KB(オランダ王立図書館)

独・De Gruyter社、オランダ大学図書館・王立図書館コンソーシアムUKBと“Read & Publish”契約を締結

2020年1月31日、独・De Gruyter社は、オランダ大学図書館・王立図書館コンソーシアムUKB(Unibersiteitsbibliotheken & Koninklijke Bibliotheek)と“Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。

同契約にはUKBの会員機関のうち、ラドバウド大学・ライデン大学等のオランダ国内9大学が署名しています。契約期間は2020年から2022年までの3年間です。契約に署名した機関に所属する著者は、De Gruyter社の305タイトルのハイブリッド誌へ追加費用を支払うことなくオープンアクセス(OA)で論文を公開可能となり、同社の110タイトルのゴールドOA誌へ投稿する際には、論文処理費用(APC)が20%割引されます。また、同社の刊行する347タイトルの学術誌へアクセスすることが可能になります。

【イベント】講演会「デジタル時代の国立図書館の挑戦―オランダ国立図書館の戦略を事例として」(3/17・東京)

2020年3月17日、国⽴国会図書館東京本館新館講堂において、講演・パネルディスカッション「デジタル時代の国立図書館の挑戦―オランダ国立図書館の戦略を事例として」が開催されます。

社会に対する国立図書館の在り方や、将来像実現のための戦略とテクノロジーとネットワークの活用について、講演とディスカッションが行われます。

参加無料、定員200人(先着順、事前申し込み要)、日英同時通訳付きです。当日のプログラムは次のとおりです。

〇講演「ネットワーク、オープン、包摂(Networked, open and inclusive)」(仮)
リリー・クニベラー⽒(オランダ国立図書館長)

〇講演「言葉との協働(Working with Words)」(仮)
エルスベート・クワント⽒(オランダ国立図書館戦略アドバイザー)

〇パネルディスカッション
・ファシリテータ
⽵内⽐呂也⽒(千葉大学副学長兼附属図書館長/アカデミック・リンク・センター長、同大学人文研究院教授)
・パネリスト
リリー・クニベラー⽒
エルスべート・クワント⽒
佐藤毅彦(国立国会図書館電子情報部長)

オランダ王立図書館(KB)とダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)、近世欧州の重要な個人コレクションであるオランダ・ファーヘルコレクションの目録作成作業を開始

2019年12月9日、アイルランドのダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)は、オランダ政府及びオランダ王立図書館(KB)の支援を受け、TCD図書館が所蔵するオランダ・ファーヘルコレクション(Fagel Collection)の目録作成作業を開始すると発表しました。

同コレクションは、その多くがオランダの公職に就いていたファーヘル家で5世代にわたって構築されたものですが、フランス革命軍がオランダに進行したことでオランダ総督の書記官(griffier)を務めていたヘンドリックファーヘルがイングランドに留まった際、ロンドンに送られた同コレクションが売却を余儀なくされ、TCDで所蔵されることになったものです。

同コレクションは、近世欧州の重要な個人コレクションの一つで、フランス・ドイツ・英国の著作が多く、歴史・政治・法律分野が充実していますが、哲学・神学・地理学・旅行・自然史・視覚芸術など多様な分野のものが含まれます。最近の調査によると、コレクション内の10%を超すものが現存唯一のタイトルで、また、いくつかの地図は、その地域の最も早く知られた地図であることが判明したと紹介されています。

オランダ王立図書館(KB)、人工知能(AI)を用いたメタデータの自動作成に関する調査の中間報告書を公開

2019年8月26日、オランダ王立図書館(KB)は、人工知能(AI)を用いたメタデータの自動作成に関する調査の中間報告となるホワイトペーパー“Exploring possibilities Automated Generation of Metadata”を公表しました。

同館の書誌作成業務は、現在、自館作成とコピーカタロギングで行なっていますが、デジタル資源が増加し、今後より多くの出版物を保存することになると予想されることから、書誌作成の最適化の可能性について調査することが目的です。

同調査は、同館職員と様々な大学の研究者が共同で行なったもので、成果の大部分は、オランダ科学研究機構(NWO)が主催したワークショップで13人の研究者が実施した調査から得られたものです。

