ヤングアダルト

韓国国立子ども青少年図書館、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国から子ども担当司書等を招いて研修を実施

2015年11月2日から18日まで、韓国国立子ども青少年図書館は東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の子ども担当司書20名とASEANの事務局職員2名、計22名を招いて研修を実施したとのことです。

この研修は、韓国外交部とASEAN事務局の支援(韓・ASEAN協力基金)を受けて、2010年に開始され、今年で6年目になるもので、現在まで100名のASEAN諸国の子ども担当司書が参加しているとのことです。

今年は、この間の運営ノウハウを基に、図書館の子ども向けサービスの概要と子ども担当司書にとって必要な素養教育、創造的読書文化プログラムの企画及び運用事例など、理論と実践の両者ともの充実したプログラムが行われたとのことです。

韓国国立子ども青少年図書館は、この研修を通じてASEAN諸国の子ども担当司書の業務能力強化と子どもサービスの品質向上など、アジアの国々の図書館が同時に発展するためのものを提供するとともに、ASEAN諸国の図書館が情報共有及び人的交流を通した参加交流ネットワークの構築したとのことです。

[NLK] 아세안 사서들, 한국의 어린이청소년 독서진흥 공유 및 협력 네트워크 구축 (韓国国立中央図書館,2015/11/19)

総務省、「平成27年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」を公表

2015年11月13日、総務省は「平成27年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」を公表しました。

この調査は2012年度から全国の高等学校1年生相当を対象に、青少年のインターネットリテラシーを可視化するものとして、実施されてきたもので、2015年度は、前年度と比較し、対象人数を約3.7倍に増やすなどして実施されたものです。

●スマートフォンの1日の平均利用時間は、平日1~2時間、休日2~3時間が最も多く、また平日は58.5%、休日は78.2%の青少年が1日に2時間以上利用する等、他の通信機器と比べて利用時間が長い

●約半数の青少年は一度も会ったことのないSNS上だけの友人がおり、11人以上いると答えた青少年は18.1%に及ぶ

●約半数の青少年はスマートフォンやSNS利用に関する家庭のルールがあり、ルールのある青少年のフィルタリング利用率は56.9%であるのに対し、ルールがない青少年の利用率は41.6%と低い。

●インターネットを使い始めた時に、その使い方を「保護者」に教わった青少年のリテラシーが高いため、家庭等においてインターネットの使い方を教える環境づくりが重要。

韓国・ソウル市、正読図書館に青少年館を開館

韓国・ソウル市は、2015年10月1日、市立の正読図書館に青少年館を開館していました。

青少年館を設置するに当たり、青少年が関心を持つ分野と希望する図書館スペースについて事前調査を実施したところ、最も関心があった分野は、進路(就職)と入学試験であり、必要な空間は、授業とグループ課題の解決のための自由な討論スペースであったとのことです。

これを反映して正読図書館は、青少年館の内部を、進路・進学資料コーナー、教科連携図書コーナー、雑誌コーナー、マルチスペースコーナー、読書相談室、読書討論室で構成したとのことです。

また、学生にオンライン・オフラインでサービスを支援するために、青少年館378.5㎡ 規模に図書約7,000 冊、非図書157点以上、出版物28種以上、大学別入学ガイド150種以上、認定教科書458種以上や6台のコンピュータを設置したとのことです。

正読図書館では、青少年の一般の学生はもちろん、学校外で、検定試験の準備をしている青少年や、子どもの入試に関心を持っている多くの保護者や教師、入試の専門家などにも活用されることを期待しているとのことです。

정독도서관, 청소년전용‘청소년관’개관(ソウル市教育庁,2015/9/25)
http://enews.sen.go.kr/news/view.do?bbsSn=123143&step1=3

米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)、図書館における子供向けの創造的なプログラムのための助成金を79館に支給

米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(Association for Library Service to Children:ALSC)が“Curiosity Creates ”助成金を獲得した79の図書館を発表しました。

79の図書館には7,500ドルを支給し、6歳から14歳までの子どもたちの探検と発見を促進する新しい創造的なプログラムを支援するとのことです。

この助成金はディズニーからALSCへの寄付によって可能となったとのことです。

この“Curiosity Creates ”助成金は、21世紀の経済の成功の源となる、子どもの想像力と批評力を促進さるプログラムと空間を有効にすることで、図書館が地域社会に奉仕する変革的な役割を支援し、注目させることを意図しているとのことです。

今回の助成金は、全米から400を超える申請があったもので、ALSCでは創造的なプログラムや全国の図書館で行われる非公式な学習の支援に熱心であり、プログラム終了時には、成功事例の報告書を発表するとのことです。

ALSC enhances creativity programming in 79 libraries with Curiosity Creates Grants(ALA,2015/10/29)

「第61回学校読書調査」の結果概要が公表

2015年10月27日、毎日新聞が全国学校図書館協議会(全国SLA)と合同で実施した「第61回学校読書調査」の結果が発表されています。

調査は6月、全国の公立学校121校に通う小学4年~高校3年を対象に実施し、1万2,196人から回答を得たとのことです。

「昨日、本・雑誌・新聞を読んだ時間」を尋ねたところ、小学生の20%、中学生の31%、高校生の51%が「0分」と答え、活字を全く読んでいなかったとのことです。

また、活字を読んだ時間が増えるにつれて、マンガを「よく読む」と答える割合も増える傾向が小・中・高に共通していたとのことです。

<学校読書調査>本をよく読む子は、マンガも(毎日新聞,2015/10/27付け記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000008-mai-soci

