米国図書館協会(ALA)は2009年4月9日、図書館を全く使わない人、あまり使わない人を対象に、図書館が貢献できることをアピールするウェブサイト“@ your library”をスタートさせました。コミュニティのセンターとして、生涯学習の場として、娯楽の場として、有用であり、なおかつ無料で利用ができる図書館の存在価値を広報する様々な情報が集約されています。
米国図書館協会(ALA)が、経済危機下における図書館の意義・役割を訴え、図書館への資金提供への理解を求めるべく、マスメディア戦略を活発に行っています。証券業界の自主規制機関である金融取引業規制機構(FINRA)の投資家教育財団による、偏りのない金融教育リソースを提供する図書館への助成事業“Smart Investing @ your library”が、米国の公共ラジオ局(NPR)の経済番組で取り上げられたほか、テレビ局・新聞社の経済ニュース等でも「経済危機下の図書館」に関するニュースが多く発信されています。これらのマスメディア戦略は主に、ALA公共情報局(PIO)が担っています。
ALA | Need accurate and free financial information? Ask a librarian
三重県内の58の公共図書館・大学図書館等が加盟している三重県図書館協会が、より多くの人に図書館の使い方を知ってもらうための県内図書館利用促進キャンペーン「How about the Library? 図書館なら、どうだろう?」を2008年11月2日から開始しています。加盟各館ほかスポーツ施設、保健センター、文化センター、街のカフェなどでパンフレットを配布するそうです。また後日、ウェブでもダウンロードできるようにするとのことです。このパンフレットには応募券がついており、応募者の中から抽選で50名に、マグカップが当たります。