スペインのカスティーリャ・イ・レオン州政府の温暖化・自然環境委員会が、“Biblioteca Virtual de Medio Ambiente”(自然環境電子図書館)を開設しました。同地域の自然環境や廃棄物問題、環境学習等に関する図書や雑誌、レポート等63点の書誌情報、そして一部については刊行物そのものを提供するものです。
ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、88番目の分館“Battery Park City Library”の開館を発表しています。同館は、低エネルギーでの冷暖房や照明、低水量での配水など環境に配慮されて造られており、NYPLとしては、環境評価制度LEEDの認定を初めて受けた図書館となるとのことです。白を基調とした内装で、24,000点の資料を所蔵、36台の利用者用コンピューターが設置され、子ども用・ヤングアダルト用・大人用の各閲覧スペースが用意されている模様です。
英国南西部のデヴォン州にあるデヴォン図書館では2007年8月から、州の環境キャンペーンの一環として、本の持ち帰り用などに図書館で配布していたビニールバックをやめ、その代わりに何度も使用できるジュート製のバッグを2ポンドで販売する取組み“Book Bag for Life”を開始しました。キャンペーンの開始から1年で、7,000枚のビニールバックを節約することができたということです。
米国の書籍産業研究グループ(Book Industry Study Group)とGreen Press Initiativeはこのほど、紙の本が環境に与える影響について、書籍産業関係者のエネルギー使用量、環境対策の進展、書籍の運搬、紙のリサイクルなど、さまざまな指標を用いて検証した報告書“Environmental Trends and Climate Impacts”を刊行しました。全文の閲覧は有料ですが、サマリーは無料で見ることができます。