ゲーム

CA1719 - 動向レビュー:デジタルゲームのアーカイブについて―国際的な動向とその本質的な課題― / 細井浩一

1. Before It's Too Late 世界的に活動しているゲーム開発者、研究者のNPO組織「国際ゲーム開発者協会」(International Game Developers Association:IGDA)の専門部会である「ゲーム保存研究会」(Game Preservation SIG)は、2009年3月、最近のデジタルゲーム保存の現状と課題についての白書(以下、「ゲーム保存白書」と称する)を取りまとめた。...

トロント公共図書館、コンピュータゲームを提供

カナダのトロント公共図書館が、コンピュータゲームを提供すると報じられています。同館ではゲームの購入費として30万カナダドルを用意しており、利用者への貸出も行う予定のようです。若年層の利用者を増やすことが目的とのことで、すでに実施している米国の図書館では20%の利用者増につながったとも伝えられています。

Coming to Toronto’s libraries: video games(thestar.com 2010/3/23付けの記事)
http://www.thestar.com/news/gta/article/784282--coming-to-toronto-s-libraries-video-games

福井県に「TVゲーム図書館」がオープン

福井県のJR福井駅前の商業施設「えきまえKOOCAN」内に「まちなかTVゲーム図書館」が、2010年2月3日にオープンしたと報じられています。福井市役所の中心市街地振興課が市職員からの提供を基に集めた、1980年代から90年代のゲームソフト約130本とゲーム機5種が、館内でのみ無料で利用できるとのことです。

往年のTVゲーム無料体験空間 福井駅西に「図書館」オープン(福井新聞 2010/2/3付けの記事)
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=9786

米国の公共図書館でのゲームソフト貸出の現状

School Library Journalに、米国コロラド州の公共図書館でのゲームソフトの貸出の現状についての記事が掲載されています。ソフトは「Wii」「Xbox 360」「PlayStation 2」の3機種向けのものが多いこと、盗難よりも磨耗やキズなどによる問題の方が大きいこと、大きな図書館は業者から購入しているのに対し、小さな図書館では中古品を買ったり寄贈を受けたりしていること、などが紹介されています。

A Look at Public Library Video Game Collections(2009/12/16付けSchool Library Journalの記事)
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6711444.html

参考:
2009年の全米「図書館でゲームをする日」が終了
http://current.ndl.go.jp/node/15332

米国政府のSTEM教育の推進活動の一環で、米ソニーが図書館にゲーム機を寄付

米国政府が行う科学や数学(STEM)の教育を推進する活動の一環として、米ソニー社のゲームソフトを使ったゲームデザインコンペが行われるため、同社のゲーム機とソフト1,000組が図書館などに寄付されるとのことです。

White House Pushes Science and Math Education(NYTimes.com 2009/11/22付けの記事)
http://www.nytimes.com/2009/11/23/education/23educ.html

家庭用ゲーム利用者の推計600万人減、ゲームの医療分野、教育分野への活用望む声(日本)

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)がこのほど発表した調査報告書によると、日本の一般生活者の家庭用ゲーム参加率は29.4%で、全人口へ拡大推計した結果は3,107万人となるそうです。昨年の結果と比較すると、600万人ほどゲーム人口が減った計算になります。
家庭用ゲームのゲーム以外への活用期待分野としては、「医療・リハビリ」と「教育・学習」の回答が過半数の支持を集めました。報告書は、「“生活にもっと役立機能”が、たくさんの人々から望まれていることが浮き彫りになった」と分析しています。

日本全国で、およそ3人に1人(29.4%)がゲームファン
携帯ゲーム機に欲しい複合機能は、音楽、Web、カメラ
半数以上がゲームを「医療・リハビリ、教育・学習」に役立てたい!
(CESAプレスリリース)

E863 - 全米でイベント「図書館でゲームをする日」が開催される

2008年11月15日,図書館でテレビゲームやカードゲームなどを楽しんでもらうイベント「図書館でゲームをする日(National Gaming Day @ your library)」が,全米各地の図書館で開かれた。米国図書館協会(ALA)の呼びかけで初めて開催されたもので,600以上の図書館に,大人から子どもまで計約14,000人が集まり,他の図書館にいる参加者とオンラインゲームで対戦したり,各図書館内で開かれたボードゲーム大会に参加するなどして交流した。…

公的なテレビゲーム・アーカイブが登場(英国)!

英国では初となる、公的なテレビゲームアーカイブが構築されました。ノッティンガム・トレント大学と国立メディア博物館(National Media Museum)の共同事業として実施されているということです。

Uk's first official National Vidoegame Archive launched
(ノッティンガム・トレント大学のプレスリリース)
http://www.ntu.ac.uk/news/press_releases/68631.html

英:国立のテレビゲーム・アーカイブ設立
- 情報管理Web ニュース 2008/10/31付けの記事
http://johokanri.jp/news/?p=1021

図書館でゲームデザインを学ぼう!

若者向け図書館サービスの一環として、テレビ・ゲームを取り入れている図書館がありますが、最近では、ゲームを使ったサービスではなく、ゲームのデザインの仕方そのものを学ぶことができるワークショップが開催されているということです。米国のシャーロット・メクレンブルグ公共図書館でも度々、10代以下の子どもを対象に、ゲームデザインのワークショップを開催していますが、2次元のゲームを自分たちでプログラムを組んで作成していく過程で、子ども達は数学や物理の知識を自然と身につけ、少しずつ使いこなせるようになっているということです。

At the library, a lesson in video games
- Charlitte Observer 2008/7/22付けの記事
http://www.charlotte.com/408/story/721486.html

ALA、1億円の助成を受けてリテラシー能力とゲームの関係の調査を開始

米国図書館協会(ALA)がカリフォルニア州アナハイムで開催中の年次大会で、ベライゾン財団(Verizon Foundation)から100万ドル(約1億円)の助成を受けて、リテラシー能力におけるゲームのインパクトに関する追跡調査と、図書館におけるゲームの全米的な展開に向けたモデル構築をおこなうプロジェクトを開始すると発表しています。

American Library Association Receives $1 Million Grant from Verizon Foundation to Study How Gaming Can Be Used to Improve Problem-Solving and Literacy Skills
http://www.ala.org/ala/pressreleases2008/june2008/verizon08.cfm

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