中国

【イベント】「国際アーカイブズ週間」記念講演会(6/6・東京)

2019年6月6日、ベルサール九段(東京都千代田区)において、「国際アーカイブズ週間」記念講演会が開催されます。

定員は40名(先着順)であり、電子メールによる事前申込みが必要です。
プログラムの内容は次のとおりです。

講演1:三谷太一郎氏(東京大学名誉教授、日本学士院会員)
「立法資料的観点から見た枢密院会議議事録-国立公文書館での経験から-」

講演2:波多野澄雄氏(国立公文書館アジア歴史資料センター長)
「デジタルアーカイヴの進化と歴史研究の行方」

講演3:川島真氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「東アジアの公文書館をとりまく状況-保存・公開・デジタル化の日中台比較」

「国際アーカイブズ週間」記念講演会のご案内(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20190517.html

米国議会図書館、所蔵する中国の貴重書1,000点余りの画像をオンラインで公開:台湾国家図書館との協力事業によりデジタル化

2019年5月6日、米国議会図書館(LC)は、同館のアジア部が所蔵する中国の貴重書1,000点余りの画像をデジタルコレクション“Chinese Rare Book Digital Collection”においてオンライン公開したと発表しています。

公開された貴重書の大部分は明代・清代のものですが、宋代・元代のものも30点近く含まれているとあります。“Chinese Rare Book Digital Collection”のコレクション紹介ページの記載によれば、アジア部が所蔵する約5,300点の資料から計2,000点近くを公開する予定であり、今後資料の追加公開を行うとしています。

台湾国家図書館との協力事業によりデジタル化されたものであり、台湾国家図書館も2019年5月9日付けで今回の公開に関するプレスリリースを出しています。その中では、2005年から2012年にかけてLCと同館が協力して行ったデジタル化事業の成果であること、すでに同館の古典籍データベース「古籍與特藏文獻資源系統」でも収録・提供されていることが紹介されています。

中国国家図書館、新浪公司と協力して微博(Weibo)の投稿を収集・保存することを発表:インターネット情報保存のための新プロジェクトの一環

2019年4月22日付けの新華網の記事で、中国国家図書館(NLC)によるインターネット情報戦略保存プロジェクトの開始が紹介されています。同プロジェクトでは、NLCと中国国内の機関・企業との協力により、インターネット情報の収集・保存が行われます。

記事によれば、NLCはポータルサイト「新浪網」やマイクロブログ「微博」(Weibo)を運営する新浪公司と協力して最初の「インターネット情報戦略保存基地」を設立し、新浪網が配信するニュースや微博上で公開される投稿について保存を行う予定とあります。

国家图书馆互联网信息战略保存项目启动 首家基地落户新浪(新華網, 2019/4/22)
http://www.xinhuanet.com/politics/2019-04/22/c_1124399654.htm

津島市立図書館(愛知県)、所蔵する日本・中国の元号入り古銭(元号銭)を紹介する企画展示「図書館所蔵の元号銭-古銭から元号を考える-」を開催中

愛知県の津島市立図書館が、企画展示「図書館所蔵の元号銭-古銭から元号を考える-」を開催しています。

同館では、市民から寄贈された古銭を所蔵しており、その中には、日本・中国の元号入り古銭(元号銭)が41種(「寛永通宝」「永楽通宝」「慶長通宝」「太夏真興」など)含まれることから、そのような「元号銭」を紹介することで元号について考える展示となっています。

利用者から借用した「文政小判」なども展示されています。

地元紙の報道によると、5月31日まで実施されています。

2019年の新着情報(津島市立図書館)
http://www.lib.tsushima.aichi.jp/2019/
※2019年3月12日欄に「企画展示「図書館所蔵の元号銭」」とあります。

中国国内の档案を検索・利用するためのオンラインプラットフォームが構築へ:2019年に構築開始予定

新華網の2019年3月29日付け記事によると、同日に開催された全国档案局長館長会議において、中国国家档案局局長の李明華氏が、中国国内の档案を検索・利用するためのオンラインサービスプラットフォームの構築を2019年に開始する予定であることを発表しました。

短期的にはできる限り多くの、各等級の総合档案館を含むプラットフォームを構築することを目標とし、長期的には、各等級の全ての総合档案館をプラットフォームに含め、検索できる档案の範囲を拡大するとしています。

国家档案局:今年启动全国档案查询利用服务平台建设(新華網, 2019/3/29)
http://www.xinhuanet.com/2019-03/29/c_1124301995.htm

中国のOA2020署名機関、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを公表

2019年4月2日、中国のOA2020署名機関による、Plan Sの実現にかかる手引きへの議論の結果をまとめたフィードバックが、中国科学院国家科学図書館のウェブサイトで公表されました。

