スコットランド政府の委託を受けてScotland School’s Omnibusが実施した、若者の文化活動、スポーツへの参加の程度に関する調査によると、スコットランドの若者の67%は、本の貸し借りのために図書館を訪れることが分かりました。この数値は、インターネットを使うため(37%)、マルチメディア資料を借りるため(10%)という理由に比べ、有意に高いものとなっているそうです。スコットランド図書館・情報協議会(Scottish Library and Information Council;SLIC)の会長は、「今回の調査結果は、若者の読む楽しみをサポートする、読む習慣を育むという公共図書館の価値を改めて肯定するものである」との見解を示しています。
米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)は、読書週間終了後もティーンに読書を続けてもらえるような読書キャンペーン“WrestleMania Reading Challenge”を、米国のプロレス団体“World Wrestling Entertainment(WWE)”とタイアップして行っています。これは2006/2007年度に始まったもので、今年で3回目です。
2008年11月の大統領選挙を控え、米国のテンプル大学のメディア教育研究所(Media Education Lab)と米国の公共放送局であるPBSは協同で、大統領選挙の仕組みを子ども達が学ぶのを助けるオンラインカリキュラム“ACCCESS, ANALYZE, ACT: A Blueprint for 21st Century Civic Management”を開発しました。このカリキュラムは、Web2.0の技術を活用し、子どもたちを巻き込みながら米国の政治過程を学ぶことがきるよう、工夫されています。教師向けには、授業のプラン作りに利用できる資料も準備されています。
ACCCESS, ANALYZE, ACT: A Blueprint for 21st Century Civic Management
米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、2008年10月12~18日に開催するティーン読書週間のウェブサイトを立ち上げ、推薦図書・プロモーション用資料等を公開しています。今年のテーマは「噛む(Books with Bite @ your library)」で、以下のような資料が対象になるとされています。
国際図書館連盟(IFLA)はこのほど,1996年に作成したヤングアダルト(YA)向け図書館サービスの指針“Guidelines for Library Services for Young Adults”の改訂版を発表した。1996年のガイドラインは5節で構成されていたが,新ガイドラインは,6つの節と2種類の付録資料から成っており, 内容が増補されている。...