英国国立公文書館(NA)は諮問文書“Archives for the 21st century”を公表し、それに対する意見を2009年5月6日から8月12日までの期間で募集しています。諮問文書は、デジタル時代の課題に対応し、より多くの人々に利用されるための今後のアーカイブサービスのあり方について検討するためのものとされています。
カナダ国立図書館・文書館(Library and Archives of Canada)は、記録管理に関する報告書“The Recordkeeping Initiative: Findings of Assessment Projects and the Way Forward”を公表しています。2007年から2008年にかけて実施された評価プロジェクトの結果をまとめたものです。
2009年1月19日付けNew York Times紙に、ドイツ連邦公文書館とWikipediaの連携、LCとFlickrの連携を例に取り上げ、古い、歴史的写真を多数所有する図書館や文書館が、写真をウェブ上に積極的に公開することの意味について論じた記事“Historical Photos in Web Archives Gain Vivid New Lives”が掲載されています。
貴重な写真をより多くの人と共有できるようになることに加え、ウェブコミュニティから寄せられる情報によって、図書館や文書館が書誌情報を十分把握できていない写真の素性を明らかにできる可能性があることの重要性が強調されています。
Historical Photos in Web Archives Gain Vivid New Lives
- New York Times 2009/1/18付けの記事