2020年12月15日、米・Digital Library of Georgiaが、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”の公開を発表しています。
Digital Library of Georgiaは、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約しているデジタルアーカイブです。
今回公開されたのは、ジョージア大学地図・政府情報図書館(Map and Government Information Library)が所蔵する、米・農業安定保全局(ASCS)や地質調査部(USGS)等の政府機関が作成した1,200件以上の空中写真索引です。約5万枚の白黒の空中写真は同館のデータベースGeorgia Aerial Photographsで利用可能です。
2020年12月14日、米国のプリンストン大学図書館(PUL)は、同館のデジタルアーカイブ“Digital Princeton University Library”(Digital PUL)において、20世紀の代表的な科学者アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)の同大学における活動を記録した写真等に関するオンライン展示を実施していることを発表しました。
アインシュタインは1921年に初めてプリンストン大学を訪問して相対性理論に関する講義を行い、講義の内容をまとめて同大学出版局から『相対論の意味(The Meaning of Relativity)』を出版しました。また、1933年から没年となる1955年までプリンストン高等研究所(Institute for Advanced Study)の教授職にありました。実施中のオンライン展示“Einstein & Princeton: University to Universe”は、プリンストン大学・プリンストン大学出版局・プリンストン高等研究所の3つのセクションで構成され、各機関とアインシュタインとの関係性を示した写真や画像がオンライン上で紹介されています。
2020年9月15日,米国議会図書館(LC)は,米国の歴史的な新聞に掲載された写真等を探すための検索ツール“Newspaper Navigator”を公開した。このツールは,LCのInnovator-in-Residenceプログラム(以下「IIR」)の一環として,米国のワシントン大学博士課程のリー(Benjamin Charles Germain Lee)氏が作成したものである。IIRは,専門的な知見を持った個人を短期的に招き,LCが保有する資源の革新的かつ創造的な活用を支援するプログラムである。具体的には,アートや,インタラクションデザイン,デジタル人文学,データジャーナリズム等の分野でのプロトタイピング等の実施が想定されている。リー氏はIIRの2020年度の採択者である。