米国デジタル公共図書館(DPLA)、児童・生徒の学習のための米国の歴史・文学・文化についての一次資料のセットを公開

2015年10月20日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、児童・生徒の学習用の米国の歴史・文学・文化についての一次資料のセットを公開したと発表しています。

これらのセットは、6~12年生及び高等教育において、生徒や教師によって利用されるために、“Education Advisory Committee”によって開発・点検されたもので、各々セットには、概説、10~15の一次資料、追加資料へのリンク、教育用ガイドが含まれるとのことです。

今後もこのプロジェクトには新しいセットが追加される予定のようです。

なお、このプロジェクトはWhiting財団から助成金を獲得しているとのことです。

New Primary Source Sets for Education(DPLA,2015/10/20)
http://dp.la/info/2015/10/20/new-primary-source-sets-for-education/

Primary Source Sets(DPLA)
http://dp.la/primary-source-sets

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、教育への影響拡大のため、Whiting財団から助成金を獲得
Posted 2015年6月10日

鳥取県立図書館、「鳥取県高校生クイズ~学校図書館で鳥取を知ろうセカンドバージョン~」を開催

2015年10月15日、鳥取県立図書館は、県下の高校図書館、特別支援学校図書館と協力し、高校生を対象とした「鳥取県高校生クイズ~学校図書館で鳥取を知ろうセカンドバージョン~」を開催することを発表しました。

これは、県内高等学校及び特別支援学校図書館を中心に鳥取県に関するクイズを解くイベントを開催するもので、10月から12月のうち、各学校が開催期間を設定し、応募者は、図書館資料等を用いてクイズに回答するものとのことです。

図書資料を活用して解答することで生徒の図書館利用の促進を図りつつ、生徒が鳥取県や自校について関心を深め、自主的に考える機会を提供することで将来の進路等に役立てることを目的とした取り組みとのことです。

また、県立図書館と連携して問題作成を行い、更に県内市町村図書館とも資料収集等で相互協力の充実をはかるものとのことです。

なお、2014年度には「高校生鳥取県クイズ~学校図書館で鳥取発見~について」が開催されていて、県立図書館のウェブサイトには問題用紙なども掲載されています。

平成27年度「鳥取県高校生クイズ~学校図書館で鳥取を知ろうセカンドバージョン~」について(鳥取県, 2015/10/15)

Europeana、第一次世界大戦に関する、電子書籍と「iTunes U」の学習コースを公開

2015年10月13日、Europeanaは、第一次世界大戦に関する、電子書籍(マルチタッチブック:Multi Touch Book)とApple社のオンライン教材サービスである「iTunes U」で“World War I: A Battle of Perspectives”を公開したと発表しています。

iTunesの英語版とオランダ語版で利用可能とのことです。

このプロジェクトは、 European Association of History Educators(EUROCLIO)、Gwen Vergouwen氏、アップル社、ベルギーの歴史の教師によって開発されており、生徒の生活に歴史をもたらすためにデジタルコレクションを利用するというEuropeanaの目的への重要なステップであるとのことです。

Europeana launches Multi-Touch Book and iTunes U course on the First World War(europeanapro,2015/10/13)
http://pro.europeana.eu/blogpost/europeana-launches-multi-touch-book-and-itunes-u-course-on-the-first-world-war

米国議会図書館(LC)の資料の教育現場での活用を図る「ティーチャー・イン・レジデンス」、2015-2016年度の採用者が決定

2000年から開始されている、米国議会図書館(LC)の資料の教育現場での活用を図る制度である「ティーチャー・イン・レジデンス」ですが、2015-2016年度の科学分野では、ペンシルバニア州フィラデルフィア市のBoys’ Latin of Philadelphia Charter Schoolの科学の教員・スミス氏(Trey Smith)が、視聴覚資料分野では、ミズーリ―州クレイトン市RM Captain小学校の図書館員・ボバー(Tom Bober)氏が選ばれています。

「ティーチャー・イン・レジデンス」に選ばれた彼らは、教員と連携して、既存の科学分野のカリキュラムへの一次資料の統合モデルの開発や、学際的な結びつきの形成、LCの歴史的・科学的事件の一次資料を用いての生徒の知識構築支援を行なうとのことです。

Primary Sources in Science Classrooms: Introducing Trey Smith, 2015-2016 Library of Congress Science Teacher in Residence(Teaching with the Library of Congress,2015/9/22)

米国議会図書館(LC)、新聞資料を活用するための教員向けのガイドを公開

2015年10月7日、米国議会図書館(LC)は、新聞資料を活用するための教員向けのガイドを公開しました。

LCでは、生徒が、LCが所蔵する歴史的な一次資料のオンラインコレクションを深く分析できるように“primary source analysis tool”を公開していますが、今回は新聞資料についてのものであり、図書館の新聞専門家と連携し、生徒が新聞の以下のような典型的特徴を活用できることを援助するものとのことです。

・主要なアイデアの見出しとその当時の言語
・写真、スケッチ、漫画といった視覚的要素
・関連した事件についてのレポート
・文脈を構築することを助けるデータ

また質問に加えて、教員向けガイドでは、生徒が、見出し・レイアウト・時間や場所を超えての様々な視点を考えるのを助ける、複雑な3つのレベルでのフォローアップ活動のアイデアを提供しているとのことです。

Read All About It: A New Teacher’s Guide to Analyzing Newspapers(Teaching with the Library of Congress,2015/10/7)

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