E2117 - スウェーデン王立図書館によるラボ設置のための調査報告書

近年,主に海外の図書館において,館内にラボを設置する館が増えてきている。スウェーデン王立図書館(NLS)でも図書館ラボ設置のための検討が行われ,2018年にはNLSのラボ(以下「NLSラボ」)に求められる要件について委託調査を行った。その調査の報告書である“datalab.kb.se:A Report for the National Library of Sweden”(以下「報告書」)が,2018年10月,調査に携わったスウェーデンのウメオ大学教授Pelle Snickars氏の個人ウェブサイト上で公開された。章立ては,(1)欧米の国立図書館ラボの調査,(2)デジタル研究(Digital Scholarship),(3)NLSラボ設置のための推奨事項となっている。本稿では報告書の概要を紹介することで,図書館ラボに関する知見を深める材料としたい。

オランダ王立図書館(KB)、国民全員に奉仕する「国立図書館」であることを示すため、新しいブランドカラーやロゴを発表

2019年2月26日、オランダ王立図書館(KB)が、新しいブランドカラーやロゴを発表しました。同館では現在、ウェブサイトを含めた全てのコミュニケーション手段を新しいブランドカラーやロゴに変換する作業を実施しています。

KBでは、2015年に公共図書館に関する調整を行う役割が法的に追加されたり、新しい利用者を開拓するための事業を行っていることから、KBが国民全員に奉仕する「国立図書館」であることを示すために新しいビジュアルブランディングを行うこととしたものです。

新しいブランドのコンセプトは「つなぐこと」(connection)で、ロゴは、古典と現代、過去と未来、静と動等の間の結合を表現しているとのことです。そして、開いている本等を表す矢印で結びつける表現で、王立図書館と呼ばれた古典的な世界と、近づきやすい今日の国立図書館をリンクさせています。

New visual brand for the KB(KB,2019/2/26)
https://www.kb.nl/en/news/2019/new-visual-brand-for-the-kb

オランダ王立図書館(KB)、同国の中国人コミュニティーをテーマとしたウェブアーカイブを館内で公開

2019年2月5日、オランダ王立図書館(KB)が、旧暦の正月にあわせて、同国の中国人コミュニティーに関するウェブアーカイブ“Chinese Netherlands' web collection”を同館閲覧室内の端末で公開したと発表しています。閲覧には有効期限内の図書館カードが必要です。研究者は同コレクションの「データセット」や「リンク分析」を利用することもできます。

同国では中国人が100年以上にわたって活動してきたにもかかわらず、彼らや彼らのオンライン上での文化について詳しくないことから取り組まれたもので、公開されたコレクションは、KBのウェブアーカイブチームに中国人インターンが加わって構築され、446のウェブサイトが含まれます。

コレクションは「ショップ」「レストランと食」「ブログ」「文化・芸術・歴史」「教育」「語学学校」「中国人の専門家」「地域グループ」「情報プラットフォーム」「中・蘭交流グループ」「祭礼・儀式」「移民グループ」「ニュース・メディア」「政治・社会問題」「留学生」「中国医学」「(中国)駐在員事務所」の17のカテゴリーに分類していると紹介されています。

ウェブアーカイブ用ツールWeb Curator Tool(WCT)のVer.2.0が公開

2018年12月21日、オランダ王立図書館(KB)は、選択的ウェブアーカイブのためのツールWeb Curator Tool(WCT)のVer.2.0がGithubで公開されたことを発表しています。

2017年の後半からニュージーランド国立図書館(NLNZ)とKBが共同で開発してきたもので、11月14日に開催された国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)のウェブアーカイブ会議ではプレビューが行われました。

WCTのインストールとサポートの改善、ドキュメントのreadthedocsプラットフォームへの移行、最新のウェブをアーカイブするためのニーズへの対応、が今回の更新の目的です。

WCTは、IIPCの主導により、2006年にNLNZと英国図書館(BL)により共同開発されましたが、2018年1月からはNLNZとKBにより更新のための作業が行われています。

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