ロシア

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター図書室、「極東ロシア・シベリア所蔵資料ギャラリー」にシベリア出兵関係の写真帖・戦前の大連とハルビンの地図・昭和11年発行の南樺太地図を追加

2020年11月17日、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター図書室が、同室の所蔵資料を中心に画像資料を紹介する「極東ロシア・シベリア所蔵資料ギャラリー」において、シベリア出兵関係の写真帖4冊、戦前の大連とハルビンの地図、昭和11年発行の南樺太地図を追加収録したと発表しています。

極東ロシア・シベリア所蔵資料ギャラリーに画像追加(北海道大学附属図書館,2020/11/17)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/2020/11/17/85644/

極東ロシア・シベリア所蔵資料ギャラリー
http://srcmaterials-hokudai.jp/

韓国国立中央図書館(NLK)、ロシア・エリツィン大統領図書館と業務協約を締結:大統領図書館のデジタル化資料を閲覧できる専用席を設置

2020年9月29日、韓国国立中央図書館(NLK)が、韓・露修好30周年を記念して、ロシア・エリツィン大統領図書館と業務協約を締結したと発表しています。

今回の業務協約により、エリツィン大統領図書館のデジタル資料約87万の検索およびロシア関連資料のデジタルデータへの無料アクセスが可能となります。NLKでは、国立デジタル図書館の「情報広場」内にエリツィン大統領図書館のデジタル化された蔵書を閲覧できる専用席3席を設ける計画です。

エリツィン大統領図書館のプレスリリースによると、韓国で最初にエリツィン大統領図書館の遠隔電子閲覧室が設けられたのは、2017年の高麗大学校とのことです。

국립중앙도서관, 러시아 문헌의 디지털 서비스 제공(国立中央図書館、ロシア文献のデジタルサービス提供)(NLK,2020/9/29)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37230&schBcid=normal0302

韓国国立中央図書館(NLK)、ロシア国立図書館(モスクワ)とオンラインによる館長会談を実施:デジタル資料の納本に関する情報共有やロシア国立図書館所蔵の北朝鮮発行資料等のデジタル化

韓国国立中央図書館(NLK)は、2020年9月16日、同館館長と、ロシア国立図書館(Russian State Library;モスクワ)の館長が、オンライン会談を実施したと発表しています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大下による両国の図書館の対応や展望、両国の図書館の主要政策や協力事業に関して意見交換を行なったもので、両機関では、非対面サービスへの転換においてデジタル化資料の収集がさらに重要になることから、デジタル資料の納本法の施行と制度化に関して情報を共有し、協議していくとしています。

また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により延期されているロシア国立図書館所蔵の韓国関連資料のデジタル化収集が今後正常化するよう、年内に相互協定を締結するとしています。NLKの説明によると、ロシア国立図書館の東洋文献センターには北朝鮮発行資料をはじめとする旧ソ連やロシアで韓国語で発行された資料が多数所蔵されているとのことです。

新型コロナウイルス感染症拡大下の表現の自由(文献紹介)

米国議会図書館(LC)の法律図書館が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における表現の自由に関するレポートを2020年9月付けで公開しました。

報告書では、アルメニア、バングラデシュ、インド、ロシア等の20か国について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下で行われた、マスメディアの活動を制限する法的行為に関する調査結果がまとめられています。また、フェイクニュースへの各国の法的対応をまとめた地図も掲載されています。

要旨では、フェイクニュースの拡散や、マスメディアとインターネットが提供する情報に対する法規制の見直し等が各国で行われたことが述べられています。その他、調査対象国の多くで、新たな制限措置に対し公衆やジャーナリスト等からの批判があったものの、制限の廃止や変更が行われた国は少なかったこと等に触れています。

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表:1位は中国・佛山市図書館の“N-Library”

2020年7月22日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で17回目となる、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表しました。

同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するもので、受賞者には2021年にオランダ・ロッテルダムで開催されるIFLA大会の参加費等が賞金として与えられます。

1位には中国の佛山市図書館による、同館の蔵書等を用いて家庭での図書館作りを支援する取組“N-Library”(Neighborhood Library/邻里图书馆)が選ばれました。情報技術を活用し、818の“N-Library”が小さな公共図書館として近隣住民や障害者、高齢者にサービスを提供しています。

2位にはカナダ・グレーターヴィクトリア公共図書館によるグレーターヴィクトリアの図書館に留まらない図書館への人々の考え方を変革するために統合されたブランド戦略を用いた取組“Change Your Mind”が、3位にはスペイン・ムルシア公共図書館による図書館の規制概念を変えユーモア等により利用者の知的好奇心を刺激することで新しい集団・感性等に図書館を開放する取組“Viven en la BRMU(They live in BRMU)”が選ばれています。

