デジタル資料

国際図書館連盟(IFLA)、オープンアクセスと蔵書構築に関する調査を実施中

2020年9月17日、国際図書館連盟(IFLA)収集・蔵書構築分科会が、オープンアクセスと蔵書構築に関するアンケート調査を実施していることを発表しました。

同調査は、オープンアクセスのコンテンツに関する情報の収集、オープンアクセスへの移行が図書館の蔵書、蔵書構築や管理、学術コミュニケーション等にもたらした影響の把握が目的とされています。

回答の受付は、10月31日まで行われる予定です。

Survey on Open Access and Collection Development(IFLA, 2020/9/17)
https://www.ifla.org/node/93324

参考:
E2229 - IFLA,資料の寄贈に関するガイドライン増補版を公開
カレントアウェアネス-E No.385 2020.02.13
https://current.ndl.go.jp/node/9840

オランダ・ILP Lab、文化遺産機関によるウェブサイト収集に関するポリシーペーパーを公開:収集における法的課題や複数国の法制度等を調査

2020年8月28日、オランダのThe Glushko & Samuelson Information Law and Policy Lab(ILP Lab)は、ポリシーペーパー“Web harvesting by cultural heritage institutions”の公開を発表しました。

ILP Labは、オランダ・アムステルダム大学情報法研究所(Institute for Information Law)に属しており、学生が運営するイニシアチブです。欧州の情報法分野において、基本的な権利と自由の保護を踏まえた政策解決の発展・促進に携わっています。

このポリシーペーパーは、ILP Labがオランダ国立図書館及びオランダ視聴覚研究所との協力のもと作成したものであり、文化遺産機関によるウェブサイト収集に関する法制度を策定する際に考慮すべき事項を論じています。作成の背景として、オランダには文化遺産機関がウェブサイト収集を許諾なしに行うための法制度がないためオンラインの文化遺産が収集されず日々失われつつあることを、作成の目的として、現在オランダで進められている法制度導入の検討に資することを挙げています。

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、デジタル資料の長期保存のための永続的識別子サービス“Persist.lu”の提供を開始

2020年7月1日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)は、ルクセンブルクのデジタル資料の保存を行うための、URIフォーマットであるArchival Resource Key (ARK)に基づいた永続的識別子サービス“Persist.lu”の提供を開始したことを発表しました。

ARKの使用により、2020年にシステム内に保存されたデジタルコンテンツは、プラットフォーム等における変更や提供停止によらず、2040年まで検索可能です。また、同国内の各機関は、一定の条件を満たせば、同サービスに直接アクセスして独自のARK識別子を作成できます。最初の連携先および提供先としては、ルクセンブルク国立公文書館が挙げられています。

発表によると、資料の保存というBnLの法的使命や、ボーンデジタル資料およびデジタル化資料の長期保存戦略、同国内のデジタル資料の永続的かつ迅速なアクセスの保証等が背景にあります。また、ARKの作成と使用により、URLが持つ変化しやすいという性質を克服できるとしています。

フランス国立図書館(BnF)、スポーツに関するデジタル化プロジェクトを募集中

2020年6月2日、フランス国立図書館(BnF)は、スポーツに関するデジタル化およびプロモーションプロジェクトの募集についての記事を掲載しました。

発表によると、BnFとパリ・サクレー大学、国立スポーツ博物館(le Musée national du Sport)が、2024年のパリオリンピックに向けて、スポーツの歴史のデジタル化とプロモーションに関する取組を協力して進めています。

今回の募集は以下の4つの分野で行われています。

1.スポーツと身体活動の歴史
2.スポーツ雑誌
3.スポーツ連盟の刊行物
4.画像、視聴覚資料とモノ資料

デジタル化された資料については、BnFが運営する電子図書館“Gallica”で公開される予定です。

E2062 - オンライン資料の納本制度の現在(5)シンガポール

2018年7月9日,「国立図書館委員会(改正)法」(以下「本法」)がシンガポール国会で可決された。これにより,従来から納本対象であった有体物(紙資料,CD,DVD,CD-ROM等)に加え,電子書籍・電子雑誌等の電子出版物(以下「オンライン資料」)及びウェブ上の情報(以下「インターネット資料」)についても,国立図書館委員会(NLB)による制度的収集が可能となった。本法の施行日は,近く官報で公表される見通しである。

