KB(オランダ王立図書館)

デジタルの「ジャングル」で迷わないために オランダ王立図書館・ライデン大学図書館等が人文学専攻の学生向けにデジタルリソース検索のためのガイドブックを刊行

2011年9月5日、オランダ王立図書館(KB)とアムステルダム大学図書館、ライデン大学図書館が共同で、“Eerste Hulp Bij e-Onderzoek”(First Aid for e-research)というガイドブックを刊行したようです。執筆したのは、歴史研究者でジャーナリストでもあるEwoud Sanders氏で、三館の依頼で実現したようです。このガイドブックは、数多くあるデジタルリソースの「ジャングル」の中で学生が迷わないように、学生の情報検索スキルの向上に役立つものとして作成されたようです。ガイドブックは、ライデン大学とアムステルダム大学の人文学専攻の1年生に配布されたものですが、KBやライデン大学図書館のウェブサイトでもPDF形式で公開されています。

Ewoud Sanders, Eerste Hulp Bij e-Onderzoek. (PDF)
http://www.kb.nl/hpd/diensten/sanders-eerste-hulp-bji-e-onderzoek.pdf

EHBO-gids Ewoud Sanders (KB 2011/9/5付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/sanders.html

近世オランダのデジタル化資料のデータベース“Early Dutch Books Online”公開

オランダ王立図書館(KB)とライデン大学図書館、アムステルダム大学図書館が共同で構築したデータベース“Early Dutch Books Online”が、2011年5月27日に一般公開されたようです。この“Early Dutch Books Online”は、3館によってデジタル化された、1780年から1800年に出版されたオランダの図書資料、約1万点のデータベースとのことです。

Early Dutch Books Online (英語版)
http://www.earlydutchbooksonline.nl/en/

Early Dutch Books Online (オランダ語版)
http://www.earlydutchbooksonline.nl/nl/

Early Dutch Books Online (Koninklijke Bibliotheek 2011/5/27付けのニュース)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/edbo.html

Early Dutch Books Online (Universiteit Leiden Humanities Libraries 2011/5/19付けのニュース)

オランダ王立図書館、2010年の年報を公開

オランダ王立図書館(KB)が2010年の年報を公開しています。

Jaarverslag Koninklijke Bibliotheek 2010
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2010/index.html

Jaarverslag 2010 (KB 2011/5/19付けのニュース)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/jaarverslag2010.html

※2011-07-21追記
(英語版)
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2010/eng/kbannualreport2010.pdf

オランダ王立図書館(KB)、ProQuest社と提携し貴重資料をデジタル化

オランダ王立図書館(KB)が、ProQuest社と提携し同館が所蔵する1700年までの貴重資料3万冊をデジタル化するようです。ProQuest社の“Early European Books”プロジェクトの一環として行われ、KBはデンマーク王立図書館、イタリア・フィレンツェ国立中央図書館に次いで3つ目の提携機関になるとのことです。

New Agreement with Dutch National Library Extends ProQuest's Early European Books Program (ProQuest社のプレスリリース)
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/11/20110111.shtml

長期デジタル保存を目指した非営利団体“Open Planets Foundation”が設立

欧州委員会主導の、デジタルコンテンツの保存と長期アクセスに関する4年間のプロジェクト“Planets”の完了に伴い、このほど長期的なデジタル保存を目指した非営利団体“Open Planets Foundation”が設立されたとのことです。Planetsプロジェクトの作業を発展させ、国際的なデジタル保存に関する共同体を構築することを目的としており、参加館に対して、技術や助言、オンラインサービス等を提供するとのことです。設立に際しては、英国図書館(BL)を中心に、オランダ王立図書館やデンマーク王立図書館、Microsoft Research等が資金提供を行ったようです。

Europe lays Foundation for preserving digital heritage(BLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100806.html

オランダ王立図書館、2009年の年報を公開

オランダ王立図書館(KB)が、2009年の年報を公開しています。オランダ語版と英語版があります。

KB-Jaarverslag 2009
http://www.kb.nl/nieuws/2010/jaarverslag.html

英語版の年報
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2009/eng/kbannualreport2009.pdf

参考:
オランダ王立図書館、2008年の年報公開(英語版あり)
http://current.ndl.go.jp/node/13999

オランダ王立図書館、e-Depotの収録件数が1,500万件に

オランダ王立図書館(KB)が、同館のデジタルアーカイブ“e-Depot”の収録件数が1,500万件に達したと発表しています。

15 miljoen artikelen in e-Depot KB(KBのニュースリリース)
http://www.kb.nl/nieuws/2010/e-depot.html

e-Depot and Digital Preservation(KB)
http://www.kb.nl/hrd/dd/index-en.html

E1017 - オランダ王立図書館,2010‐2013年の戦略計画を発表

オランダ王立図書館(KB)はこのほど,2010年から2013年までの戦略計画(E549参照)を作成し,公表した。KBは,「人と情報を結びつける (bring people and information together)」をミッションとする。このミッションの下,デジタル化の影響を受けて情報提供のあり方が激変する中でKBが影響力を持つために,「オ ランダの全ての出版物及びオランダについて書かれた全ての資料に,誰でも,どこからでもアクセスできるようにする」「オランダの(学術)情報インフラにお いて中心的な役割を担う」「国内的,国際的に,デジタル情報への永続アクセスを促進する」というビジョンを掲げている。さらにこのビジョンを達成するた め,5つの戦略的優先事項を挙げている。...

オランダ王立図書館、1470年以降の全資料のデジタル化を戦略計画に盛り込む

オランダ王立図書館(KB)の2010-2013年の戦略計画(英語版)が公表されています。優先的な戦略として、下記の5点があげられています。

1.オランダで出版された、あるいはオランダについての出版物の全てについて、全ての人にアクセスを提供する。
2.全国的な情報インフラを改善する。
3.デジタル情報の長期保存を保証する。
4.コレクションの維持、提供、強化を行う。
5.KBを、挑戦する組織、魅力的な職場とする。

1.に関しては、1470年以降のオランダの書籍・新聞・雑誌の全てをデジタル化するという目標も記載されています。

Strategic Plan 2010-2013
http://www.kb.nl/bst/beleid/bp/2010/index-en.html

Dutch Royal Library Announces Plans to Digitize All Dutch Language Materials Beginning from 1470(2010/1/11付けResourceShelfの記事)

3.3.2 電子書籍の保存の社会的意義

 PDF版はこちら

 図書館に収集されている資料は、ランガナタン(Shiyali R. Ranganathan)の「図書館学の五法則」のひとつ「図書は利用するためのものである」に示されるよう(1)に、利用されるために存在している。たとえ現時点において、利用者に利用されていない資料であっても、未来に重要な意味をもつことになる可能性がある。過去、歴史研究において、図書館の果たした役割はきわめて大きい。明治以後、書籍が図書館で収集・保存されていればこそ、今に生きる我々も、明治、大正時代の実相を知ることができる。そして我々、現在に生きる者には、現在の資料を未来に残す責務があるといえる。

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