy School District 30-C adopt Common Sense Categories(The Herald-News、2016/1/16付け)http://www.theherald-news.com/2016/01/14/libraries-at-troy-school-district-30-c-adopt-common-sense-categories/alzgka4/
参考: デューイ十進分類法を使用しない図書館の取り組みとは?−米国アリゾナ州の2図書館 Posted 2007年7月25日
2015年9月5日から6日にかけて,リクルート本社アカデミーホールにてCode4Lib JAPANカンファレンス2015が開催された。同カンファレンスは,「図書館と技術,Web,ITをむすぶ,図書館員や技術者,その他すべての関係者が集い,アイデアやツールを紹介しあい,先進的な試みを共有し,関係者が出会い,つながるイベント」である(E1486参照)。3度目の開催となる今回は91名が参加し,基調講演1件,通常発表10件,ライトニングトーク21件が行われた。本稿では,今回初めて参加し,発表を行った筆者の視点から,当日の様子および印象に残ったことを中心に報告したい。
国立国会図書館と日本図書館協会による日本十進分類法(NDC)のLinked Data形式化に係る共同研究の中間報告版として、ユーザーからのフィードバックを得ることを目的として、期間(2015年9月5日から13日)、範囲(NDC新訂9版第1次~第3区分表、0~4および9類細目表)、利用条件を限定してSPARQLエンドポイントを提供しています。
エンドポイントはブラウザなどで対話的にSPARQL 1.1クエリによる照会ができるほか、query、formatを指定してRESTによる問い合わせも可能です。
日本図書館協会分類委員会お知らせ(日本図書館協会,2015/9/7)http://www.jla.or.jp/committees/bunrui/tabid/187/Default.aspx ※「共同研究による「NDC-LD中間報告版」を試験公開(2015年9月5日~13日)しました。(9/7)」とあります。
日本十進分類法のLinked Data形式化に係る国立国会図書館との共同研究について(日本図書館協会,2015/6/18)http://www.jla.or.jp/committees/bunrui/tabid/578/Default.aspx
NDC-LD中間報告版
米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、教育資源のための分類法を公開しています。
教育者や図書館員からの広範な調査とフィードバックに基づいて、BISGの教育分類法ワーキンググループと主題コード・メタデータ委員会によって開発されたとのことで、書籍やその他資料のなかで教育に関しての記述に使用される主要な標語の組織化されたリストを提供することで適切な教育資源の発見可能性を高めることを意図しているようです。
開発にあたっては、最も一貫して使用される標語を識別するための詳細な調査を通して出版社・問屋・サービスプロバイダ・教育者・図書館員などから意見が求められたとのことです。
分類法は教育資源のメタデータを作成し維持する責任や、流通や開発を支援する教育や商業出版社、図書館、材料供給者等に有用であろうとのことです。
via; Book Industry Study Group (BISG) Releases Taxonomy For Educational Materials(infoDOCKET,2015/7/6)
概要...
2015年6月16日の米ロサンゼルス公共図書館中央館のブログで、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する資料の配架位置を変更したことが紹介されています。
この記事の執筆者は同館の社会科学、哲学、宗教部門の図書館員Linda Rudell-Betts氏です。記事の冒頭ではRudell-Betts氏が利用者から深く傷ついた顔で「なぜゲイに関する資料が近親相姦や性的な緊縛に関する資料と並べて置かれているのか」と尋ねられた経験が紹介されています。当時、ロサンゼルス公共図書館で用いられたデューイ十進分類法(DDC)の14版ではLGBTに関する資料には異常性愛に関する分類番号があてられていました。
目録部門、科学技術部門、LGBTサービス委員会との協働により実現されたロサンゼルス公共図書館の新たな分類では、DDC22版の分類に一部手を加え、LGBTに関する資料をすべて「性的指向」(Sexual orientation)の下位に置きます。新たな分類では無性愛、異性愛、両性愛、同性愛、トランスジェンダーが並列に位置づけられるとのことです。
国立国会図書館(NDL)は、2015年4月27日、日本十進分類法(NDC)をLinked Data形式化するために、日本図書館協会(JLA)と共同研究を行うと発表しました。
期間は、2015年4月から2016年3月までで、対象とするのは、NDC新訂8版及び新訂9版です。共同研究では、JLAから研究対象として提供されるNDCのデジタルデータ(MRDF)を基に、NDLとJLAが、Linked Data形式化に係る諸課題に関する調査研究を協力して行い、NDCのLinked Data形式のデジタルデータを作成する予定です。
新着情報(NDL)http://ndl.go.jp/jp/news/index.html ※2015年4月27日付で「日本十進分類法のLinked Data形式化に向けて日本図書館協会と共同で研究を行います。」とあります。
2015年1月26日、日本十進分類法 新訂10版が刊行されました。
新刊! 日本十進分類法 新訂10版(日本図書館協会)http://www.jla.or.jp/committees/bunrui/tabid/187/Default.aspx
日本十進分類法 新訂10版(日本図書館協会)http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000413/Default.aspx
参考: E1005 - JLA分類委員会,NDC新訂10版試案説明会を開催<報告> カレントアウェアネス-E No.163 2009.12.16http://current.ndl.go.jp/e1005
「災害」に関する当サイトの記事
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