イスラエル

イスラエル国立図書館、Googleと連携し、12万冊の蔵書をデジタル化へ

2019年11月7日、イスラエル国立図書館が、Googleと連携し、12万冊の蔵書をデジタル化すると発表しました。

著作権保護期間が満了した未デジタル化の蔵書が対象で、約45%がヘブライ語・イデッシュ語・ラディーノ語で、残りはラテン語・英語・ドイツ語・フランス語・アラビア語・ロシア語で書かれた資料です。

現在進行中のデジタル化作業は、厳密な温度・安全管理の要件を満たす最先端のコンテナを用い、同館からオランダ・ロッテルダム経由で、ドイツにあるGoogleのデジタル化センターに運ばれて実施されており、デジタル化作業後同館に戻されます。同作業は、2年間で完了する計画で、その間、毎月1,000冊のペースで実施されます。

デジタル化された蔵書は、Google Booksから閲覧することができます。

@NationalLibraryofIsrael(Facebook,2019/11/7)
https://www.facebook.com/NationalLibraryofIsrael/posts/3026465837368620

イスラエル国立図書館、カフカの手稿類の入手を発表:デジタル化して公開予定

2019年8月7日、イスラエル国立図書館は、ユダヤ人作家フランツ・カフカの手稿類を新たに入手したことを発表しました。

このたび入手された資料は、カフカの親友で彼の死後にその遺稿を出版したマックス・ブロート氏の資産の一部であり、スイスの保管庫に保存されていたものです。カフカの作品『田舎の婚礼準備』の3種類の草稿や、カフカがヘブライ語の学習に使用したノート、ブロート氏ほかの友人との間の書簡、スケッチ、旅行記等が含まれます。

同館は、2008年から2016年までの一連の訴訟によりこれら手稿類の所有権を得て、これまでにイスラエル及びドイツに所在していた資料を入手しており、このたび最後の資料群がスイスから入手されたと報じられています。

手稿類は、現在同館での目録作成が進んでおり、今後デジタル化が行われた上で公開される予定です。

Ex LibrisがRapidILLを買収

2019年6月20日、ProQuest傘下のEx Librisが、相互貸借サービスを手掛けるRapidILLを買収したことを発表しました。

RapidILLはコロラド州立大学図書館のスタッフが立ち上げた企業で、同名の相互貸借サービスは現在、330以上の機関が利用しているとのことです。RapidILLはEx Librisの支援の下で現在のサービスを継続しつつ、大学図書館向けの資源共有サービスについて協働していくとされています。

Ex Libris Acquires RapidILL, Provider of Leading Resource-Sharing Solutions(Ex Libris、2019/6/20付け)
https://www.exlibrisgroup.com/press-release/ex-libris-acquires-rapidill-provider-of-leading-resource-sharing-solutions/

イスラエル国立図書館、同国の新聞ハアレツ(Haaretz)のオンライン公開を進めることを発表:1919年の創刊号から

2019年2月5日、イスラエル国立図書館は、同国の新聞ハアレツ(Haaretz)を1919年の創刊号からオンライン公開することについて、ハアレツと合意したことを発表しました。

同館では、すでに1940年代初頭の刊行分までのデジタル化を始めており、近日中に公開するとしています。公開は、同館とテルアビブ大学(イスラエル)により創設され、300を超えるユダヤ系の新聞を公開しているウェブサイトであるJPressで行われるとあります。

100 Years of Haaretz Newspaper to Go Online(イスラエル国立図書館, 2019/2/5)
https://blog.nli.org.il/en/haaretz_jpress/

関連:
JPress – Historic Jewish Press
http://web.nli.org.il/sites/JPress/English/Pages/default.aspx

“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018”の受賞作品は“Books in the Cloud”

2018年9月26日、国際図書館連盟(IFLA)の大都市図書館部会(Metropolitan Libraries Section)は、“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award”の2018年の受賞作品を、イスラエルのBeit Ariela Shaar Zion Libraryの作品“Books in the Cloud”と発表しています。

