中国

東洋文庫、中国地方劇DVDデータベースを公開

2019年8月27日、公益財団法人東洋文庫は、中国地方劇DVDデータベースの公開を発表しました。

同文庫の田仲一成研究員が1978年から2010年までに香港、広東省潮州、同省海豊県、台湾等で受贈あるいは購入した中国地方劇のDVD情報を収録したデータベースであり、収録している戯曲は合計130曲、DVDの総枚数は約300枚に及ぶとあります。

データベースでは各資料の概要情報を検索・閲覧できるほか、ユーザー登録を行なえばサンプル動画の視聴も可能です。なお、資料を利用して著作物を作成あるいは公表した場合には、名称(雑誌の場合は、雑誌名、巻号)、発行元、発行年月などを同文庫に通知するよう求めています。

【リサーチ】東アジア資料研究班 中国地方劇DVDを公開いたしました(東洋文庫, 2019/8/27)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=92

中国国家博物館の館内に消防署が開設:中国国内の博物館では初

中国国家博物館は、2019年8月24日付けのニュースで、同館内に設置される消防署の開署式を8月22日に開催したことを紹介しています。

博物館内に駐在する消防署としては中国国内初であり、25人のスタッフと消防車2台から構成され、同館の消防安全管理、危機管理計画の策定、平時の防火点検、重要な展示における安全保障を担うとあります。

同館の王春法館長の式典における発言も掲載されており、その中で、2018年以降に発生したブラジル国立博物館とパリ・ノートルダム寺院の火災が警鐘となったとし、今回の設置は同館の消防安全を飛躍的に高めるもので、中国の博物館安全管理の歴史に残る出来事となるだろうと述べています。

中国国家博物馆举行国博消防站揭牌仪式(中国国家博物館, 2019/8/24)
http://www.chnmuseum.cn/zx/gbxw/201908/t20190824_145580.shtml

中国化学会(CCS)と日本化学会(CSJ)が化学分野のプレプリントサーバーChemRxivの共同運営に参加

2019年8月23日、米国化学会(ACS)・英国王立化学会(Royal Society of Chemistry:RSC)・ドイツ化学会(Gesellschaft Deutscher Chemiker:GDCh)は共同して、化学分野のプレプリントサーバーChemRxivの戦略的・財政的発展を支援する共同運営者として、中国化学会(Chinese Chemical Society:CCS)と日本化学会(Chemical Society of Japan:CSJ)の二者と提携したことを発表しました。

この提携の結果、ChemRxivは世界の化学研究コミュニティを代表する学会によって支援・開発・運営が行われることになり、サービスの持続可能性の保証等が実現する、としています。

この提携によって、ChemRxivが最近になって導入したACS・RSC・GDCh刊行の雑誌へ簡易に投稿できる機能“Direct Journal Transfer”がCCSやCSJが刊行する雑誌へも近く導入される予定です。

澳門基金会(Macau Foundation)、マカオの歴史・文化に関する資料を集めたオンラインポータル「澳門記憶」を公開

2019年8月6日、マカオの文化、経済、学術等の発展や促進、研究を目的とする澳門基金会(Macau Foundation)が、マカオの歴史・文化に関する資料を集めたオンラインポータル「澳門記憶」を公開しました。

1999年に行われた、ポルトガルから中国へのマカオ返還から20周年を迎えることを記念して公開されたもので、中国語、ポルトガル語のインターフェースを設けています。公開に合わせて、マカオ科学館の地下展示ホールでも2019年9月3日まで関連特別展示が開催されているとあります。

各界見證“澳門記憶”文史網開啟 全民“共建‧分享‧傳承”記憶(澳門基金会, 2019/8/6)
https://www.fmac.org.mo/activity/activityContent_8798

上海タワー52階、地上239メートルに書店がオープン(中国)

光明日報の2019年8月13日付けの記事で、8月12日、中国一位の高さを誇る超高層ビル・上海タワー(上海中心)52階、地上239メートルに書店がオープンしたことが報じられています。

