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東洋美術学校、花村えい子氏(画家・アーティスト)のオリジナル原画調査レポートを公表:マンガ原画の保存状態調査の一環

2019年11月8日、学校法人東洋美術学校が、画家・アーティストである花村えい子氏のオリジナル原画調査レポートを公表しました。

同校の保存修復科における、マンガ原画の状態調査を行う事業「マンガ原画の保存状態調査」の一環として、花村えい子氏のマンガ原画632点の調査を実施した結果です。

同事業は、日本のマンガ原画の保存状態の数値化、及び修復などの対処が必要な原画の所在と優先度の可視化をテーマとした調査事業で、原稿用紙の酸性度、使用画材の変遷、制作過程で使われる粘着テープの劣化などが指摘されています。

【マンガ原画の保存状態調査】漫画家・アーティスト『花村えい子』先生オリジナル原画調査レポート公開(東洋美術学校, 2019/11/8)
https://www.to-bi.ac.jp/2019/11/08/hs_report-3/

米・カリフォルニア大学デービス校図書館のワインコレクションから垣間見るワイン史上の一大事件「パリスの審判(Judgment of Paris)」の裏側(記事紹介)

2019年10月10日、米国のカリフォルニア大学デービス校図書館は、同館のワインコレクションに新たに加わった資料の、1976年のワイン史上の一大事件「パリスの審判(Judgment of Paris)」と関わるエピソードを紹介した記事を公開しました。

「パリスの審判」は、1976年にフランス・パリで開催されたブラインドテイスティングによるワインの試飲会で、カリフォルニア産のワインがフランス産のワインを上回る評価を獲得し、カリフォルニアワインの価値が世界中に認識されることとなったワイン史上の一大事件です。同館はこの「パリスの審判」に重要な役割を果たした2人の人物であるワイン醸造家André Tchelistcheff氏とワインツアー事業者のJoanne DePuy氏に関わる資料を受入しており、記事の中で両氏の「パリスの審判」に関わるエピソードを紹介しています。

豊橋市図書館(愛知県)、羽田八幡宮所蔵の織田信長・豊臣秀吉等の書翰や後奈良天皇等の宸翰8点が羽田八幡宮文庫旧蔵資料であったことが確認されたと発表

2019年11月6日、愛知県の豊橋市図書館が、羽田八幡宮が所蔵する書翰・宸翰8点が羽田八幡宮旧蔵資料であったことが確認されたと発表しています。

同文庫は、羽田八幡宮の羽田野敬雄や地元の町人らが嘉永元年(1848年ん)に設立した私設文庫で、明治40年(1907年)頃に閉鎖された際に旧蔵書は売却されましたが、その後買い戻され、それを基に豊橋市立図書館が設立されました。

同館では、同文庫の旧蔵資料を市の文化財に指定するため、羽田八幡宮において文庫旧蔵資料の所有者確認等調査を行って、これまで八幡宮と文庫と所蔵者の区別がつかなかったものを調べたところ、書翰5点・宸翰3点、あわせて8点が同文庫の旧蔵資料であることが確認できたとしています。同文庫が閉鎖された際に旧蔵資料は売却されたものの、書翰・宸翰など極一部の貴重資料は売却されずに羽田八幡宮へ移管されて宝物となったと評価しています。

また、書翰と宸翰の真贋鑑定を行い、足利義詮・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・徳川光圀の書翰は本物であることが確認できたと発表されています。また、これまで源頼朝とされてきた書翰が調査の結果、足利義詮のものと確認されたとしています。一方、後二条天皇・後奈良天皇・後陽成天皇の宸翰については判断資料が少ないため真贋については判断しておらず、診断方法を検討中としています。

【イベント】第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」(12/7・八王子)

2019年12月7日、多摩美術大学八王子キャンパスにおいて、第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」が開催されます。

多摩美術大学アートアーカイヴセンター・多摩美術大学図書館・多摩美術大学芸術人類学研究所の主催で、3月の第1回シンポジウムでの議論を出発点に、「アートアーカイヴの現状」「写真アーカイヴのこれから」「言語と美術のアーカイヴ化」という3つの方向からアートアーカイヴの可能性を展開するとしています。

