英・グラスゴー大学におけるデジタル保存の取組を紹介するブログ“Digital Preservation @ University of Glasgow”の2020年6月29日付け記事で、ベイジアンネットワークに基づいた方法論を使用してデジタル保存におけるリスクを定量化し、1つ以上のリスク要因が変化した場合の結果を比較できるツールDiAGRAMが紹介されています。
無料でダウンロード可能な記録は、検索システム“Discovery”において、“available for download only”でフィルタリングすることで検索可能で、TNAがデジタル化し公開した、第1次・第2次世界大戦の記録・軍歴・王立海軍/輸送船団の記録・カンタベリー大権裁判所所管の遺言書・移民関係の記録・20世紀の内閣文書及び保安局のファイル・ドゥームズデイブック(土地台帳)といったものが含まれます。
2019年11月7日、英国国立公文書館(TNA)は、同館のデジタル保存部門が開発したファイルフォーマットのレジストリ“PRONOM”の改善のために、2019年11月18日から22日にかけて“PRONOM Research Week 2019”を開催することを発表しました。
PRONOMに登録されているエントリのうち、簡易な記述しか登録されていないもの、ファイルフォーマットを同定するためのシグネチャが欠落しているもののリストがGitHub上ですでに公開されており、“PRONOM Research Week 2019”の期間中に、不足情報の追記や、その他可能な貢献の提案を募集するとしています。
なお、2019年の“World Digital Preservation Day”(世界デジタル保存デー)は11月7日となっており、今回の開催もそれにあわせて発表されたものです。