世界図書館情報会議(WLIC)・第84回IFLA年次大会の会期中の2018年8月27日に、同部会により実施された“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018”において10か国・15作品の中から選ばれたものです。

全作品はA Corto di LibriのYouTube公式チャンネルから視聴できます。

IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018. See you next year!(IFLA,2018/9/26)
https://www.ifla.org/node/81794

国際図書館連盟、米国とイスラエルのユネスコ脱退表明に関し声明を発表 すべての政府の加盟を望む

2017年10月16日、国際図書館連盟(IFLA)は米国とイスラエルがユネスコ(UNESCO)からの脱退を表明したことに関し、遺憾の意を示すとともに、すべての当事者の協力の下で解決策を見つけていくことを推奨しました。

同声明の中では、共通の目標を達成するために、教育・科学・文化の分野で図書館と協力しながら国際的に活動するユネスコの価値をIFLAは支持するとし、すべての政府が加盟することを推奨するとしています。

IFLA Statement on UNESCO: Education, Science and Culture: Shared Objectives Need Shared Efforts(IFLA、2017/10/16付け)
https://www.ifla.org/node/11888

米国の大学・研究図書館協会、情報リテラシーに関する各国の事例の情報共有を目的としたホワイトペーパーを公開

2017年3月13日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“Student Learning and Information Literacy Committee” (SLILC) が、ホワイトペーパー“Global Perspectives on Information Literacy: Fostering a Dialogue for International Understanding”を公開しました。

情報リテラシーの国際的な見方、考え方、概念化のされ方を示す各地域の事例を共有することが目的で、アフリカ、カナダ、欧州、オセアニア、アジア、ラテンアメリカ各国の情報リテラシーの専門家が寄稿しています。

ホワイトペーパーは13章に分かれており、研究傾向、情報リテラシーの枠組み、理論と実践、図書館員の役割、将来のビジョンという要素が、各著者の地域的・文化的視点から記述されています。

世界の変わった「図書館」10選(記事紹介)

2016年7月31日付のFlavorwireで、世界の変わった「図書館」(library)を写真と関連するウェブサイトへのリンク付きで10件紹介した“10 Unusual Libraries Around the World”という記事が掲載されています。

・辺地の子どもたちにラクダ・馬・車を使用して本を届ける移動図書館(モンゴル)
・アムステルダム・スキポール空港の空港図書館(オランダ)
・建築事務所Productoraが設計したガラス張りで内部をアレンジできる移動図書館“A47 Mobile Art Library”(メキシコ)
・クッド島にあるソネバギリ・リゾートの図書館(タイ)
・バスコンセロス図書館(メキシコ)
・シナイ山麓にある世界中のキリスト教文書のコレクションを持つ聖カタリナ修道院の図書館(エジプト)
・建築家・安藤忠雄氏が建築した福島県いわき市の絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」(日本)
・黒海沿岸のアルベナの浜辺にある、10か国語2,500冊の本を所蔵する“beach library”(ブルガリア)
・テルアビブのバス停に設置された、季節労働者のコミュニティを支援するための図書館“Levinski Garden Library”(イスラエル)

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

イスラエル国立図書館、新館建設の定礎式を開催(4/5):2020年開館予定

2016年4月5日、イスラエル国立図書館は、2020年に開館する予定の新館の建設に向け、定礎式を開催することを発表しています。

当日は閉館時間を17:30に早め、定礎式の模様は同館のウェブサイト及びFacebookのページで実況するとのことです。

同館は「21世紀の図書館」としてリニューアルされるとされ、研究センター、屋内・屋外で文教活動が行える場、デジタル体験ができるホール等を備えるとされ、のべ約3万4,000㎡、地上2階、地下4階建とのことで、2019年に建設を終えることが予定されています。

2001年に米国のプリツカー賞を獲得したスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)によるデザインとのことで、ヘルツォーク&ド・ムーロンのウェブサイトなどではイメージが公開されています。

Changes in opening hours and services(National Library of Israel)
http://web.nli.org.il/sites/NLI/English/library/visitus/openinghours/Pages/services-information.aspx

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