これは中国の中でも、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指す国際的なイニシアティブであるOA2020への関心表明に署名した研究機関・大学の図書館が集まって2019年3月26日に行われた会議の結果をまとめたものです。すでにPlan Sの実現にかかる手引きへのフィードバック期間は過ぎていますが、これからの学術コミュニケーションのエコシステム構築に中国の研究・図書館コミュニティが参加することは、中国が国際的な研究・OAの取り組みにおける活動的・重要なパートナーであるために重要であると考え、フィードバックの表明に至った、とされています。

公表されたフィードバック内容はPlan Sをおおむね支持するものとなっていますが、ORCIDやDOIの導入は義務ではなく推奨要件とすること、OAリポジトリに関する技術要件の緩和等を求めています。また、研究助成を受けた研究者が、自身の成果をOAリポジトリに登録するのに十分かつ非独占的な権利を保持することを、法律ないし助成機関との契約中に含めることをPlan Sの項目の中に含めることを提案しています。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ『上海』『上海週報』の公開画像が事前申請なしで二次利用が可能に

2019年3月5日、神戸大学附属図書館は、デジタルアーカイブ『上海』『上海週報』で公開している画像について、事前申請なしで二次利用が可能になったと発表しています。

『上海』は、1913年から1945年まで上海で発行された日本語雑誌です(1928年から1933年までは『上海週報』)。

著作権保護期間内の記事画像はマスキングした上で公開されています。

また、併せてデータベースのリニューアルを行い、ファイル閲覧にビューアが不要となりました。

附属図書館デジタルアーカイブ『上海』『上海週報』二次利用自由化について(神戸大学附属図書館,2019/3/5)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/12758/

上海,上海週報(神戸大学附属図書館)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000003shanghai

神戸大学附属図書館、同館デジタルアーカイブの『王敬祥関係文書』をリニューアル公開

2019年2月25日、神戸大学附属図書館は、同館デジタルアーカイブの『王敬祥関係文書』をリニューアル公開したことを発表しました。

同館デジタルアーカイブ上の説明によれば、王敬祥は、清末から中華民国初期にかけて孫文などの革命派を支援した神戸の華僑です。同館では兵庫県立歴史博物館が所蔵している「王敬祥関係文書」をデジタル化し、「王敬祥関係文書」を利用した神戸華僑に関する調査研究成果とあわせ2003年から公開を行っています。

今回のリニューアルにより、翻刻と画像を同時に閲覧できるなど、従来のシステムを維持しつつシステム改善を実施したほか、タブレット端末などにも対応したとあります。

『王敬祥関係文書』をリニューアルしました(神戸大学附属図書館, 2019/2/25)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/12712/

東亜図書館協会(CEAL)、加盟館の東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)を機関誌に掲載

東亜図書館協会(CEAL)に加盟する図書館の、東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)が、CEALの機関誌“Journal of East Asian Libraries”(JEAL)の168号(2019年2月)に掲載されています。

加盟館における、中国語(C)・日本語(J)・朝鮮語(K)・非CJK言語資料の単行書購入数、所蔵数、定期刊行物購読タイトル数、定期刊行物以外の非図書資料の所蔵数、総所蔵数、電子リソース数、電子書籍数や、寄付額・助成額、職員数(フルタイム換算)、外部委託の有無、各種サービス統計、連絡先等のほか、付録として、購入されているフルテキストデータベースのリストも掲載されています。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、華北交通アーカイブ正式版を公開:京都大学総合博物館でも関連展示を開催

2019年2月12日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、華北交通アーカイブ正式版の公開を発表しました。

華北交通写真を、華北交通株式会社(1939–45)が事業を行っていた交通網とリンクさせることで、写真のテーマや撮影地から華北交通株式会社の活動を明らかにする研究データベースです。

華北交通写真とは、中国の北部・西北部一帯の交通インフラを管轄していた華北交通株式会社旧蔵の広報用のストックフォトです。その数量は3万5千点余りに及び、戦後は京都大学人文科学研究所で保管されてきましたが、今回インターネット上で全写真データが公開されました。

キーワード、撮影年月、撮影駅、検閲印などによる詳細検索機能が提供されているほか、写真の自動タグ付けや自動カラー化の技術も採用されており、ボタンにより「オリジナル写真」と「自動カラー化写真」の切り替えが可能となっています。また、写真データ及びメタデータのライセンスはCC BYとなっています。

本アーカイブの公開と関連して、2019年2月13日から4月14日の期間、京都大学総合博物館において華北交通写真の現物を展示する特別展「カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真」が開催されます。

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