OCLC Research、アーキビストがIT専門家と効果的に連携するために必要な知識を解説した手引きを公開

2017年4月27日、OCLC Researchが、“Demystifying IT: A Framework for Shared Understanding between Archivists and IT Professionals”を公開しました。

あらゆる種類の電子記録やデジタルコンテンツへの対応が必要となった現状に鑑み、アーキビストが、その問題を解決するためにIT専門家と効果的に連携する際に知っておくべき、IT分野における優先事項・技術・文化を解説したものです。

2015年7月に公表した報告書“The Archival Advantage : Integrating Archival Expertise into Management of Born-digital Library Materials”の手引きであり、図書館やアーカイブ機関がボーンデジタル資料管理を実施するにあたって必要な知識を得るための事業“Demystifying Born Digital”シリーズの後継レポートとして位置付けられています。

E1885 - 第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(CJKDLI)会議<報告>

2016年12月1日と2日,第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative:CJKDLI)会議が韓国国立中央図書館(NLK)で開催された。国立国会図書館(NDL)と中国国家図書館(NLC)からは各4名,開催国であるNLKからは9名が出席した。なお,この会議は,2010年に締結した協定に基づいて,毎年度,日本,中国,韓国の国立図書館が持ち回りで開催しているものである(E1526E1647E1762参照)。...

米国議会図書館(LC)、障害者向けデジタル録音資料の利用が簡単になるソフトウェア“BARD Express”をリリース

2017年1月4日、米国議会図書館(LC)の視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Physically Handicapped:NLS)が、NLSのデジタル録音資料のダウンロードサービスBARD(Braille and Audio Reading Download)の利用に役立つソフトウェア“BARD Express”をリリースしました。

BARDのデジタル録音資料の検索・ダウンロード・保存が簡単になるとのことです。また、使用方法を解説したビデオや図書館職員のためのガイドなどのサポートも提供されます。

BARD Expressの開発者はソフトウェア開発者のKirk Saathoffです。彼の妻と息子はNLSのBARDサービスの利用者であり、妻がPCを使っていて時々イライラしているのを見ていたようです。

Library of Congress Launches New Software to Simplify Download of Braille and Audio Reading Material(LC, 2017/1/4)
https://www.loc.gov/item/prn-17-001?loclr=ealn

参考:

カナダ国立図書館・文書館と韓国国立古宮博物館、資料保存等に関する覚書を締結

2016年11月16日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)と韓国国立古宮博物館が、3年間の覚書を締結しました。

写真やガラス乾板に関する保存技術調査や、最新動向の入手を目的に2015年7月に行われた業務交流を引き継ぐもので、専門家の交流やイベントの共催、貴重資料の資料保存のベストプラクティスや最新動向の共有、共同調査・研究、保存専門家の育成などを行うほか、デジタル情報源の管理について議論すると説明されています。

Collaboration agreement with the National Palace Museum of Korea in Seoul, South Korea (LAC,2016/11/18)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/mou-national-palace-museum-korea.aspx

国立国会図書館、NDLラボで文字画像データセット(平仮名73文字版)を試験公開

国立国会図書館が、NDLラボで文字画像データセット(平仮名73文字版)を試験公開しています。

これは、国立国会図書館デジタルコレクションのインターネット公開資料から、平仮名の文字画像を切り出したものです。画像形式はPNGで、合計で8万の画像があります。

文字画像データセット(平仮名73文字版)を試験公開しました(NDLラボ, 2016/9/27)
http://lab.ndl.go.jp/cms/hiragana73

文字画像データセット(平仮名73文字版) (7z形式) (約190MB)
http://lab.ndl.go.jp/dataset/hiragana73.7z

文字画像データセット(平仮名73文字版) (tar.gz形式) (約193MB)
http://lab.ndl.go.jp/dataset/hiragana73.tar.gz

文字画像データセット(平仮名73文字版) (zip形式) (約233MB)
http://lab.ndl.go.jp/dataset/hiragana73.zip

NDLラボ
http://lab.ndl.go.jp/cms/

参考:
NDLラボ、国立国会図書館デジタルコレクションの絵や図を含むページをサムネイル画像で一覧できる「国デコImage Wall」を公開

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