米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス協会(ALSC)が構築を薦めている、“Great Websites for Kids”が拡張中であるとして、ALAよりプレスリリースが出ています。このポータルサイトは、動物、芸術、歴史、文学、科学などのジャンルの、14歳以下の子ども向けのサイトを集めたものです。登録されているサイトは、ALSCがセレクトしたものであり、それぞれのサイトには簡潔な紹介が付けられているとともに、評価を付与できるようになっています。
米国の南カリフォルニア大学(University of Southern California)のニュースリリースによると、同大学の研究グループが世界の情報量に関する研究の結果を公表したとのことです。デジタル・アナログ両媒体に記録されている全世界の情報量は295エクサ(エクサはペタの1,000倍、ギガの10億倍)バイトで、また、2007年には全世界の記録情報の94%がデジタル媒体に収録されているとのことです。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(European Commission)が、デジタル時代において経済的・社会的利益を増大させるための方策や活動についての概要をまとめた、“Digital Agenda: Commission outlines action plan to boost Europe's prosperity and well-being”と題するアジェンダを公表しています。「デジタルの単一市場」「相互運用性」「インターネットの信頼性とセキュリティ」「インターネットアクセス速度」「研究と開発」「デジタルリテラシーの向上」「情報通信技術の適用」という7つの項目に分けてまとめられています。
1. はじめに ニューヨーク・タイムズ紙は、2008年7月から2009年2月にかけて、電子メディアをめぐる三つの記事を、シリーズ「読むことの将来」(The Future of Reading)として掲載した。「リテラシー論争:オンラインって、本当に読んでいるの?」(“Literacy Debate: Online, R U Really Reading?” 2008年7月27日)(1)、「読者を釣るおとりとしてのテレビゲーム」(“Using Video Games as Bait to Hook Readers” 2008年10月5日)(2)、「ウェブ時代、図書館業務も更新」(“In Web Age, Library Job Gets Update” 2009年2月15日)(3)である。今後もシリーズは続くかもしれないが、現段階(2009年6月末時点)でこれらの記事を紹介しよう。...