国・大学レベルのオープンアクセス状況の調査(文献紹介)

2020年5月21日、英Open Universityの機関リポジトリにおいて、国・大学レベルのオープンアクセス(OA)状況調査の論文”Open Access 2007 - 2017: Country and University Level Perspective”のプレプリントが公開されました。著者は同大学のBikash Gyawali氏ら3名です。同論文は2020年8月開催のACM/IEEE Joint Conference on Digital Libraries (JCDL)に採択されています。

調査は8カ国(オーストリア, ブラジル, ドイツ, インド, ポルトガル, ロシア, 英国, 米国)と、それらの国の約400大学を対象とし、Microsoft Academic Graph(MAG)と英国の機関リポジトリアグリゲーターであるCOREのデータを使用して実施されました。

ロシア国立電子図書館で「書籍遺産」コレクションが公開

2020年5月25日、ロシア国立図書館(モスクワ)は、同館が運営の中心的な役割を担うナショナルデジタルアーカイブ「国立電子図書館」に、「書籍遺産」コレクションを追加したことを発表しました。

現在、同コレクションでは、ロシア国立図書館(モスクワ)及びロシア国立図書館(サンクト・ペテルブルグ)が所蔵する歴史的・学術的・文化的価値を有する資料約8,000点の高解像度デジタル画像を閲覧することができます。2020年内にあと約8,000点がコレクションに追加される見込みとなっており、2024年までに資料点数は48,000点に達する計画となっています。資料はオープンアクセスとされており、閲覧に登録等は不要です。

現時点では、以下の8つのジャンルの資料が公開されています。

・スラヴ・ロシアの手写本
・古代スラヴ文字・キリル文字資料(15世紀末~19世紀初め)
・近代ロシア文字によるロシア語書籍(18世紀~19世紀初頭)
・ロマノフ家の書籍
・ロシアのポスター類(19世紀末~20世紀初頭)
・ロシアのルボーク(民衆木版画)(18世紀~20世紀初め)
・ロシアの地図(17世紀~19世紀前半)
・第二次世界大戦下のレニングラード

ドイツ没収文化財財団(Deutsches Zentrum Kulturgutverluste)、文化財・コレクションの来歴調査のためのデータベース“Proveana”を公開

2020年1月23日、2015年に設立し20世紀ドイツにおける違法な文化財没収に関する諸問題の中心的窓口として活動するドイツ没収文化財財団(Deutsches Zentrum Kulturgutverluste:German Lost Art Foundation)は、文化財・コレクションの来歴調査のためのデータベース“Proveana”を新たに公開したことを発表しました。

“Proveana”は主として過去に同財団によって助成を受けた研究の成果物で構成されています。特に1933年から1945年の文化財剥奪に重点が置かれており、「ナチス政権による略奪」、「戦争による喪失」、「ソビエト連邦の占領地区、及び東ドイツにおける文化財の剥奪」、「植民地から収集した文化財・コレクション」の4つの研究領域について、当該文化財・コレクションに関わる人物・機関・事件等の情報を提供しています。

“Proveana”からは、同じくドイツ没収文化財財団が運営する、ユダヤ人所有者等に対するナチス政権の迫害の結果として押収された文化財のデータベース“Lost Art-Datenbank”の情報へアクセスすることもできます。

E2203 - 第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2019年9月18日から21日までの4日間,「日本学資料の再考 Rethinking resources for Japanese studies」を全体テーマとして,ブルガリアの首都ソフィアにある聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学講堂を会場に第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会が開催された(E2073ほか参照)。13のセッションに分かれて37件(51人)の発表が行われ(英語による発表が23件,日本語による発表は14件),朝日新聞社や紀伊国屋書店などによるリソース・プロバイダー・ワークショップも実施された。

E2204 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2019年総会<報告>

2019年9月1日から4日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979,E2086参照)の2019年総会が韓国の高麗大学校で開催された。PRRLAには米国,カナダ,中国,韓国,シンガポール,インドネシア,オーストラリア等の太平洋をとりまく地域から43の大学等の図書館が加盟し,図書館の機能向上にむけた様々な活動を行っている。東北大学は例年総会に参加し,事例報告も一昨年の中国,昨年の米国での総会に続き三年連続で行っている。総会参加は通常は図書館長と随行1人であるが,2019年度は東北大学からは筆者を含む図書館職員2人での参加となった。

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