NISO(米国情報標準化機構)

CA1784 - 動向レビュー:図書館におけるナレッジベース活用の拡がりとKBARTの役割 / 渡邉英理子, 香川朋子

 電子ジャーナル、電子書籍、データベースといった電子リソースの導入が進むなか、その管理と適切なアクセス提供のために、電子リソースのA-Zリスト、リンクリゾルバ、統合検索システム、ディスカバリインターフェース(CA1727CA1772参照)、MARC提供サービス、電子情報資源管理システム(ERMS)(1)などが多くの学術機関で利用されている。現在国内外で主流となっているのは、EBSCO、Ex Libris、Serials Solutionsなど、海外ベンダーのサービスである。これらのサービスは、ナレッジベース(Knowledge Base)と呼ばれるデータベースを中核に持つ点に特徴がある。...

NISOとUKSG、KBARTフェーズ1推奨指針の準拠表明機関5機関を新たに公表

2012年10月3日、米国情報標準化機構(NISO)と英国逐次刊行物グループ(UKSG)は、2010年1月にKBARTワーキンググループの公表したフェーズ1の推奨指針への準拠を表明した機関として、既存の77機関に加え新たに、BioOne、JSTOR、LOCKSS、英国王立化学協会(The Royal Society of Chemistry)、SpringerLinkの5機関を発表しました。

NISO and UKSG Announce Five More Publishers Endorse KBART (NISO 2012/10/3付けの記事)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=262f31e63b4894e5b7f76c8512f89f8e86d55cd2

米国情報標準化機構、SUSHIプロトコルによるCOUNTER第4版準拠統計の自動収集を実装するための推奨指針を公開

2012年9月17日、米国情報標準化機構(NISO)が、“COUNTER-SUSHI Implementation Profile”(NISO RP-14-2012)という推奨指針を公表しました。これは、COUNTER第4版に準拠した電子リソース利用統計のSUSHIプロトコルによる自動収集を実現するために、どのようにSUSHIサーバ及びクライアントや統計レポートを実装したらよいかについての推奨指針を示すものです。

COUNTER-SUSHI Implementation Profile(PDF:26ページ)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/9498/RP-14-2012_COUNTER_SUSHI_IP.pdf

NISO Publishes COUNTER-SUSHI Implementation Profile as a Recommended Practice(NISO 2012/9/17付けニュース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=cc250ce87edd5db11d7c66f5ce10871f32709a97

参考:
COUNTER実務指針第4版が正式リリース

米国情報標準化機構(NISO)の季刊誌“Information Standards Quarterly”、最新号でMLAにおけるLinked Dataを特集

この度刊行された、米国情報標準化機構(NISO)の季刊誌“Information Standards Quarterly”(ISQ)の2012年春夏号が、“Linked Data in Libraries, Archives, and Museums”という特集を組んでいます。なお、ISQはオープンアクセスで刊行されている雑誌です。

Information Standards Quarterly (ISQ)
http://www.niso.org/publications/isq/2012/

米国情報標準化機構、雑誌記事をXML形式で記述する“Journal Article Tag Suite”(ANSI/NISO Z39.96)バージョン1.0を公表

2012年8月22日、米国情報標準化機構(NISO)が、新しい標準規格“Journal Article Tag Suite(JATS)”(ANSI/NISO Z39.96-2012)のバージョン1.0を公表しました。これは、学術論文などの雑誌記事をXML形式で記述するための共通規格で、米国国立医学図書館(NLM)の“NLM Journal Archiving and Interchange Tag Suite”(通称NLM DTDとして知られる)バージョン3.0が基になっています。JATSには、Archiving and Interchange Tag Set、Journal Publishing Tag Set、Article Authoring Tag Setという3種類のタグ集合も含まれています。

JATS: Journal Article Tag Suite
http://jats.niso.org/

Standardized Markup for Journal Articles: Journal Article Tag Suite (JATS)
http://www.niso.org/workrooms/journalmarkup

次世代DAISY規格(ANSI/NISO Z39.98-2012)が公表

2012年8月7日、米国情報標準化機構(NISO)とDAISYコンソーシアムが、新しい標準規格“Authoring and Interchange Framework for Adaptive XML Publishing Specification”(ANSI/NISO Z39.98-2012)を公表しました。その管理はDAISYコンソーシアムによって行われます。

この規格は、デジタル情報を、様々なアクセシブルなフォーマット(配布フォーマット)へ変換できるようなかたちでXML形式によって記述する枠組みを定めたものです。いわゆる交換(中間)フォーマットに関する規格といえます。交換フォーマットから生成される配布フォーマットについては特に制限を課さず、点字や大活字版、EPUBなどを含めた様々な形式が使用できるようになっています。

