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E2305 - 東映太秦映画村・映画図書室について

2020年7月1日にコロナ禍の影響により予定より数か月遅れてようやく開室の運びとなった京都市の東映太秦映画村・映画図書室(映画図書室)を紹介する。

文部科学省、令和3年度の概算要求等の発表資料一覧を公表

2020年9月29日、文部科学省が、令和3年度の同省の概算要求に関する発表資料の一覧を公表しています。

文部科学省の概算要求では、「学校教育・社会教育を担う教育人材(社会教育主事、司書等)の資質能力の向上」、「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(図書館のデジタル化(貴重資料等のデジタル化システムの構築))」、「特別支援教育の生涯学習化を進める「障害者活躍推進プラン」等の推進(図書館における障害者利用の促進)」等が挙げられています。

また、文化庁の概算要求では、「日本映画の創造・振興プラン(国立映画アーカイブとの有機的な連携)」「メディア芸術の創造・発信プラン(アーキビスト等人材の育成促進・メディア芸術DBの充実)」「文化遺産オンライン構想の推進」「災害等から文化財を護るための防災対策促進プラン」「博物館等の国際交流の促進」「文化関係資料のアーカイブの構築等に関する調査研究事業」「被災ミュージアム再興事業」等が挙がっています。

Internet Archiveによる学術論文のためのデータベース、Internet Archive Scholar(記事紹介)

2020年9月22日、ウェブ上で公開されている無料の文化・教育リソースを紹介するブログ“Open Culture”が、Internet Archive Scholarについて紹介しています。

オープンアクセスが進展してオンラインで閲覧可能な学術論文が増加する一方、それらの永続的な保存が課題となっています。このような背景から、Internet Archiveは、Internet Archive Scholar(アルファ版)を提供しています。Internet Archive Scholarは2,500万件以上の学術論文等の学術資料をインデックスしており、本文検索が可能となっています。

またブログ記事は、出版社がInternet Archive Scholarのサービスを停止するための法的な理由がないことにも触れており、学術界で望まれている革新に寄与できる可能性があることを指摘しています。神経学者のShaun Khoo氏の「研究者と一般の最善の利益に貢献する唯一の方法は、公共のインフラストラクチャと非営利の出版物を通してのみである」という言葉を引用して、Internet Archive Scholarが貢献できるだろうと述べています。

米国アーキビスト協会(SAA)、リソースやサービスへの公平なアクセスを促進するためのガイドライン“Guidelines on Access to Research Materials in Archives and Special Collections Libraries”を改定

米国アーキビスト協会(SAA)が、2020年9月23日にオンラインで開催した評議会において“Guidelines on Access to Research Materials in Archives and Special Collections Libraries”の改定が承認されたと発表しています。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)の貴重書・手稿部会(RBMS)とSAAの共同タスクフォースにより策定され、SAAの標準委員会が勧告したものです。

同ガイドラインは、アーキビストがデジタルコレクションを含むリソースやサービスへの公平なアクセスを促進するためのアドヴォカシーツールや基盤としての役割を果たすものとされています。

日本学術会議、提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」を公開

2020年9月14日、日本学術会議が、提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」を公開しました。

同提言は、日本学術会議社会学委員会東日本大震災後の社会的モニタリングと復興の課題検討分科会の審議結果を取りまとめたものです。

要旨では、復興政策の評価や利害関係者の声を継続的に拾う観察や評価等を含む「社会的モニタリング」と、その結果を体系的に蓄積するアーカイブの構築が、東日本大震災の復興政策の制度設計において重要な役割を果たすと述べられています。

また、地域住民の防災と災害対応能力向上のためには、資料・データの維持・活用も視野に入れた総合的なアーカイブの整備が不可欠であるということ等が挙げられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/
※新着情報(提言・報告等)の欄に、2020年9月14日付けで「提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」」が公開されています。

米・LYRASIS、新型コロナウイルス感染症流行下のアーカイブ機関における収集実施状況の調査結果を公開:「災害対応」「空間計画」など5分野での推奨事項も提示

米国の図書館等のネットワークLYRASISは、2020年9月4日付けのTwitterにおいて、“Collecting Archival Materials During the Covid-19 Pandemic”の公開を発表しました。新型コロナウイルス感染症流行下のアーカイブ機関における収集実施状況の調査結果をまとめたレポートです。

LYRASIS は、2020年6月1日から25日にかけて、複数のアーカイブ機関のメーリングリストを介してアンケート調査を行い、268の回答を得ました。アンケートは1機関1件の提出、アーカイブ資料収集の責任者による回答を求めており、その条件を満たさない回答を除外した253の回答が分析対象となりました。回答は米国内45州の機関から寄せられたものであり、その50%近くが学術機関です。

調査では、感染症流行期間におけるアーカイブ資料収集に関し、物理的資料とデジタル資料に分けて、計36の質問が行われました。レポート冒頭の“Execution Summary”では、調査で判明した主な事項として以下の点等を挙げています。

米・メジャーリーグベースボール(MLB)、1929年以降の350万点以上のビデオクリップからハイライトシーンの編集・共有等が可能な動画ツール“MLB Film Room”の提供を開始

2020年9月8日、米・メジャーリーグベースボール(MLB)は、数回のクリック操作で過去のベースボールのハイライトシーンの編集・作成やソーシャルメディア等での共有が可能な動画ツール“MLB Film Room”の提供を開始したことを発表しました。

“MLB Film Room”を利用することで、特定の打者が速球に対してホームランを放ったシーン、特定の投手がスライダーで三振を奪ったシーン、過去3年間のワールドシリーズで決着がついたシーンなどをまとめた短編動画の作成が可能となります。

“MLB Film Room”では、MLBウェブサイト上の動画ライブラリに収録され検索可能なビデオクリップを動画編集の素材とすることができます。MLBウェブサイトの動画ライブラリには1929年以降の350万点以上のビデオクリップが収録されており、特に2017年以降については全ての投球シーンに関するビデオクリップが含まれています。

米国議会図書館(LC)、新型コロナウイルス感染症流行下の米国人の経験に関する写真を収集

米国議会図書館(LC)による2020年9月9日付けのブログ記事で、LCが写真共有サイトFlickrと協力し、新型コロナウイルス感染症流行下の米国人の経験に関する写真の収集を進めていることが紹介されています。

LCはFlickr上にグループ“COVID-19: American Experiences”を開設し、写真・グラフィックアートの投稿を受け付けています。投稿画像から選ばれた一部の画像はLCのパーマネント・コレクションとなり、LCのFlickr公式アカウント上や、最終的にはLCのウェブサイト上でも公開されます。

ブログ記事によれば、LCでは、新型コロナウイルス感染症に関する書籍・雑誌・新聞・ウェブサイト等の収集も進めています。

日本学術会議、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開

2020年9月8日、日本学術会議が、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開しました。

同報告書は、日本学術会議史学委員会歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会での審議結果を踏まえて同分科会において取りまとめられたものです。

2019年10月から11月にかけて開催された、日本学術会議設立70周年の記念展示「日本学術会議の設立と組織の変遷—地下書庫アーカイブズの世界—」に関して、展示の企画・提案までの経緯等についてまとめられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/index.html
※新着情報(提言・報告等)の欄に、2020年9月8日付で「報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」」が公開されています。

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