参加費無料、申込不要ですが、先着順200人です。

主な内容は以下の通りです。

第1部「アートアーカイヴの現状」
(1)佐賀一郎氏:デザインアーカイヴの連携をめざして
(2)久保田晃弘氏:インタラクションのアーカイヴ
(3)小泉俊己氏、上崎千氏:もの派と写

第2部「アーカイヴのこれからー写真と人類学について」
港千尋氏、金子遊氏

第3部『「言語と美術」のアーカイヴ化と「空中の本」』
平出隆氏、青木淳氏

クロージング
平出隆氏

岐阜大学図書館、「学術アーカイブズ」のウェブサイトを開設

2019年11月1日、岐阜大学図書館が、「学術アーカイブズ」のウェブサイトを開設しました。

岐阜大学創立70周年記念事業として整備された「岐阜大学 学術アーカイブズ」の概要や一般公開の日程をご案内するものです。

学術アーカイブズのWebサイトを開設しました(岐阜大学図書館,2019/11/1)
https://www.lib.gifu-u.ac.jp/info/entry01-725.html

学術アーカイブズ(岐阜大学図書館)
https://www.lib.gifu-u.ac.jp/archives/

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「令和元年台風19号関連」のページを開設

2019年10月18日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、同協会のウェブサイトに「令和元年台風19号関連」のページを開設しています。

18日現在での各館の状況は調査中と記載されています。

また、水損公文書等のレスキュー活動に役立つ情報へのリンクも掲載されています。

令和元年台風19号関連(全史料協,2019/10/18)
http://www.jsai.jp/rescueA/typhoon19/20191012.html 

参考:
常陸大宮市(茨城県)、文書館・歴史民俗資料館・市史編さん室で台風19号で被災した古文書・資料・民具・書画・写真などの受入・相談を受け付け
Posted 2019年10月15日
https://current.ndl.go.jp/node/39257

E2181 - カタログ・レゾネ:国立西洋美術館国際シンポジウム<報告>

2019年7月10日,国立西洋美術館(東京都台東区)で国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」が開催された。カタログ・レゾネとは,特定の芸術家や美術館,コレクションの全作品を網羅した書物を指す。このシンポジウムは,2019年の同館の開館60周年記念「松方コレクション展」で展示されたクロード・モネ《睡蓮,柳の反映》などに関する調査で,モネのカタログ・レゾネを編さんしたウィルデンスタイン研究所(現・ウィルデンスタイン・プラットナー研究所(The Wildenstein Plattner Institute:WPI))に協力を仰いだことがきっかけとなって実現した。

埼玉県立熊谷図書館、菓子史研究家・風俗資料収集家の旧蔵コレクションを紹介するロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」を開催

埼玉県立熊谷図書館が、2019年10月12日から11月21日まで、ロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」を開催します。

同館では、没後遺族から寄贈された、旧浦和市在住の菓子史研究家・風俗資料収集家池田文痴庵(ぶんちあん)氏の主要コレクション5,000点からなる「池田文痴庵文庫」を所蔵しています。

今回の展示は、同コレクションから昭和初期の日本のキャラメル文化の普及、受容をうかがい知ることができる資料を紹介するもので、同氏が森永製菓に勤務していた時代に関わったキャンペーンの広告や写真なども展示されます。

【熊谷】ロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」(埼玉県立図書館)
https://www.lib.pref.saitama.jp/event/exhibit/exhibit/post-30.html

2019年度グッドデザイン賞発表:図書館・博物館等も受賞

2019年10月2日、公益財団法人日本デザイン振興会が、2019年度のグッドデザイン賞を発表しています。

「グッドデザイン大賞」など特別賞は10月31日に発表予定です。

受賞者には図書館、美術館等も含まれます。

グッドデザイン賞概要
https://www.g-mark.org/activity/2019/outline.html

2019年度グッドデザイン賞受賞結果
https://www.g-mark.org/award/search?from=2019&to=2019&keyword

市民交流センター [須賀川市民交流センターtette](福島県)
https://www.g-mark.org/award/describe/49506

CA1958 - 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里

PDFファイル

カレントアウェアネス
No.341 2019年9月20日

 

CA1958

 

脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム:石橋映里(いしばしえり)

 

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