オープンしたのは上海世紀出版集団が手掛ける「朵雲書院」の上海タワー旗艦店で、記事中では、作家・余華氏による「最も天に近い書店」であるというコメントや、店舗面積は2,200平方メートルで外国語図書1,100種余りを含む図書16,000種を扱っていること、選書に工夫を凝らし、実店舗として初めて中国のSNS・豆瓣(douban)で高評価を得た図書を集めたコーナーを設けていること等が紹介されています。

上海之巅,飘来一朵书香的“云”(光明日報, 2019/8/13)
http://news.gmw.cn/2019-08/13/content_33072959.htm

【イベント】2019年度KU-ORCAS国際シンポジウム「East Asian Studies and DH」(8/30・大阪)

2019年8月30日、関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市)において、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)の2019年度国際シンポジウム「East Asian Studies and DH」が開催されます。

参加費は無料であり、事前の申込みが必要ですが当日参加も歓迎するとあります。
主なプログラムは次のとおりです。

項潔氏(台湾大学教授)
※2019年8月5日時点では題目の掲載なし

藤田高夫氏(KU-ORCAS)
Analysis of writing styles on wood slips of the Han period

吉田壮氏(KU-ORCAS)
Image analysis for character region extraction from wood slips

菊池信彦氏 (KU-ORCAS)
The KU-ORCAS’s Digital Archives Project for East Asian Studies

中国・北京の故宮博物院が所蔵品のデジタルアーカイブを公開:約5万点の高精細画像を収録

新華網の2019年7月17日付けの記事で、中国・北京の故宮博物院が新たに所蔵品のデジタルアーカイブ“数字文物庫”を公開したことが紹介されています。

記事によると、“数字文物庫”では所蔵品186万点余りの基本情報を収録しているほか、所蔵品約5万点の高精細画像を公開しており、今後も追加する予定とあります。

故宫推出“数字文物库” 公开5万件文物高清影像(新華網, 2019/7/17)
http://www.xinhuanet.com/legal/2019-07/17/c_1124765610.htm

Palace Museum unveils digital products for cultural promotion(新華網, 2019/7/17)
http://www.xinhuanet.com/english/2019-07/17/c_138235021.htm

中国の文化・観光部、2018年の文化・観光発展統計公報を公表:公共図書館に関する統計も掲載

2019年5月30日、中国の文化・観光部は、2018年の文化・観光発展統計公報の公表について発表しています。

公報の中には、以下のような全国の公共図書館に関する統計情報(2018年末時点)も含まれています。

米IEEE、華為(Huawei)所属研究者が査読等に携わることを一時、制限

米国が中国の華為技術(Huawei Technologies)とその関連会社68社を輸出規制の対象に加えたことを受け、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)は一時、同社に属する研究者が公開前の論文の査読や編集に携わることを制限しました。現在はすでに制限は解除されています。

IEEEの措置は2019年5月16日に、米商務省がHuawei社らを政府の許可なしに製品を輸出できないリストに加えたことを受け、行われたものです。2019年5月29日のIEEEの発表によれば、一般に公開されていない活動に同社関係者が関与することは規制の対象になりうるとの懸念の下で、法令を遵守し、会員・ボランティアを保護する目的で、Huaweiに属する研究者が査読や編集に携わることを制限する、とのことでした。

しかし6月2日に新たにIEEEが行った発表によれば、米商務省に対しIEEEの出版活動が規制対象となるのかを確認したところ、対象には含まれず、査読や編集活動に携わって問題ないとの回答が得られたとのことです。これを受け、Huawei関係者への制限は解除されました。

Hindawi社がCharlesworthグループと提携:中国の研究者との連携強化のため

2019年5月28日、オープンアクセス(OA)出版を手掛けるHindawi社は、中国の研究者との連携強化のため、学術・専門分野に特化した出版サービスを提供し、中国市場でのコンサルティングやマーケティングサービス等も行っているCharlesworthグループとの提携を発表しました。

Hindawi社は中国を拠点とした研究者、編集者、査読者とのコミュニケーション改善及び拡大に取り組んでおり、今後Charlesworthグループのマーケティングチームとの協力を進めることや、中国のソーシャルメディアであるWeChat等を用いて研究者への情報発信を強化することが紹介されています。

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