Z39.98は、元々、デジタル録音図書に関するDAISY 3(ANSI/NISO Z39.86)の後継として策定が進められていたものです。ただし、ドラフト版へのコメントを受けて、Z39.86とは異なる番号を取得し、Z39.86も今後5年間使用を続けることになったそうです。

ANSI/NISO Z39.98-2012
http://www.daisy.org/z3998/2012/z3998-2012.html

米国情報標準化機構(NISO)、紙・電子書籍の“Demand-Driven Acquisition”に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始

2012年6月20日、米国情報標準化機構(NISO)が、図書館における書籍の“Demand-Driven Acquisition”(需要駆動型購入方式:DDA)に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始すると発表しました。関心のある図書館や出版者、個人等の参加を求めています。

DDAは、“Patron-Driven Acquisition”(利用者駆動型購入方式:PDA)あるいは“Purchase on Demand”(PoD)とも呼ばれ、図書館員が選書を行う伝統的な方式とは異なり、利用者が実際に必要とした資料を購入するというモデルのことを指します。DDAによってコスト削減や購入タイトルの利用増が見込めると期待されていますが、図書館側にとってはDDA対象タイトルの管理等の新しい業務が発生します。現在は主に大学図書館における電子書籍の購入という文脈で導入されているDDAですが、同プロジェクトでは、公共図書館など他の館種の図書館や、紙の書籍も対象としています。

NISO Launches New Initiative to Develop Recommended Practices for Demand-Driven Acquisition (DDA) of Monographs(NISO 2012/6/20付けプレスリリース)

米国情報標準化機構(NISO)、自動貸出機-図書館システム間の通信プロトコル“SIP”の国家規格化へ

米国情報標準化機構(NISO)が、自動貸出機と図書館システム間の通信プロトコル“Standard Interchange Protocol”(SIP)の国家規格化に向けて動き始めました。作業を行うワーキンググループを設置しています。SIPは、米国の3M Library Systems社が1993年に開発し、現在では国際的なデファクトスタンダードとなっているプロトコルで、2011年にはバージョン3.0がリリースされました。

同じくNISOが策定している“NISO's Circulation Interchange Protocol”(NCIP)はSIPと類似したプロトコルであり、これらの違いを明確にすることがワーキンググループの課題となるだろうとされています。

Standard Interchange Protocol (SIP)
http://www.niso.org/workrooms/sip

3M Donates Standard Interchange Protocol (SIP) to National Standards Organization (NISO)(3M 2012/6/7付けプレスリリース)

米国情報標準化機構(NISO)、SERU(Shared E-Resource Understanding)改訂版を公開

2012年6月4日、米国情報標準化機構(NISO)がSERU(Shared E-Resource Understanding)の改訂版(2012年5月付け)を公開しました。SERUは、図書館-出版社間における電子ジャーナルの利用条件についての共通理解文書で、図書館が電子ジャーナルを契約する際の労力を軽減させることを目的として2008年に策定されたものです。今回の改定版では電子書籍のような電子ジャーナル以外の電子リソースへの対応が行なわれているそうです。

SERU: A Shared Electronic Resource Understanding(PDF:11ページ)
http://www.niso.org/publications/rp/RP-7-2012_SERU.pdf

NISO Publishes Updated Recommended Practice on SERU: A Shared Electronic Resource Understanding(NISO 2012/6/4付けニュース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=922f576ca5099b17ad8438a7bf8e0858f36430f3

米国情報標準化機構(NISO)、図書館でのRFID利用に関する推奨事項の改訂版を公開

米国情報標準化機構(NISO)が、2012年3月付けで、米国の図書館でのRFID利用に関する推奨事項の改訂版を公開しています。初版が出された2008年以降の技術の変化や、2011年に国際標準化機構(ISO)の規格が策定されたこと等に対応したものです。

NISO Publishes Revised Recommended Practice for RFID in U.S. Libraries(NISO 2012/4/3付けの情報)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=2699026ca6dec1114d6535d706eff9b615c5562e

RFID for Library Applications(図書館でのRFIDについてのNISOのページ)
http://www.niso.org/workrooms/rfid/

RFID in U.S. Libraries(NISO RP-6-2012)(PDF版)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/8269/RP-6-2012_RFID-in_US_Libraries.pdf

参考:
図書館におけるRFID使用に関する国際標準規格ISO 28560が出版される

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